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立憲民主党が、稲嶺進氏の支持方針を固めた事で、自公に激震が走っている !
公明党が自民党に従属した深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/01/25より抜粋・転載)
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1) 〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)渡具知氏は、辺野古基地建設容認と見られている !
自公が推薦する、渡具知武豊(とぐちたけとよ:56歳)候補は、市議時代には、建設容認だった。
市長選に出馬表明した後は、賛否を明確にせず、「司法判断を見守る」との発言を示しているが、実質的には、基地建設容認であると見られている。
公明党県本部が普天間飛行場の県内移設反対を掲げていることを踏まえて、表立って辺野古米軍基地建設容認の言質を示していないのだと思われる。
名護市内の公明票は、約2000票とされている。前回2014年選挙での得票差は、4300票であり、2000票は、重みのある数字である。
8)南城市長選で、基地建設反対を訴える候補者が、
勝利した事で、自公に激震が走っている !
その公明党の山口那津男代表が、安倍首相の平昌五輪開会式への出席を求めた。
安倍首相が、この提言を受けた上で、平昌五輪開会式への欠席を決めれば、自公の間の溝は拡大する。そのことが、直ちに名護市長選挙にも影響する。
これらの事情が、安倍首相の開会式出席方針決定の、大きな背景になったと考えられる。
自民党幹事長は、自民党選挙の責任者でもある。名護市長選の重要性を踏まえて、二階氏と山口氏の共同表明となったのだろう。名護市長選情勢では、これまで、自公推薦候補の優勢が伝えられていた。
ところが、1月21日の南城市長選で、基地建設反対を訴える候補者が、勝利したことで、激震が走っている。
9)立憲民主党が、稲嶺進氏の支持方針を固めた事
で、自公に激震が走っている !
さらに、立憲民主党が、基地建設反対の現職候補である稲嶺進氏の支持方針を固めた。情勢は急転直下、激変していると言ってよい。沖縄に新たに米軍基地を建設することは適正でない。
辺野古米軍基地建設NOの民意を、今回の名護市長選挙で、改めて明確に示す必要がある。そのために、日本全体が連帯して、2月4日の名護市長選に力を注ぐ必要がある。
10)安倍政権が、沖縄県民を、札束で頬を叩くようなやり方
で投票を誘導する事は、卑劣極まりない行為だ !
「辺野古に米軍基地を造らせない」ための市民の闘いに対して、札束で頬を叩くようなやり方で投票を誘導することは、卑劣極まりない行為である。礼を失した対応である。
こうした対応を示すこと自体が、沖縄蔑視、沖縄差別の象徴であるとの批判が生まれるのは、順当なことである。
地域振興、国民の生活の安定は、基地問題とは無関係に、政府が果たすべき責務である。
理不尽な要求を突き付けて、この要求を呑むなら金をやるが、歯向かうなら金をやらない、という類の振る舞いを、控えるべきである。
11)土地改良事業や直接交付金の力で、投票を誘導しようと
するような行動を、名護市民は容認するべきでない !
土地改良事業や直接交付金の力で投票を誘導しようとするような行動を名護市民は容認するべきでないと思う。
「金には代えられないもの」の重要性を大切に考えなければならない。
日本の敗戦から73年もの時間が経過しようとしているのである。
それなのに米軍がいまなお日本に駐留していること事態が異常なのだ。
しかも、沖縄は、日本が国際社会に復帰し、独立を回復した時点で、日本から切り離された。
安倍首相が、日本の記念日にしようとしてきた、サンフランシスコ講和条約調印の4月28日は、沖縄にとっては、「屈辱の日」なのである。 ―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 自公連立前の公明党のスタンス: 政権交代で改革実現 !
(1) 自民党の一党支配を打破し、新政権軸を目指す !
