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谷内の「怒り」でイラク侵略に加担した小泉首相
2010/12/24(金) 午前 11:54
無垢の市民6万6千人の命を奪ったブッシュ政権によるイラク戦争(=侵略)に対する検証が世界的に始まっているが、小泉首相がそれを支持したことに、谷内正太郎・内閣官房副長官補(当時)の個人的感情と強引な国連決議解釈が与っていたことが明らかになった。
それは、安倍晋三・官房副長官が谷内副長官補と組んで拉致問題を悪用し、福田官房長官を出し抜いて首相ポストを獲った下克上の伏線でもあった。
小泉首相がイラク戦争2日前の2003年3月18日、記者会見で「イラク戦争を支持する」と述べ、閣内議論を経ずに独断で支持に走ったことは知られている。
安倍官房副長官を通してそれを促したのが谷内官房副長官補であることも知る人ぞ知ることであるが、、今朝の朝日新聞の特集記事「イラク戦争検証 日本は」に、谷内氏の「積極関与すべきだと思った」との談話が掲載されている。
「01年12月、英国のシンクタンク責任者から『米国は02年春にも武力行使を行う』と聞いた。帰国後、日本の対応について内々に準備を始めた。国連安保理では武力行使容認決議が採択される見通しはなかった。このため湾岸戦争時の決議などで正当化出来ると思った。苦し紛れであったが、×が付く解釈とは思っていない。
同盟国の米国が、国際社会の反対を顧みず武力行使に踏み切ろうとしている時、『やめておけ』という態度はとりえない。同時に私には、フセインへの怒りがあったので、日本はもっと積極的にかかわるべきだと思っていた」
この発言からうかがえることは@国連決議を軽視した米国への盲従的態度、A強引かつ身勝手な決議解釈、B私憤で外交を弄ぶ感情的姿勢、の3点である。
それをもって小泉首相の「リーダーシップ」を巧みに利用したと読める。
周知のように、ブッシュ大統領は「フセインは大量破壊兵器を製造維持している」(03年1月一般教養演説)とし、イラク戦争の大義としてトレーラー型生物兵器製造施設、アルカイダとの関係を挙げたが、後に、いずれも「証拠はない」(米調査団04年10月)とし、濡れ衣であったことが明らかになった。
ブッシュ自身が08年12月に米テレビで「大統領在任時の最大の痛恨事は、イラク情報の誤り」と語っている。
米国のイラク戦争は、国連決議違反の大義のない侵略であったことは国際法上、明白である。
ウィキリークスが暴いた米外交機密文書は、それによりイラク人が10万9千人死亡し、民間人が6万6千人以上含まれること、一例として米軍ヘリが民間人12人を機銃掃射して殺害したこと、イラク兵による拷問・虐殺を黙認したことなどを明らかにした。
いずれも米国がひた隠していたことである。
これは明白な戦争犯罪であり、当然、国際法廷で裁かれなくてはならない。
谷内氏にそうした意識がいまだに希薄で、粗雑な自己弁明に汲々としているのは遺憾なことである。
なお、朝日記事によると、日本は外交分析のない政治風土であるが、昨年、谷山博史・日本国際ボランテイアーセンター代表理事らが「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」を結成し、民主党の斉藤衆院議員らが今月2日、検証を求める議員連盟を結成した。
独断的な小泉首相の提灯持ちをした安倍氏が福田氏を出し抜いて首相になると、谷内氏は外務次官に昇進し、ジャパニーズ・ネオコン路線の中軸を担った。
その中で、拉致問題でも同じパターンが繰り返され、個人的な感情に走り、「一時帰国の約束違反」、横田めぐみの遺骨鑑定書捏造などの情報操作を企て、日朝関係を破綻させたのであろう。
その具体的な検証もこれからである。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42331460.html
(新世紀人コメント)
ヤチは今もって大いに健在であり、日本をイラク戦争に引きずり込んだ確信犯と言う事だ。
全く反省なんかはないだろう。竹中と同様の人間だ。
一つ付け加えたい事は、彼が大変に思い上がった人物であるという事だ。
勝手に国と国民をあらぬ方向に引き回して行く。しかも思想らしきものも無く金融資本の欲望からでもなく、単なる属国宦官根性の思い上がりによって、特殊近代日本の科挙制度的試験社会に群がった不浄の輩共の下司根性によって、醜い生き様を晒して、ナカソネの歩んできた足取りに続いただけのことである。
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