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(回答先: でっちあげられた郵便不正事件 この裁判は、全く事実ではなく、でっちあげられているのではないかと思う。(記事まとめ) 投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 05 日 18:47:39)
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密室の取り調べ、検証手段を=村木元局長が判決前に会見−障害者郵便悪用事件
障害者団体向け割引郵便制度悪用事件に絡み、偽の団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長村木厚子被告(54)が7日までに東京都内で記者会見し、10日の大阪地裁の判決を控えた心境などを語った。
村木元局長は、密室での供述調書作成について「検証する仕組みがないと(証人尋問が)不毛なやりとりになる」とし、取り調べ状況の検証手段の必要性を訴えた。
村木元局長は一貫して関与を否定。証人出廷した厚労省関係者らが、元局長の関与を認めた供述を相次いで翻し、無罪が言い渡される公算が大きい。公判には取り調べを担当した検察官6人も出廷し、証人らは自ら供述したと反論する異例の展開をたどった。
これについて村木元局長は「密室なので証人と検事が(証人尋問で)違うことを言っても、どちらがうそをついているか検証する手段がない。日数を費やしても水掛け論になる」と指摘。
検察側に対し「検察のストーリーと事実が相当違ったことが裁判を通じて明らかになった。信頼できる機関になってほしい」と求めた。
判決を控えた心境については「不安もないし、興奮しているわけでもない。すごく静かな気持ち」と話した。(2010/09/07-05:27)
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村木元局長、無罪に自信 「検察の間違い明らか」
「検察の間違い、明らか」
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われ、大阪地裁で10日判決が言い渡される元局長村木厚子被告(54)=休職中=が報道各社の取材に応じ、「検察のストーリーが間違いだったことは裁判で明らかになった。
静かな気持ちで判決を待っている」と無罪への自信をのぞかせた。
村木被告は昨年6月14日、大阪地検特捜部に逮捕され、約5カ月間、拘置された。検察官から逮捕の直後に「あなたは起訴されることになる」と20日間の拘置期間を告げられ、
「(最初から起訴が決まっているなら)何のための20日か」と、当初から不信感を抱いたことを振り返った。
取り調べで「否認をして裁判に臨めば実刑が出る」「執行猶予が付けば大したことはない」と、容疑を認めるよう繰り返し説得されたことも明らかにした。
拘置中、心の支えになったのは、接見の弁護士が毎回アクリル板越しに見せてくれた家族や知人の寄せ書き。「信じている」「しっかり闘って」。回を重ねるごとに支援者の名前やメッセージが増えていった。
2010/09/07 07:49 【共同通信】
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大阪地検が取り調べメモ廃棄 最高検通知に違反(1/2ページ)2010年9月8日5時1分
郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件で、関係者の取り調べの際につけたメモ(備忘録)を廃棄していた大阪地検特捜部の複数の検事の対応が、最高検の通知に反するものだったことがわかった。
地検の内部調査の結果、刑事部などもほぼすべてを廃棄していたことが判明。地検は6月、公判で捜査段階の供述調書の信用性などが争いになると予想される場合は、メモを通知に従って適切に保管するよう各部に指示した。
複数の検察幹部が朝日新聞の取材に対し、最高検の通知と大阪地検での取り調べメモの取り扱いについて認めた。
取り調べメモについては、最高裁が2007年12月、警察官の備忘録について「個人的メモの域を超えた公文書」として証拠開示の対象になるとの初判断を示した。
これを受けて最高検は08年7月と10月、検事や副検事が容疑者の発言や質問事項などを記すメモの取り扱いについて各地検に通知。取り調べ状況が将来争いになる可能性があると捜査担当検事が判断した場合、
(1)メモを公判担当検事に引き継ぐ(2)公判担当検事はメモを一定期間保管する――ことを刑事部長名で求めた。
ところが、今年1月に始まった厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)=10日に判決公判、無罪主張=の公判で、昨年2月以降の特捜部による捜査で村木元局長の事件への関与を認めたとされる元部下らの取り調べメモがないことが発覚。
