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菅義偉内閣は、秘密警察活動の拡大をする !
政官業癒着・自民党政権・自公政権下、警察の深層・真相は ?
(植草一秀の『知られざる真実』」:2020/09/07より抜粋・転載)
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1)〜10 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
11 )安倍内閣は、NHKを私物化した !
安倍内閣は、経営委員会委員人事を私物化してNHKを私物化した。
日銀人事も国会同意を必要とするが、衆参ねじれが解消されると、内閣の決定に歯止めをかけるものがなくなる。日銀は安倍内閣によって完全に私物化された。
さらに裁判所裁判官の人事権を形式上、内閣が握っている。
安倍内閣はこの権限を活用して裁判所まで私物化してきた。
挙句の果てに、検察人事にまで介入し、日本の刑事司法を腐敗させてきた。
人事権濫用によるNHK・日銀・裁判所・検察の私物化は菅内閣によって一段と強化されることになる。安倍内閣において人事権濫用による重要機関私物化の手法を強く提案してきたのが菅義偉氏であると考えられるのだ。
12 )菅義偉内閣は、秘密警察活動の拡大をする !
第三は、秘密警察活動の拡大。
安倍内閣の下で秘密警察的対応が一気に拡大した。
警察・検察権力を支配する安倍内閣は日本の刑事司法を破壊した。
犯罪が明確に存在するのに犯罪者を無罪放免にする裁量権
犯罪が存在しないのに無辜の人物を犯罪者に仕立て上げる裁量権が活用されてきた。
内閣調査室、警察組織を活用して個人監視、人物破壊工作が展開されてきたが、これらの活動の実質的な指揮者が菅義偉氏であったと見られる。
13 )政治的敵対者への「人物破壊工作」が一段と強化される可能性が高い !
秘密警察組織強化により言論空間の統制、政治的敵対者への「人物破壊工作」が一段と強化される可能性が高い。
メディアは菅義偉(すが・よしひで)氏を礼賛する御用報道を展開しているが、菅義偉内閣の暗部に光を当てなければならない。
早期に解散総選挙が挙行され、新内閣与党が大勝すれば、菅義偉体制がワンポイントでなく長期政権化する可能性も浮上する。これは日本国民の悲劇だ。
次の総選挙で与野党伯仲、与野党逆転の状況を生み出さねばならない。
このタイミングで、立憲民主党と国民民主党の合流新党が創設される。
14 )立憲・国民合流新党から「隠れ自公勢力」の中核が除かれる !
両党が単純合流するなら、元の木阿弥政党にしかならなかったが、両党構成メンバーから「隠れ自公勢力」の中核が除かれることになった。
憲法破壊を推進する勢力と原発稼働を推進する勢力が加わらないことになった。
「ボタンの掛け違い」による「瓢箪から駒」であるが、これを奇貨として活用しなければならない。
憲法破壊勢力と隠れ自公の「御用組合連合」勢力が、合流新党に加わらないことは、最大の吉報である。
15 )合流新党で、立憲主義深化・原発ゼロ・共生
の経済政策を柱とする「政策連合」構築ができる !
これによって、立憲主義深化、原発ゼロ、共生の経済政策、を柱とする「政策連合」構築が可能になる。
合流新党、共産党、社民党、れいわ新選組による強固な連帯=野党共闘を成立させ、すべての選挙区で候補者を一本化して、菅義偉・自公と正面から戦うべきである。
野党共闘を成立させれば、必ず大きな成果を上げることができるはずである。
(参考資料)
○背筋も凍る「警察官僚」600人の正体 !
──安倍政権を護る「権力と情報の盾」
(news.kodansha.co.jp:2018年6月19日 より抜粋・転載)
朝香裕:『特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望』
(著:時任 兼作)
◆警察官僚は、安倍政権の「最重要官庁」となっている !
