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  6名の学者への任命拒否は、現行の法規定の枠組みの下ではできない !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/14574.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 10 月 26 日 09:56:01: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 6名の学者への任命拒否は、現行の法規定の枠組みの下ではできない !

    菅政治への識者の見解・詳報は ?

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/10/23より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。

6)梶田会長と菅首相と会談で、菅氏は、
6名を任命する事を発言できなかった !

タイトルが興味深いので、つい読んでしまったが、日本学術会議の梶田会長が菅義偉首相と会談した際に、任命拒否を撤回し、6名を任命することを菅首相に強く発言できなかったことを、前川喜平元文部科学事務次官が批判したことを「内部崩壊」と表現しているらしい。
評論を書いた人物の知性が疑われるとしか言いようがない。
任命拒否を批判する公式見解を発し、菅首相に任命拒否の撤回と6名の会員候補の任命を求めることを学術会議が決定したのだから、会長は任務を果たすのは当然のことである。

7)梶田会長は、6名の会員候補の任命
を求める事を菅首相に主張しなかった !

それを実行しなかった梶田会長が批判されるのは当然のことである。
梶田会長批判が正論であって、正論を述べることは内部崩壊ではない。
菅首相を応援し、菅内閣を応援しようとするなら、まずは、菅首相が陥っている陥穽から菅首相をすくい上げるのが先決ではないのか。
現行の法規定および政府公式見解が、「優れた研究又は業績がある科学者のうちから日本学術会議が会員の候補者を選考し、内閣総理大臣が学会の推薦を拒否せず、形だけの任命をする」ことになっているのだから、誤解が入り込む余地がない。

8)6名の学者への任命拒否は、現行
の法規定の枠組みの下ではできない !

菅首相なり、杉田官房副長官が、6名の学者が政府に批判的な言動を示したことを理由に任命拒否することは現行の法規定の枠組みの下ではできない。
これは、菅内閣を応援する者にとっても、応援しない者にとっても変わらない事実である。
菅内閣を応援する者が、これを無視して、菅首相の任命拒否を是認することが日本の劣化を象徴している。
10月28日(水)夕刻の政策連合(オールジャパン平和と共生)主催
「政策連合総決起集会&松元ヒロさん公演」:フライヤー:https://bit.ly/340utGv
プログラム:https://bit.ly/37dPZd0
会場:四谷区民ホールの残席が少なくなってきました。

9)政策連合総決起集会に参加ご希望の方は、
氏名・住所等を明記の上、メールで申し込み下さい !

参加ご希望の方は、氏名、住所、電話番号を明記の上、
info@alljapan25.com:までメールでお申し込みください。
菅内閣は任命拒否問題を「学術会議のあり方問題」にすり替えているが、「あり方問題」を論議しても「任命拒否問題」は解決しない。
法律違反事案として残存する。
しかも、任命拒否の理由が、政府を批判している、政府に従順でない、政府批判運動に加担している、ということだから、余計に筋が悪い。
任命権者は内閣総理大臣だが、推薦の要件は「優れた研究又は業績がある科学者」だけであるから、この要件を満たしていながら、任命を拒否する理屈が成り立たない。
―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

○学術会議問題:任命拒否は憲法違反」4人の教授が会見 !

(www.tokyo-np.co.jp:2020年10月24日 06時00分)

日本学術会議が推薦した新会員候補6人が任命されなかった問題で、任命を拒否された岡田正則早稲田大教授(行政法)や松宮孝明立命館大教授(刑事法)ら4人が23日、日本外国特派員協会で記者会見し、「菅総理の任命拒否は違憲違法だ。拒否を撤回すべきだ」などと政府の対応を批判した。

◆「菅首相は独裁者になるつもりか」

 会見には2人のほか、芦名定道京都大教授(キリスト教学)と小沢隆一東京慈恵会医科大教授(憲法)が、オンラインで参加した。岡田教授は、「会員の適否を政治権力が決められれば独立性は破壊される。菅総理は6人を認め違法な状態を解消しないといけない」と要求した。
松宮教授は、「菅総理は国民を代表し自由に公務員を選定罷免できると宣言した。ナチスのヒトラーでさえも全権掌握するには、特別の法律を必要としたが、菅総理は、現行憲法を読み替えて、独裁者になろうとしているのか」と批判した。