3〜4月に証人として出廷した特捜部の6人の検事と副検事が「必要なことは調書にしたので、メモは破棄した」と説明した。
村木元局長の事件への関与をめぐっては、元部下らが元局長の公判などで捜査段階の説明を翻し、「調書はでっち上げ」などと証言。特捜部の調書が元部下の意思通り作成されたかどうかが焦点となっていた。
地裁は5月、検察側が証拠採用するよう求めた43通の調書のうち34通に関し「誘導で作られた」などとして採用しないと決定。裁判長は特捜部の検事がメモを廃棄したことにも言及し、「メモは有罪立証の有用な資料となりえる」との見解を示して捜査に疑問を投げかけた。
この指摘を受け、地検が容疑者らの取り調べを担当する刑事部や公安部などの対応も調べたところ、メモのほぼすべてが廃棄されていたことが判明。廃棄の詳しい理由については調べなかったという。
郵便不正事件の捜査に携わった検察幹部は「取り調べメモが公判で必要かどうか、部内で検討されたことはなかった」と話している。(板橋洋佳、野上英文)
アサヒ・コム
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郵便不正事件 総選挙控え「口添え」議員の聴取遅らす2010年9月9日3時3分
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、自称障害者団体側から頼まれて厚生労働省に発行の「口添え」をしたとされる民主党の石井一(はじめ)・参院議員(76)への事情聴取を、大阪地検特捜部が昨夏の総選挙を理由に遅らせていたことがわかった。
この結果、石井議員が口添えをしたとされる日に千葉県内のゴルフ場にいたことが同省元局長の村木厚子被告(54)=10日に判決公判=の起訴後に発覚。特捜部が描いた事件の構図が崩れる一因となった。
特捜部は、自称障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)元会長の倉沢邦夫被告(74)=一審・一部無罪、検察側控訴=が2004年2月25日、郵便割引制度の適用を受けるための証明書が凛の会に発行されるよう、
当時衆院議員だった石井議員に東京の議員会館で頼んだことが事件の発端になったと判断。石井議員が厚労省の障害保健福祉部長(当時)に発行を求め、この部長が「議員案件」として企画課長だった村木元局長に不正発行を指示したとみて本格捜査に乗り出した。
特捜部は昨年6月14日、村木元局長を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕。村木元局長は一貫して容疑を否認したが、元障害保健福祉部長らが任意の事情聴取で石井議員の口添えを認めたため、同月下旬、石井議員の聴取に踏み切るかどうか検討した。
捜査にかかわった複数の検察幹部によると、約2カ月後に総選挙が控えていたために地検内部で意見が分かれ、上級庁の考えを聞くことに。
その後、最高検から「任意の聴取は総選挙の後にしてほしい」との回答があり、特捜部が再検討し石井議員の聴取を遅らせることにしたという。
石井議員の聴取は村木元局長の起訴から約2カ月後、総選挙が終わってから12日後の昨年9月11日、大阪市内のホテルで約2時間行われた。石井議員は特捜部に「厚労省側に証明書発行を頼んだ覚えはない」と関与を否定した。
また、石井議員は今年3月の村木元局長の公判に証人として出廷。ホテルでの事情聴取の際に口添えを頼まれたとされる04年2月25日の行動などについて聴かれなかったことや、この日には千葉県成田市のゴルフ場に同僚議員らといたと証言。
地裁がゴルフ場に照会した結果、石井議員の証言が裏付けられた。元障害保健福祉部長も元局長の公判で捜査段階の説明を翻し、石井議員の口添えを否定した。(板橋洋佳、野上英文)
アサヒ・コム
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村木元厚労省局長に判決へ 大阪地裁
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元局長村木厚子被告(54)に、大阪地裁(横田信之裁判長)は10日午後、判決を言い渡す。求刑は懲役1年6月。
元局長は一貫して無罪を主張。公判ではかつての上司や部下が、捜査段階で元局長の関与を認めた供述調書の内容を相次いで否定した。
横田裁判長は5月、実行役とされる元係長上村勉被告(41)=公判中=らの供述調書について「検察が誘導した可能性がある」などとして、大半を証拠採用しないと決め、検察側は判決を前に立証の柱を失う形となっていた。
村木元局長は障害保健福祉部企画課長だった2004年6月、課長の公印入りの証明書を部下の上村被告に偽造させたとして起訴された。
検察側は論告で、国会議員からの口添えを背景に、実体のない「凜の会」を障害者団体と認めるよう厚労省内で組織的に対応した「議員案件」だったと説明。元局長の指示か了解がなければ、証明書の偽造は不可能だったと主張した。
