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政治刷新のため、自公対反自公・安倍政治
の分かりやすい対立構図を構築すべきだ !
日本の支配者の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/01/29より抜粋・転載)
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1)〜12)は前2回投稿済みです。以下はその続きです。
13)希望の党の中の革新派と維新類似勢力
とは、分離・分党すべきだ !
希望の党の中の革新派と維新類似勢力とは、水と油である。早急に袂を分かつ必要がある。
希望の党の中の革新派は、立憲民主党に近いが、法律の制約で党籍を変更することができない場合がある。両者の中間に位置するのが、現在の執行部であり、彼らは、民進党の伝統である「鵺(ぬえ)」の体質を継承している。
この勢力と参院を中心に残存している民進党、そして、民進党の党籍を持ちながら、無所属から出馬した「無所属の会」が、類似した属性を有している。
14)民進党内の隠れ自民派と「無所属の会」は、
新党鵺」を創設すべきだ !
彼らが集まって、「新党鵺(ぬえ)」を創設するのが良い、と考えるのは、私だけではないだろう。
しかし、名護市長選では、民進党が稲嶺進氏の推薦を決めた。
稲嶺氏を支持するということは、辺野古米軍基地建設反対と同義であり、明確に、安倍政治と対峙するスタンスを示したことを、銘記しておくべきだ。
こうもりのようなあいまいな政策スタンスを示すことが、政界再編、政治刷新の最大の障害になる。したがって、旧民進党勢力は、安倍政治支持勢力と安倍政治対峙勢力とに、明確に二分されるべきなのである。
15)安倍政治支持勢力と安倍政治対峙勢力に
明確に二分される事が、政治刷新に不可欠だ !
日本政界が、安倍政治支持勢力と安倍政治対峙勢力に二分されることによって、これからの日本政治が格段に分かりやすくなる。衆院選は小選挙区が、参院戦は32の1人区が勝敗を決めるキャスティングボートを握る。
この選挙制度を踏まえれば、候補者が一対一の構図になることが絶対に必要なのだ。
安倍政治支持勢力と安倍政治対峙勢力が真っ向勝負になれば、安倍政治対峙勢力が、政権を樹立するのは、時間の問題になる。
16)反安倍政治勢力が拡大・団結すれば、
次期総選挙で、政権交代が生じる確率は、高い !
次の総選挙で政権交代が生じる確率は、5割を超えると言って間違いないだろう。
だからこそ、日本の支配者である米国は、このような二項対立の構図が構築されることに対して最大の警戒を払っている。
この図式構築を阻止するために、あいまい勢力=鵺の政党を温存しているのだ。
裏から糸を引いているのは連合である。
同時に、安倍政治に対峙する勢力のなかで、共産党との共闘を阻止することに力が注がれている。
17)共産党を含む安倍政治対峙勢力が、確立
されれば、巨大な力を発揮する !
共産党を含む、反安倍政治勢力が確立されれば、巨大な力を発揮する
これを回避するために、共産党との共闘を徹底的に妨害しているのだ。
これを裏側から考えれば、何をすれば良いのかが明白になる。
18)あいまい勢力の民進党・希望の党を完全分離
・分割することが重要だ !
一つは、あいまい勢力の民進党を完全分離・分割すること。
自公政治を支持する勢力と、自公政治に対峙する勢力が、完全に分離・分割することが何よりも大事だ。もう一つ、欠かせないことが、野党共闘の枠組みに、共産党を確実に組み込むことである。
これが成立するなら、政権交代、政治刷新は、時間の問題になる。
この基本を踏まえて、次の総選挙に向けての「一選挙区一候補者」の体制を早急に確立することが求められている。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を
目指しているが、「保革二大勢力体制」を構築しない
と、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を
目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の
既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を
担ってきたのが、CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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