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安倍政治を転換するには、その謀略を
見抜いての賢明な団結が不可欠だ !
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/29より抜粋・転載)
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1)連合会長と会談した、安倍首相は、連合、民進党
と他の野党勢力との分断を狙っている !
安倍首相が、12月22日、連合の神津里季生会長と首相官邸で約30分間会談した。
会談で安倍首相は、政府が進める働き方改革への協力を求めた。
安倍首相が、民進党と連合の分断を狙うものだと伝えているが、正しくない。
安倍首相は、連合、民進党と他の野党勢力との分断を狙っているのだ。
日本の主権者の多くは、「安倍政治を許さない!」の判断を有している。
安倍自民党を支持する主権者は多くない。
2014年12月総選挙における、比例代表選挙での、自民党の絶対得票率(全有権者に占める得票比率)は、17.4%だった。
2)自民党の絶対得票率は、衆院選で17%超、
参院選で、19%超でしかない !
今年7月の参院選における、比例代表選挙での自民党絶対得票率は、19.6%だった。
2014年衆院選では、主権者の6人に1人、本年の参院選では、安倍自民に5人に1人しか投票していない。
絶対得票率の実態からみれば、主権者多数が、安倍政権を支持している姿からは、
程遠い。
しかし、衆院選の小選挙区、参院選の1人区では、当選者が1人しか出ないため、相対的に投票の多かった与党候補が、多数議席を獲得して、安倍政権を生み出している。
安倍政権(米国CIAと連合)が、政権を維持するために実行している、三つの策略がある。
「謀略」と呼んでもいいだろう。
3)政権永続を狙う、安倍・悪徳ペンタゴンの謀略は3つある !
第一は、野党第一党の民進党を、半与党の状態にすること。「半与党」を「ゆ党」と呼ぶ。
第二は、創価学会と共産党を反目させておく。
第三は、人為的に「第三極」を創作し、これを「ゆ党」にする。
すでにこの第三極「ゆ党」は、ほとんど「与党」と区別がつかない状況に、移行している。
この三つの「謀略」を駆使して、安倍政権は、政権を維持している。
戦に勝つには、敵(謀略・隠れ自民の正体)を知らねばならない。
「敵を知り、己を知れば、百戦して殆からず」である。
4)安倍政治を転換するには、謀略を見抜いての、
賢明な団結が不可欠だ !
安倍政権にとって、あるいは、日本の既得権勢力にとって、何よりも重要なことは、
「野党第一党の民進党を「ゆ党」にしておくこと」である。
これと密接に絡んでいるのが「連合」の存在だ。
既得権勢力にとっては、大きな教訓がある。
2009年に政権交代を実現されてしまったことだ。
政権交代を実現した主導者は、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏である。
政権交代阻止を至上命題として行動したが、正面突破されて、政権交代の偉業が成し遂げられてしまった。
5)自公政権の政官業癒着・対米隷属・政治を改革しよう
とした、小沢・鳩山政権は謀略で、破壊された !
しかし、ここで、怯まないところに、既得権勢力の怖さがある。
既得権勢力の核は、米国である。正確に言えば、「米国の支配者」=巨大資本である。
「米国の支配者」が、そのまま「日本の支配者」である。
小沢氏と鳩山氏が主導して、日本刷新の風が吹き抜けた。
悪徳ペンタゴンは、この「小鳩の春」を破壊して、日本を暗黒時代に引き戻したのである。
小沢氏と鳩山氏が主導した、当時の民主党は、本当の意味での日本政治刷新を目指した。米官業が支配する日本を刷新しようとした。
民主党は、本当の意味での革新政党であった。
6)民主党に潜む「隠れ与党勢力」を総動員して、
民主党を内部から破壊した !
これを打破するために、民主党に潜む「隠れ与党勢力」を総動員して、
民主党を内部から破壊した。
クーデターによって政権を樹立した菅直人氏による政権、これを引き継いだ野田佳彦氏による政権は、既得権勢力(悪徳ペンタゴン)の「傀儡政権」であったと言ってよい。
そして現在の民進党が、既得権益傀儡の存在である。
この民進党傀儡の工作活動を担っているのが「、連合」という組織である。
連合と連合に引きずられる、民進党執行部が、野党勢力の「病巣」であり、この「病巣」を取り除くことが、日本政治刷新の原点になる。
−この続きは次回投稿します−
(参考資料)
T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が
日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、改革者・小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、
小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)政権交代・政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
7)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
8)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
9)悪徳10人衆は、権力欲、出世欲だけで政治家
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。
それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。
10)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋
要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の
個人的な利益だけを追求したのである。
日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。
財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。
しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。
我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。
11)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !
安倍政権は消費税再増税を2017年4月に延期したが、本質は変わらない。
ハゲタカ、シロアリ、ハイエナのための政治を推進し続けている。
そして、現在の民主党に、増税推進の悪徳10人衆残骸が潜んでいる。
したがって、第二自公にしかならない野党勢力の再編ではなく、自公勢力に正面から対峙する主権者勢力を代表する新党の創設が必要不可欠なのだ。
民主党が代表選を通じて分裂することが望ましい。
この意味で、今回の民主党代表選に期待される最大の事項は、民主党分裂とその後の主権者政党の樹立である。
*悪徳ペンタゴン:
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」なのだ。
(植草一秀氏の説)
*日本操り対策班:
安倍自公政権を支配する、ジャパンハンドラーズ(日本操り対策班)として有名なのは ?
リチャード・アーミテージ、カート・キャンベル、マイケル・グリーン、ジョセフ・ナイ、ジェラルド・カーティス、ロバート・フェルドマン、ケント・カルダー、エドワード・リンカーン、バーグステン、グレン・ハバード、ローレンス・リンゼー、カート・キャンベル、ウィリアム・マーティン等。
(副島隆彦氏の説)
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