http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/868.html
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島原半島の12月25日は、晴れて、爽やかな冷気に包まれている。
以前は朝早くから仕事に行っていたこともあって、みのもんたの早朝番組をよく観ていたが、最近はほとんど見ることもない。
森ゆうこさんが、出演されたものは動画サイトで観た。
「ごくろうさまです。」という気持ちになった。
ほんとなら、小沢一郎ご本人が出るのが一番いいのだろうけどなあ・・・とも思った。
「ネットだけじゃなくテレビにも出てくださいよ」と、みのもんたが挑発したかどうかはっきりとは知らないが、もしそうなら朝ズバに出てみればいい。「ほんとに生で流すんだろうな。ほんとに出るぞ」とかネットで言ってみるだけでもいいと思う。
でもって、TBSが変な真似でもしようものなら、たとえば出してもほとんどしゃべらせなかったりとか、「丁重にお断り」とかしたら、抗議電話やらファクスを次々にぼくが浴びせる。
それだけでいいんだけどな・・・と心底から思う。
んでもって、例によって転載投稿になるけど、今日はちょっと古いものをひとつと、新しいものをひとつです。
まず、
「安逸な場所に逃げてはいけない」 これは『世川行介放浪日記』から部分転載
転載責任 みちばたの蝶:井ノ子俊一@長崎県島原半島
http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/92c2e524b95fba2bcb01336f200d7a6c
2010年12月05日 13時42分26秒 | 01 小沢一郎篇
・・・・・・・
先日、誰かが、
小沢一郎がニコニコ動画に出演した際に、
「これからは、マスコミではなく、ネットで主張する」
みたいなことを、小沢一郎が言っていた、
と、
少し嬉しそうな筆致で書いていたのを読んだ。
僕は、そのニコニコ動画を見なかったし、
見る気もないが、
その一文を読んで、
「もし、本当に、小沢一郎がそう語ったとしたなら、
小沢一郎は間違っている」
と思った。
僕の父親だった人は、
三代目の特定局長で、
自営業だった時代の特定局長も、一介の国家公務員になった特定局長も、
二つともを知っている男だった。
戦前の特定局長は、兼業兼職も自由で、
というよりも、兼業として特定局長をやっていて、
本業は、商売や政治だった。
僕の家は例外で、神主が本業だったそうだが、
当然、地域政治にも深く関与して、100年近くを過ごした。
そうした人間は、
言ってみれば、「田舎の旦那」的な存在で、
僕の父親もその例にもれないタイプの男だったが、
困ったことに、
いい時には旦那然として、大勢の前に威張って顔を出すのだが、
バツの悪くなる事態に直面すると、
母や僕に、
「お前、代わりに行って来い」
と代理出席させて、
自分は逃げた。
お蔭で、
僕は、
父親の代わりに、嫌な役は全部させられて、
僕は父親に逆らったことのない長男だったから、
それはするのだが、
「本当に、困ったおやじだなあ」
と、いつも思った。
この20年近く、
小沢一郎という政治家の行動を遠くから見ていて、
「この男は、うちの親父と一緒だな」
と、よく思った。
ちょっとバツの悪い場面に出くわすると、腰が引ける。
自分の顔を惜しむ「田舎の旦那」そのものだ。
まあ、
僕には、そんなことは本質的にはどうでもいいことだったから、
昔の親父を思い出して、苦笑しながら見てきたが、
しかし、
先日の誰かの文章が、小沢一郎の正確な発言だったとしたら、
「それって、冗談じゃないぜ」
だ。
執拗な抹殺キャンペーを持続するマスコミを避けて、
自分の応援団の多いネット世界に好意を感じる気持ちは、
それは、よく理解できる。
しかし、
たとえば、僕たちは、
そんなマスコミの現況や世間の対応に対して、
「ちょっと待ってくれ。
それは、少しおかしいではないか。
今、立ち止まって、考えてみようよ」
そう訴えようとして、300人ほどの人間が、
ネット世界から飛び出して、
立ち上がった。
その根底にあるのは、
この国のありよう、この国の理念、この国の将来を、
それまで、僕たちとは逆の視線で見ていた人たちに対して、
言葉と行動で語り、訴えよう、という姿勢だ。
それなのに、
その当事者である小沢一郎が、
いまだに、「田舎の旦那」的避難所に逃げ込んで、
「これからは、ネットを通じて…、」
などと語ったとしたら、
僕たちの行動は、何のためなのか。
僕は、
僕たちの立場から、
