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【加計学園問題】閉会中審査始まる !
安倍首相は「友人が関わること、疑念の目はもっとも」と反省の弁 !
NHK等が超短縮報道する、野党の主張は ?
(www.huffingtonpost.jp:2017年07月24日 12時21分より抜粋・転載)
HuffPost Japan | 執筆者:ハフポスト日本版編集部:
学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題などをめぐる、衆院予算委員会の閉会中審査が7月24日、安倍晋三首相出席で始まった。安倍首相は「友人が関わること、疑念の目が向けられるのは最も」と、反省の弁を述べた。
閉会中審査には、文科省の前川喜平・前事務次官や、和泉洋人・首相補佐官、加戸守行・前愛媛県知事ら、この問題のキーマンとされる人々が参考人招致されている。
安倍首相は、「『李下に冠を正さず』という言葉がある。友人が関わることですから、疑念の目が向けられるのはもっともなこと。今までの答弁でその観点が欠けていた。
足らざる点があったことは率直に認めなければならない。常に、国民目線で丁寧な上にも丁寧に説明を続けたい」とこれまで説明不足だったことに対して反省の弁を述べた。
一方で、「加計さん(孝太郎理事長)は学生時代からの友人。彼が私に対し、地位や立場を利用して、何かを成し遂げようとしたことはただの一度もない」また、「私が獣医学部新設について指示したことはない」と従来通りの主張を繰り返した。最初の質問者、自民党・小野寺五典衆院議員の質問に答えた。
また、開学時期などについて首相の指示があったかどうかについて、萩生田光一官房副長官、内閣府の藤原豊・前審議官、山本幸三地方創生相、松野博一文科相は「首相から個別の指示は一切なかった」と回答。
一方で、文科省の前川・前事務次官は、「文科省は内閣府から様々な指示を受けていた。その結果がペーパーに残っている。それは事実」と回答。さらに、「総理の口からは言えないから私が」として、和泉補佐官から「指示をいただいた」とした。
前川氏はこれまでも、2016年9月と10月に、和泉氏から官邸に呼び出されて「対応を早くしてほしいと求められた」などと話していた。
これに対して、事実確認を求められた和泉補佐官は「『総理が自分の口からは言えないから』ということは、言っておりません。言っておりません」と強い調子で繰り返した。
*補足説明:独裁・安倍官邸は、内閣人事局を通じて、検察・裁判所・省庁幹部の
人事権を握って、支配している !
(参考資料)
T 【衆院予算委】「覚えていない」今井議員
の加計疑惑追及に元総理秘書官が連発 !
(www.minshin.or.jp:2017年7月24日より抜粋・転載)
衆院予算委員会で、7月24日、安倍内閣の基本姿勢(国家戦略特区等)を問う集中審議が閉会中審査として行われ、民進党の2番手として今井雅人議員が質問に立った。
今井議員は今治市が公開している2015年4月2日の資料で、同市の企画課長と課長補佐が首相官邸で総理秘書官に面会、獣医師養成系大学について協議したとの資料を示し、その関係者の証言をあわせて紹介した。
「面会後今治市では、ついにやったとお祝いモード。普通は陳情など(各省)担当者レベルに会えればいいほう。それが官邸に来てくれと言われ、安倍総理の名代である秘書官に会えた。
びっくりだ。絶対に誘致できる。さすが加計さんだ。総理にも話ができるんだと盛り上がった」との証言を読み上げたうえで、当時の総理秘書官の柳瀬唯夫経済産業審議官に「今治市の課長・課長補佐に会ったか? どんな話をしたか?」などとただした。
柳瀬氏が「お会いした記憶はない」と答えると、今井議員は「記憶にないということは会ったか、会わなかったか断定できないということか」と重ねて追及した。
しかし柳瀬氏は「覚えていないのでこれ以上は言えない」「覚えていないので会っていたとも会っていないとも申し上げようがない」などと真相を明らかにすることを避け続けた。
このような答弁を受けて今井議員は、今回の疑惑で総理や首相官邸の関与を裏付けるさまざまな資料が今治市や文科省などから出てきているにも関わらず、政府側が「記憶にない」という答弁に終始し、それを立証する資料を一切出していないことを問題視し、面会当日の首相官邸の入館記録と柳瀬氏作成の面会記録の国会提出を要求した。
さらに今井議員は、7月15日の京都産業大学の記者会見で明らかになった内閣府の同大に対する差別的な対応について追及した。京産大によると、昨年の10月17日に内閣府に獣医学部の設置提案を行ったが、それ以降今年1月4日の告示まで、2018年4月開学という政府側の想定スケジュールを一切知らされていなかったという。
その一方で今治市や加計学園にはこのスケジュールが内閣府から伝えられていた資料を示し、「両方とも(設置を)希望しているのに、一番重要な開学時期について片方には内々に教え、もう片方には伝えてもいない。こういう状況は行政のあり方としてどう考えるか」と前川喜平・前文部科学事務次官にただした。前川氏は「今から考えれば不公平だったと思う」と行政が歪められていたことを認めた。
このほか今井議員は、安倍総理が6月24日に神戸市内で行った講演で獣医学部設置について「2校でも3校でも」と発言したり、東京都議選中に秋葉原駅前で安倍総理を批判する聴衆に「こんな人たち」と言い放ったりしたこと、加計学園獣医学部の建築費の見積額が相場の約2倍にもなり、今治市民の間で経費水増しへの疑念が広がっている問題を指摘し質問を終えた。−民進党広報局−
U 閉会中審査:加計疑惑、これが「丁寧な説明」か ?
