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既得権益勢力・マスコミが、必死に攻撃する事は、改革勢力の証しである !
「日本の支配者」と自民党の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/06/12より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
6)安倍首相ほど劣悪な人物はおらず、
ましな首相候補は、多数存在する !
安倍首相に代わる首相候補が、いないではないかとの声がある。
とんでもない、寝言のようなたわごとだ。
安倍首相でよしとするなら、この人ではだめだという人物など存在しない。
これ以上劣悪な人物を発見することは至難の業だとしか言いようがない。
そうではあるが、野党勢力は主権者の前に新しい政権のイメージを提示するべきである。
7)安倍政権を刷新するイメージは、 改革派・鳩山政権の再生だ !
新しい政権のイメージは、鳩山友紀夫政権の再生である。
メディアが鳩山元首相に対する人物破壊工作を展開してきたが、いま日本に求められる政権の具体像は鳩山友紀夫政権の再生である。平和と希求する外交、共生を追求する経済政策。
日本の主権者は堂々と鳩山友紀夫政権の再生、再誕生を目指すべきである。
その実現によって、日本は大いなる復活を遂げる。
8)既得権益勢力・マスコミが、必死に攻撃する事は、改革勢力の証しである !
メディアが狂ったように鳩山友紀夫元首相を攻撃していることこそ、鳩山元首相の正当性の証しである。
改革者・鳩山氏が脅威であるからこそ、メディアは鳩山氏に対して激しい攻撃を浴びせているのだ。
このからくりに気付くことが重要である。
いま、何よりも重要なことは、純粋な意味での革新勢力の結集を図ることだ。
野党の再編には、二つの考え方がある。
第一は、自公に類似したもう一つの塊を作ること。
第一自公と第二自公の二大政党体制を構築して、この二つの勢力が政権をたらい回しにする。
たしかに政権交代は生じるが、政策交代は生じない。
9)自公と第二自公の二大政党体制を構築されれば、
政治刷新は不可能である !
政権を担う面子が、たらい回しにされるだけである。
第二は、自公と反自公の二大勢力体制を構築すること。
正面から対峙する二つの勢力がせめぎ合い、このなかで抜本的な政権交代を実現する。
日本の既得権勢力が前者の二大政党体制を目指していることは明白だ。
この体制が実現すれば、日本の既得権勢力は安泰である。
どちらに転んでも、既得権は守られることになる。
私たちがどちらの体制を目指すべきであるかは明白だ。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
U 「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
◆「保保二大政党体制」が構築されれば、「二党独裁制」になってしまう !
これを私は「二党独裁制」と呼んでいる。二つの大政党があり、政権交代も生じるから、自由な選択が実現しているように見えるがそうではない。どちらに転んでも、根幹の部分は変わらない。巨大資本の利益は確実に守られる。
「日本の支配者」は日本の政治制度を、米国と類似した二つの保守勢力による二大政党体制に移行させようとしている。革新政権が誕生して、日本の諸制度を根底から改変してしまうことを阻止するためである。
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