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  安倍政治の刷新を目指す国民は、安倍自公政治の打破を目指す !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 2 月 05 日 17:14:11: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 

 安倍政治の刷新を目指す国民は、安倍自公政治の打破を目指す !

    鳩山民主党・改革政権の公約とは ?

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/02/02より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。

6)日本の支配者は、自公勢力と第二自公勢力の体制を狙っている !

日本を支配する既得権勢力(巨大資本と米国CIA)は、このかたちでの二大政治勢力構築を念願している。

しかし、これでは日本政治の基本構造は変わらない。

米国が日本を支配し、官僚機構と大資本の利益を追求する政治が継続してしまう。

京都市長選での自公と立憲、国民、社民の馴れ合いが、この方向感を暗示する。

与党と野党は表舞台で対立する「演技」を行い、裏で手を握る。

それぞれの政治勢力、政治家が自分たちの身分と生活の安泰を図る。

安倍自公政治の打破を求める主権者は完全に欺かれることになる。

7)民主政治を目指す国民は、 安倍自公政治の打破を目指す !

民主政治の実現を望む、私たちが目指すべきは、安倍自公政治の打破である。

安倍自公政治の基本構造を、打破することが求められている。

具体的には、消費税率を、まずは、5%に戻すべきである。

最低賃金を全国一律で、時給・1500円程度の水準に引き上げるべきである。

原発稼働を即時ゼロにするべきである。この基本政策が確認されるべきである。

8)自公と馴れ合う政治勢力は、改革的政策を明示しないであろう !

自公と馴れ合う政治勢力に、この改革的政策の明確化を求めても、明快な答えは得られないだろう。

野党が、自公と馴れ合って、この方針を明示することは、不可能だからだ。

京都市長選の勝敗のカギを握るのは、投票率である。

自公と馴れ合う、「あいまい野党」を許さない主権者が、確実に投票所に足を運ぶことによって、日本の馴れ合い政治を、打破することができる。

京都市の主権者全員の選挙への参加が、強く望まれる。

9)2020 年には、衆院総選挙が実施される可能性が高い !

2020年には、東京オリンピック後、衆院総選挙が実施される可能性が高い。

この選挙において、公と対峙する大きな政治勢力の塊を、整えなければならない。

その野党の結集に二つの方式があることを記述した。

「反自公」勢力の結集か。それとも「半自公」勢力の結集か。どちらの方向に進むべきか。

私たち主権者が、判断しなければならない。

旧民主党は、「反自公」と「半自公」の混合物だった。

10 )2009 年、鳩山首相は、明確に「反自公」の政策路線を提示した !

2009年、鳩山首相は、明確に「反自公」の政策路線を提示したが、鳩山内閣の閣僚の多くが「半自公」の政策を推進した。

このために、鳩山内閣は、内閣の内部から破壊されたのである。

鳩山内閣を破壊した、菅直人氏と野田佳彦氏は、「半自公」=「汎自公」の政権運営を実行した。

このために、民主党は、主権者の支持を完全に失った。

旧民主党凋落の主因は、民主党の基本方向が、「反自公」から「半自公」に、転換したことにある。

民主党を支持した主権者は、自公政治を打破する旗手としての、民主党を支援したのである。

その民主党が、自公にすり寄る「半自公」に変節したから、改革的国民は、変節民主党を、完全に見限ったのである。

  ―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

   2009 年・衆院選・鳩山民主党・改革政権公約要旨

(www.yomiuri.co.jp:2009年7月28日より抜粋・転載)

2009 年7月28日・読売新聞:政策各論

【ムダづかいを改革】

◆自公政権下の、現在の政策・支出をすべて見直す

行政刷新会議(仮称)で政府のすべての政策・支出を検証。特別会計、独立行政法人、公益法人をゼロベースで見直す。公益法人は原則廃止し、公益法人との契約関係を全面見直し。

国が行う契約を適正化。公務員OBを官製談合防止法の適用対象に▽契約の事後的検証と是正措置を行う「政府調達監視等委員会」を設置。

◆公務員制度の抜本改革の実施

☆国家公務員の天下りあっせんは、全面的に禁止 !