そんな姿勢を否定する。
小沢一郎は、
もっと、堂々と、
敵だらけの場所で、石つぶてを投げつけられながら語るのだ。
それが、彼に与えられた「使命」であるし、
裏返しに見たら、
その石つぶてこそが、彼の勲章であるのかもしれない。
その困難を放棄して、
居心地のいい場所に逃げ込んで、何かをしているような気になった時、
名無しの権兵衛たちで構成されたネット小沢信者たちは歓喜するかもしれないが、
無言の声援を送ってきた層の人間は、
小沢一郎から、無言のまま離れていく。
僕は、
「田舎の旦那」を、決して嫌いではないが、
しかし、
いま、
小沢一郎が、その場所に逃げ込むことだけは、
断固として、認めない。
小沢一郎さんよ。
あなたは、
自分自身のためではなく、
あなたの存在の有効性を信じて、
必死であなたを応援している人たちのために、
敵だらけの場所でこそ語り続けねばならない。
他者の理解を得ようと思うなら、
人は、
声を嗄らしてでも、
語って、語って、
語り続ける以外に、
他にどんな方法も、ない。
僕は、
そう思う。
以上最初の転載終わり。さて次の転載は
「小沢一郎Ustreamインタビューで見えたもの」 これは『Aobadai Life』さんから全文転載です。
2010年12月25日(土) 06時52分14秒
小沢一郎Ustreamインタビューで見えたものテーマ:政治・社会・文化論
12月23日(祝)にフリージャーナリストの岩上安身氏が、民主党の小沢元代表の単独インタビューを行って、この模様が、USTREAMだけでなく、ニコニコ動画でも放送をされて、たいへんな反響となった。
メディアはさっそく、このインタビュー内容を捏造編集して、世論操作用に歪んで報じているが、その報道を鵜呑みにするのではなく、ぜひ、自分の目で一度、見ていただきたい。
実際のインタビュー内容と、メディアが報じる内容が、いかにかけ離れているかということを、まず認識されるはずだ。
■岩上安身氏オフィシャルサイト(映像)
■阿修羅・本のセンセのブログより(テキスト版)
http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/782.html
マスコミは自らに都合が悪いことをけっして報じることはないが、小沢氏はインタビューの中で、マスコミの現状について、次のように語っている。
----------------
岩上「説明責任を果たせという周囲の声がありますが
いつもオープン会見をしておられる。
<省略>
どんな思いで記者会見をつづけておられたのでしょうか」
小沢「一人の人間として、国民全員に説明するのは不可能。
だからメディアに説明している。
どなたでもおいでくださいと、
記者クラブ以外でもどんな人でもいいですよ、
という方針でやりましたし、既存の大手メディアから、
けしからんと言われる理由だったと思いますが、
本当に改革しようとすると、
旧体制で既得権をもっている人は反発するにきまっている。
その旧体制の中で一番既得権をもっていたのが
メディアじゃないでしょうか?
情報独占ですから。情報だけでなく、
いろんな既得権をもっているから。」
岩上 「クロスオーナーシップについてどうですか? 」
小沢 「事実上すでにお題目になっている。徹底しなければならない
同時に、テレビ、電波の免許、新聞の再販も、
みんなこれは独占権なんですよね。
ある程度 競争の原理を入れないと、小泉流とは違いますが、
そんなこと言うから余計にらまれる(笑)」
----------------
メディアによる執拗な個人攻撃の理由として、メディア自身が情報だけでなく、さまざまな既得権、独占権をもっていること。そしてそのことに、小沢氏がメスを入れようとしたことが、バッシングの原因になっているという認識をひとつ持っているようだ。
----------------
小沢「一番の権力は大きなメディアです。
それ(メディア)が正確に伝えさえすれば、
かなりの(国のシステムの)部分オープンになると思うんです。
最近の記者は、本人に裏を取るということを
ほとんどしなくなっている。
自分達の都合のいいように報道しちゃいますから。
しかし今言ったように、大きなメディアが、
きちんと勇気をもって真実を語れば、
日本社会はもっともっと透明になると思います。
自分達が既得権をもっているから、
それをやりきれないんですよ」
------------------
既存のメディアの腐敗ぶりに、小沢氏は限界を感じる一方で、インターネットについては次のように語っていた。
------------------
岩上「我々のようなインターネットメディアに対して、