新たな疑惑が次々と浮上 !
(www.jcp.or.jp:2017年7月25日より抜粋・転載)
安倍晋三首相出席のもとで開かれた、衆院予算委員会の閉会中審査。焦点となったのは首相自ら「真摯(しんし)に説明責任を果たす」と約束した学校法人「加計学園」の獣医学部新設の疑惑ですが、関係者を含め核心部分に「記憶ない」「記録ない」を連発、首相は「公正なプロセスを踏んできた」というものの、新たな疑惑が次々と浮上しました。
日本共産党の宮本徹議員が追及したのは、1月4日の公募で示された「平成30年度(2018年度)開設」というあまりに短い準備期間です。加計学園と同様に獣医学部新設を目指していた京都産業大学も、準備期間不足を断念の理由に挙げています。
宮本議員は、内閣府と文科省が、2016年11月に実施した意見公募(パブリックコメント)にも「準備期間が非常に短期間。特定の案件に絞り込んだ恣意(しい)的な期間設定」などの批判や疑念が多数寄せられていたことを指摘(表)。
山本幸三地方創生担当相は「パブコメの概略は聞いている。その中には、そういう話もあったと聞いている」と述べ、疑念や批判を認識していたと認めました。
宮本氏は「加計学園しか間に合わないと知りながら条件を決めたと
いうことだ。文字通り加計ありきだ」と強調しました。
民進党の玉木雄一郎議員の質問に、松野博一文科相が存在を認めた文科省の内部文書「加計学園への伝達事項」も重大です。同文書は昨年11月の国家戦略特区諮問会議での獣医学部新設の決定直前に、加計学園に「文部科学省として懸念している事項をお伝えする」目的でつくられたもの。
日本共産党の小池晃書記局長が5月25日の参院文教科学委員会で追及しましたが、同省は存在を認めてきませんでした。
加計学園は、国家戦略特区の提案者ではないため、形としては今年1月に事業者に応募して初めて今治市での獣医学部新設に関わることになりました。伝達事項は、11月の諮問会議での獣医学部の新設決定や今年1月の事業者決定以前から、文科省が加計ありきで手とり足とり指導していたことを示しています。
同時に伝達事項は加計学園に対し、獣医学部新設の条件とされた既存獣医学部との差別化や、獣医学部として全国最大となる160人の定員の具体的需要の説明について注文をつけ、学部新設に必要な教員確保や施設整備、資金計画などについても「万全な準備を行っていただきたい」と強調しています。
加計学園による獣医学部新設を容認しつつ、同学園の構想や教員確保、資金力に懸念を表明しているのです。
一方、山本担当相は24日の質疑でも、加計学園の方が京産大より教員確保が進んでいたと主張。伝達事項と矛盾する認識を示しました。
◆宮本徹議員が紹介したパブコメに寄せられた意見
●2018年度開設の期限をなぜ切るのか。そもそも実現可能な大学が決まっており、形だけの
手続きではないか。スケジュールありきでなく、しっかりと、新たなニーズに応えられる大学の具体的な構想をヒアリングし、特区の趣旨の実現性により判断すべきである。
●2018年度の開設に限定されているが、準備期間が非常に短期間となっており、特定の案件に絞り込んだ恣意(しい)的な期間設定と思われる。用地確保や建設に関わる標準的な準備期間を考慮して、常識的な開設期間とすべきではないか。
●文部科学省との調整期間を考えるとパブリックコメントが発表された時点で教員の確保など周到な準備を完了していないと事実上困難である
◆安倍首相、加計学園の申請 本年1月まで「知らず」と答弁 !
首相の説明に疑問噴出 !
