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香港:区議選、民主派圧勝 ! 香港デモの行方は ?
政治揺るがす伏線作った !
(www.asahi.com:2019年11月25日22時25分より抜粋・転載)
朝日新聞デジタル・香港=益満雄一郎 :
抗議デモで揺れる香港の区議会選挙で、香港政府と中国政府に対する有権者の強烈な不満が示された。民主派は沸き立ち、攻勢を強める構えだが、強気を貫いてきた政府側に譲歩の余地は少ない。社会の分断も埋まっておらず、出口は一向に見えない。
☆香港区議選、総得票数に見えた分断 中国側は驚き隠せず !
☆香港区議選、民主派が議席の8割超獲得 長官選に影響か ?
民主派の圧勝を受け、注目が集まるのは半年近く続くデモの行方だ。
政府が今回、逆風を承知で区議選を実施した背景には、民主派やデモ隊がため込んだ不満の「ガス抜き」を図る狙いがあったとされる。
しかし、民主派が掲げる五大要求を政府が全面的に受け入れる可能性はほとんどない。そうなれば、民意を無視したとしてデモ隊が再び過激な動きに出ることが想定される。
区議会は公共サービスなど住民の暮らしに身近な政策を政府に提言するのが主な役割で、条例制定など強い権限を持たない。今回の選挙も、有権者による政府への「信任投票」としての重みが大きいが、将来、香港政治を揺るがしかねない「伏線」も作った。
○香港区議選:民主派圧勝で、香港政府トップ 「真剣に反省したい」
(www3.nhk.or.jp :2019年11月25日 18時25分より抜粋・転載)
香港で24日に投票が行われた区議会議員選挙について、香港メディアは、政府に批判的な立場の民主派が、すべての議席の80%を超えて圧勝したと伝え、香港政府に対する不信感が示された形です。香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、「市民の不満を反映したもので、真剣に反省したい」とする声明を出しましたが、今後の対応については言及していません。
◆投票率は、過去最高の71.2% !
24日投票が行われた香港の区議会議員選挙は、18の区議会の、合わせて452の議席をめぐって争われ、投票率は、過去最高の71.2%に達しました。
複数の香港メディアによりますと、開票の結果、政府に批判的な立場の民主派が、すべての議席の80%を超す380議席以上に達して圧勝し、親中派は10%余りにあたるおよそ60議席にとどまりました。
選挙結果を受けて、区議会で最大勢力となった民主派の政党「民主党」のトップは、記者会見し、「一連の抗議活動以来の香港市民の民意の表れだ。林鄭長官の辞任や、警察による取締りの対応などを検証する『独立調査委員会』の設置などを求めていきたい」と述べました。
◆林鄭行政長官:「真剣に反省したい」
今回の区議会議員選挙の結果を受けて、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は24日、声明を発表しました。
このなかで「きのうの投票日はおおむね平和で安全に選挙が行われた」としたうえで、「今回の結果は、市民が感じている社会の現状や深刻な社会問題への不満を反映したものだということを理解している。政府としてはこうした市民の意見を聞いて真剣に反省したい」としていますが、今後の対応については言及していません。
ただ、これまでも市民の要求を拒否し続けてきた香港政府にとっては、後ろ盾となっている中国政府の意向を無視できないだけに、要求を受け入れることは容易ではなく、対応しだいでは、市民の反発がさらに強まり、混乱が深まる可能性もあります。
◆最大勢力の民主党:「民意が爆発的に表れたもの」
今回の選挙で議席を2倍の90席余りに伸ばし最大勢力になった民主派の政党「民主党」の胡志偉主席は、「今回の結果は一連の抗議活動以来の民意が爆発的に表れたものだ。多くの香港市民が覚醒し、香港が警察都市になることを受け入れなかったということだ」と述べ、民主派が躍進した意義を強調しました。
そのうえで、警察の対応を検証する「独立調査委員会の設置」など、5つの要求の実現を求めるとともに、「政府が今回の選挙の結果をもってしても、要求を拒否し続けるならば、市民が平和的な方法で抗議することに自信を失ってしまうかもしれず心配だ」と述べて、政府の対応しだいでは抗議活動がエスカレートする可能性もあるのではないかという見方を示しました。
◆周庭氏:「選挙の結果、大きなプレッシャーに」
5年前の「雨傘運動」の中心メンバーの1人で、民主化運動の「女神」とも呼ばれた周庭氏は、日本メディアの取材に日本語で応じ、今回の選挙結果について「選挙に勝つのが運動の目標ではない。私たちデモ参加者の目標は5つの要求だから、選挙に勝ったことはただの第一歩、ただの始まりだと思う」と述べました。そのうえで、「今回の選挙の結果は、中国政府に対しても、香港政府に対しても、香港の親中派に対しても、大きなプレッシャーになると思う」と強調しました。
◆親中派政党:「大きな挫折」
選挙前は区議会の中で最大勢力で、今回、議席を5分の1に減らした親中派の政党「民建連」の李慧※けい主席は記者会見で「多くの仲間が負けてつらい。大きな挫折であり、支持してくれた市民に感謝するとともにおわびしたい」と述べ、幹部ら7人が手をつないで深々と頭を下げました。
