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  菅義偉氏は、「大資本の利益極大化」を目指すであろう !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 9 月 16 日 17:27:16: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 菅義偉氏は、「大資本の利益極大化」を目指すであろう !

    自民党政権・自公政権の政治の深層・真相は ?


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/09/13より抜粋・転載)
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1)〜10 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。

11 )菅義偉氏は、「大資本の利益極大化」を目指すであろう !

菅義偉(すが・よしひで)氏は、この路線をそのまま引き継ぐであろう。

菅義偉氏は、自民党総裁選のキャッチフレーズを、「自助、共助、公助」とした。

この言葉は、政府が人々の生活を支える上で、もっとも遠い場所に位置することを宣言するもの。

公助発動はメインストリームに置かれないことを意味する。

安倍内閣の下で日本経済は縮小した。

実質GDPは、2012 年10−12月期の498兆円から2020年4−6月期の485兆円(498兆円の約97%)に減少した。

12 )企業利益は、2012 年度から2017 年度の5 年間に2.3 倍激増した !

他方、企業利益は、2012年度から2017年度の5年間に2.3倍の水準に激増した。

労働者の分配所得が減るなかで、その所得を分け合う人数だけが、増加した。

結果として、一人当たり実質賃金は、6%も減少してしまった。

大資本の利益を極大化させること、労働者の身分の不安定化と所得の減少が、推進されてきた。

さらに、庶民の生活の土台を破壊したのが、安倍政権による、消費税増税である。

消費税が導入された、1989年度から2019年度までの31年間に、消費税で400兆円が巻き上げられた。

13 )400 兆円の消費税収のすべてが、

    大資本と富裕層の減税に使われてしまった !

その400兆円の消費税収のすべてが、大資本と富裕層の減税に使われてしまった。

法人と富裕層の法人税・所得税・住民税の減税総額は、575兆円に達している。

庶民の生活を破壊する、消費税を減免して、大法人と富裕層に適正な負担を求めるべきである。

これが「共生の経済政策」の中核になる。

菅義偉氏は、消費税の増税を行う方針を示した。

菅義偉氏の主張には、大資本の利益を極大化し、庶民を下流に押し流す、経済政策の基本路線が、鮮明に示されている。

14 )は、消費税減税=法人・所得税負担増により、格差の是正を図るべきだ !

これに対して、消費税減税=法人・所得税負担増により、格差の是正を図るのが「共生の経済政策」である。

「消費税増税」の方針に対して、合流新党は、「消費税減免」の方針を明示するべきである。

これこそ、総選挙の最大争点になる重要論点である。

消費税問題を提起することを「選挙の道具」と表現する意味が分からない。

15 )消費税問題は、政治論争の核心になるべきである !

消費税問題は、政治論争の核心になるべきものである。

自公と談合して、消費税増税を決めたから、自公と談合して、消費税減税を決めるという、枝野氏の主張は、かつての民主党政策判断の誤りを、曖昧にするためのもので、断じて受け入れられない。枝野氏は、消費税増税の判断が誤りであったことを、謙虚に認めた上で、次の総選挙で、消費税問題を、最重要争点に明確に位置付けるべきである。

(参考資料)

政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と

ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/13より抜粋・転載)
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◆植草氏等の予測通り、黒田日銀はインフレ誘導

   に失敗して、現在に至っている !

実際に、黒田日銀はインフレ誘導に失敗して現在に至っている。

だが、日銀の資産残高はGDP以上に膨れ上がり、日銀の信用が失墜する瀬戸際にある。

「ねじれの解消」を、メディアがはやし立てて、2017年7月参院選で、安倍自公与党勢力が、衆参両院での過半数議席を確保した。ここから「災厄」が本格化したのである。

メディアは「アベノミクス」を大宣伝したが、本当に伝えなければならなかったことは「アベノリスク」だった。あれから5年半の時間が過ぎ去り、リスクが現実のものになった。

◆政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と

   ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !

