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「オール沖縄」支援候補・古謝景春氏が、
今回の市長選で勝利した意味は、極めて大きい !
公明党は、前回は自主投票だったが、
今回は、自民系渡具知候補の支援に回る !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/01/22より抜粋・転載)
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1) 評論家の西部邁氏が、多摩川に入水され、亡くなられた !
元東大教授で、評論家の西部邁(にしべ・すすむ)氏が、亡くなられた。多摩川に入水されたという。
衝撃的なニュースであり、深い悲しみに包まれるが、謹んでご冥福をお祈りしたい。
日本の知性が、現世を去られた。この直前まで、発言を続けられたが、自死を示唆されていた。
私が、大学の教養課程に在籍していた折には、教養学部の教官をされていた。
その後、大学の人事案が否決されて、大学を去られた。
それ以前に、別の方を、教官として採用する話があり、その方と一緒に、新宿でお会いしたのが、最初の直接の接触だった。その後も、折に触れて、声をかけてくださった。
2) 西部邁氏は、保守の論客として、発言と表現を続けてこられた !
保守の論客として、そして、日本を代表する知性として、発言と表現を続けてこられた。
自死という最期を遂げられたが、死は、人間の宿命である。
我々は、死を恐れるが、死から逃れることはできない。
その死を見つめて、死を恐れずに、行動を遂げられた。
自死を賛美するつもりはないが、有言実行の死をも、克服する生き方であった。
3) 西部邁氏は、最期まで、言論人であることを貫いた方である !
「言論は、虚しい」の言葉を、最後に発せられたが、言論を否定されたのではなく、最期まで、言論人であることを貫いた方である。
何度もお会いして、お話をする機会を得たが、先立たれた令夫人に対する、思いをいつも語られていた。人間の存在、慈愛のあり方、そして、人間としての出処進退のあり方について、私たちに投げかけられた姿に、考えさせられることが多い。
残された親族の方々に、思いをいたすとともに、心からのお悔やみを申し上げたい。
その1月21日に、沖縄県南城市で、市長選が実施された。
4)沖縄県南城市の市長選で、4選をめざした、
古謝景春氏が、僅差で当選した !
無所属新顔で元衆院議員の瑞慶覧長敏(ずけらんちょうびん)氏と、無所属現職で4選をめざした、古謝景春(こじゃけいしゅん)氏の一騎打ちの選挙になったが、瑞慶覧長敏氏が、65票の僅差で勝利した。瑞慶覧氏は民進、共産、社民、自由、沖縄社会大衆推薦で沖縄県知事の翁長雄志氏も支援した、いわゆる「オール沖縄」候補である。
古謝景春氏は自民、公明、維新が推薦し、安倍政権が支援した現職候補だった。
両候補者の得票は、瑞慶覧氏が、11429票、古謝氏が11364票だった。
当日有権者数は、3万4328人で、投票率は、過去最低の66・92%だった。
翁長雄志知事が、就任したのは、2014年12月だった。
5)「オール沖縄」支援候補・古謝景春氏が、今回の市長選
で勝利した意味は、極めて大きい !
これ以降の沖縄県内の市長選では、自民候補が勝ち続けてきた。
いわゆる「オール沖縄」支援候補は、市長選で勝利出来ずに来た。
その「オール沖縄」支援候補が、今回の市長選で勝利した意味は、極めて大きい。
1月28日告示、2月4日投票の名護市長選を目前に控えた選挙であり、安倍政権与党は南城市長選に総力を結集して対応した。
自民党は石破茂衆院議員などの有力議員を続々と投入して必勝を期したが想定外の敗北を喫したのである。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
公明党は、前回は自主投票だったが、
今回は、自民系渡具知候補の支援に回る !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/01/14より抜粋・転載)
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1)2月の沖縄県名護市長選挙の争点は、もちろん米軍基地問題である !
2月4日に、沖縄県名護市長選挙が実施される。
争点は、もちろん米軍基地問題である。
2010年の市長選で辺野古米軍基地建設阻止を公約に掲げる稲嶺進氏が「普天間飛行場県内移設反対」を掲げて出馬して市長に選出された。
稲嶺進氏は、2014年の選挙で再選を果たし、今回、三選を目指す。
2014年11月の沖縄県知事選では、辺野古米軍基地容認に転じた、仲井眞弘多知事に対抗して「辺野古に基地を造らせない」を、公約に掲げた翁長雄志氏が立候補して、翁長氏が新知事に選出された。
2)翁長知事の、辺野古基地建設阻止に向けての対応は遅く、
基地建設が強行されている !