(石田委員長)公明党の基本路線:
1993年7月、総選挙に臨む基本姿勢について、石田委員長は「自民党の一党支配の下で、『政治腐敗が起こる 改革が叫ばれる 改革が実現しない 選挙で政権が動かない また腐敗が起こる』というような“悪循環”が何度となく繰り返され、今まさに政治不信はその極に達している。
この『“悪循環”を繰り返してきた最大の原因』は、“自民党に代わる政権の受け皿がなかった”ということであると思う」と日本プレスセンターで発言しました。
自民党政権を打倒して、細川政権は、1993年(平成5年)8月に発足した。非自民・非共産8党派の連立政権であり、公明党も連立した。
(1998年まで、この政権交代を目指す路線を続け、自民党・マスコミから昭和32年の大阪事件以来、迫害・誹謗中傷をうけていました。公明新聞1993年7月6日号3面)。
(2)政権を選択できる、二大政党制をつくりたい !
(浜四津敏子代表)
U 自民党の「反公明党・創価学会キャンペーン」
1998年以前、政権交代を目指していた、公明党・創価学会攻撃のため、
自民党がつくった主な組織 :1979年4月、池田第三代会長は、辞任させられた。
次第に自民党への戦う精神が弱くなり、1999年自民党と連立した。
自民党・CIAは、一次・二次宗門事件(日蓮正宗と創価学会の内紛・自民党・CIAによる分断工作)の黒幕であった !
★「創価学会等の社会的不正を糾す議員連盟」:中心者:三塚博元大蔵大臣
★「民主政治研究会」:代表:島村宜伸(しまむら・よしのぶ)元文部・農林大臣
★「憲法二十条を考える会」:代表:亀井静香・元運輸・建設大臣
★「四月会」(死学会):代表幹事:俵孝太郎(評論家)
顧問:勝部真長(お茶の水女子大学名誉教授)、秦野章(元法務大臣)、
藤原弘達(評論家)
V 自民党権力に迎合・屈服した公明党の理由は ?
魚住昭氏の主張:(魚住昭『差別と権力』講談社2004年、295〜296頁より抜粋・転載)
後に、野中広務元幹事長が、自公政権作りを成し遂げた後、有力支持者の1人が「どうやって学会・公明党とのパイプをつくったんですか」と野中に聞いた。すると野中はこう答えたという。
「叩きに叩いたら、向こうからすり寄ってきたんや」と著書にしるしている
公明党は改革派から真逆の悪徳派・自民党従属に大変質した。
W 大悪政・大失政の自民・強力支援・公明党の超ど級共同責任 !
「公明党が野党共闘して、公明党の支援がなかったら
落選していた自民党議員、本当は、175人 !
自民党の獲得議席は、119 議席、野党へ転落 !
X 公明党元幹部が、安保法案強行採決に
「公明党の行動は万死に値する」と怒り
元公明党副委員長の二見伸明氏が批判 !
(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/:2015年7月23日より抜粋・転載)
〈週刊朝日〉: 安保法制をめぐって国会前や全国各地で広がるデモ。政治と縁遠い若い世代が声を上げているのが印象的だ。強行採決を受け、元公明党副委員長の二見伸明さん(80)は公明党の罪を指摘する。
* * *
公明党から「平和の党」という看板は完全に失われました。山口那津男代表をはじめとする執行部は、総退陣すべきです。
山口代表が1990年に初当選したあと、私の議員事務所に来て、集団的自衛権について議論したことがあります。
そのとき彼は、「集団的自衛権の行使は、長い間にわたって政府が違憲と判断してきた。それを解釈改憲で認めることはできない」
と話していました。弁護士らしく、筋の通った話でしたよ。それがなぜ、安倍政権の解釈改憲に賛成するのか。
いつ変節してしまったのか。まったく理解できません。
今でも私と付き合いのある公明党の党員や支持者は、本心では全員が反対です。法案の意味を理解しようと思っても、意味がわからないからです。
今こそ党員や支持者は、昨年7月の集団的自衛権の行使を認めた閣議決定から強行採決に至るまでの経緯を検証して、公明党執行部がどういう役割を果たしたかを総括すべきです。
今回の安保法案は、審議に116時間もかけたのに、安倍首相からはまともな回答は一つもなかった。
それに協力した公明党の行動は、万死に値します。※週刊朝日 2015年7月31日号
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