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大不況の主因である、安倍内閣の消費税増税が、諸悪の根源である !
安倍政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/08/03より抜粋・転載)
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1)〜11 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
12 )不況のただ中で、安倍内閣が、消費税の税率を10 %にした !
不況のただ中で、安倍内閣は、消費税の税率を10%に引き上げた。
この2019年10月の消費税大増税によって、不況が加速した。
各種経済指標が、この事実を明確に示している。
2019年10−12月期、2020年1−3月期2四半期連続の、マイナス成長が記録された。
コロナの影響が発生したのは、3月以降のことである。
新型コロナウイルスの感染で、不況に転落したのではない。
13 )消費税増税で、日本経済は、深刻な不況に突入していた !
コロナの前に消費税増税で、日本経済は、深刻な不況に突入していた。
そもそも、民主党が市民の支持を失った主因は、2010年7月に、突然、消費税増税の方針を示したことにある。
鳩山首相が辞任した機に乗じて、菅直人氏が、権力を強奪した。
民主党内クーデターが、勃発した。
その菅直人氏が、2010年6月17日に、突然、消費税率10%への引き上げを打ち出した。
菅直人首相は、これを2010年7月参院選の公約に明記した。
14 )菅直人氏は、鳩山首相の改革路線を、すべてひっくり返した !
この参院選で民主党が勝利していれば、衆参ねじれが解消し、日本政治の刷新を実現することが可能になったはずである。
米国、官僚、大資本による、日本政治支配の構造を刷新することが、鳩山首相の目指した方向だった。ところが、菅直人氏は、この鳩山首相の基本路線を、すべてひっくり返した。
菅直人氏達は、米国に隷従し、財務省に隷従し、大資本に隷従する方向に、日本政治の方向を再転換してしまった。
その一つとして、菅直人氏が掲げたのが、消費税率10%への引き上げだった。
2010 年7月参院選で、菅直人民主党は、大惨敗した。
15 )2010 年7月参院選で、民主党は、大惨敗したが、菅氏は、首相を続けた !
この瞬間に、菅直人氏は、首相を辞任するべきだったが、首相の椅子にしがみついた。
1年後に後継首相の椅子を得たのは、野田佳彦氏だった。
消費税増税を推進することで、財務省の支援を取り付けたと見られる。
そして、2012 年8月、野田内閣が、消費税率10%への引き上げを法定化した。
その結果として、2012 年12月の総選挙で、野田民主党が爆死した。
16 )2012 年12 月の総選挙で、野田民主党
は敗北して、第2次安倍内閣を誕生させた !
2012年12月の総選挙で、第2次安倍内閣を誕生させた。
その消費税大増税が、日本経済を撃墜させる原動力として、作動してきた。
新型コロナウイルスの感染は、あくまでもその後に発生した問題なのである。
この消費税増税政策の誤りを、認めることなくして、旧民主党の復権はない。
選挙目当ての政界互助会結成の発想で、旧民主党への逆流を実現しても、市民の強い支持は得られない。立憲民主党と国民民主党は、これまでの政策を総括し、反省の上に、新たな政策方針を明示しない限り、野党の浮上も展望できないと思われる。
(参考資料)
政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/13より抜粋・転載)
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◆政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
シロアリ退治は行われず、日本はシロアリ(官僚)、ハイエナ(大資本)、コバンザメ(大資本の家来)に食い尽くされようとしている。
民営化や国家戦略特区に、醜悪なコバンザメが群がり、国民資産を食いものにしている。
これらを放逐するべきときが来ている。本日、12月13日、内閣府は、景気動向指数研究会を開催し、景気回復が、2012年12月から2017年9月時点まで続き、高度成長期に、57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さとなったと判断した。しかし、これは、ペテン師・安倍政権下、政府の勝手な判断で、事実に反している。
◆今回の実質GDP増加は、7%であり、「いざなぎ景気」の10分の1である !
「いざなぎ景気」は、実質GDPが、70%拡大した本格的好景気だが、今回の実質GDP増加は、わずか7%であり、、「いざなぎ景気」の10分の1である。
しかも、2014 年1月ころから2016 年5月ころまで、日本経済は、景気後退局面を経過している。
ペテン師・安倍政権下、真っ赤な嘘が政府から発表されているだけだ。
今回の景気を命名するなら「いかさま景気」ということになる。
詳しくは、植草一秀著、『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』(祥伝社新書)https://amzn.to/2KtGR6k:をご高覧賜りたい。国家はいつも嘘をつく。
◆異常人格・安倍首相は、「息をはくように嘘をつく」と言われている !
とりわけ、安倍内閣はひどい。安倍首相は「息をはくように嘘をつく」と言われている。
私が言っているのではない。多くの識者がそう言っているのだ。
安倍首相は、2014 年11月18日の総理大臣記者会見で、消費税増税延期を発表した。
「来年(2015 年)10 月の引き上げを、18カ月延期し、そして、18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。ふたたび延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」さらにこう付け加えた。
◆安倍首相は、2014年、消費税増税を
決意発言後、増税の延期発言をした !
「平成29年(2017年)4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく、確実に実施いたします。3年間、(アベノミクスの)三本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています」
ところが、2016年6月1日、安倍首相は、2017年4月の消費税増税について次のように述べた。
「そうした中で、内需を腰折れさせかねない、消費税率の引上げは、延期すべきである。そう判断いたしました」
「今回、『再延期する』という私の判断は、これまでのお約束とは異なる『新しい判断』であります」
こう述べた上で安倍首相は、こう言い放った。
◆安倍首相ほど、厚顔無恥になれる人は、
広い日本といえども、少数であろう !
「信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。」立派と言うほかない。
ここまで厚顔無恥になれる人は、広い日本といえども数えるほどしかいないだろう。
もっとも、「信なくば立たず」の意味を知らないで発言したのだとは思われる。
2017年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は、森友学園への国有地不正払い下げ疑惑について、こう述べた。
「私や妻が関係していたということになれば、それはもう、まさに私は、それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」
その1年半後の本年9月14日の自民党総裁選公開討論会で、安倍首相はこう述べた。
◆森友学園問題について、私の妻や私の友人が
関わってきた事と首相答弁したが、辞職はしない !
「私の妻や私の友人が関わってきたことでございますから、国民の皆様が、疑念を持つ、疑惑の気持ちを持たれるというのは当然のことなんだろうと、このように思っております。」
完全にアウトだ。
安倍首相は、「それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞め」なければならなかった。
しかし、安倍首相は、10月24日の国会所信表明演説で、「私もまた、次の3年、国民の皆様とともに新しい国創りに挑戦する」と言い放った。
◆総理大臣を辞めるのではなく、あと3年やる
と宣言した事は、人格異常の証明である !
◆消費税増税を押し通すために、財務省が
暗躍して景気後退局面を隠蔽している !
◆2019 年の消費税増税を強行するなら、
日本経済は間違いなく奈落に転落する !
「嘘しかつかない国家」こんな国家は、もうやめにしなければならない。
そして、2019 年の消費税増税を強行するなら、日本経済は間違いなく奈落に転落する。
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