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反トランプの波、世界へ !その深層は何か ?
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投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 1 月 24 日 16:48:57: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


反トランプの波、世界へ !    人権・女性団体が抗議 !

その深層は何か ?

巨大資本・マスコミは、国民ファーストの政治家を迫害する !

巨大資本・マスコミは、巨利獲得に利用できる

   米国大統領・日本の首相を支援するのだ !


(www.nikkei.com:2017/1/21 3:04より抜粋・転載)

【ワシントン=共同】

トランプ氏の米国大統領就任式に合わせ、女性や人権団体などが、1月20日、首都ワシントンで、抗議集会を開いた。21日にかけて、数十万人規模の抗議デモを計画。

当局は、トラブル防止のため、警察や軍などの計2万8千人で厳戒態勢を敷く。
USAトゥデー紙によると、抗議活動は、全米50州のほかロンドンやシドニーなど30カ国以上で計画され、世界に「反トランプ」の波が広がっている。

 抗議団体は、トランプ氏の女性蔑視発言やセクハラ問題に反発し、黒人やヒスパニック(中南米系)、イスラム教徒らへの姿勢が、差別的と批判した。

閣僚にも、保守強硬派の白人男性が目立ち、「ファシスト政権」などと批判している。
 ワシントンで、最大規模になりそうなのは、21日に予定される「ワシントン女性大行進」で、20万人規模と見込まれる。歌手マドンナさんら著名人も参加を表明している。
 20日に抗議デモを予定する反戦・反人種差別団体「ANSWER」は、「トランプ氏の右翼的で人種差別的な政策を拒否する」としている。

 ロイター通信によると、トランプ氏を支持するグループを含む、約30団体が、当局から野外活動の許可を得ており、動員人数は、計27万人である。
当局は、反対派と賛成派を近づけないように、警備する方針だ。

無許可でゲリラ的に抗議を行う団体があるほか、就任式の妨害を呼び掛けるグループもあり、当局は警戒を強めている。

 ロイターによると、ワシントンで20日、反対派の黒装束の集団が店舗の窓ガラスを割るなど過激な行動を取った。

 19日には、ワシントンの各国メディアが入居するビルの前で、約300人が、「ストップ・トランプ」と書いた、プラカードを掲げ、抗議を行った。

(参考資料)

巨大資本・マスコミは、巨利獲得に利用できる

    米国大統領・日本の首相を支援するのだ !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/10/11より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)日米マスメディアは、総力を結集して、トランプ氏
選出を阻止しようとしている !

米国の大統領選まで、1ヵ月を切った。
2度のテレビ討論が実施されたが、世論動向を誘導しているのは「情報戦」である。
クリントンを支援する側が、手持ちの情報を大統領選直前にリリースしている。
そして、マスメディアは、総力を結集して、トランプ氏選出を阻止しようとしている。
通常の大統領選とはまったく様相が異なっている。その理由は、単純である。
トランプ氏が、米国の支配者の傘下にはない候補者だからである。
トランプ氏には、これまでに多くのアプローチがあったはずだ。


2)米国の支配者・巨大資本の要求を、
トランプ氏は、それを拒絶したと見られる !

そのアプローチを受け入れて「支配者」との「取引」に応じていれば、選挙は、通常の段取りで実施されたと考えられる。しかし、トランプ氏は、それを拒絶したと見られる。
その結果として、メディアが総力を挙げてトランプ潰しに動いている。
これが米国政治の実態であることを私たちはしっかりと認識しておく必要がある。
米国は、自由と民主主義を重んじる国であるとの、建前は維持されている。


3)米国の実態は、制約のない、普遍的な
「自由と民主主義」ではない !