シロアリ退治は行われず、日本はシロアリ(官僚)、ハイエナ(大資本)、コバンザメ(大資本の家来)に食い尽くされようとしている。

民営化や国家戦略特区に、醜悪なコバンザメが群がり、国民資産を食いものにしている。

これらを放逐するべきときが来ている。本日、12月13日、内閣府は、景気動向指数研究会を開催し、景気回復が、2012年12月から2017年9月時点まで続き、高度成長期に、57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さとなったと判断した。しかし、これは、ペテン師・安倍政権下、政府の勝手な判断で、事実に反している。

◆今回の実質GDP増加は、7%であり、

   「いざなぎ景気」の10分の1である !

「いざなぎ景気」は、実質GDPが、70%拡大した本格的好景気だが、今回の実質GDP増加は、わずか7%であり、、「いざなぎ景気」の10分の1である。

しかも、2014 年1月ころから2016 年5月ころまで、日本経済は、景気後退局面を経過している。

ペテン師・安倍政権下、真っ赤な嘘が政府から発表されているだけだ。

今回の景気を命名するなら「いかさま景気」ということになる。

詳しくは、植草一秀著、『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』(祥伝社新書)https://amzn.to/2KtGR6k:をご高覧賜りたい。国家はいつも嘘をつく。

◆異常人格・安倍首相は、「息を

    はくように嘘をつく」と言われている !

とりわけ、安倍内閣はひどい。安倍首相は「息をはくように嘘をつく」と言われている。

私が言っているのではない。多くの識者がそう言っているのだ。

安倍首相は、2014 年11月18日の総理大臣記者会見で、消費税増税延期を発表した。

「来年(2015 年)10 月の引き上げを、18カ月延期し、そして、18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。ふたたび延期することはない。

ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」さらにこう付け加えた。

◆安倍首相は、2014年、消費税増税を

   決意発言後、増税の延期発言をした !

「平成29年(2017年)4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく、確実に実施いたします。3年間、(アベノミクスの)三本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています」

ところが、2016年6月1日、安倍首相は、2017年4月の消費税増税について次のように述べた。

「そうした中で、内需を腰折れさせかねない、消費税率の引上げは、延期すべきである。そう判断いたしました」

「今回、『再延期する』という私の判断は、これまでのお約束とは異なる『新しい判断』であります」

こう述べた上で安倍首相は、こう言い放った。

◆安倍首相ほど、厚顔無恥になれる人は、

    広い日本といえども、少数であろう !

「信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。」立派と言うほかない。

ここまで厚顔無恥になれる人は、広い日本といえども数えるほどしかいないだろう。

もっとも、「信なくば立たず」の意味を知らないで発言したのだとは思われる。

2017年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は、森友学園への国有地不正払い下げ疑惑について、こう述べた。

「私や妻が関係していたということになれば、それはもう、まさに私は、それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」

その1年半後の本年9月14日の自民党総裁選公開討論会で、安倍首相はこう述べた。

◆森友学園問題について、私の妻や私の友人が
 
   関わってきた事と首相答弁したが、辞職はしない !

「私の妻や私の友人が関わってきたことでございますから、国民の皆様が、疑念を持つ、疑惑の気持ちを持たれるというのは当然のことなんだろうと、このように思っております。」

完全にアウトだ。

安倍首相は、「それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞め」なければならなかった。

しかし、安倍首相は、10月24日の国会所信表明演説で、「私もまた、次の3年、国民の皆様とともに新しい国創りに挑戦する」と言い放った。

◆総理大臣を辞めるのではなく、あと3年やる

    と宣言した事は、人格異常の証明である !

総理大臣を辞めるのではなく、あと3年やると宣言したのだ。

やはり安倍首相はすごい。

日本経済は、2014年1月から2016年5月まで、2年半も景気後退局面を経過した。

2014年初から2015年央の景気後退は、消費税増税が主因だった。

2015年央から2016年央の景気後退は、中国株価急落と日本円の急激な上昇が主因だった。

1996年6月に橋本内閣が、消費税増税方針を閣議決定したとき、政府は、景気拡大が、1993年10月から2年半も続いていることを根拠にしたが、これも嘘だった。日本経済は、1994年央から1995年央にかけて、急激な円高等を背景に、景気後退局面を迎えていた。

◆消費税増税を押し通すために、財務省が

   暗躍して景気後退局面を隠蔽している !

 

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