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野党勢力の一部の中に、隠れ自民党勢力がいる !
「日本の支配者」の謀略の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/06/21より抜粋・転載)
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1)〜4)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
5)自公勢力は、主権者の25 %に
該当する利権集団を総動員してきた !
2019 年・政治決戦が近付いている。
自公勢力は、主権者の25 %に該当する利権集団を総動員する。
この政治私物化集団に抗する主権者の25 %が結束すれば、この自公勢力に拮抗する。
主権者の30 %が結集すれば、政権を奪還することもできる。
ところが、安倍政治に対峙する側が、まとまりを欠いている。
6)野党勢力の一部の中に、隠れ自民党勢力がいる !
安倍政治に対峙する側を、リードするべき政治勢力の一部が、与党と類似する「自分だけ」(維新の会等)を振りかざしているのではないか。日本政治を刷新するには、対抗勢力の側が明確な政策方針を明示することが必要である。
勢力=数を拡大することが重要なのではなく、明確な政策方針の旗の下に同志が結集することが大事なのだ。政策の旗の下に主権者が結集しよう。
7)反安倍政治の政策は、消費税減税、
最低賃金時給・1500 円等の3 つである !
いま求められる政策は、消費税減税、最低賃金時給・1500 円、原発稼働即時ゼロの三つだ。
この政策の旗の下に主権者は結集しよう。
日本政治は惨憺たる状況に陥っている。
安倍一強と言われるのは、ひとえに現在の政権与党が国会議席多数を占有していることに依っている。
分岐点は、2010 年7 月参院選だった。
8)2010 年7 月の選挙で、民主党が勝利を
重ねていれば、改革が、一気に進展した !
この2010 年7 月の選挙で、民主党がもう一度勝利を重ねていれば、日本の歴史は違うものになった。
民主党政権の下で、衆参ねじれが解消したのだ。
日本の既得権勢力にとっては、徳俵に足がかかる状況だった。
この選挙で、自公が敗北していれば、日本の諸制度の改革が、一気に進展しただろう。
これを担うべき存在は、小沢−鳩山ラインだった。
米国が支配する日本、官僚が支配する日本、大資本が支配する日本を排除して、主権者が自ら支配する日本が形成されたはずだ。
9)既得権勢力は、小沢−鳩山政権を破壊するために、総攻撃を実行した !
だからこそ、既得権勢力は、小沢−鳩山政権を破壊するために、手段を問わない総攻撃を行った。
その中核は鳩山元首相と小沢一郎元民主党代表に対する人物破壊工作だった。
同時に、既得権勢力は民主党内部から政権の破壊工作を展開した。
鳩山内閣が明示した、日本刷新政策の核心を破壊したのだ。
第一は、普天間基地の県外、国外移設方針の破壊。
第二は、天下りを根絶するまで消費税増税論議を封印する政策の破壊。
10 )自公政治を改革する、基本路線が、
民主党政権内部から破壊された !
この基本路線が、民主党政権内部から破壊された。
外務省と沖縄基地問題担当の閣僚が普天間の県外、国外移設方針を妨害した。
前原誠司沖縄担当相、岡田克也外相、北澤俊美防衛省、平野博文官房長官が普天間の県外・国外移設方針を妨害した。その結果として鳩山内閣が破壊されたのだ。
鳩山内閣を破壊して、権力を強奪したのが、菅直人氏である。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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◆「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998 年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999 年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
◆「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。―以下省略―
U 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
◆既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
◆悪徳民主党議員が 「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009 年3 月3 日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
◆菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
◆悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009 年8 月15 日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は、完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。
◆「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って
きたのが、米国・CIAである !
◆「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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