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安倍首相が訪米する、トランプ氏への土産は、公約違反した、ポスターか ?
自公政治家・NHK等は、誤魔化すが、「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/11/15より抜粋・転載)
1)メディアの集中砲火を浴び続けた、トランプ氏が、次期大統領の当選を果たした !
2)英国民が、EU離脱の判断を示したのは、反グローバリズムのうねりである !
3)マスメディアによる、異様なトランプ叩き・EU離脱への
異様な糾弾は、巨大資本からの攻撃だったのだ !
4)グローバリズムで巨利を獲得してきた、巨大資本は、
反グローバリズムの大衆の意思を潰したかった !
5)米国人は、巨大資本の家来・クリントンよりは、トランプ
が良いとしてトランプを選出した !
6)賢明になって、メディアの異様な、ヒステリックな対応の裏を
、読まなければならない !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)TPP離脱を確約のトランプ当選は、日本の
主権者にとっても、朗報だった !
TPP離脱を確約した、トランプ当選は、日本の主権者にとっての朗報であることは間違いない。しかし、トランプ氏が、裏切らない保証はない。
だから、これからのプロセスが極めて大事になる。
安倍首相は、11月17日にトランプ氏と会談する。
9月の国連総会に出席するために訪米した際、安倍首相はクリントン氏と会談した。
安倍氏は、クリントン支持の旗幟を鮮明にしたのである。
国家の安全保障上、これは大失策だった。
この批判が表面化したために、安倍首相官邸は、訪米の際に、ジャパン・ソサエティー会長のウィルパー・ロス氏とも会談したと、反論している。
8)安倍首相は、9月、トランプと会談せず、クリントン氏とだけ、
会談した事は、国家の安全保障上、大失策だった !
確かに、ウィルパー・ロス氏は、トランプ氏の経済顧問を務めているが、
クリントン氏と会談したこととは、まったく意味が異なる。
安倍首相は、だからこそ、大統領選当選直後に、会談のアポを取り付けることが
できたと強弁している
トランプ氏と会談したというなら話は別だが、トランプ氏のスタッフの一人と面会することと、クリントン氏本人と会談することとは、まったく意味が違うのだ。
外交においては、どのクラスの人物が会談するのかが常に問題になる。
外交上の失敗について、言い訳、弁明をしているに過ぎない。
さて、11月17日の会談であるが、安倍首相は1枚のポスターを持参してゆくのではないか。そのポスターとは、ウソつかない !、TPP断固反対 !、ブレない !、
日本を耕す !!自民党と大書きしたポスターである。
9)TPP断固反対 !等を総選挙で、公約して、選挙後、
安倍首相は、TPP交渉への参加を決定し、売国ペテン師政治を断行 !
安倍自民党は、2012年12月の総選挙で、このポスターを貼り巡らせた。
そして、選挙で多数議席を獲得して第2次安倍政権を発足させた。
選挙の投票日は、2012年12月16日。
そして、2013年3月15日、安倍首相は、TPP交渉への参加を決定、公表した。
「TPP断固反対 !」のポスターを貼り巡らせて、選挙から3ヵ月もたたぬうちに、「TPP交渉への参加」を決定した。このポスターを、トランプ氏へのお土産に持参するのではないか。
そのうえで、「国民など、どのように扱っても、何の影響もない」とアドバイスするのではないか。トランプ氏は、10月22日に、リンカーンの演説で有名なペンシルベニア(Pennsylvania)州ゲティスバーグ(Gettysburg)で演説を行い、大統領就任、当初100日間の計画について言及した。
100日間行動計画は、Donald Trump’s Contract with the American Voter
https://goo.gl/ffoAEW
ドナルド・トランプのアメリカの有権者との契約で、このなかの:Seven Actions to protect American workers:アメリカの労働者を守るための7つの行動のなかの第2番目の公約として、SECOND, I will announce our withdrawal from the Trance-Pacific Partnership.
第二に、私は、TPPからの離脱を宣言する、を掲げた。
これは、上記の契約書のなかで、On the first day of my term of office, my administration will immediately pursue the following.:私の任期初日に、私の政府は、直ちに以下の事項の実現を追求する、としたなかで掲げられたものである。
10)安倍首相は、トランプ氏に、当選後、公約違反しても、
何の弊害もない、とアドバイスするのではないか ?
安倍晋三氏は、主権者との約束など、全面的に無視して、破棄しても、
何の弊害もない、とアドバイスするのではないか。
トランプ氏が執務初日に実行するとしている、その言葉の表現は、pursueであり、
遂行する、の意味もあるが、同時に追求する、追い求めるの意味もあるから、言い逃れは、十分にできるとアドバイスするのではないか。
日本の主権者にとって、トランプ氏が選出された最大のメリットは、トランプ氏がTPP離脱を明確に公約化したことにあり、トランプ氏がTPP離脱の公約を破棄する場合には、トランプ氏勝利のメリットが消滅してしまう。政治の世界では、ベターな選択しかできないのが、通常である。ベストな選択は、見当たらないことが多い。
11)国民には、トランプ氏が選出されて、TPPが消滅
することは、はるかに望ましい事態である !
