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(回答先: テレビと橋下「維新の会」(上) 批判なく 市長には忠実〔しんぶん赤旗〕 投稿者 gataro 日時 2012 年 4 月 15 日 09:55:45)
米国流教育改革の落とし穴 橋下教育改革の未来像 投稿者 JKzappa
競争の果て...ニューヨーク教育改革の実情 教育条... 投稿者 JKzappa
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テレビと橋下「維新の会」(中) 記者の問題意識
「しんぶん赤旗」 2012.04.12 日刊紙 3面
大阪・毎日放送が夕方、放送しているニュース番組「Voice」。「教育改革」をタイトルに入れ込んだ2回の特集を組みました。2月16、17日のことです。
学ぶ喜び忘れる
報道部の記者がアメリカへ。9・11テロの翌年2002年にブッシュ大統領が提案した「落ちこぼれゼロ法」のてん末を取材したものです。学力向上のかけ声のもと、全米で学力テストを実施して、インターネットで公表。やがて下位の学校は閉鎖され、教育界はこんとんとしていきました。当時、「ゼロ法」導入にかかわった教授がインタビューに応えます。「失敗だった。学ぶ喜びを忘れる」
さらにその教授に、橋下徹市長と「維新の会」が打ち出した教育基本条例案を英訳したものを見せました。教授は、条例案の半分近くが教員の懲罰で占められていることに驚き、「パニッシュ(罰)、パニッシュ(罰)、パニッシュ(罰)。すごく否定的な姿勢」と言い、「私たちの失敗を繰り?返してほしくない」と助言しました。
番組放送の翌朝、この特集を見て、当の橋下氏は「怒り心頭だよ(笑い)」とツイッターに書き込み、「大阪の基本条例をアメリカの教育専門家に見せてコメントを求めた」と続けました。
橋下氏は番組をかわしたつもりでしょうが、大阪の条例とアメリカのゼロ法は、共通のルーツを持っています。イギリスのサッチャー首相時代の教育改革を手本にしたのです。昨年末、開催されたシンポジウムで、維新の会の市議が発言しています。
記者の問題意識
毎日放送のニュース責任者は言います。
「条例案に対して教育現場から『おかしい』という声があがっていました。私たちも疑問を持ちました。でも、橋下市長と対決しようとか、上から『ノー』をたたきつけようとして取材を始めたのではありません。大阪の教育改革を考える上で参考になればと思いました」
二つの条例案に続いて維新八策、原発再稼動問題と次々に発言する橋下市長。在阪民放の取材の現場からは「追っかけるのに必死で検証し切れていない。どこまで橋下氏の発言をニュースとして伝えるか、ニュース価値があるのかどうか見極める余裕がないことが、やっかいだ」という声が聞こえています。
さきのニュース責任者は「ジャーナリズムの基本は、記者一人ひとりがどれだけ問題意識を持ってニュース報道を出していくかだと思う。同じ問題意識が集まれば、チーム取材もできる」と言います。
※「Voice」の特集は、再構成して3月17日のTBS系「報道特集」でも放送しました。 (つづく)
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【関連サイト】
○MBS番組に怒り心頭の橋下徹(【堺からのアピール】教育基本条例を撤回せよ)
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3105675.html
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