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(回答先: 中華人民共和国農業部漁業局の「漁政310号」: 東シナ海の尖閣諸島へ (読売新聞 投稿者 hou 日時 2010 年 11 月 18 日 00:05:26)
http://blog.canpan.info/terashima/
「尖閣諸島問題を考える」海洋フォーラム開催 [2010年11月17日(水)]
11月17日(水)、第75回海洋フォーラムを開催した。
今回のテーマは、9月7日に尖閣諸島の領海内で違法操業をしていた中国漁船が、逃走中に海上保安庁の巡視船に2度にわたって「接触」して、漁船船長が公務執行妨害で逮捕された事件に端を発して日中間の対立に発展した[尖閣諸島問題]である。
事件発生以来、尖閣諸島の問題は、日中両国だけでなく国際社会の注目を集め、マスコミを賑わせ、国会でも盛んに議論されてきた。この問題は、海洋に関する時事テーマを取り上げて開催している当財団の海洋フォーラムで取り上げるのにピッタリのテーマである。
問題は誰に講師をお願いするかであったが、安全保障や中国問題にも詳しい当財団の秋山昌廣会長が最適と考えて講師をお願いしたところ、ご多忙にもかかわらず快く引き受けていただいた。
講演では、先ず、尖閣諸島の概要、尖閣諸島の領有権についてのわが国の基本的見解の説明から始まって、以後、順次1960年代末からの中国の尖閣諸島を巡る動き、南シナ海での領有権拡大に向けた中国海洋戦略、中国の対外政策・海洋戦略の展開、近年の中国の近海防衛・沿海作戦の概要、中国の海洋実力と「人民解放軍政治工作条例」が掲げる世論戦・心理戦・法律戦の「三戦」等が説明され、それらに関する秋山さんの見解が述べられた。
そして最後に「日本がとるべき戦略」について、「尖閣諸島対策」としては、日本がとるべき直接防護の具体的諸方策、および世論戦・法律戦のソフトパワーの活用が提言され、さらに、「中国海洋戦略への対応」としては、日米同盟の実効化などの直接対応策並びに大国中国の国際秩序への組み込み・相互理解追求のための明確な意見交換などが提言された。
特に、直接防護における危機対応の準備のところでは、海上自衛隊が出るのではなくて海上保安庁の装備等を強化して海上保安庁で守りきることが重要と力説されたのが強く印象に残った。防衛庁における勤務や中国との付き合いの中で積み上げてきた秋山さんご自身の経験を踏まえた見解であり、説得力があった。
講演の後の質疑も熱心に行われ、出席者の講演内容に対する満足度はかなり高かったのではないかと思われる。
今回の海洋フォーラムは申しこみが多く、久しぶりに満員札止めとなる盛況で尖閣問題に対する社会の関心の深さが伺われた。報道関係者の参加がかなりあったのも今回の特徴である。
今回の海洋フォーラムの内容は、間もなく海洋政策研究財団のホームページに掲載されるので、関心のある方はそちらもご覧いただきたい。(了)
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