2010/09/10 07:41 【共同通信】
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厚労省・村木元局長に無罪判決 郵便不正事件で大阪地裁2010年9月10日15時21分
判決公判のため大阪地裁に入る村木厚子・元厚生労働省局長=10日午後1時38分、大阪市北区、飯塚晋一撮影
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省の元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告(54)の判決公判が10日午後、大阪地裁で始まった。
自称障害者団体が同制度を受けるための偽の証明書を発行したとされる元担当係長との共謀について、横田信之裁判長は「共謀があったとは認定できない」と述べ、無罪(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。
判決理由の読み上げは同日夕まで続く見通し。横田裁判長は村木元局長を逮捕・起訴した大阪地検特捜部の取り調べ手法などを厳しく批判するとみられ、地検は今後、控訴するかどうか上級庁と慎重に協議するとみられる。
村木元局長は2004年6月、自称障害者団体「凛(りん)の会」(東京、現・白山会)が郵便割引制度の適用を受けるための偽の証明書を発行するよう、担当係長だった上村(かみむら)勉被告(41)=同罪で起訴、公判中=に指示したとして、昨年7月に起訴された。
元局長は一貫して否認した。
検察側は今年1月の初公判で、証明書発行は凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)=一審・同罪は無罪、検察側控訴=が当時衆院議員だった石井一・参院議員(76)に証明書が発行されるよう頼み、
石井議員が当時の障害保健福祉部長に口添えした「議員案件」だったと指摘。元部長の指示を受けた村木元局長(当時、企画課長)が上村被告に証明書を不正発行させたと主張した。
ところが、捜査段階で村木元局長の事件への関与を認めたとされる上村被告や元部長らが証人尋問で「調書はでっち上げだ」「事件は壮大な虚構」などと説明を一転。
横田裁判長は5月、検察側が立証の柱とした上村被告らの供述調書計43通のうち34通について「調書は検事の誘導で作られた」などと判断し、証拠採用しない決定をした。
窮地に追い込まれた検察側は6月、推論を重ねる手法で論告。倉沢元会長が「証明書は村木元局長からもらった」と説明した公判証言などを根拠に「元局長の指示はあったと考えるのが合理的だ」と主張し、懲役1年6カ月を求刑した。
これに対して弁護側は「検察はストーリーに沿った調書を作成することに力を注ぎ、冤罪を発生させた」として無罪判決を求めていた。
厚生労働省は10日午後、大阪地裁での村木厚子・元雇用均等・児童家庭局長の無罪判決を受けて、「判決の詳細は十分承知していないが、村木元局長の主張が認められたと聞いている。
判決自体はまだ確定していないので、厚労省としても今後の動きを注視していきたい」とのコメントを発表した。
◇
〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。大阪地検特捜部は昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。
厚生労働省から自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書が発行されたことが分かり、特捜部は昨年7月、発行に関与したとして村木厚子元局長や同会の元会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴した。
アサヒ・コム
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控訴断念視野に検察当局協議 厚労省事件無罪判決で 2010/09/10 21:07 【共同通信】 >厚生労働省の村木厚子元局長(54)を無罪とした大阪地裁判決について、検察当局は10日、控訴の断念を視野に検討を始めた。
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厚労省文書偽造事件の判決要旨
大阪地裁が10日、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた厚生労働省の村木厚子元局長に言い渡した判決要旨は次の通り。
【争点】
厚労省が、郵便料金の割引を受けることができる障害者団体とする証明書を、実体のない「凜の会」に発行したことについて、村木元局長が実行役とされる元係長上村勉被告に指示したかどうかが争われた。
凜の会設立者倉沢邦夫被告が石井一衆院議員(当時)に証明書発行の口添えを依頼したのか、石井議員の依頼を受けた村木元局長の元上司が、便宜を図るよう指示したのかも争点となった。