しかし、その「自由と民主主義」は、巧妙に構築された箱庭のなかの造作物であって、制約のない、普遍的な「自由と民主主義」ではない。米国の大統領は、民主党、共和党の統一候補からしか選出されない。ここに重要なトリックがある。民主党と共和党の党内手続きを経て、選出された統一候補でなければ、大統領選の本選で勝利することができない。
そのプロセスのなかで、米国の支配者が容認する候補者が、ノミネートされて両党の指名候補者となる。この手続きが順調に実現すれば、後は「自由投票」に委ねればよい。


4)米国の支配者が容認する候補者を、民主党・共和党
の統一候補にするシステムが実態である !

しかし、その党内手続きに、失敗する事例が生じ得る。それが今回の大統領選である。
そもそも、共和党の統一指名候補にトランプ氏はノミネートされていなかった。
そのトランプ氏がよもやの大統領候補に指名されたのである。
正規の党内手続きを経てトランプ氏が選出された以上、これを破壊することには無理がある。
民主党では、バーニー・サンダース氏が、巨大権力の支配下にはない候補だった。
しかし、クリントン氏は、大統領候補指名権を有する特別代議員の票を早期にまとめてしまっていたから、サンダース氏が統一候補に指名される「リスク」は、限定的であった。


5)統一候補に指名されるため、クリントン氏は、
「TPP推進」を隠して、「TPP反対」の旗を掲げた !

クリントン氏は、本選で当選を果たすには、サンダース支持票を獲得する必要があり、そのために、「TPP推進」の本音を覆い隠して、表面上は、「TPP反対」の旗を掲げたのである。
党の指名選挙に敗れたサンダース氏が、どのような経緯でクリントン候補を支援するに至ったのかは明らかでないが、クリントン氏を、TPP反対に留め置くために、サンダースがクリントン候補を支持し、大統領選後のクリントン氏の行動を、監視しようとの判断を保持した可能性が高い。
サンダース氏のこれまでの言動からは、サンダース氏がクリントン氏との「取引」に応じたと推察することは難しいからだ。


6)トランプ氏のTPP反対、世界の警察と役割を縮小の方針
は、巨大資本の利害の琴線に触れる事項である !

トランプ氏とクリントン氏の主張の相違点のうち、とくに重要なのが次の2点だ。
第一は、クリントン氏が本音ではTPP推進であるのに対して、トランプ氏がTPP拒絶であること。
第二は、クリントン氏が、世界の警察としての米国の役割を維持しようとしているのに対して、トランプ氏が、明確に内向き指向を示していることだ。
この二点は、いずれも米国を支配する巨大資本の利害の琴線に触れる事項である。
米国を支配する巨大資本が、目の前の果実として呑み込もうとしているのが「TPPによる日本完全収奪」である。


7)巨大資本が巨利獲得の狙いは、年間50兆円
を超える米国の軍事支出である !

そして、米国を支配する巨大資本にとって、最重要の食材は、年間50兆円を超える米国の軍事支出なのである。トランプ氏は、目の前にあるご馳走の載ったテーブルをひっくり返そうとしている。
その判断から、巨大資本が総力を結集して、トランプ大統領誕生阻止に動いていると考えられる。巨大資本に余裕がなくなっている。誰の目にも分かり得る「工作」が、多様に展開されている。
この傾向は、2001年9月11日から極めて顕著になっている。


8)巨大資本が巨利獲得に利用できる大統領候補を支援するのだ !

こうした視点から、米国大統領選を眺めておかないと、本質を見誤るのである。
日本にとって喫緊の最重大課題がTPPである。
日本のTPP承認は安倍政権が主導しているものではない。
米国および世界経済を支配する巨大資本が、安倍政権に「命令」して推進されて
いるものである。
安倍政権の施策が第3次アーミテージ・ナイレポートに示された政策提言、あるいは、ヘリテージ財団のブルース・クリングナー論文に提示された政策提言と、ほぼ同一であるのは偶然の産物ではない。


9)戦後日本では、巨大資本が巨利獲得に利用
できる政権・首相をつくる事を狙ってきた !

