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隠れ自民派と革新派が混在した事が、旧民進党迷走の主因だった !
「日本の支配者」の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/01/19より抜粋・転載)
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1)〜10)は前2回投稿済みです。以下はその続きです。
11)菅政権・野田政権は、公約を全面破棄したため、
国民の支持が激減して、自公政権を復活させた !
主権者を裏切り、シロアリ退治なき消費税大増税に突き進んだのである。
その結果、旧民主党は主権者国民の支持を完全に失い、2012年12月総選挙で大惨敗した。
その延長線上に現下の民進党が位置するのである。
民進党は主権者国民の信頼と支持を完全に失った。
再び主権者国民の支持を得るためには、民進党が、政策と理念に基づいて、完全分離・分割を果たすしかない。
12)政策と理念に基づいて、完全分離・分割する事こそ、
反安倍政治・野党勢力再興のきっかけになる !
その分離・分割が、昨年10月の総選挙を契機に、ようやく動き始めたのだ。
この分離分割の完遂こそ、野党勢力再興のきっかけになる。
自公補完勢力の人々は一つにまとまるべきだろう。
希望の党の一部議員が、希望の党を分離して、維新と合流する提案を示しているが、これがまともな進み方だ。自公補完勢力は、より旗幟を鮮明にして、にまとまるべきである。
13)隠れ自民派と革新派が混在する、
「鵺」の勢力は、消滅するだろう !
残った希望の党は、まさに「鵺(ぬえ)」の存在であるから、自然消滅する命運を背負っている。
遅かれ早かれ、「鵺」の勢力は、消滅することになるだろう。
他方、自公と対峙する勢力は主権者国民の支持に支えられて、成長する素地を有する。
安倍自公に対峙する考えを有する勢力は一つに結集するべきだ。
これまでの成り行きで、希望の党に紛れ込んでしまった者で、安倍政治に対峙する考えを有する者は、立憲民主に移籍するべきだ。
14)民進党・希望の党の議員で、反安倍政治の人は、
立憲民主党に移籍すべきだ !
民進党籍の議員は、自らの政策と政見に基づいて、身の振り方を決すべきである。
紆余曲折を経て、自公および自公補完勢力と、自公対峙勢力に政治勢力が大きく二分されることが望ましい。
小選挙区や参議院の1人区での選挙を踏まえれば、安倍自公政治とこれに対峙する政治勢力が真っ向勝負をすることが、主権者国民に分かりやすい選択を迫る何よりも重要な状況になる。
政治の論議は「永田町の事情」を中心に展開されているように見えるが本末転倒だ。
主権者は国民なのである。
国民にとって必要な政治の対立軸を、構築することが大切なのに、永田町の住人の事情ばかりが伝えられている。
15)国民にとって、大事な事は、主権者のための政治を実現する、
政党の構築・拡大だ !
主権者にとっては、前原も枝野も岡田も野田も大塚もどうでもいいことなのだ。
大事なことは、主権者のための政治を実現することなのだ。
政治に携わる者は、自分のことではなく、主権者国民のことを最優先に考えてもらわねば困る。
この発想が欠落していることが問題である。
16)主権者のための政治を、第一に考えれば、
反安倍政治・共産党と共闘すべきだ !
「共産党とは共闘しない」などと言っていて、いまの政治状況を変えられるわけがないのだ。
「小異を残して大同につく」「連帯と大同団結で候補者の一本化を確実に実現する」この気概と行動力がなければ政治の現状を変えられない。
主権者の4分の1にしか支持されていない勢力に日本をこれ以上支配させてはならないのだ。
そのためには、自我を抑制して、主権者のための政治を、第一に考えて行動することが求められている。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を
固定化するため、人物破壊工作と
「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を目指した、
鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の既得権政治を、
根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を
担ってきたのが、CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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