【争点に対する判断】
倉沢被告が、石井議員に口利きを依頼するため議員事務所に2004年2月25日のアポイントを取ったことは信用性が高いとみられるが、実際に石井議員と面談した事実は、客観的証拠に反し、信用できない。
2月25日以前に倉沢被告が石井議員に面談した可能性は完全には否定されないものの、事実と認定できるものではない。
村木元局長の元上司が石井議員に担当が元局長であると伝えたことや、公的証明書を発行する方向で処理するよう元局長に指示したとの点も、信用性が高いとはいえない。
村木元局長の元部下が、倉沢被告が来庁した場合の対応を指示されたこと、凜の会の関係者が来ると告げられたことに関する供述も、完全に信をおけるものではない。
捜査機関は倉沢被告を逮捕した時点で、倉沢被告の手帳を押収、公的証明書が作成されたことを認識していた。
石井議員の名前を出して厚労省に働き掛けたことや石井議員へ倉沢被告が口利きの依頼をしたこと、凜の会の案件が元上司から村木元局長、元部下に下ろされたとする供述調書はすべて、不正の認識を有した後に作成された。
捜査の出発点の一つとして、倉沢被告の手帳の2月25日の欄に、
「13・00 石井」の記載があるが、記載の日時に倉沢被告と石井議員が面談した可能性は(ゴルフをしていたという)ゴルフ場からの回答で否定されており、倉沢被告が石井議員と面談していた事実を認定せしめる証拠とはならない。
2月25日に倉沢被告と面談がないという石井議員の証言は信用でき、それ以外の日時にも倉沢被告から依頼がなかったとの証言も、ただちに信用性が排斥される事情もみられない。
【共謀の認定】
検察官主張事実のうち、元上司の村木元局長に対する指示、元局長の上村被告らに対する指示など、元局長と関係者とのやりとりはいずれも認定できない。
さらに本件が石井議員から要請され、証明書を発行することが企画課内で決まっている「議員案件」であったとの事実も認定できず、元局長において犯行の動機があったと言えない。
さらに上村被告が虚偽の稟議書を独断で作成していることなど元局長が犯行を行うことが不自然であることや、元局長の指示もなく上村被告が独断で証明書を作成しても不自然ではないことを示す事情もみられることから、
上村被告が元局長の指示で証明書を作成した事実は認められない。そのほか証拠上認められる事実を総合しても元局長が上村被告らと虚偽の証明書を作成し「凜の会」側に交付するとの共謀があったと認定できない。
2010/09/10 22:48 【共同通信】
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唇かむ大阪地検検事「何もコメントできない」
予想された結果だったとはいえ、大阪地検幹部らは捜査を否定する無罪判決に悔しさを隠せなかった。
同地検の大島忠郁次席検事は8日の定例記者会見で、「主要な供述調書の証拠請求が却下されたものの、有罪を導くだけの証拠も採用されている」と語っていた。しかし、この日の判決はその望みを完全に打ち砕いた。
判決後、同地検では小林敬検事正ら幹部が内容を精査。検事正室の明かりは、退庁時間を過ぎてもともり続けた。途中で一度退室した小林検事正は報道陣に対し、「何もコメントできない。控訴については判決文を読んで検討したい」と硬い表情で話した。
捜査に携わった検事は「階段を上るような捜査の過程で村木被告が浮かんだ。取り調べが不当とは思わないが、裁判所に否定された以上、捜査に甘い点があったのか……」と唇をかんだ。
ある検察幹部は「無罪は予想されたが、主張が全面的に否定されたことは残念」と顔をしかめた。
(2010年9月10日22時49分 読売新聞)
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村木元局長「心臓が1回大きく鼓動」無罪信じて
画像 記者会見を終え、支援者らと喜び合う村木厚子元局長(10日午後、大阪司法記者クラブで)=関口寛人撮影 (p)ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201009/789039.jpg
「これ以上、私の時間を奪わないでほしい」。
郵便不正をめぐる厚生労働省の偽証明書発行事件で10日、無罪判決を受けた村木厚子元局長(54)は、夫と子供、支援者らが見守る法廷で、「潔白」へと導く裁判長の言葉をじっとかみしめた。
逮捕から1年3か月。閉廷後、村木元局長は長かった捜査、公判を振り返り、「こういう結果が出るのを信じてやってきた」と安堵(あんど)の表情を見せる一方で、検察に控訴断念を求めた。
「被告人は無罪」。大阪地裁201号法廷。横田信之裁判長が主文を告げた瞬間、グレーのジャケットにスカート姿の村木元局長は立ったまま軽く一礼し、ホッとした表情で少し目を潤ませた。
