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FRBが通貨スワップ協定再締結、信頼感回復のためECBと協調 【ウォール・ストリート・ジャーナル日本版】 http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/879.html
(回答先: ギリシャ救済で高まるユーロ圏への悲観 【ウォール・ストリート・ジャーナル日本版】 投稿者 愚民党 日時 2010 年 5 月 11 日 19:39:36) FRBが通貨スワップ協定再締結、信頼感回復のためECBと協調 2010年 5月 10日 18:10 JST
米連邦準備理事会(FRB)も即座にECBと呼応して、2008年の金融危機の際に実施したドル・スワップ協定を再締結することで合意した。この措置でFRBはECBに対しドルとユーロを交換し、ECBはドル資金調達が難しくなっている欧州の銀行向けにドルを融資することができる。FRBはこのドル・スワップ協定を英国、カナダ、スイスの各中央銀行とも締結する。
BNPパリバ(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、セバスチアン・ガリー氏は「きわめて朗報」とした上で、新興国資産や株式など先週後半に売られたリスク資産が買い戻される可能性があると話している。 ECBのトリシェ総裁や幹部らは6日の理事会で国債の買い入れについて「その選択肢は協議しなかった」と述べていた。しかしその後、世界の市場での反応に加え、財政当局がギリシャ危機対応で多額の支援を行うことで合意したことなどを受け、ECBは方針転換した模様だ。 ジェフリーズの債券ストラテジスト、デビッド・ゼルボス氏は「欧州ではゲームのルールが変更になったに過ぎない。独立性のかなりの部分を失ったECBを市場がどう受け入れるか今のところ不明だ」と話した。 ECBは、国債などの買い入れ計画について、ユーロ圏に供給する信用の総額には影響が出ないとしている。「この介入の影響を不胎化するめ、注入し た流動性の吸収を目的とする特別オペが行われる」と指摘。また欧州の短期金融市場での緊張を考慮し、ECBは5月末と6月に固定金利で3カ月物オペを実施、無制限に資金を市場に供給するという。 ここ数カ月、米当局者はギリシャの財政危機について、欧州の当局者が解決すべき欧州の問題であるとの認識を非公式に示してきた。しかし、先週の米国株の急落に加え、短期金融市場の緊張の兆しから、FRBは欧州の財政問題が米国にも波及する可能性があるとの認識 を持つようなった。問題が放置されれば、信頼感が低下し、企業と消費者への貸し出しが影響を受け、米景気回復の勢いも脅かされるためだ。これが今回、 FRBが欧州政府、ECBと歩調を合わせて市場の信頼感回復を目指す行動に出た背景にある。 金融危機収束の兆しを受け、ドル・スワップ協定は今年2月に終了していたが、ECB関係者はここ数日、FRBに対し同協定の再締結の可能性を示唆していた。ECBのトリシェ総裁は過去数日、バーナンキFRB議長と定期的に協議し、週末に近づくにつれ、ドル・スワップ協定の再締結を打診していた。 FRBは9日朝開いた公開市場委員会(FOMC)でドル・スワップ協定の実施を承認した。 今回の決定は、FRBにとって政治的なコストを伴う可能性がある。あまりに秘密主義的であるほか、外国を支援することへの抵抗感などから、議会の一部ではドル・スワップ協定を批判する見方も出ている。先の金融危機の際に実施したドル・スワップ協定でFRBは、欧州・アジア・中南米の中央銀行に対し、5000億ドル(約46兆円)以上のドル資金を供給した。今回は信用市場の緊張が2008年当時ほど深刻ではないこともあり、欧州危機対応では、利用可能な限りのドル供給が必要になる可能性は少ない。
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