小沢さんに出ていただこうと考えて頂いたのは
大変ありがたいのですが、
きっかけをお聞かせいただければ」
小沢「最近要請があった場合には出ようと心がけているのですが
スピーディーに、ありのままを伝達してもらえるということ
ですね。
7,8年前は、選挙なんかでも、僕らの政権の発表や
意識調査とは 一致しなかった。
最近急速にネットを使う人が増えて
一番の特徴はその人たちが行動するようになった。
行動に移さなかった。
最近は量も増え、行動に移す人が増えた
既存のメディアよりも、ネットの方がいいと思う
------------------
小沢氏は自身の実像をネットが「ありのまま」に伝えてくれる点、さらには、そのユーザー(国民)が量においても、質においても、行動に移していってくれる点を評価しているということだ。
さて、長くなるので、すべてを引用することは割愛させていただくが、私が小沢氏のインタビューを見ていて、もっとも感動したのは、その国際情勢、外交、国家戦略のあり方についてなど、その辺の政治家や、また私たち市井の人間と比べて、はるかに圧倒的に高いレベルの見識をもっていて、そして知られざるところで、行動にも移してきているということである。
いつのまにか、小沢氏は反米政治家であるとか、媚中政治家であるとかいうレッテルが貼られているが、そんなことはない。主権国家である日本の政治家として、アメリカにも中国にも媚びることなく、堂々とモノを言ってきたにすぎない。
つまり、自民党時代に、「日本改造計画」を出して、世の中に衝撃を与えてから、小沢氏はその政治家としての信念や、矜持というものは変わっていないということである。
この頃の政治家は、すっかり軽くなってしまって、すぐに力のある者にすり寄っていく傾向があって、つまり、アメリカや、官僚や、マスコミなどの既得権力に、自ら進んで取り込まれて、その果実を食べつくそうとする。
一方で、小沢一郎はそれらに媚びることなく、政治家として、己の信念を貫いてきたからこそ、逆に既得権から常に狙われる立場でもあるが、だからこそ、外交でも、内政でも、独立した政治家として、堂々と主張ができると考えるのである。
------------------
岩上「(普天間移設問題における)
アメリカの圧力はどう掛かっていた?」
小沢「鳩山内閣をつぶそうというのではなくて、
言うとおりせい、ということなんでしょうね。
鳩山さんは沖縄のことを考え、
国外あるいは沖縄以外と一生懸命努力した。
しかし、外務省、防衛相は全てアメリカの言うがままだった。
それを乗り越えるのは大変だった」
-------------------
やはりネット上で多くの議員、識者が発信してきたとおり、外務省と、防衛省のアメリカへの隷従ぶりはひどいということは、事実だったようだ。それは一国の首相の力をもっても変えられるものではなかった。
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岩上「それら(外務省、防衛省)がアメリカの言うがまま
というのはどういうことか?」
小沢「アメリカは日本の復興を助けてくれたのは感謝する。
しかしその中で官僚も何となくアメリカに依存するようになった。
依存するというのもあるが、
アメリカの言うとおりにしていた方が楽だ。
国民もこれはよくない。
日本国民が舐められて、信用されない、
これが一番の問題だ。
日本人が自分の意思をもって自分で考えて行動する
これがないから信用されないんだ
(日米)同盟は対等な関係であって、対等な関係ではない。
一方、アメリカにしてみると、その方がいいと思う節もある。
でも、本当に彼らが深刻になった時、
彼らだって頼りがいのある国が 同盟者じゃないと困るはず。
彼らだってそういうことを考えているはずだ。
でも、情けない現実が存在する」
------------------
敗戦し、GHQに統治されて以降の日本の属国構造は、
小泉政権以降、さらに強化され「第二の占領」が進んだ。
しかし、それはアメリカにのみ原因があるわけではなく、
日本人が「そのほうが楽だ」として、自ら望んだ結果でもある。
しかし、それでは、日本人が世界から信用されない、舐められる。
まさに現在の国際情勢から孤立した日本の立ち位置そのものである。
また小沢氏は緊迫する北朝鮮情勢について、彼自身の、中国の政権中枢に根ざしたパイプから、興味深い話を聞かせてくれている。
-------------------
岩上「日本が国際社会の力学の中に置かれている
中国がNoというだけで北朝鮮の侵攻は不可」
小沢「中国は現状維持ですから。
ぶっ壊したらごちゃごちゃになって、