クリントンが選出されて、最終的にTPPが発効されてしまうことと比較して、トランプ氏が選出されてTPPが消滅することは、はるかに望ましい事態である。
トランプ氏が米国の主権者を裏切らないように、日本からもプレッシャーを
かけてゆく必要がある。
主権者との公約をいとも簡単に破棄するという風習を日本から世界にまき散らすことは、日本の恥になる。
日本政府・安倍自民党も、2012年12月選挙での訴えの原点に立ち戻り、
TPP離脱の意思決定を行うべきである。
(参考資料)
「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
(植草一秀の『知られざる真実』」:2016/08/24より抜粋・転載)
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1)2012年の総選挙で、自民党は、「TPP断固反対 !」
等を公約したが、選挙後、公約違反して、TPP参加に突進した !
秋の臨時国会最大のテーマはTPPである。
安倍自民党は、2012年12月の総選挙の際に、「TPP断固反対 !」、「TPP交渉への参加に反対 !」と大書きしたポスターを貼り巡らせて選挙を戦った。これは事実である。
そして、自民党は、TPPについて6項目の公約を明示した。http://goo.gl/Hk4Alg
「わが党は、TPP交渉参加の判断基準を明確に示します」TPP交渉参加の判断基準
1 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
2 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3 国民皆保険制度を守る。
4 食の安全安心の基準を守る。
5 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
6 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
2)自民党は、TPPについて6項目の公約を明示したが、
選挙後の言動は、公約のすべてに反している !
これはいまも事実として記録されている。
自民党が野党の時代であったからか、基本的な重要事項を押さえている。
問題は、いま安倍政権が、強行突破しようとしているTPPが、
これらの公約のすべてに反していることだ。
TPPは、ハゲタカ(=強欲外資)の日本攻略戦略の最終最強兵器である。
TPPはもともとシンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイの4ヵ国で始めたものだが、2008年に米国が交渉に参加したところから基本的な性格、目的が大転換した。
2008年から2009年にかけて、米国は対日経済戦略を転換した。
3)覇権国家・米国は、対日経済戦略を、
TPPに基本戦略を転換した !
年次改革要望書で、日本の諸制度改変を直接要請、指示する方式を取りやめて
TPPに基本戦略を転換したのである。
TPPは、ハゲタカが日本を「収奪する」ための手段であり、
「日本収奪の最終最強兵器」である。
TPPの特徴は、「強制力」にあり、日本をTPPに引き込んでしまえば、
あとは強制力をもって日本市場を収奪できる。
このことによって利益を得るのは、ハゲタカ=強欲巨大資本=多国籍企業である。
ハゲタカは、日本にも多くのエージェントを擁している。
政治を生業とする多くの「政治屋」は、ハゲタカの手先である。
政治家でTPPを推進している者は、基本的にハゲタカの手先であると見て間違いない。
4)「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
TPPの最大の目的は、日本をTPPに引き込むことであり、このために多くの手先を養っている。
日本でTPPを推進している者は、ハゲタカの手先であり、ハゲタカが世界に蔓延させている経済運営の方式が「新自由主義」である。
「脱原発」などを掲げていても、同時に「TPP推進」を掲げる者は「新自由主義」の信奉者であり、市民の利益ではなく、ハゲタカ強欲資本の利益を追求する者であるから、この点に十分気をつけなければならない。
8月20日に開催された「TPPを批准させない !全国共同行動キックオフ集会」には、会場に入りきれない市民が参集して、有意義な集会が挙行された。
5)「TPP推進」を掲げる者は、ハゲタカ強欲資本
の家来・売国奴である事を理解すべきだ !
私はどうしても外せない先約があり、参加することができなかったが、極めて意義深い集会になった。秋の臨時国会でのTPP批准を何としても阻止しなければならない。
そのために主権者が積極的に行動することが求められている。
TPPの最大の問題は、その内容が主権者に十分に知らされていないことにある。
TPP交渉は、秘密交渉で、仮に発効しても交渉内容は、4年間も秘匿される。
6)交渉内容は、4年間も秘匿される等、「知る権利」
を侵害する憲法違反の条約でもある !
国民の「知る権利」を侵害する憲法違反の条約なのである。
何よりも大事なことは、TPPの内実を広く主権者に伝えることだが、そのための最良の資料=ブックレットが登場した。『このまま批准していいの?続・そうだったのか !TPP 24のギモン』
http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html:である。
元農林水産大臣の山田正彦氏、アジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子氏などをメンバーとするTPPテキスト分析チームが取りまとめた分析内容を、分かりやすいブックレットにしたものである。
ネットから無料でダウンロードすることができ、1部100円で取り寄せることもできる。
申込フォームは、http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html:素晴らしい資料であるので、この資料を日本全国に拡散することがまずは非常に大事である。
7)TPPテキスト分析・ブックレットを、日本全国に拡散する
ことがまずは非常に大事だ !
8)TPPの問題点は、自民党による6項目の公約に明示されている !
9)国民には、百害あって一利なしのTPPを
批准することは、絶対に許されない !
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