★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79 > 391.html ★阿修羅♪ |
|
暴走検察2・週刊朝日がゼネコン一斉聴取・本誌にリークされた“検察情報”[週刊朝日] http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/391.html
(回答先: 暴走検察1・小沢逮捕はあるのか・対談魚住昭×郷原信郎[週刊朝日] 投稿者 feel 日時 2010 年 2 月 03 日 00:09:18)
週刊朝日 2010年2月5日増大号 “裏ガネ”の焦点となっている胆沢ダム工事現場(左)と、下請け受注した中堅ゼネコン「宮本組」への強制捜査(1月19日)。円内は、捜査の行方を握る大鶴最高検検事 東京地検特捜部による任意の事情聴取は、当初の予定を30分ほどオーバーし、約4時間半で終わった。その約1時間半後の1月23日午後8時過ぎ、都内のホテルで記者会見に臨んだ小沢一郎・民主党幹事長は、こう力を込めた。 「私は不正なおカネは一切もらっていないし、秘書たちももらっていないと確信している」 しかし、検察が小沢氏をターゲットからはずすことはないだろう。 18ページからの郷原信郎、魚住昭の両氏の対談では、検察が「良識ある判断」をすれば、小沢氏本人の立件など、到底考えられないということだった。 実は、永田町でも”小沢立件”には懐疑的だ。自民党関係者はこう話す。 「小沢さん本人に行くのは無理でしょう。あったとしても『村岡兼造さんのパターン』だって言ってますよ。日歯連のヤミ献金で形式的な責任を問われて在宅起訴された、しょぼい政治資金規正法違反です」 ところが、”小沢聴取”の直前、編集部にこんな情報が寄せられた。ニュースソースは明かせないが、東京地検特捜部の「関係者」からのリークである。 「小沢は、何かあっても必ずやるよ。強硬派筆頭の大鶴(基成・最高検検事)さんは『証拠は揃った。あとは何でやるかだ』と話している。狙いはあっせん収賄だが、ダメでも政治資金規正法違反の『共犯』もしくは『共謀』であげられる。脱税でだってできるからね。ただ、最後は議員辞職と引き換えに手を打つという方向も残している……」 実はこの関係者、先週も本誌にこんな情報をもたらしていた。 「いま捜査の指揮棒を振ってるのは、特捜部長の佐久間(達哉)さんじゃなくて大鶴さん。大鶴さんは本気だから、弱腰の"上”に活入れて、石川(知裕衆院議員)逮捕にもってったんだ。石川は任意じゃウソばっか言ってたからな。週刊朝日もどうせまた検察の悪口書くんだろうけど、早めに路線変更しないと恥かくぞ。ゼネコンもベラベラ話している。石川もパクられて完オチだし。小沢も、もう完全にアウトだ。在宅でもなんでも起訴して有罪にすれば、公民権停止で、もう議員などやってられない」 この東京地検関係者によると、大阪、京都など関西の各地検からも敏腕検事6人を呼び寄せ、さらに”小沢立件”に向け応援が増える可能性もあるという。法務省や最高検は、こうした現場の先走りをかなり気にしているが、「もう、そんな段階ではない」(同関係者)ようだ。 「相手が民主党なんで、大鶴さんも法務大臣の指揮権発動の可能性もちゃんと視野に入れている。発動させないためにも、もっとマスコミを使って風を強く吹かせないと。場合によっては、国会に逮捕許諾請求を出さないといけないかもしれないし」(同) にわかに信じがたい話だが、現場はほとんどやる気だというのだ。キーマンは、最高検検事の大鶴氏のようである。別の法務省関係者はこう話す。 「彼は最高検検事でありながら、自分を東京地検の次席にして事件の指揮をとらせてほしいと、検事総長の樋渡(利秋)さんに直訴したとも言われています。『東北のゼネコン談合は検察内の誰よりも詳しい』とのアピールだったようですね」 確かに、検察内ではイケイケ派らしい。東京地検特捜部長就任時に、 福島県のダム談合事件では、現場が乗り気でなかったにもかかわらず、「これができるかどうかに俺の出世がかかっている」とハッパをかけたと言われ、知事だった佐藤栄佐久氏を逮捕・起訴したが、二審で検察側の主張がことごとく覆されて”実質無罪”判決となった(26ページ参照)。ちなみに、このとき検察が頼りにしたのが今回と同じく三重の中堅ゼネコン、水谷建設元会長の"証言”だった。 なんとも因縁めいた話だが、大鶴氏にとって”小沢立件”は汚名返上の最後のチャンスでもある。 では、どんな罪名が考えられるのか――。 巷間言われている「贈収賄罪」は、そもそも小沢氏は当時野党だったので、犯罪の構成要件である職務権限がなく、成り立たない。 先の東京地検関係者が言う「あっせん収賄罪」は、政治家に職務権限がなくても、公務員など職務権限者に対して口利きをし、不正な行為を行わせ、その報酬として賄賂を受け取った場合に処罰されるというものだ。これによく似た「あっせん利得罪」というのもある。こちらは、たとえ不正な行為をさせなかったとしても、口利きによって政治家が利益を得ていればアウトとなる。 今回のケースでいえば、小沢氏がダムエ事の発注権限を持つ職務権限者に口利きをして、その見返りに政治献金などの利益を得ていたことが証明されればいい。元東京地検特捜部長の宗像紀夫弁護士は、言う。 「テレビの解説者らは『立証が難しい』などと言っていますが、問えないこともないでしょう。事実、私が特捜部長だった94年、一連のゼネコン汚職で中村喜四郎議員を、あっせん収賄でやりましたから」 あっせん収賄で立件は可能か? しかし、そんな宗像氏の目にも今回の捜査はきわめて異常に見えるという。 捜査現場から聞こえてくる。”強気”とは裏腹に、本当は自信がないのか。となると、残るはやはり政治資金規正法違反か脱税か。 しかし、脱税は鳩山由紀夫首相のケースのように、後から納税することで逃げられる可能性もある。政治資金規正法違反はいかにも形式犯で、よほどの悪質性がなければむずかしい。 そこでポイントになるのが、ゼネコンからの「ヤミ献金」である。本誌も地検をまねて「ゼネコン一斉聴取」をやってみた。質問はズバリ、報じられているように小沢氏側に裏ガネを渡したのか? 各社の回答は以下のとおりだ――。 「政治資金という形で企業献金をしたことは事実ですが、小沢氏側に裏ガネを渡した事実はありません。また、その献金も胆沢ダムの工事受注を目的としたものではないと認識しております」(西松建設広報課) 「そのような事実はないと理解しております」(鹿島広報室) 「そのような事実はありません」(大成建設広報室) 「弊社を退職した者が供述しているような話になっていますが、弊社は08年に会社更生法の適用の申請をして、関係者はすべて退職をしており、確認はできません」(山崎建設総務課) 一方、この2社は回答拒否だった。 「そうしたお問い合わせには、いっさいお答えできません」(水谷建設管理部) 「広報担当の部署というのは弊社にありません。(記者対応の)責任者もおりません」(宮本組総務部) 真相は闇の中だが、自らの裏ガネづくりを隠蔽するため、身内である検察幹部を逮捕してしまうような組織である(27ページ参照)。ここまで拳を振り上げてしまった以上、もはや無難な妥協で終わりそうもない。 聴取の末にやってくるのは、「小沢逮捕」か「検察の敗北」か――。いずれにしても、その結末が、国民に何の利益ももたらさないことだけは事実である。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |