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最悪の結果を招いた民進党の前原代表が語ったことは ?
「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(headlines.yahoo.co.jp:2017年10/23(月) 8:53配信より抜粋・転載)
BuzzFeed Japan:安倍政権を倒すはずの決断は、最悪の結果で終わった。東京・永田町の民進党本部、10月23日午前0時15分。投票が締め切られて4時間ほどすぎ、前原誠司代表の会見は、始まった。報道席には、空席が目立つ。硬い表情の前原代表から冒頭発言はなかった。
記者からの「責任の取り方は」という質問から、会見は始まった。
【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
【衝撃】選挙にかかる600億円なんて、たいした額じゃない !
○最悪の結果を招いた民進党の前原代表が語ったことは ?
時事通信
「投げ出すことは簡単だ」
そもそも、前原代表は「安倍政権の一強体制ではなく、二大政党制」を目指す立場から、小池百合子都知事が立ち上げた「希望の党」との合流を決断した。
候補者は、希望の党に一本化。前原代表は、無所属として出馬し、参議院議員がいるために、民進党の組織は残すーー。そんな構想だった。
民進党議員の両院議員総会で、その案が了承された、9月28日には、その顔には笑みと安堵感が浮かんでいた。
しかし、希望の党は長くは続かなかった。
◆小池都知事:「リベラル派を排除する」と発言した !
小池知事が民進党出身者を「安全保障や憲法観」で選別し、「リベラル(革新)派を排除する」と発言した。民進党内だけでなく、支持母体の連合からも、非難の声が上がり、傲慢だと一気に逆風が吹いた
そして、枝野幸男氏が、「リベラル派」の受け皿をつくるべく「立憲民主党」を立ち上げ、「筋を通した」という評価は、こちらに集まった。
小池知事の発言は、その後も尾を引いた。民進党から希望の党へ合流した議員は、落選があいついだ。希望の党は、政権交代どころか、立憲民主党を下回り、野党第1党にもなれなかった。
◆記者:前原代表を「戦犯」と指摘 !
会見では、そうした一連の責任を問う声が、相次いだ。前原代表を「戦犯」と指摘する厳しい表現を使った記者もいたほどだ。
「非常に厳しい結果だと思いますし、真摯に受け止めたい。そのうえで、身を投げ出すことは、私の責務ではないと考えている」
「投げ出すことは、簡単だ。私はずっと居座ろうとは思っていません。辞任をするということは当然。今すぐ辞めるではなく、民進党の新たな方向性を決め、責任を取る」
「再来年の参議院議員選挙を、どう乗り越え、どう次の衆院選につながる足がかりにできるのか。
反省、責任を痛感しながらも、一定の方向をつくることが、民進党代表としての役割だと考えています」
今後の民進党の方向性を決めてから辞める。そう明言した。
○潮目はどこにあったのか ?
今回の敗因は、どこにあったのか。前原代表は「一時期は期待が高まっていたが、いくつかの潮目が変わることがあった」と説明した。潮目とは何か。
「ひとつは、まず、事実でない、誰が候補者から外れるかというリストが流れたこと。これが疑心暗鬼を極めて大きくした」
「それと同時に、政策協定書に『踏み絵』という言葉が使われたが、これは希望の党側から言われた原案だった。安保法制については修正し、(民進党が掲げる社会政策)『All for All』の項目を設けたが、原案があたかも小池さんが示したもののようなイメージが定着したのも、大きな要因だった」
◆小池都知事の「排除」や「踏み絵」という強烈な言葉が拡散した !
