http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/217.html
Tweet |
(回答先: <シリーズ 原発の深層>第1部 原発マネーA/カラ工事の疑惑も(しんぶん赤旗) 投稿者 gataro 日時 2011 年 9 月 03 日 10:26:37)
札束でほっぺをはたかれると人権感覚も何もかも失い麻痺してしまう良い例がこれ。
==============================================
<シリーズ 原発の深層>第1部 原発マネーB/「1億ずつ頂いた」
「しんぶん赤旗」 2011.09.03 日刊紙 1面
原子力発電所が集中立地する福井県は、合計15基もの原子炉を抱えています。国から支給される電源3法交付金は年間杓100億円(2009年度)に及びます。
ある日の県議会の後、日本共産党の佐藤正雄県議は自民党県議から、こう話しかけられました。
「私らには原発技術のことは分からない。どうやって、原発行政を判断するのかといえば、それは地域振興だ。地域振興がOKなら、原発もOKなんだよ」
実際、原発マネーは地域振興に役立ったでしょうか。
日本原子力発電(原電)の敦賀つるが原発や日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」が立地する敦賀市の場合、電源3法交付金は1974年度〜2010年度の累計で462億7000万円に上ります。
製造業は廃れ
敦賀市の山本貴美子日本共産党市議はいいます。「市は、交付金依存のハコモノ行政を続けてきました。一方で、地場産業の育成に力を入れず、ものづくりは廃れてきました」。79年から09年にかけて、市の製造業は、事業所数が半減したのです。
原発マネーに依存する人たちの考え方も、荒廃していきました。
麻痺する感覚
福井県に隣接する石川県の志賀町で88年12月、志賀原発1号機の建設が始まりました。その5年前の83年1月26日、同町で、当時の敦賀市長、高木孝一氏が原発の「先輩」として演説しました。
「原子力発電所は、一瞬を争う事故というのはないそうです。そのかわり、100年たってカタワ(障害者を侮辱した言葉)が生まれてくるやら、50年後に産んだ子どもが全部カタワになるやら、それは分かりませんよ。分かりませんけど、今の段階ではおやりになった方がよい、いつまでも心配する時代ではない」
原発マネーは、その推進者たちの人権感覚だけでなく、金銭感覚も麻痺させます。
高木氏は、この演説でこういうことも語っていました。
同市の気比神社の修復費用を捻出するため、次の日に、北陸電力へ行って「1億円だけ寄付してくれ」と求めると明かしました。その上で、次のように述べました。
「この間、東京で動燃(現・日本原子力研究開発機構)、原電の二つをまわりまして1億ずつ、そりゃも、『分かりました』ということで、いただいて帰ったんです。こうして寄付してもらうわけなんです」 (つづく)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- <シリーズ 原発の深層>第1部 原発マネーC/暴力団が作業員集め(しんぶん赤旗) gataro 2011/9/04 09:17:35
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素16掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。