安倍政権は、米国を支配する支配者の命令に沿って動いているのだ。
特定秘密保護法、原発再稼働、TPP交渉への参加、集団的自衛権行使容認、武器輸出三原則の廃棄のすべてが米国の「命令」に基づく施策である。
安倍晋三氏の祖父である岸信介氏が米国によって「助命」されて以来、この家系は米国の命令に絶対服従の宿命を背負わされているのだと推察される。
しかし、サンダース氏、トランプ氏の活躍により、米国においても、反TPPの旋風が巻き起こった。


10)サンダース氏、トランプ氏の活躍により、米国では、
反TPPの旋風が巻き起こり、安倍政権は、公約違反して、
TPP交渉・採決に突進させられているのだ !

そのために、米国の先行批准というシナリオが崩れたのである。
クリントン氏でさえ、表向きは「TPP反対」の旗を掲げざるを得ないところに追い込まれた。
しかし、米国を支配する巨大資本は、基本方針を微動だにさせていない。
力づくでTPPを発効させ、日本を完全に収奪する予定である。
そのためには、この臨時国会で、安倍政権にTPPを「強行採決」させる必要がある。
民進党がこれを確実に阻止するのかどうか。民進党の「正体」に関わる問題になる。
米国でTPP早期批准の目途は、まったく立っていない。


11)巨大資本の命令で、この臨時国会で、安倍
・売国政権は、TPP「強行採決」を狙っている !

オバマ政権下での批准強行については、議会重鎮が拒絶の意思を表明している。
オバマ大統領は行政府の長であって、立法府を直接支配することができない。
大統領選でいずれに候補が選出されるにせよ、直ちにTPP承認には向かわない。
トランプ氏のTPP拒絶は筋金入りであり、クリントン氏も表向き、TPP反対の旗を掲げている。
仮にクリントン氏が大統領に選出されても、直ちにTPP承認には進めない。
クリントン政権が発足すれば、TPP最終合意の内容を「修正」して、その後に承認というプロセスを踏むことになると考えられる。


12)クリントン政権であれば、TPPを修正」して、承認の
可能性大だから、日本が先行批准する大義名分がない !

したがって、現時点で、日本が先行批准する大義名分がない。
TPPが日本国民に幸福をもたらすものであるという点で主権者の合意が形成されているならいざ知らず、国内世論および国内専門家の見解は、基本的に日本にとっては、「百害あって一利なし」とされている。関税が撤廃されて、日本が輸出を増やせる可能性があるとして、その筆頭に挙げられるのは、自動車である。


13)TPPにおいては、米国の要求はすべて呑まされ、
日本に不利益になる仕組みである !

しかし、日米の協議で、日本の米国に対する自動車輸出の関税率については、
乗用車:現行の2.5%の関税率が14年間据え置きされ、15年目から引き下げが開始し、20年目で半減、25年目に撤廃される。
トラック:現行25%の関税率が29年間維持され、30年目に撤廃ということに決められた。
これに対して、例えば米国産肉の輸入については、
牛肉;現行38.5%の関税率が発効と同時に27.5%に引き下げられ、10年目に20%、16年目には9%に引き下げられる。
豚肉:現行キロ当たり482円の関税が発効と同時に125円に引き下げられ、10年目から50円に引き下げられる。まったく対等の交渉をしていないのだ。


14)巨大資本の命令に従属する、安倍政権の
TPP交渉は、ペテン師・売国政治家の証明である !

米国の要求は、すべて呑まされ、日本にメリットのある米国の工業製品関税率の引下げは、14年間も、あるいは、29年間も一切手を付けないことで、日本が合意を結んでいるのである。
その後、「睡眠障害」なる事態で、国会審議を逃亡し続けた甘利明氏などは、徹夜でタフな交渉をしたかのような装いを凝らしていたが、何のとりえのない、三文芝居を打っていただけであったことがよく分かる。


15)TPPは、日本国民の生命・農業・人権に大損害を
与える、全面的な制度・規制の改変をもたらすものである !

16)安倍政権は、公約違反して、国益を全面的に放棄して、米国
に隷従して、TPPのお先棒を担ぐ振る舞いを演じている !




 

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