安倍首相は答弁で、加計学園の国家戦略特区での獣医学部新設計画について、国家戦略特区諮問会議で事業者に加計学園が認められた今年1月20日まで知らなかったとの認識を示しました。民進党の玉木雄一郎氏から「今年1月20日になるまで加計学園、加計理事長が特区で獣医学部をつくりたいという意図をもっていたことも知らなかったのか」と問われ、安倍首相は「その通りだ」と答弁しました。
同学園の加計孝太郎理事長との会食やゴルフを重ねてきた安倍首相。24日の予算委で、民進・大串博志政調会長は、首相と加計氏との接触が第2次安倍政権で、公になっているものだけでも14回にのぼると指摘。
「獣医学部新設を願い出ていることが話題にものぼらなかったのか」とただすと、安倍首相は「『獣医学部をつくりたい』『今治市に』といった話は一切なかった」と断言する一方で、「私は知りうる立場にはあった」とも述べました。
加計理事長は昨年、関係大臣と面会を重ねるなど獣医学部新設に向けて精力的に動いており、諮問会議の議長も務める安倍首相が今年1月20日まで「知らなかった」と説明したことに、野党から強い疑問の声があがりました。
諮問会議が獣医学部新設を議論しているさなかの2016年9月7日に、戦略特区を所管する山本幸三地方創生担当相は加計理事長と面会。
山本大臣は「加計理事長から今治市と共同で獣医学部新設を提案したのでよろしくとあいさつがあった」と述べています。さらに16年8月23日、加計氏は、学園の理事が旧知の間柄だった山本有二農水相を訪問するのに同行。就任あいさつのなかで、獣医学部を四国に新設する計画だと説明しました。
16年9月には、獣医学部新設をめぐり、前川喜平前文科事務次官が和泉洋人首相補佐官から呼び出され、「総理は自分の口からは言えないから私が代わりに言う」と対応を早く進めるよう要請されたと証言しています。
◆「記憶にない」答弁、7回繰り返す、安倍首相・元秘書官
「加計学園ありき」で計画を進めてきたとされる安倍晋三首相の側近らは「記録にない」「記憶にない」「覚えていない」を連発し、疑念はさらに深まりました。
2015年4月2日、愛媛県今治市の企画課長と課長補佐が首相官邸を訪れた際に、柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)と面会していた―。
民進党の今井雅人議員は関係者の証言として、柳瀬氏が「希望に沿えるような方向で進んでいます」と今治市側に伝えたことを紹介。今治市側は「ついにやった」「秘書官に会えた。びっくり。絶対に誘致できる。さすが加計さん。総理にも話ができるんだ」と喜び合ったといいます。
今治市の職員と会ったのかという質問に柳瀬氏は「記憶はありません」「(会った記憶も)覚えてございません」と7回も繰り返しました。同時期は今治市が国家戦略特区に獣医学部新設を提案する2カ月も前。
自治体の課長クラスが首相官邸を訪れるのも異例です。
首相官邸の入館記録を確認すれば面会の事実は分かるはずだという質問に、安倍首相は「誰と面会したかの記録は保存されておらず確認できなかった」と答弁しました。
前川喜平・前文部科学事務次官は昨年9月9日、和泉洋人・首相補佐官から「総理は自分の口からは言えないから、自分が代わって言う」と学部新設にむけた速やかな対応を求められたと面会の日時を特定して証言。9月29日、10月17日にも同氏と面会し、同様の対応を求められたと説明しました。
これに対し和泉氏は「(前川氏と)どんなやりとりをしたか覚えていない」というあいまいな答弁をしながらも、自身の発言については「記憶にまったく残っていない。したがって言っておりません」と全否定しました。
◆閉会中審査での発言
■前川喜平・前文部科学事務次官
和泉補佐官に呼びだされ「総理が自分の口からは言えないから、自分が代わって言うと」国家戦略特区での獣医学部推進を求められた
■和泉洋人・首相補佐官
(自身の発言について)「記憶にまったく残っていない。したがって言っておりません」
■柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)
(今治市の企画課長らと首相官邸で面会した事実について)「お会いした記憶はございません」
◆「首相説明は噴飯もの」、小池書記局長が批判
日本共産党の小池晃書記局長は24日の記者会見で、同日の衆院予算委員会の閉会中審査で、安倍首相が「加計学園」の獣医学部新設計画について、国家戦略特区諮問会議で「加計学園」が事業者として認められた今年の1月20日まで知らなかったと述べたことについて問われ、「噴飯ものだ。学園理事長の加計孝太郎氏と“腹心の友”である総理が知らなかったなんてありえない」と厳しく批判しました。
小池氏は、文科省の一連の内部文書には「加計学園」ありきで議論が進められてきたことが示されていると指摘し、「全体として加計学園を前提にして議論が進んできた。あの説明では国民のみなさんも納得ができない」と強調しました。
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