イメージが問題だったという分析だ。
「排除」や「踏み絵」という強烈な言葉が拡散し、「一強体制からの政権交代を」「外交安全政策は現実主義、内政は自民党とは違う考え方を」という訴えは霞んだ。
設立したばかりの希望の党は、民進党の150億円とも言える政党交付金に目をつけたのではないか。小池知事に「騙された」のではないかーー。
そんな質問も飛び出したが、前原代表はこう否定した。
「お金についてはこれから、どうしていくかということは議論をしていく。小池さん側は『一切協力はいらない』とおっしゃっている。今後のことについても、政党助成金についての話をしていることは全くない」
「『排除』についても騙されたわけではない。口裏合わせでもなく、私の努力不足。力不足です」
◆最悪の結果を招いた民進党の前原代表が語ったこと
Kota Hatachi / BuzzFeed
「新たな選択肢」は諦めない
反省と責任を強調しつつ、選択が「間違っていた」とは語らなかった。
「解散になったときに、どういう選択肢があるのか、悩みに悩みました。人生のなかでこれほど悩んだことがないほど、悩みました」
「共産党との野党共闘に対する反対の声は多く、それを選べば民進党が空中分解する可能性があった。離党者も相次ぐ中で、私がとったのは希望の党への合流だった」
「この世界には『たられば』はありません。突っ込んだときには、間違いないと思っていた。今回は新たな展開、党名ではない『希望』に賭けたのです」
前原代表が会見で強調したことが、もう一つある。以前から訴えてきたことだ。自民党・安倍政権を倒す。それを諦めるわけではない、という。
だが、構想は大きく変える必要がある。こう語った。
「私が従来申し上げてきた、『希望の党を中心にした大きな塊』は見直さないといけない。それでも、一強多弱をどう打ち破るか、二大政党制にチャレンジしていく。どういう形が一番良いのか、いろいろな話を伺いながら方向性を定めていきたい」
◆希望の党を、安倍政権を倒す勢力の中心とする、構想は崩壊 !
希望の党を、安倍政権を倒す勢力の中心とする。その構想はあっさりと崩れた。
この日、フランス・パリに出張中だった小池知事とは電話し、自身の希望の党への合流と「二大政党制を作るために頑張っていく」ことを再確認したという。
希望の党は厳しい船出となったが、民進党勢力を再結集することは「有権者を愚弄することになる」と否定した。
「新たな選択肢をつくるということは批判があっても、揶揄をされても、この道は進んでいきたい。民進党が希望、立憲民主、無所属のグループに分かれたなかで、ベストなやり方を考えていきたい」
そのために、参議院の民進党議員や地方組織、支援者の声を集めていくという。
○今回は「チャレンジ」だった !
選挙の直前に野党第一党が解体され、それまで違う主張を唱えていた政治家たちが離合集散を繰り返す。こうした一連の流れが、政治への失望を招くのではないだろうか。
BuzzFeed Newsの質問に、前原代表はこう答えた。
「新たなものにチャレンジするというのは、いろいろな作用・反作用があると思います。うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある」
「それを恐れて何もチャレンジしなかったら、民進党のままで野党共闘で突っ込んでいったら、空中分解していた」
「したがって、この道を選んだ。しかしそのことによって、新党が短期間でできて、候補から漏れた方もいるという、有権者にとってどう受け止めていいかわからないことが起きてしまった。こうした結果の責任は、重く受け止たい」
では、そうした有権者や支持者たちの信頼を、どう回復するのか。
「賛否両論はあるが、一強多弱を壊す、二大政党制をつくるという大きな流れには理解をしている方はいる。私は立ち止まらない。行動でしかすべて見せられませんから、そういう姿勢を見せていく」
「あらたな日本の民主主義、緊張感をもたせるための、二大政党制にチャレンジしていくことを、これからも目指していきたい」その顔に、ひと月前の笑顔と高揚感は見えなかった。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、
基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、明確に対峙する
政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を目指した、
鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
このことを私は、本ブログ開設直後に掲載した、2008年5月29日付記事
「自民党が恐れる最大の存在は小沢一郎民主党代表である」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4d0a.html、に記述した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の既得権政治を、
根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。
「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、
日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担ってきたの
が、CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、すべてが、CIAによる工作である !
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