▽国家公務員の総人件費を2割削減。政と官の関係を抜本的に見直す。

与党議員が100人以上、大臣・副大臣・政務官等として政府入り。

◆企業団体献金、世襲を禁止

政治資金規正法を改正し、その3年後から企業・団体献金とパーティー券購入禁止▽現職の国会議員の配偶者及び三親等以内の親族が、同一選挙区から連続して立候補することは認めない。

国会議員の定数削減。衆院の比例定数を80削減。参院は選挙制度の抜本的改革の中で衆院に準じて削減。税金の使い途をすべて明らかにする。一般会計・特別会計について、企業会計に準じた財務書類の作成、国会提出を法定化。公平で簡素な税制を作る。租税特別措置の適用対象を明確にし、その効果を検証できる仕組みを作る。

【子育て・教育の改革】

出産の経済的負担を軽減、出産時に55万円まで助成。

◆子ども手当を創設

中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の子ども手当を創設(2010年度は半額)▽相対的に高所得者に有利な所得控除から、中・低所得者に有利な手当などへ切り替え。公立高校を実質無償化し、私立高校生の学費負担を軽減。

公立高校生のいる世帯に授業料相当額を助成▽私立高校生がいる世帯に対し、年額12万円(低所得世帯は、24万円)を助成▽大学などの学生に希望者全員が受けられる奨学金制度を創設。

生活保護の母子加算を復活し、父子家庭にも児童扶養手当を支給。児童扶養手当の減額制度を廃止。

◆保育所の待機児童を解消

「子ども家庭省」(仮称)の設置を検討。すべての人に質の高い教育を提供。

教員の養成課程は、6年制(修士)とする▽教員を増員▽スクールカウンセラーを全小中学校に配置。

【年金・医療の改革】

年金記録被害者への迅速な補償のため、一定の基準の下で「一括補償」を実施。

消えた年金問題に2年間、集中的に取り組む▽すべての加入者に年金通帳交付。

年金保険料の流用を禁止。

◆一元化で公平な年金制度

所得比例年金を創設▽消費税を財源とする「最低保障年金」を創設。すべての人が7万円以上の年金を受け取れるようにする。年金受給者の税負担を軽減。

公的年金控除の最低補償額を140万円に戻す▽老年者控除50万円を復活。歳入庁を創設。

◆社会保険庁は、国税庁と統合して「歳入庁」とし、税と保険料を一体的に徴収

▽税と社会保障制度共通の番号制度を導入

後期高齢者医療制度を廃止、国民皆保険を守る。廃止に伴う国民健康保険の負担増は国が支援。

医療崩壊を食い止め、国民に質の高い医療サービスを提供。

社会保障費2200億円の削減方針は撤回▽医師養成数を1.5倍に。

新型インフルエンザ等への万全の対応、がん・肝炎対策の拡充。被爆者を援護。

介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる。

「障害者自立支援法」を廃止して、障がい者福祉制度を抜本的に見直す。

【地域主権の政治へ改革】

◆霞が関を解体・再編し、地域主権を確立

行政刷新会議(仮称)で事務事業を整理し、基礎的自治体に権限と財源を移譲▽「ひもつき補助金」を廃止し、地方が自由に使える「一括交付金」として交付。

国の出先機関、直轄事業に対する地方の負担金は廃止。

国の出先機関を原則廃止▽国直轄事業における負担金制度を廃止。それに伴う地方交付税の減額はしない。自動車関連諸税の暫定税率を廃止し、2・5兆円減税。高速道路を原則無料化。

◆戸別所得補償制度で農山漁村を再生

畜産・酪農業、漁業に対しても所得補償制度を導入。食の安全・安心を確保。

郵政事業を抜本的に見直す。日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式売却を凍結する法律を成立。▽郵政事業の4分社化を見直し。市民が公益を担う社会を実現。

【雇用・経済の改革】

◆中小企業向けの減税を実施

中小企業の法人税率を18%から11%に引き下げ。中小企業憲章の制定など、中小企業を総合的に支援。月額10万円の手当付き職業訓練制度により、求職者を支援。

◆雇用保険をすべての労働者に適用

失業後1年間、在職中と同程度の保険料負担で医療保険に加入できるように、製造現場への派遣を原則禁止するなど、派遣労働者の雇用の安定を図る。

2か月以下の雇用契約は、労働者派遣を禁止。

◆最低賃金を引き上げ

【消費者・人権】、【外交】

◆緊密で対等な日米関係を築く

◆東アジア共同体の構築を目指し、アジア外交を強化

◆核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去

 

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