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自民党と長期連立の公明党への識者・見解とは ?
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投稿者 青木吉太郎 日時 2018 年 12 月 03 日 20:10:57: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 自民党と長期連立の公明党への識者の見解とは ?

    自公連立の深層・真相は ?


T 宗教者集会:元公明党副委員長の 二見伸明氏が講演 !

(www.jcp.or.jp:共産党:2018年11月9日より抜粋・転載)

 宗派を超えた宗教者が、辺野古の新基地をつくらせない、安倍9条改憲を止めようと呼びかける集会が、11月8日、国会内で開かれました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催で、40人が参加しました。

 日本キリスト教協議会総幹事の金性済(キム・ソンジェ)さんは主催者あいさつで「安倍政権を打倒し、真実と民主主義を勝ち取るために、みんなで励ましあって歩んでいきたい」とのべました。

 元公明党副委員長(=副代表)の二見伸明さんが「宗教と政治、沖縄県知事選挙をふり返って」と題して講演。「創価学会員が『上から言われたから』と自民党を応援するのは、自由でも民主主義でもない。
(創価学会員に)それが分かるようになってきたというのが、今度の知事選の大きな教訓の一つ」「私は『平和の党』といわれたときの副委員長(=副代表)。
その名誉にかけて、ファッショに手を貸す、公明党、創価学会には、変わってもらわなければならない」と語りました。

 会場からは「元公明党幹部からこういう話を聞けたことに驚いた」という声があがりました。

U 公明党の本質を問う 政権支持 /批判で揺れる !

(www.chunichi.co.jp:2016年5月26日より抜粋・転載)

論壇時評:中島岳志:

 参議院選挙が近づく中、「公明党」論が活発化している。理由ははっきりしている。自民党と連立を組み、安倍晋三内閣を支える中、本来の理念と政治行動の間にギャップが生じているように見えるからである。

 公明党は「平和」と「福祉」を看板にしてきた。現在もその路線に変わりはないという。しかし、自民党と協力して安全保障法制を成立させ、小さな政府路線を基調とする政策を支えている。公明党は安倍政権を後押しするアクセルなのか、それとも歯止めをかけるブレーキなのか。公明党の本質が問われている。

 島薗進・中野晃一・天野達志・氏家法雄・粟津賢太「安全保障法制に反対し、公明党の方針を危惧する創価学会員に聞く」(『宗教と現代がわかる本2016』、平凡社)では、公明党の現状に批判的な創価学会関係者(天野、氏家、粟津)が実名で登場する。

 天野、氏家、粟津の三名は、創価学会員の多くが「とにかく公明党を応援すればいい」と考え、中身をよく吟味せずに支援を展開していると指摘する。天野いわく、創価学会内では「選挙で公明党を勝たせること、イコール庶民と平和を守ること」となり、政策が問われなくなっている。粟津は、投票が政治活動ではなく「信仰の一環」と捉えられることで、反対の余地がなくなってしまうことを問題視する。

 氏家によると、自民党との連立の背景には、自民党による一九九〇年代半ばの反創価学会キャンペーンがあるという。この時の経験が「もう二度と叩(たた)かれる側にいたくはない」という選択を優先させ、歯止めなき追随を生んでいると指摘する。

 佐高信『自民党と創価学会』(集英社新書)は、さらに公明党・創価学会に対して厳しい見解を示す。かつて公明党は小渕恵三内閣を支え、国旗国歌法や通信傍受法などを成立させたが、この時から「自民党のブレーキになるどころか、完全にアクセルと化していた」。公明党が自民党に接近したのは、理念の一致ではなく、組織を守ることを優先したからだという。

 一方、ブレーキ論の代表者は佐藤優だろう。公明党代表の山口那津男との対談『いま、公明党が考えていること』(潮新書)では、公明党こそが安倍内閣を正しい方向へと軌道修正していると論じる。

 佐藤によると、公明党は「存在論的平和主義」に立脚している。「公明党は、平和を創るために生まれ、平和を守るために活動し続ける存在だ」。そのため、公明党を応援することこそが、平和を守ることにつながるという。

 佐藤は、一連の安保法制の成立過程についても、公明党を高く評価する。公明党によって「自衛隊が海外に出動する条件には厳しい縛りがかけられ」たため、フルスペックの集団的自衛権は行使できないに等しく、「現実的に平和が担保され」たという。また、公明党がけん引した軽減税率の導入は、社会的弱者に配慮した優れた政策と評価し、そこに「人間主義の思想が具現化」されていると評価する。

 「アクセル論」と「ブレーキ論」はどこまでも対立し、なかなか議論が交わらない。公明党や創価学会を扱う論考は、論者の立場が先行するため、支持/批判の二分法にからめ捕られがちである。

 公明党の現状は、「アクセル論」と「ブレーキ論」の一方だけを読んでいても理解できない。アクセルとブレーキの両方を踏んでいるため、蛇行運転をしているというのが実態だからだ。アクセルを強く踏んでいるときには自民党側に接近し、ブレーキを強く踏んでいるときは自民党をけん制する。この複雑なバランスと政治過程をどのように論じ、位置付けるのかが、今後の公明党論の課題だろう。

 その点、薬師寺克行『公明党−創価学会と50年の軌跡』(中公新書)は、結党以来の歴史を丁寧に読み解き、公明党の理念と変遷を示した好著である。創価学会が公明党を作った目的は、独自の宗教理念を政治的に実現することと同時に、権力から身を守り、選挙運動を通じて組織を維持・発展させることにあった。

しかし、六九年末に起きた出版妨害事件を機に、政教分離を前面に押し出し、理念の見直しを行った。その後、七〇年代半ばまでは革新色を強めたものの、次第に現実的な政策を重視するようになり、安全保障政策も大きく変化した。昨年の安保法制をめぐる姿勢は「結党以後の公明党の日米安保条約や自衛隊に関する政策の変遷をたどると、これまでの政策変更の延長線上にあることがわかる」という。

 本書は創価学会の宗教理念に対する分析が脆弱(ぜいじゃく)であるものの、公明党の全体像を的確に論じており、今後の議論の土台となるだろう。(なかじま・たけし=東京工業大教授)

(参考資料)

T 自公連立前の公明党のスタンス: 政権交代で改革実現 !

