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(回答先: 円債にパニック的な売り、米債安きっかけに損切り連鎖 投稿者 gikou89 日時 2010 年 12 月 09 日 13:21:53)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101208-OYT1T01176.htm
岩手県が資金調達の一環として導入した債券「仕組み債」の金利負担が急激な円高の影響で膨らみ、当初想定額(約2億4000万円)より約4億7000万円増加していることが8日、わかった。
このまま円高が続けば金利負担も増え続け、最終的な負担増加分は約20億円に達する可能性もあり、県の担当者は「もう新たな仕組み債は発行しない」と落胆している。
県の仕組み債は年限が10年で、為替レートに連動して半年ごとに金利を決定する。期間中の解約はできない。基準である1ドル=98円50銭を下回る円安が続けば、通常金利を下回る1・37%の低金利で資金調達できるが、その水準よりも円高になると、契約上、支払金利が最大9%(1ドル=72円23銭)まで上昇することになっている。
県が総額50億円の仕組み債を発行したのは2007年1月。当時、1ドル=120円前後だったが、08年秋のリーマン・ショックが原因で起きた世界的な金融危機の影響で円高が進み、08年12月の利率決定日には、1ドル=91円となり、一気に6・14%の高金利となった。
今年6月に決定した最新の支払金利は6・15%(1ドル=90円86銭)で、利息額は約1億5400万円。1ドル=98円50銭以下の円安なら、利息額は3425万円で収まるため、半年で約1億2000万円も負担が増えた計算だ。現在は1ドル=80円台前半で推移しているが、今月14日の利率決定日では、さらに大幅な金利アップが予想される。
新潟県、堺市なども仕組み債を発行しているが、いずれも利払いが膨らんで厳しい状況だ。
岩手県の担当者は「当初、資金調達の多様化で始めたが、ここまで急激な円高になるとは予想していなかった」と反省しきり。
総務省は「当然、発行するからには、十分に事前の検討が必要だ」として、県の見通しの甘さを指摘するが、今となっては為替市場の動向を注視するしかないのが現状だ。
(2010年12月9日12時00分 読売新聞)
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