村木元局長は閉廷後、大阪司法記者クラブで開かれた記者会見に弘中惇一郎弁護士らとともに出席。村木元局長は「色々な人に支えられて今日を迎えられた。本当に感謝している」と笑顔で切り出した。
無罪が言い渡された瞬間については「言葉に表せない。心臓が1回大きく鼓動を打った」と、喜びの大きさを表した。
検察との闘いを支え続けた家族や支援者らには、「『信じてる』って言ってくれたことが、救いだった。絶望や孤独を味わわずに来られた」と感謝の言葉を寄せ、「もう一度、もといた場所に戻りたい」と復職に意欲をみせた。
関係者の調書が証拠採用されないなど、異例の展開だった公判。その約8か月を振り返っては、「真実を明らかにするプロセスが大変なことを実感した」と述べる一方で、
「事実はわかったが、なぜ(検察の)ストーリーが出来たのか、その理由まではわからなかった」との不満も漏らした。検察に対しては、「何が無罪の原因だったのか自分で検証してほしい」と注文した。
娘2人と傍聴席から見守った夫で厚労省総括審議官の太郎さん(56)は、
周囲の人と握手を交わし、「無実を疑ったことはなかったが、判決がどうなるかは不安だった。『よく頑張ったね』と言ってやりたい」と妻をねぎらったが、「職場復帰できなければ意味がない。検察は、メンツにこだわった控訴はしないでほしい」と話した。
(2010年9月11日03時07分 読売新聞)
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高知の父「徹底的に闘え」 村木元局長無罪判決 2010年09月11日08時29分 高知新聞
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大阪地検、村木元局長の控訴断念へ 上級庁と協議し結論2010年9月15日3時1分
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地裁が無罪判決(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)について、大阪地検は14日、控訴を断念する方向で上級庁と協議に入ることを決めた。
大阪高検には15日に方針を伝え、検察当局として控訴期限の24日までに最終的な結論を出すとみられる。
検察関係者によると、幹部の一人は「現時点は地検だけの判断」としている。
高検と最高検にも、村木氏を起訴した大阪地検特捜部の捜査のあり方が問われる事態に発展した今回の判決を重視し、受け入れるべきだとする意見があり、地検は控訴は難しいと判断したとみられる。
村木氏の裁判では、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるための証明書を発行するよう、2004年に村木氏から指示されたなどとする元部下らの供述調書の大半が「検事の誘導で作られた」などとして証拠採用されなかった。
検察側は団体元会長の「証明書を村木氏から受け取った」とした公判証言などを根拠に求刑したが、10日の地裁判決は「村木氏の関与は認められない」として無罪を言い渡した。
検察関係者によると、地検は14日、この判決を踏まえて特捜部や公判部などの幹部が控訴できるかどうか協議。控訴したとしても
(1)捜査段階に作成された供述調書などが関係者の手帳などの客観的証拠と矛盾しており、信用性が認められない可能性が高い(2)有力な証拠を新たに出せる見込みがほとんどない――などとして、「控訴は困難な状況」と判断したという。
長妻昭厚労相は村木氏の無罪判決後、「控訴がない場合は復職していただいて、それなりのポストで処遇していく」との考えを示している。(板橋洋佳、野上英文)
アサヒ・コム
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「検察の作文防げる」 可視化必要と弁護士ら
「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会議に出席した鈴木宗男衆院議員(奥左)と弘中惇一郎弁護士(同右)=15日午前、国会内
民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」は15日、国会内で会議を開き、厚生労働省文書偽造事件で無罪判決を受けた村木厚子元局長の主任弁護人の弘中惇一郎弁護士と、受託収賄罪などで収監の見通しとなった鈴木宗男衆院議員が出席した。
弘中弁護士は「この事件では供述調書以外に客観証拠があったため、検察のストーリーは崩れた」と指摘。その上で「検察官は、密室で聞いた話を材料に具体的で迫真性があるような供述調書をつくり、容疑者にサインを迫る。
可視化されていれば、こうした取り調べや作文はできない」と訴えた。
鈴木議員も「密室での取り調べは全部、誘導だ。可視化が実現すれば、極端に冤罪はなくなる」と主張した。
2010/09/15 12:46 【共同通信】
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