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反安倍政治を目指す政治家は、隠れ自民から離脱して、
野党共闘して、改革を目指すべきだ !
鵺(ぬえ)・民進党の解体なくして、安倍政治
の改革・政権交代はできない !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/29より抜粋・転載)
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1)連合会長と会談した、安倍首相は、連合、民進党
と他の野党勢力との分断を狙っている !
2)自民党の絶対得票率は、衆院選で17%超、参院選で、19%超でしかない !
3)政権永続を狙う、安倍・悪徳ペンタゴンの謀略は3つある !
4)安倍政治を転換するには、謀略を見抜いての、
賢明な団結が不可欠だ !
5)自公政権の政官業癒着・対米隷属・政治を改革しようとした、
小沢・鳩山政権は謀略で、破壊された !
6)民主党に潜む「隠れ与党勢力」を総動員して、民主党を内部から破壊した !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)隠れ自民党の「連合と一部の民進党議員」が、
安倍政治を改革する事を邪魔している !
連合は、労働者を代表する組織であるとされるが、組合員数は、682万人に過ぎない。
全就業者6452万人の10.6%に過ぎない。
雇用者5391万人のうち、非正規雇用者が、2034万人を占める。
非正規雇用者の比率は、37.7%だ。
自営業主および家族従業者を含めると全就業者6452万のうち、正規雇用者は、3356万人、52%に過ぎない。
就業者の約半分が非正規、自営業主および家族従業者である。
連合傘下の組合員に占める非正規労働者の比率は、約15%である。約100万人しかいない。
非正規および自営業主、家族従業者の3096万人の、わずか3%しか組織化されていない。
8)連合を支配しているのは、電力、鉄鋼、電機、自動車
の業界であり、連合の組合員は、全就業者の1割だ !
農協の組合員数は、1027万人で、この勢力の方が、連合よりもはるかに大きいのである。
連合を取り仕切っているのは、電力、鉄鋼、電機、自動車の業界である。
格差拡大が、政治の最大の課題になっているが、1%の大資本と99%の労働者の対立を言われる。
連合の中枢は、その1%の大資本の、おこぼれに預かる勢力が占有している。
連合は、99%の労働者側を、代表する組織には、なっていないのである。
10月16日に実施された新潟県知事選では、柏崎刈羽原発の再稼働反対を訴えた米山隆一氏が当選した。
米山氏は、民進党の支部代表を務め、次期衆院選に出馬を予定していた。
9)新潟県知事選で、3野党と市民が団結して、
自公推薦候補を破って、米山氏が当選した !
米山氏は、民進党に推薦を要請したが、民進党はこの要請を拒絶した。
民進党最大の支持母体である、連合新潟が、原発推進候補の推薦を決めていたためで、民進党は、この新潟県知事選で、正体を表わしたのである。
連合を取り仕切っている勢力は、電力、鉄鋼、電機、自動車であり、原発推進、TPP推進である。
また、これらの組合は、大資本のおこぼれ頂戴組であって、格差是正ではなく、格差維持に注力している。
そして、この連合が、共産党を含む、野党共闘を妨害している。
原発推進、TPP推進、格差容認であるなら、野党共闘に参加すること自体が不自然である。
10)首脳陣が自民党に近い連合は、自民党支持
組合と反自民組合に分離すべきだ !
連合会長の神津里季生氏は、安倍首相と喜んで会談しているのだから、正式に、正直に、自民党の支持母体になることを宣言するべきである。
連合傘下の組合は、この機会に、自民党支持団体になるのか、それともそれを拒絶するのか、よく検討して方針を定めるべきだ。
連合会長・神津里季生氏は、嬉々として安倍首相との会談に応じる一方で、「選挙の現場で一生懸命やっている人からすると、志位(和夫共産党委員長)さんと僕ら応援する候補者が、握手するなんて耐えられない。
選挙事務所で、共産党の人と一緒にやることも耐えられない。
僕はね、“共闘”という言葉に違和感をもっている。
“共闘”というのは文字通り政策も合わせていくことでしょう。
しかし、共産党と同じ政策なんてできるのか。」と明言する。
http://news.yahoo.co.jp/feature/467
11)「安倍政治を許さない !」と考える主権者多数
は、反安倍政治の野党共闘を支持する !
この立場は、「安倍政治を許さない !」と考える主権者多数の立場と
まったく異なるものである。
「安倍政治を許さない !」と考える主権者多数は、原発稼働、憲法破壊、TPP、辺野古基地、格差拡大に反対する。
そして、その立場は、共産党の主張と完全に重なる。
「共産党と同じ政策」を、主権者多数が主張しているのである。
神津氏の発言を聞けば、連合が共産党を含む野党共闘に反対することは容易に理解できる。
連合は「野党共闘」ではなく「安倍自公」の支持母体になるべきである。
12)反安倍政治の労働組合は、「御用組合連合」
から離脱して、真・労働組合を結成すべきだ !
連合傘下の、「本当の意味での労働者」の立場で運動する組合は、このような「御用組合連合」から離脱するべきである。
本来は「御用組合連合」が離脱するべきであるが、彼らが離脱しないなら、本来の労働組合が離脱しても良いだろう。
そして、「御用組合連合」と一蓮托生の民進党勢力は、完全に野党共闘から離脱して、自民党に合流するなり、「ゆ党」の維新に合流するなりすればよい。
13)反安倍政治を目指す政治家は、隠れ自民から
離脱して、野党共闘して、改革を目指すべきだ !