そのうえで「われわれは多くの人が現状に不満を抱いていたことを理解する。今回の結果を尊重し、受け入れる。ただ、事務所が破壊されるなどして正常な選挙活動ができなかった」と述べて、181人の候補者のうち21人しか当選できなかったことに悔しさをにじませました。
◆中国:「香港の喫緊の任務、秩序取り戻すこと」
中国外務省の耿爽報道官は25日の記者会見で、香港の選挙結果についての直接の論評を避けるとともに「香港の喫緊の任務は暴力を止め、秩序を取り戻すことだ」と述べ、抗議活動の取り締まりを続けるべきだという立場を強調しました。
そして「香港問題は完全に中国の内政問題だ」と指摘したうえで、「中国政府の、国家主権と安全、そして発展の利益を守る決心は固い。『一国二制度』を貫徹する決心も固い。外国の勢力が香港に干渉するのに反対する決心も固い」と述べて、国際世論が香港の抗議活動を支持しないようけん制しました。
◆台湾総統府:「深い敬意と支持」
香港の区議会議員選挙で民主派が圧勝したことについて、台湾の総統府は報道官のコメントを発表し、「選挙結果は、自由と民主主義を追い求める香港の人々の絶対的な意志を表していて、台湾の人々を代表して、深い敬意と支持を示したい」と評価しました。
そのうえで「北京当局と香港政府は民意を受け入れて香港の自由と民主主義への約束を具体的に実現するべきで、人々と誠実に対話してこそ、対立と衝突を解決することができる」と指摘しました。
○香港区議選、民主派圧勝 中国への反発増大も
(www.tokyo-np.co.jp:2019年11月26日 より抜粋・転載)
東京新聞・朝刊:
【香港=坪井千隼】香港の区議会議員選挙(地方議会、十八区で直接投票枠四百五十二議席)は二十五日、開票が終了し、民主派が議席の約85%を獲得し圧勝した。
改選前に七割近くの議席を占めていた親中派は惨敗。抗議デモに強硬姿勢で挑む香港政府と中国の習近平指導部に対し、香港の民意が、ノーを突き付けた。
民主派が過半数を獲得したのは、一九九七年の中国への香港返還後初となる。
抗議活動が民意の支持を得たことで、香港への介入を強める中国に対する反発がさらに強まりそうだ。ただ、デモ隊による「五大要求」に対して中国や香港政府が譲歩姿勢に転じるかどうかは見通せない。
香港メディア「立場新聞」によると、民主派が三百八十八議席を獲得。親中派は五十九議席にとどまった。得票率では、民主派が57%、親中派が41%だった。六月にデモが本格化して以来、民意を問う初の機会。市民の関心は高く、投票率は71・2%となり、返還後最高だった二〇一五年の前回(47・0%)を大幅に上回った。
区議会は香港政府トップの行政長官を選ぶ選挙委員会千二百人のうち百十七人を選出する区議会議員枠があり、香港メディアによると圧勝した民主派がすべて獲得する見通しだ。行政長官選挙にも大きな影響を与えることになるため、中国が選挙制度の規則変更などを通じて民主派への圧力を強める可能性もある。
○香港区議会選挙、 民主派が議席8割超の圧勝
(news.tbs.co.jp:2019年11月25日 13時56分より抜粋・転載)
香港で24日に行われた区議会選挙は、政府に批判的な立場をとる民主派が全議席の8割を超える議席を獲得し、圧勝しました。一夜明けた香港からの報告です。
こちら九龍半島の中心部です。勝利の歓喜に沸いているというよりは、落ち着いた日常の風景が広がっています。民意が示された今、市民は政府の次の出方に注目しているようです。
一連の抗議活動への民意を問うものとなった今回の区議会選挙。民主派の候補が次々と当選を決めると、支持者から歓喜の声が上がりました。
投票率が71.2%と過去最高を大幅に更新するなか、地元報道の中間発表では、民主派が全452議席中、すでに388議席を獲得し、選挙前に7割を占めていた親中派を圧倒しました。
一夜明けた25日、街頭には、市民への感謝を伝える当選者の姿がありました。
「私たちは影響力を持つことができる。政府側は、民意に応じてほしい」
(当選した民主派候補 何啓明氏)
「非常に満足です。本当の民意です。彼女(長官)には結果を受け止めてほしい」(香港市民)
抗議デモを強硬姿勢で排除する政府に対し、市民が明確にノーを突き付けた今回の選挙。今後の政府の対応と抗議活動の行方が注目されます。
この選挙結果を受けて、中国共産党系の国際紙「環球時報」は、民主派が多数を獲得したことを認めたうえで、「今回の選挙の政治環境は正常ではなかった」との社説を掲載しました。
社説では「区議会の役割は交通、環境保護などの有権者の生活の議題を話し合うもの」としたうえで、「今回の選挙は逃亡犯条例改正に反対する抗議デモの影響で、各方面が政治的なスローガンをより際立たせて選挙に挑んだ」と分析。「通常通りならこういう結果になるはずではなかった」と強調しました。さらに、「いずれにしても区議会議員が政治に影響を及ぼす範囲は限られている」として、与える影響は少ないとの見方を示しました。
「(Q.選挙結果について?)結果はまだ出ていませんよね。香港は中国の国土の一部です。香港の安定と繁栄を破壊する者は許されません」(中国 王毅外相)
来日中の中国の王毅外相は、香港の区議会議員選挙についてこのように述べ、「香港は中国の一部だ。香港を破壊しようとする者を許すことはできない」と強調しました。
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