  ◆自民党の一党支配を打破し、新政権軸を目指す !

    (石田委員長)公明党の基本路線:

1993年7月、総選挙に臨む基本姿勢について、石田幸四郎・委員長は「自民党の一党支配の下で、『政治腐敗が起こる 改革が叫ばれる 改革が実現しない 選挙で政権が動かない また腐敗が起こる』というような“悪循環”が何度となく繰り返され、今まさに政治不信はその極に達している。

この『“悪循環”を繰り返してきた最大の原因』は、“自民党に代わる政権の受け皿がなかった”ということであると思う」と日本プレスセンターで発言しました。

さらに、「政治を刷新して、緊張感を持たせる、また、政・官・財の癒着を断ち切るには、どうしても二つの問題が重要になってくる。

1つは“政権交代のシステム”であり、もう1つは“抜本的政治改革”だ」と主張しました。

自民党政権を打倒して、細川政権は、1993年(平成5年)8月に発足した。 非自民・非共産8党派の連立政権であり、公明党も連立した。

(1998年まで、この政権交代を目指す路線を続け、自民党・マスコミから昭和32年の大阪事件以来、迫害・誹謗中傷をうけていました。公明新聞1993年7月6日号3面)。

◆政権を選択できる、二大政党制をつくりたい ! 

(浜四津敏子代表):
日本が構造改革のできない行き詰ったシステムになったのは、自民党一党支配の政治できたからです。これを脱却し、健全で成熟した民主主義を発展させるには、一党だけが長期に政権を握り続ける体制は好ましくありません。

つまり、国民が政策・政治姿勢を判断し、「今回は、こちらの政権に日本の政治を任せてみよう」という、政権を選択できる二大政権政党もしくは二大政権勢力が日本に存在することが、中長期的に好ましいと思います

(浜四津敏子代表「公明新聞1998年8月16日号1面」)。

U 自民党の「反公明党・創価学会キャンペーン」

★1998年以前、政権交代を目指していた、公明党・創価学会攻撃のため、

自民党がつくった主な組織 :

☆池田会長は、1990年までに日本人口の3分の1を創価学会員にする事、公明党政権で大衆福祉社会建設する事を目指していた。1970年(昭和45年)750万世帯達成した。昭和32年、戸田会長が達成した75万世帯を、10倍に拡大した。自民党は、1990年までに池田会長が目標を達成すれば、自民党が野党に転落すると心配し、池田氏の長期構想を破壊する、謀略を考えた。

池田氏を辞任させる事、創価学会と日蓮正宗を対立させ、分裂させれる事をすれば、創価学会の構想が破壊できると考えた。

池田会長の構想破壊のため、一次・二次・宗門事件を構想し、実行した。

1979年4月、池田第三代会長は、辞任させられた。

公明党・創価学会首脳陣は、次第に自民党への戦う精神が弱くなり、1999年自民党と連立した。

★自民党・CIAは、一次・二次宗門事件(日蓮正宗と創価学会の内紛・実は、自民党・CIAによる分断工作)の黒幕であった !

★「創価学会等の社会的不正を糾す議員連盟」:中心者:三塚博元大蔵大臣

★「民主政治研究会」:代表:島村宜伸(しまむら・よしのぶ)元文部・農林大臣

★「憲法二十条を考える会」:代表:亀井静香・元運輸・建設大臣

★「四月会」(死学会):代表幹事:俵孝太郎(評論家)

顧問:勝部真長(お茶の水女子大学名誉教授)、秦野章(元法務大臣)、
藤原弘達(評論家)

V 自民党権力に迎合・屈服した公明党の理由は ?

魚住昭氏の主張:
(魚住昭『差別と権力』講談社2004年、295〜296頁より抜粋・転載)
後に、野中広務元幹事長が、自公政権作りを成し遂げた後、有力支持者の1人が「どうやって学会・公明党とのパイプをつくったんですか」と野中に聞いた。すると野中はこう答えたという。
「叩きに叩いたら、向こうからすり寄ってきたんや」と著書にしるしている

☆公明党は改革派から真逆の悪徳派・右翼・自民党従属に大変質した。

W 戸田・創価学会第二代会長の苦悩:

☆獰猛・狡猾・甘美な権力の魔性に全員負けるだろう !

創価学会本部における、文化部員の任命式で、戸田会長が、「今日、ここのいるのは、わが愛弟子たちである。しかし、“ほとんど全員が退転する”だろう。獅子は千尋の谷に子を突き落とし、這い上がらせて訓練をする。ここにいる皆も、千尋の谷に落とさざるを得ないのだ。だが、“ほとんどの者が二度と這い上がれない”だろう。それを思うと、私は余りの辛さに――涙がこぼれるのだ」と述べています。

戦時中、牧口会長を獄死させた政治権力への怒り。いまだ誰も果たしたことのない、日蓮仏法の「立正安国」「王仏冥合」という見果てぬ夢の実現。時期は来た。打つべき手は打った。だが、「権力には魔性が棲んでいる。ここに居並び、これから政界に送り出さねばならぬ弟子たちの、誰一人として気づかぬほどの獰猛で狡猾で、甘美な魔性が」と記述されています。

 

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