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  野党は、共産党と「共闘する勢力」と「共闘しない勢力」に分断されている !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 9 月 20 日 17:40:25: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 野党は、共産党と「共闘する勢力」と「共闘しない勢力」に分断されている !

    自民党政権・自公政権の支配者の謀略とは ?


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/09/18より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。

6)電力総連・電機連合は、玉木氏の国民民主党の支援に回った !

このうち、電力と電機の2産別は、玉木氏の国民民主党の支援に回った。

玉木氏の国民民主党は、「立憲主義の深化」、「原発ゼロ」を、受け入れることができなかった。

電力と電機は、原発推進であり、立憲民主党には合流せず、新・国民民主党支持に回った。

UAゼンセン、自動車総連、JAM、基幹労連は、「御用組合」で、合流新党支持に回らなかった。この結果、初めて反自公陣営が一つにまとまれる環境が生まれつつある。

CIAの誤算が生じている。このチャンスを生かさない手はない。

新・立憲民主党も冴えないが、現実のなかからしか活路を見出すことはできない。

チャンスを最大限に生かす工夫と行動が何よりも重要である。現実は、理想から程遠い。

7)枝野幸男氏の行動は、野党共闘の空気を盛り上げる迫力を欠く !

野党共闘の空気を盛り上げる迫力を欠く枝野幸男氏の行動に対する批判は極めて根強い。

中核野党を枝野氏と福山氏が私物化しているような印象を与えていることも問題だ。

新党の執行部も同じ顔ぶればかり。新しい力を大いに発掘する姿勢が感じられない。

問題が山積しているのは事実だ。

しかし、野党が迫力を欠いて、選挙で自公が多数議席を占有してしまえば,暗黒の日本が続いてしまう。

現実の問題点に目を向けるより、現実の前進点に目を向けて、大なる希望を持つことの方がはるかに大事である。改革の敵・既得権益勢力の戦術の核心は「分断」にある。

8)既得権益勢力・CIAは、「共産党とは

   共闘しない」という勢力を重視している !

既得権益勢力は、「共産党とは共闘しない」という勢力に一定の力を持たせることを狙っている。

これが米国・CIAの基本戦略だ。

過去の選挙協力を見ても、いつもこの点が問題になってきた。

そのために、野党共闘が、かたちばかりのものになってきた。

9)野党は、「共産党と共闘する勢力」と

   「共産党とは共闘しない勢力」に分断されている !

「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」が、かたちばかり「共闘」という体裁を取るためには、政策を曖昧にしなければならない。

憲法の問題、原発の問題、消費税の問題が、曖昧に処理されてきた。

曖昧な政策で曖昧な共闘体制であるから、主権者が熱烈に支持することにはならない。

支持者の間での相互不信も拭えない。

「政策連合=オールジャパン平和と共生」はこの問題点を指摘し続けてきた。

重要なことは政策の明確化である。

  ―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、

   人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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◆「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、

 「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !

「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。

これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。

かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。

◆対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を

   目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !

「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。

この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006 年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。

「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。

◆小沢一郎氏・鳩山由起夫氏が主導する政治は、

  日本の既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !

その理由は単純明快である。

この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。

これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。

◆「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
 
   人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !

「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。

日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。

この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。

安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。

◆反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して

  初めて、日本政治の刷新が実現する !

これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。

「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。

米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。

この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。

政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。

◆「保保二大政党体制」が構築されれば、

  「二党独裁制」になってしまう !

◆「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って

  きたのが、米国・CIAである !

「日本の支配者」が、日本政治に介入する際、その実行部隊の中核を担ってきたのが、CIAである。CIAは、大統領の指揮下にあると思われやすいが、そうではない。

米国を支配する巨大資本の支配下に位置している。

2009年に鳩山政権が誕生したとき、NHKや日本の検察組織はどう動いいたのか。

彼らは鳩山首相の指揮に従って動いたのではなく、「日本の支配者」すなわち米国を支配する巨大資本の指揮によって動いたのである。

その指揮に従って、鳩山由紀夫氏と小沢一郎氏に対して、苛烈で卑劣な「人物破壊工作」を展開した。

日本で、人物破壊工作の標的とされた者は、他にも存在する。

◆「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、

   すべてが、CIAによる工作である !

彼らに共通するのは、そのほぼすべてが、CIAによる工作であるということだ。

彼らにとって、2009年の小沢‐鳩山体制ほどの脅威は存在しなかった。

そのために、文字通り「目的のためには手段を選ばない」苛烈で卑劣な人物破壊工作が展開された。

日本の既得権、日本支配権を破壊してしまいかねない、真正の改革を実行しようとしたからである。

小沢‐鳩山体制は、米国による日本支配、官僚による日本支配、大資本による日本支配という、日本支配の基本構造を破壊・改革しようとした。

このために、小沢氏・鳩山氏に対して、史上空前の激しい攻撃が加えられたのである。

◆反安倍政治・改革勢力の最重要政策は、原発廃炉と

   消費税廃止を打ち出す事だ !

「大資本のための政治」を、象徴する政策が、原発推進であり、「格差拡大再推進」を象徴する政策が、消費税増税路線である。

主権者が求める方向は、反戦・反核・反貧困であり、その具体策として、原発廃炉、消費税廃止を公約として訴えるのだ。

そして、この公約を明示する候補者を、すべての衆議院小選挙区に、ただ一人、主権者が主導して、絞り込むのである。そして、この当選者による政権樹立を目指すのだ。

まずは、10月22日選挙に向けて、野党共闘候補擁立が求められるが、これと並行して、次期総選挙に向けての、原発廃炉と消費税廃止、反安倍政治・「政策連合」構築が、求められている。

 

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