「御用組合連合」とこれと癒着する「民進党」が存在することが、日本政治の刷新を妨げている。
むろん、これは既得権勢力側の「策謀」である。
この「策謀」をはっきりと認識して、この「鵺(ぬえ)」勢力を排除しない限り、日本政治の浄化は、実現しないことを改めて確認しておきたい。
(参考資料)
鵺(ぬえ)・民進党の解体なくして、安倍政治
の改革・政権交代はできない !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/18)
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1)日ロ首脳会談で、安倍政権が、日ロ関係前進にまったく、
成果を上げることができなかった !
2)安倍氏は自己都合、自己の利益だけを考えて衆院解散
を決定する可能性大だ !
3)TPPも風前の灯であり、真珠湾を訪問しても、成果
期待薄だが、衆院解散を決定する可能性大だ !
4)安倍政治打倒の図式が完成していない、その最大
の問題は、鵺(ぬえ)・民進党だ !
次の総選挙まで時間があるなら、「安倍政治を許さない !」主権者勢力にとっては、大いなる恵みになる。「常在戦場」の気持ちで、いつ総選挙があっても勝利できるように備えておかねばならないが、残念ながら、現時点では、安倍政治打倒の図式が完成していない。最大の問題は、民進党だ。
代表の蓮舫氏は、12月7日の党首討論で「カジノ法案」を徹底攻撃した。
その民進党が、参議院の委員会で、カジノ法案の採決を先導して、カジノ法の制定を実現させたのである。
*鵺(ぬえ):つかみどころがなくて、正体のはっきりしない人物・物事。
5)民進党は、参議院の委員会で、カジノ法案の採決を先導
して、カジノ法の制定を実現させる体たらくだ !
6)安倍政治を転換するためには、民進党を解体し、
汚れた部分を切り離す事が最重要だ !
それは、具体的には、民進党を解体することだ。
民進党を解体し、汚れた部分を切り離すことだ。これが最重要だ。
民進党が自発的に解党できないなら、外から手を入れるしかない。
総選挙までの時間が確保できるなら、これを断行することが俄然容易になる。
この問題を乗り越えずに、真の政権交代実現は難しい。
次の総選挙での政権交代実現を目指す際に、最大のモデルケースになるのが、「新潟県知事選メソッド」である。
7)政権交代実現のため、政策を軸に、党派を超えて、主権者
が主導して、オール改革派を形成することだ !
「新潟県知事選メソッド」とは、政策を軸に、党派を超えて、主権者が主導して、オール新潟を形成することだった。
この選挙では、民進党が原発推進候補の支援に回る図式が構築された。
民進党籍を持ち、次期衆院選で、民進党公認候補として、出馬することが内定していた、
米山隆一氏が、民進党に推薦を要請したが、民進党が拒絶した。
米山氏は、民進党を離党して無所属で出馬した。
米山氏を支援したのは、共産、自由、社民の3党である。
民進党は、最大の支持母体である連合が、原発推進派なのだ。
8)原発再稼働反対の米山氏を支援したのは、
共産、自由、社民の3党と市民連合だった !
共産、自由、社民とは、「水と油」である。
何よりも特筆すべきことは、民進党が「隠れ与党」の正体を表わして、事実上、原発推進候補の支援に回ったにもかかわらず、共産、自由、社民を軸にする支援体制で、堂々と知事選に勝利したことだ。
民進党の蓮舫代表は、米山氏の推薦を拒絶した、最高責任者であるにもかかわらず、選挙戦終盤で米山氏リードの情報が流れると、厚顔無恥に、米山氏応援のために現地入りした。
このような人物が、代表では、主権者の信頼を集めることも、維持することもできない。
カジノ法案に対する民進党の対応もお粗末極まりないものであった。
したがって、現在の民進党が頭に置かれる野党共闘体制では、政権交代は実現しようがないと思われる。民進党には、与党の汚染が広がっている。
9)TPP批准案・年金カット法案・カジノ法案等で、
民進党には、与党の汚染が広がっている !
このことは、カジノ法案だけでなく、TPP批准案および関連法案審議でも、年金カット法案でも示されていることである。
幹事長の野田佳彦氏は、「シロアリを退治しないで消費税を上げるのはおかしい」と明言して衆院選を戦い、その衆院選で得た政権で、「シロアリを退治しないで消費税を上げた」・公約違反・人物である。政治は、「信なくば立たず」である。
安倍政治を嫌う人でも、野田政治は、さらに嫌いだと考える人が、圧倒的に多い。
民進党のなかには、原発に賛成し、米軍基地建設に賛成し、TPPに賛成し、消費税増税に賛成し、集団的自衛権行使に賛成し、共産党との共闘に反対する、勢力が存在する。
10)民進党議員には、隠れ自民議員が多数存在する !
この人々と、共産党を含む野党共闘を形成して、安倍政治を打倒することは、無理である。
根本的な矛盾がある。矛盾のあるものは、絶対に長続きしない。
政策を明確にして、この政策で足並みを揃えられる者が集結しなければ、主権者国民の広範な支持を得ることはできない。
民進党の良心部分と共産・自由・社民の連携は確実に実現する。
これら勢力が、新しい政党を構築しても良いと思われる。
解散総選挙が先送りになるなら、こうした、抜本的な対応を進めるべきである。
いまの民進党では、とても政権を奪還することなど、不可能である。
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