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厚労省も財務省も、情報を改ざんする、極めて悪質な対応である !
政官業癒着・自民党政権・自公政権下、官僚の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/01/31より抜粋・転載)
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1)インフルエンザが流行しており、健康管理
には、万全の対応をすべきである !
2)高齢化が急速に進行しており、医療費の
金額は、趨勢的に拡大している !
3)消費税導入後、27年間、大企業・高額所得者
の法人税・所得税が激減してきた !
4)消費税増税で、社会保障支出を拡充する
という政府の説明は「真っ赤な嘘」だった !
5)消費税の税収を、社会保障支出に充当する
としているが、この政府・説明は「トリック」だ !
6)消費税導入後、27年間、法人税と所得税の大減税が行われてきた !
7)2016年末、政府債務は、1285兆円、GDP200%を超えている !
8)日本政府は、資産残高は、1302兆円であり、
18兆円の資産超過の状態にある !
以上は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
9)財務省がHPは、誤魔化して、548.9兆円
の債務超過になっている !
財務省がHPで公表している、「わが国の財政状況」→「財政関係パンフレット」→「日本の財政関係資料(平成30年10月)」→「会計情報とPDCAサイクル」:https://bit.ly/2GAZK9i
に「国の貸借対照表」を掲載するようになった。しかし、その統計数値がおかしい。
このデータでは、負債が、1221.6兆円、資産が672.7兆円となっており、差し引き、548.9兆円の債務超過になっている。
この資料を見ただけでは、どこに問題があるのかが判然としない。
実は、このデータでは、政府資産から実物資産を取り除いているのである。
10 )財務省がHPは、資産から実物資産
を除去しているのであろう !
政府は、広大な土地や各種建造物を保持している。これらもれっきとした政府資産である。
電力会社のバランスシートを表示する際に、資産から実物資産を除去することはあり得ない。
実物資産を含めて資産規模を評価し、その上で財務状況を判定することになる。
財務省はバランスシートを掲載したように見せかけて、政府資産から実物資産を取り除き、政府の財務状況が極めて悪化しているように見せかけているのである。
11 )厚労省も財務省も、情報を改ざんする、
極めて悪質な対応である !
極めて悪質な対応であると言わざるを得ない。
毎年度の予算編成において借金に依存する部分が過大になることは健全でない。
新たな借金の金額を政府の利払い以下に抑制するプライマリ−バランスの黒字化を目指すことは一般論として間違った対応ではない。
12 )厚労省・財務省等が、国民に虚偽の情報
を流布することは間違っている !
また、政府債務の野放図な拡大を容認するべきでないとの主張も正論ではある。
しかし、だからと言って、主権者である国民に虚偽の情報を流布することは間違っている。
主権者である国民には真実の情報を正確に伝えることが政府の責務である。
日本が財政危機に陥ると不安感を煽り、その情報工作に乗じて消費税を大増税して、その財源を法人税減税と所得税減税に充当するのは重大な財政詐欺と言うべきものだ。
労働者の一人当たり実質賃金が大幅に引き下げられ、所得の少ない国民に過酷な消費税だけを大増税する政策は、まさに弱肉強食推進、弱者切り捨ての「悪魔の経済政策」であるとしか言えない。
(参考資料)
T 「失敗から学ぶ」「失敗学」で「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。
この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。
結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、歳出削減せず民間の2倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 ! 65年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。
自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。
肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。
『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。
梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。それこそがトップの<器>―――。
「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。
そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。
そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。
「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
U 自民党・自公政権・政府の巨額ムダ使い
*天下り法人への補助金:12.5兆×65年=812兆円。
高すぎる公務員給与・2割分:5兆円×20%×65年=65兆円
公共事業の割高ムダ分:2兆×65年=130兆円。
自衛隊装備費 割高ムダ分:1.5兆×65年=97兆円。
輸出戻し税・輸出企業の消費税還付:3.5兆×24年=84兆円
政官業癒着・自民党体制下・政府のムダ使い合計:1188兆円
*悪徳ペンタゴン(悪徳五角形):
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。大多数の検察・裁判官も安倍政権の家来である。
2016 ・17 年、報道の自由度は、日本は、世界72 位に転落した。
独裁志向・安倍政権下、隠蔽・権力迎合の捏造・画一偏向報道の
NHK等日本マスコミの腐敗堕落は、ひどい。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」・巨大資本なのだ。
(植草一秀氏の説)
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