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〔大佐の落日〕朝日<「対仏戦争」の流れが見えてくる/イスラム原理主義勢力も関与>小松圭一郎
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/552.html
投稿者 仁王像 日時 2011 年 3 月 02 日 20:15:56: jdZgmZ21Prm8E
 

【大佐の落日】朝日 H11.3.1から抜粋
<ネットでデモ拡大、標準化>小松圭一郎・英コマツ・リサーチ&アドバイザリー代表
・これはいきなり起きたのではなく、2006年ごろに始まる「ある戦い」の延長線上にあると見るべきです。
 アルジェリアが拠点の国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」が、アルカイダ本体と共鳴しつつ、モーリタニア、ニジェールなどで展開してきた「対仏戦争」の流れが見えてきます。…AQIMやそれに近いイスラム原理主義勢力が、北アフリカにあってフランス寄りのチェニジアを狙った。チェニジアはアフリカにおけるフランスの橋頭保ともいえる存在でした。…昨年末のチェニジアでの焼身自殺をきっかけに反政府デモが激化した際、「北アフリカから中東にかけてのアラブ世界全体が不安定化する」と気づいたのです。
 エジプトやリビアの動乱も、民主化運動だけではなく、イスラム原理主義勢力も関与している。テロ組織は…相互に「呼応」できる。新米的なエジプトや、欧州と連携を深めるリビアがイスラム原理主義の標的になるのは不思議ではありません。
 リビアでの今回の政変劇も通過点に過ぎません。今後もこのような緊迫状態が北アフリカや中東で広がり続けます。欧米諸国は危機感を強めており、公式、非公式に治安関係者などと会合を開いています。

〔臭うぞう〜〕
 今回の北アフリカの政変が世界権力主導で起こしたのであれば、その窓口となった「欧米諸国は危機感を強めて」いるというのと整合性がとれない。
 欧米の危機感が本物かどうかの見極めは、もう少しの時を必要とする。

 小沢内閣待望論さん紹介によるNクロ現↓では、その一端を伝えている。

(朝日の記事だからといって全否定するのは愚かである。これらの識者たちが自分の名誉にかけてデタラメな事実関係を言うとは思わない。個々の所見についてはそれぞれの個性は出てくる)。

・中東民衆デモ「新政権アメリカ離れ」で日本深刻/Nクロ現
 http://www.j-cast.com/tv/2011/02/25089030.html?p=all  

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コメント
 
01. 2011年3月02日 21:08:09: S07uAUZ1Bg
>国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」
アルジェリアの軍情報当局と米国による合作。
詳しくは以下のサイト。
http://www.algeria-watch.org/en/analyses/geze_mellah.htm
サイトの主催者(Nesroulah Yous )は、元アルジェリア軍情報将校。
著書に“Qui a tué à Bentalha ? Algérie : chronique d'un massacre annoncé“
がある。
さらに以下の本の紹介文。
The Dying Sahara: Us Imperialism and Terror in Africa [ペーパーバック]
Jeremy Keenan (未刊)
In The Dark Sahara (Pluto, 2009), Jeremy Keenan exposed the collusion between the US and Algeria in fabricating 'false flag' terrorism to justify the launch of a new 'Saharan front' in Washington's War on Terror. ・・・
http://www.amazon.co.jp/Dying-Sahara-Imperialism-Terror-Africa/dp/0745329616/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1299066915&sr=1-1
つまり2009年に刊行された“The Dark Sahara”に詳しく書かれています。

元アルジェリア軍情報将校の証言とトゥアレグ族の研究者の結論が一緒だと言うことです。


02. 2011年3月03日 08:12:26: zqw7Lv8Ckk
(補足)
 小松敬一郎氏は「ロンドンを拠点に、様々な国の治安状況を含む情報を各国政府や企業に提供して」いる。
 チェニジアの情勢については、実はモロッコ政府が内々に察知していた。事態はモロッコ政府の懸念(「北アフリカから中東にかけてのアラブ世界全体が不安定化する」こと)通り進んでいる、という。 (仁)

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