◆「政府に明確に反対して問題に」

 芦名教授氏は、「大学での軍事研究を推進したい政府に、明確に反対した会議が大きな問題になっ。日本の科学技術の在り方を政府が支配しようとしている」と述べ、小沢教授は「軍国主義化の中で大学の自治が崩され、思想弾圧が相次ぎ、科学者が戦争に加担した。戦前の苦い経験を経て憲法で『学問の自由』が保障された」と指摘した。
 加藤陽子東京大教授(日本近代史)は、「国民からの負託がない、官僚による科学への統制と支配は、国民の幸福を増進する道ではない」、宇野重規東京大教授(政治思想史)は、「民主的社会の強みは、批判に開かれ、自らを修正する能力にある。能力が鍛えられ、発展することを確信している」などとメッセージを寄せた。 (望月衣塑子)

○菅首相の正体:悪い事している
自覚あり、野党時代の菅氏発言を振り返る

(www.nikkan-gendai.com:2020/10/23 06:00)

◆議事録の作成廃止は、国民への背信行為 !

「(前略)政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」(菅義偉総理大臣)
 これは、菅首相が、2012年3月に刊行した単行本、「政治家の覚悟」という本の中の一文である。
自民党、菅さんが、野党議員である頃に書かれたものである。なんだ、わかってんじゃん。
公文書を廃棄したりすることが、いかに重い罪だって。

◆公文書管理の重要性を削除 !

 しかしですな、最近、考え方を変えたようである。この本は、20日に新書として発売された。
新書の中では、公文書管理の重要性を訴える記述を、「削除」したようである。
10月19日付の毎日新聞によると、本の中で菅首相は、「旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判し、『千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府が、あらゆる記録を克明に残すのは、当然(後略)』」と断じていたようである。そして、そのあと冒頭の言葉につながる。

◆菅官房長官:安倍疑惑を誤魔化していた !

菅さんは、安倍政権で官房長官だった。モリ・カケ・サクラなどで、公文書の廃棄や改ざんなどを行った政権の中枢にいた。これらの問題ぜんぶ、文書があったら、一発で解決みたいな話だろ。
 官房長官時代の菅さんは、こうした問題に対し、いつもシレッと「ご批判には当たらない」とかいって誤魔化してたけど。今回新書で削った文面を見ると、彼は悪いことをしているという自覚はあったようだ。より罪は重いな。マスコミのみなさん、ヌルッと逃がしちゃダメですよ。

◆菅首相の本:問題発言を削除している !

 それにしても本のタイトルが「政治家の覚悟」。本は出したいが、問題となりそうな発言の部分をこっそり削除している。でもって、安倍政権下では、汚い仕事をこなし、総理になった今でも我々の前になかなか出てこない。やべ、やっぱりヌルっと感じる。菅首相の陰気な覚悟も見えたしな。

○菅義偉首相による任命 拒否は、「法律違反」になる !

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/10/14より抜粋・転載)
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1)菅義偉内閣は、不正を押し通す姿勢を示している !

日本学術会議会員任命拒否問題が、続いているなかで、菅義偉内閣が、支配下のメディアを動員して、不正を押し通す姿勢を示している。
「「日本学術会議」の正体とは、「非民主的」「野党のようなもの」大学教授ら語る」(週刊新潮)
「日本学術会議の任命拒否問題は、「学問の自由」とは、全く関係がない」(President)
「看過できない、日本学術会議と中国「スパイ」組織との協力覚書」(iRONNA=産経新聞)
などの主張を、御用メディアが大きく取り上げる。

2)御用メディアの主張は、日本 学術会議のあり方を、問題にする !

いずれも日本学術会議のあり方を、問題にする主張である。
日本学術会議のあり方に、異論があるなら、大いに論じればよい。
しかし、今回の日本学術会議会員任命拒否問題は、日本学術会議のあり方の問題ではない。
「法の支配」の問題である。
日本学術会議法という法律が、定められており、その運用方法が、政府の国会答弁で確定されている。運用方法についての、政府公式見解を含めて、法律の実体が成立している。

3)菅義偉首相による任命 拒否は、「法律違反」になる !

菅義偉首相による任命拒否が、「法律違反」になることが、問題の本質である。
日本が、法治国家であるなら、菅義偉内閣の法の遵守は、当然のことである。
日本学術会議のあり方に、問題があると考えるなら、大いに議論を深めて、必要があれば、法律の運用方法を改めるなり、法律を改正するなりの、対応を取ればよい。
法律違反事案の論議をせずに、日本学術会議のあり方を論じるのは、単なる問題のスリカエである。「教養のレベル」、「反知性主義」の論議は、この視点から指摘されるべきものである。

4)菅内閣が、ものごとを、論理的に考える事ができるか、否かが問題だ !

菅内閣が、ものごとを、論理的に考える事ができるかどうか。
これが、菅内閣の「教養のレベル」、「反知性主義」の問題である。
  ―以下省略―


 

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