しかし、翁長知事の、辺野古米軍基地建設阻止に向けての対応は遅く、現在は、辺野古米軍基地建設が強行されている。
このなかで迎える今回の名護市長選。安倍政権は辺野古米軍基地建設に反対する稲嶺進氏を落選させるために総力を結集している。
この選挙で稲嶺氏が落選して、自公候補が新市長に選出されると、辺野古米軍基地建設阻止闘争は大きな分岐点を迎えることになる。
本年末に予定される沖縄県知事選にも重大な影響が及ぶだろう。
3)次期沖縄県知事選で、「オール沖縄」勢力は、
最大の関門を迎えようとしている !
辺野古に、米軍基地を造らせないとする、「オール沖縄」勢力は、最大の関門を迎えようとしている。
選挙は現職知事の稲嶺進氏と辺野古米軍基地建設を強行している安倍政権与党が推す前市議の渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏による一騎打ちとなる公算が高いと見られている。
今回の名護市長選では、公明党と支持母体の創価学会が、渡具知氏推薦を決めた。
報道によると、名護市内の公明票は、約二千票とされており、接戦になれば、結果を左右することになる。
公明党県本部は、普天間飛行場の県内移設反対を掲げているが、渡具知氏推薦を決めた。
4)公明党は、前回は自主投票だったが、今回は、
自民系渡具知候補の支援に回る !
公明党は、前回は自主投票だったが、今回は、自民系候補の支援に回る。
この選挙で、稲嶺氏が落選し、渡具知氏が当選すると、米軍基地建設推進勢力を勢いづけることになる。沖縄での米軍基地新設を、許さないとする勢力にとって、この選挙に負けることは、重大なダメージになる。
翁長雄志知事の対応の遅れで、辺野古米軍基地建設が、大幅に進展する結果がもたらされているが、この流れをせき止めるためにも、名護市長選挙を、落とすわけにはいかない。
5)稲嶺進氏の三選を勝ち取り、辺野古米軍基地
建設阻止闘争を再出発させるべきだ !
稲嶺進氏の三選を勝ち取り、辺野古米軍基地建設阻止闘争を再出発させなければならない。
一気呵成に辺野古米軍基地建設を強行したい安倍政権も、この市長選が重要な分岐点になると判断して、文字通りの総力戦を展開している。
従来同様、札束で頬を叩いて票を買い取るとの形容がふさわしい、卑劣な対応を進めている。
ジャーナリストの横田一氏がと伝えている通り、安倍政権は政府・与党要人を沖縄に派遣して、利益誘導によって票を買い取るかのような対応を示している。
http://lite-ra.com/2018/01/post-3732_5.html
12月29日には、菅義偉官房長官が名護市に入った。
6)安倍政権は、基地受け入れを表明した、名護市の三集落に対して、
「直接交付金」を投入してきた !
安倍政権は、米軍基地建設に反対する沖縄県に対する予算配分を削減する一方で、沖縄県や名護市を通さずに、基地受け入れを表明した、名護市の三集落に対して、国の補助金を直接交付するという「直接交付金」を投入してきた。
まさに、札束で頬を叩いて、基地を受け入れさせる手法だが、このスタンスを、今回選挙でも踏襲している。
菅官房長官は、12月29日、名護市のホテルで、三集落代表(久志区長・辺野古区長・豊原区長)に対して、2018年度予算でも、直接交付金が確保されたことを伝えた。
7)菅官房長官は、2018年度予算でも、
直接交付金が確保された事を伝えた !
8)安倍政権は、血税を使って選挙の買収活動
を行っていると指摘される行動をしている !
9)安倍政権下、土地改良事業予算が、選挙対策
の利益誘導予算として、活用されてきた !
土地改良事業は、農地規模拡大や灌漑整備などをする農業土木事業で、この予算が、選挙対策の利益誘導予算として、活用されてきたのである。
沖縄でも、国民の血税による利益誘導政治が全盛を奮っており、こうした安倍政権与党の対応により、米軍基地建設阻止勢力が瀬戸際に追い込まれている。
沖縄に米軍基地を建設させないための極めて重要な闘争が展開されており、今回の名護市長選は極めて重要な意味を持つことになる。
10)対米隷属・安倍政治を打破するため、名護市長選
での基地反対勢力勝利に大同団結すべきだ !
11)曖昧な翁長知事の沖縄県下、埋め立て承認撤回
は、現時点でもまだ実行されていない !
12)基地建設阻止の法廷闘争は、「訴えに利益なし」の
一言で退けられてしまうリスクが格段に上昇する !
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