朝鮮族というのはもともといっぱいいる。
国民の交流が激しくなって統治の上で非常に困る。
その気持ちはわかるけど、
あんな乱暴は止めさせなきゃだめだと言わなきゃいけない」
-------------------
なるほど、朝鮮半島に関する中国の考え方は「現状維持」とは知っていたが、その背景には、中国の民族問題、具体的には、朝鮮族の問題があるのだとは、想像もしなかった。
そして、今回のインタビューの最大の驚きである。
なんと、11月の横浜でのAPECで、小沢一郎は、中国側からの要請で、胡錦濤国家主席と会っていたのだ。
菅首相が、尖閣問題もあって、会える会えないだの、立ち話だの、いや、あれは会談だの、と言っているうちに、中国側から会ってほしいと頼まれる小沢一郎の、存在のすごさである。
--------------------
小沢「胡錦濤氏がこの間(11月の横浜APEC)、日本に来た時、
『会いたい』と言うから(会った)。
僕は儀礼的な社交辞令で会うのは嫌いだから
『結構だ』と言った。
<省略>
ビスコンティ『山猫』の
「変わらずに残るためには変わらなければならない」
を送り、
(中国が民主化して、)変わらないとだめになるよ、と直言した。
--------------------
なんだか、菅や仙谷が腰抜けの外交を繰り返す中で、あの胡錦濤に対して、民主化を促すという政治家としての大物ぶりである。やはり、こういう人に、日本の首相をやってもらいたいとつくづく思う。
小沢一郎がネトウヨの言うとおり、媚中派とくくられるなら、一番、中国にとって、耳が痛い「民主化すべきだ」という意見をぶつけるなんてことはできないはずである。
そして、尖閣問題である。
---------------------
小沢「前から(中国に)言っていますから。
尖閣諸島は中国の支配下に入ったことは一度もない。
琉球の一部だ。
だから日本の領土だ、そこは絶対譲らんよ
ケ小平に任せたもんだから
もう20年経ってるじゃないか。
もう解決しなさいと。
日本の領土ということで完全決着だ。曖昧にはできないよ」
岩上「稚拙な対応 アメリカ頼み、いきなり釈放
小沢さんだったらどう対応していましたか」
小沢「事実通りであれば、明らかに領海侵犯だから、
法に照らして処分すべき。
釈放の決定を那覇地検の次席検事が発表。
これはまったくおかしい。
役人が国際間の重大問題に関が見て釈放とか逮捕とか、
そんなバカなことはあり得ないことですよ。
民主主義国家として、政府が決めるべきです。
それ以上に大事な国益にかかわる問題だから、
政府がしっかり言わなきゃいけない。
一官僚にいわせるなんておかしい」
---------------------
ここでケ小平の名前が出てくるところが、また驚きである。
まして、その弟子の弟子の胡錦濤なんて・・といったところか。
20年前には、自民党の幹事長で権力中枢にいた小沢一郎としては、この問題についても、本質をよくわかっているわけである。
そんな小沢からすれば、仙谷の今回の対応は我慢ならないものだろう。
さて、こうして小沢一郎のインタビューを振り返ると、実に、愉快な気持ちになる。
それは、日本には、まだこのように、独立国として、きちんと外国にモノが言えて、そして国家を語れる政治家がいるということだ。
しかしながら、メディアの報道ぶりと、小沢一郎の実際のインタビューを比較して明らかにように、メディア(マスコミ)からすると、自らの利権にとって脅威となる政治家は排除しなければいけないから、徹底的な個人攻撃、ネガティブキャンペーンをはる。
小沢一郎がテレビに登場すると、暗い音楽で印象操作され、御用コメンテーターには台本にそってボロクソに叩かれ、さらに代表選になると、今度は愛人スキャンダルまででっちあげられる。
そして、そのメディアの世論操作をまともに受けた人々が、「魔女狩り」の風に乗って、小沢一郎は極悪人であり、守銭奴であり、売国奴であると、決めつけてしまう。
だが、実際は、たとえば、中国に対してここまでモノがきちんといえて、また日米同盟のありかたについても、独立国としてはどうあるべきかという角度で考えている政治家はそうそういない。
私たちは、小沢一郎がインタビューで、
「国民が直接行動するというのが、インターネットで量も質も増えてきたように思います」
と語ったように、既存メディアの世論操作に負けず、国益に資する政治家は誰かということを見極め、この国の再興のためにも、応援をしていかなければならないと思うわけである。
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