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(回答先: 池田ミッションは、昭和天皇の意向に違いない=残念ながら、決定的証拠がない(uedam.com) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 10 月 13 日 01:27:51)
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全日本人が知るべき豊下説=戦後日本の国体は昭和天皇がつくった
投稿者:ウエダ 投稿日:2010年 4月15日(木)20時10分14秒
こんばんは、皆さん、植田です。
豊下氏の話題の続きです。
この人の本を読んで思ったことをどんどん書いていきます。
今度の話題は、1996年という時点で『安保条約の成立』を書いたので、「天皇利用計画」のことを知らなかった、です。
加藤哲郎氏がアメリカの情報部が1942年4月にはすでに天皇利用計画を立案していた文書を発見しました。2004年のことです。アメリカでは情報公開法に基づいて2000年と2002年に戦争中の情報が公開されました。加藤氏は、別の案件を探していたのですが、偶然目にしたといいます。
で、その年の8月には、マッカーサーもこの計画を知りました。
池田ミッションと違って、ここは決定的証拠があります。
豊下氏が言います、まだ発掘されていない1996年の時点です、
「それでは、マッカーサーが、ここまで天皇の免訴のために奔走した背景とは何であろうか。」『安保条約の成立』P.150
だからそれは「天皇利用計画」をマッカーサーが実行していたから、となります。
しかし、このことを知らない豊下氏は、推論します、
「それは、46年元旦の天皇の〈人間宣言〉をうけて出された〈歓迎声明〉において、
『天皇は・・日本国民の民主化に指導的役割を果たさんとしている』とマッカーサーが述べた言葉に端的に示されているであろう。戦争のシンボルから民主化へのシンボルへの180度のイメージ転換を鮮明に印象づけることによって、マッカーサーはみずからの〈権力〉と天皇の〈権威〉による〈上からの民主化〉路線を内外に宣言したのである。」P.150
いや、これらのすべてがすでに「天皇利用計画」で立案されていました。
天皇を軍服から背広に換えて、デモンストレーションさせること、これもまたアメリカの日本人の心理改造計画の一つでした。
人間宣言もしかり、です。これは、日本人向けと言うより、天皇を戦犯として裁け、と合唱する海外の戦勝国向けへのメッセージでした。キリスト教たちには、天皇が神ということに我慢ならないわけでした。人間宣言を行うことで、天皇のイメージを和らげたわけです。
天皇が権威で、マッカーサーが権力である、というのは、まさに不比等戦略そのものです。マッカーサーは不比等戦略における太政官です。
要するに、それがアメリカの「天皇利用計画」だったわけです。
しかし豊下氏は2008年の『昭和天皇とマッカーサー会見』でも、まったく同様の権威・権力問題を述べています。この時点ではもう加藤氏による文書は発見され、公表されています。
きっと豊下氏は、自分の調査に忙しくて、そこまで注意が向かないのでしょう。
あ、これから私が知らせてあげましょう。
関西学院大学の教授のようです。
しかし1945年生まれといいますから、もう退職されているかもしれません。
豊下氏の研究は、全国民が知るべき、戦後日本人にとっての最重要の研究です。
「天皇利用計画」よりも、昭和天皇が戦後日本の「国体」をつくった、という事実の発見のほうがずっと重要です。
いや、うーむ、アメリカの文書は、アメリカの世界戦略の研究にとって決定的に重要です。
ま、どちらも重要です。
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