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「放射線防護庁をつくって命を守れ!」
http://news.livedoor.com/article/detail/5785167/
2011年8月12日掲載 日刊ゲンダイ
<暫定規制値の甘さもおかしい>
3・11から5カ月――。原発事故はいまだに収束のメドが立たない。牛ふん原料の堆肥から規制値を大幅に上回る放射性セシウムが検出されるなど、放射能汚染は拡大の一途である。11日の参院予算委で放射能の健康被害に対する政府の取り組みを追及したみんなの党の川田龍平議員を議員会館で直撃した。
放射能汚染の拡大に歯止めがかからない状況が続くが、政府が定めた暫定規制値の水準そのものが甘過ぎる。たとえば、問題の放射性セシウムは、野菜類、穀類、肉、卵、魚は1キロ当たり500ベクレルとなっている。
「チェルノブイリ原発事故を受けて政府は、輸入食品のセシウムの規制値を370ベクレルに設定しています。今回の暫定規制値はそれよりもはるかに緩い水準です。しかも、全国一律で地域的な実情も反映していない。大人と子ども、妊婦では規制値が異なって当然なのに、その考慮もない。いまだに暫定であること自体おかしい。本当に、命を守るという姿勢があるとは思えません」
この一点を見ただけで、政府の取り組みのズサンさ、いい加減さは歴然だ。
SPEEDIの結果公表の遅れをはじめ、政府の情報隠蔽、後手後手対策もひどすぎる。
「すべては官僚の保身と無責任体質が根底にあると思います。本来ならそうした省庁間の責任の押し付け合いを政治がコントロールし、政治主導で徹底した対策に乗り出すべきだったのに、これも機能しなかったのです」
では、これから何をすべきなのか。
「前から提案していることですが、(消費者庁を改組して)放射線防護庁という組織をつくり、命を守る対策を一元化して行うことが必要です。この防護庁の下で、汚染された土地の借り上げ、買い上げ、セシウムだけでなくストロンチウムも含めた徹底した放射性物質測定、汚染エリアの除染などを実施していくのです。もうひとつ。例えば汚染牛の問題ですが、全頭検査をやるにも測定機器の不足が指摘されています。だったら、国策として機器の開発・増産に取り組むべきです。この分野で技術立国・日本がパイオニアになればいいではないですか。とにかく、一日も早く徹底した対策に取り組まなければ、放射性物質はどんどん拡散してしまいます。今こそ、政治がしっかりしなければなりません」
永田町の政争劇など愚の骨頂。その間に被害は確実に広がっていく。
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