次々にスキャンダルが噴出しながら、安倍政権の支持率は、なぜか急落しない。倒れそうで倒れない。それを支えているのは誰か──。本書『特権キャリア警察官』は、警察庁のわずか600名のキャリア官僚=警察官僚が、その情報力と実行部隊によって、安倍政権の「最重要官庁」となっている実態を明かす。
著者の時任氏は、あるとき、旧知の警視庁捜査二課刑事からNHK会長M氏についての情報提供を求められた。時任氏は警察取材歴が長く、この刑事と定期的に情報交換する関係を築いていたが、二課の刑事がなぜそんな情報収集をしているのか、不審に思ったという。
時任氏が尋ねると、刑事は、さる警察庁大幹部の名前を挙げた。
「偉い筋からの特命ですから。これはやりますよ」
警察庁幹部からの「特命」だと明かしたのだ。
その後、M氏についての情報を求めていたのは、実は官邸中枢だったと判明した。当時、M氏は問題発言を繰り返し、安倍政権の足を引っ張っていた。その首をすげ替えるため、警視庁を動かしてM氏に関するネガティブ情報を集めていたのだ、と時任氏は書く。
◆警察の情報が、権力に直結している !
警察の情報が、権力に直結しているのである。
警察が集めている情報はそれだけではない。時任氏によると、政権批判で有名な女性新聞記者のプライベートや、週刊文春、週刊新潮記者の情報源まで収集しているという。こうした情報がいったいどのように「利用」されているのか定かではないが、文部科学省の前次官のインタビューが週刊文春に掲載される直前、前次官が新宿の出会い系バーに通っていたと暴露されたことは記憶に新しい。
◆30 万人に及ぶ警察組織を握る警察官僚・600人 !
集められた膨大な情報のうち、明るみに出るのはごく一部だが、監視された当人にとっては、恐怖以外の何物でもないだろう。こんなことができるのは、全国47都道府県、30万人に及ぶ警察組織を握る警察官僚だけだ。
その総数は、わずか600人。毎年国家公務員総合職の難関を突破した東大、京大などのトップエリートが採用され、いまや財務省、経産省などをしのぐ人気官庁という。
◆入庁すると、ほぼ全員が、いずれかの都道府県警のトップに就任 !
入庁すると、ほぼ全員がいずれかの都道府県警のトップ=本部長に就任し、数千人、ときには4万6000人(警視庁)に号令する立場となる。
映画「踊る大捜査線」で柳葉敏郎が演じた室井慎次もそのひとりだが、特権を握るキャリア警察官は捜査一課や二課で刑事として働く実務はほとんど経験しない。ただ「指示・命令」する存在として採用され、組織のなかで出世を重ねていく。その過程で、政治との結びつきを強め、情報力を背景に影響力を強めていく。
◆杉田内閣官房副長官
・北村内閣情報官は、警察官僚 !
現在、霞が関の高級官僚の頂点と言われる、「内閣官房副長官」の座にある、杉田和博氏も警察官僚。安倍総理にもっとも数多く会っている男と言われる、北村滋内閣情報官も然りだ。いまや警察官僚の動向は、官界のみならず有力政治家の注目の的でもある。
しかしこれまで、その実態は謎につつまれてきた。
時任氏は、警察取材を中心に25年以上の取材歴を持つベテランジャーナリストで、警察組織の内部に知人も多い。その時任氏が、あまりに肥大化し、強大な権力を握った「特権警察官」=警察官僚の実情をまとめたのが本書だ。
「日本を支配する600人」は、こんな面々だった。読むと背筋が寒くなる。
*悪徳ペンタゴン(悪徳五角形):
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。大多数の検察・裁判官も安倍政権の家来である。
2016・17年、報道の自由度は、日本は、世界72位に転落した。
独裁志向・安倍政権下、隠蔽・権力迎合の捏造・画一偏向報道の
NHK等日本マスコミの腐敗堕落は、ひどい。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」・巨大資本なのだ。
(植草一秀氏の説)
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