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■この調子で来年6月までFRBの量的緩和(QE)が継続するのだから・・ふくれあがる通貨供給の中で、今後の株価の上昇は乱高下しながら、相当なものがあることが予想される。
ただし、それらすべての原資がFRBの量的緩和(QE)により、国債を買い入れてどんどんと増刷しているだけのドル(実際は電子的に発行されるのであるが)が元になっていることは肝に銘じておく必要がある。
今となっては、いくらでも買ってくれるFRBが信用の元となって、米国債も存在している。そして、その米国債にAAAの格付けがされて世界が買っている。
この構図は、サブプライムローンの時とまったく同じだ。あの時は、いくらでも上がる(はずの)米国の不動産が信用の元(担保)となって、それについての借金の証文がMBSやCDOなどの証券に化けて、AAAの格付けのもとに世界に販売された。そして米国に還流した資金が株価を高騰させていた。
サブプライムローンの時の不動産の値上がりに相当するのが、実は今の量的緩和なのだ。どちらにも真の意味の生産の裏付けがない。だから、QE2(あるいは、あるならば、その先のQE3)が終われば、サブプライムローンの時と同じく、資金の逆流と株価の下落が起きるだろう。あの時は、資金は証券化商品や株式から、本当の現金であるドルに戻りドル高を引き起こした。
今回は、ドル自体への不安が元となる逆流なので、資金は現物である資源とGOLDに移行する。(ヤマハFX)/ドル暴落?・・デフレとインフレの同時爆発(スタグフレーション)の可能性である。
■アメリカが進めるオイルマネー追放?・・今回の北アフリカ・中近東の騒乱で・・今までアメリカの『同盟国』であればアメリカは無条件に「投資・預金」を受け入れてきたが、今や『同盟国』でなくなれば「投資・預金」は無条件に「凍結」すると世界に宣言したことになる。
エジプトムバラク大統領の資産数十億円規模がスイス銀行により凍結され、これに引き続き、300億ドル以上のリビア関係資産の凍結が行われていますが、これで一体何が起こるかである。
慌てているのが、サウジアラビア、クエートやアラブ首長国連邦です。
北アフリカ・中近東諸国が運用します政府系ファンド(ソブリン・ウエルス・ファンド)が1兆5000億ドル、円換算で127兆円にも上っていると言われており、これらが今や凍結・没収のリスクがあると分かってきた。産油国関係だけで200兆円を超える投資勘定を持っていることになる。これらをいっせいに換金しようとすれば・・(NEVADA)/「石油のドル建て」が破綻し?「ドル基軸」が揺らぎ?、世界の金融システムに亀裂が走りはしまいか。
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