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(2010/09/21)にあった報を書き出す。-主任検事が押収資料改ざん 最高検、証拠隠滅で捜査
http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/688.html
投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 21 日 20:18:50: YQ201zwHWXfF6
 

(回答先: 続報 この裁判はでっちあげられていると思う。 (2010/09/07 - 2010/09/15) 投稿者 0_0 日時 2010 年 9 月 21 日 19:53:59)

(2010/09/21)にあった報を、以下に書き出す。

(画像 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201009/792164.jpg については、下の各記事のもの。 )

これは工作だ。 また改ざんの事実が、捏造され、でっちあげられている。
これは工作によるパニック的な扇動である。

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主任検事が押収資料改ざん 最高検、証拠隠滅で捜査


 厚労省文書偽造事件で無罪判決後、記者会見する村木厚子元局長=10日、大阪市北区の大阪司法記者クラブ (画像*1)
【関連動画】
村木元局長「真相解明を」
 厚生労働省の村木厚子元局長(54)に無罪判決が言い渡された文書偽造事件で、大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事(43)が元係長上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使の罪で公判中=から証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時を改ざんしていたことが21日、分かった。

 このFDは結果的に証拠提出されなかったが、検察側が描いた事件の構図に沿うよう押収資料を書き換えた疑いが濃厚。検察捜査に対する厳しい批判は免れず、最高検の伊藤鉄男次長検事は同日、最高検の検事を主任検事とし、高検や地検の検事も含めた数人のチームで証拠隠滅などの容疑で捜査に入ったことを明らかにした。

 検察関係者によると、前田検事は大阪地検の20日の事情聴取に対し、日付改ざんの事実を認めているという。

 村木元局長の主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は21日、東京都内で記者会見し「事実であれば、捜査の根幹を揺るがす大変な事件」と述べ、刑事告発も視野に検討することを明らかにした。

 村木元局長の判決などによると、特捜部は昨年5月26日、上村被告の自宅からFDを押収。FDには偽造された証明書と同じ内容の文書データが保存されており、最終更新日時は「2004年6月1日午前1時20分06秒」となっていた。

2010/09/21 13:15 【共同通信】

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押収データ改ざん「厳正に対処する」官房長官
 仙谷官房長官は21日午前の閣議後の記者会見で、郵便不正に絡む偽の障害者団体証明書発行事件で、大阪地検特捜部検事が押収したデータを改ざんした疑いが生じていることについて「仮に事実だとすれば、捜査の手法としても到底許されない。検察の捜査の信頼性にも大きく及ぶものだから、厳正に対処する」と述べた。


(2010年9月21日11時47分 読売新聞)

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データ改ざん「捜査せざるを得ない」最高検次長
 最高検の伊藤鉄男次長検事は21日午前、「最高検で事実関係を徹底的に捜査した上、厳正に対処したい」とのコメントを発表した。


 この後、東京・霞が関の検察合同庁舎で緊急記者会見を開き、最高検の検事数人で捜査班を作り、前田恒彦検事(43)によるデータ改ざん疑惑について捜査を始めたことを明らかにした。伊藤次長検事は「(データの改ざんは)証拠隠滅などの犯罪にあたる可能性があり、捜査せざるを得ない」と沈痛な表情で語った。

 会見では、報道陣から「大阪地検はどの程度、事実を把握しているのか」など矢継ぎ早に質問が飛んだが、伊藤次長検事は「詳細は把握していない」と話すにとどまった。

(2010年9月21日12時19分 読売新聞)

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村木元局長「こんなことまであり得るのか」


大阪地検の改ざん疑惑問題を受け、記者会見する村木厚労省元局長(21日、東京・霞が関) (画像*2)

 偽の障害者団体証明書発行事件で、押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時記録を改ざんした疑いが浮上したことに関し、厚生労働省の村木厚子元局長(54)は21日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、FDの改ざんについて「こんなことまであり得るのかと、恐ろしい気がした」と顔をこわばらせた。

 その上で、「検察への信頼がかかっている問題だと思うので、徹底的に捜査してほしい」と話した。

(2010年9月21日12時50分 読売新聞)

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村木元局長「個人の問題にしないで」
 今週中に無罪が確定する厚生労働省の村木厚子元局長(54)。


 偽の障害者団体証明書発行事件で、押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時記録を改ざんした疑いが浮上したことに関し、21日正午から記者会見を開き、「個人の問題にするのではなく、組織として二度と起こらない仕組みを作ってほしい」と、強い口調で検察の体質改善を求めた。

 村木元局長は、検察側が開示した証拠の中にFDが無かったことについて、当初は「検察が見落としたのだろうと思っていた」という。しかし、公判を通じて検察側がFDの存在を把握していたことを知り、「検事さんたちは、知っていて(FDを)無視したんだなと分かったが、改ざんされているとは想像もできなかった」と話した。

 村木元局長は「(自分の無罪判決の)頼りになる客観的な証拠も改ざんされるなら、何を頼りにしていいのか分からない。国として、組織として、こうしたことが起こらないようにすることが一番大事だ」と話した。

 一方、村木元局長の主任弁護人を務める弘中惇一郎弁護士(64)も同日午前、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「事実だとすれば、主任検事はかなり前から冤罪(えんざい)だと分かっていたのではないか。検察の根幹を揺るがす大変な事件。徹底的に調査してほしい」と述べた。

 柳田法相は同日の閣議後の記者会見で、「大変びっくりしている。この件が真実であるなら到底許されないという認識を持っている」と述べた。

(2010年9月21日14時09分 読売新聞)

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検事、郵便不正で押収のFD記録を改ざんか


大阪地検の証拠改ざん疑惑の発覚を受け、記者会見する弘中弁護士(21日、東京・霞が関で) (画像*3)

 郵便不正に絡む偽の障害者団体証明書発行事件で、大阪地検特捜部が厚生労働省元係長・上村(かみむら)勉被告(41)(虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中)の自宅から押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時記録を、捜査主任を務めた前田恒彦検事(43)が改ざんした疑いのあることが21日、関係者への取材でわかった。

 検察側が主張する事件の構図に合致するように書き換えた可能性が高いといい、最高検は事実関係を徹底的に捜査し、厳正に対処する方針。

 同省の村木厚子元局長(54)(1審で無罪判決)の主任弁護人の弘中惇一郎弁護士も同日午前、記者会見し、証拠隠滅容疑などでの刑事告発を検討する考えを示した。

 地検などによると、FDは、昨年5月26日の家宅捜索で押収。上村被告が実体のない障害者団体「凛(りん)の会」側からの依頼で2004年6月上旬に発行したとされる偽証明書の作成日時の記録が残っており、特捜部はこのデータから、証明書の最終更新日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成した。

 その後、特捜部はFDを公判の証拠とせず、昨年7月、上村被告に返却。ところが、上村被告の弁護団がFDを確認したところ、最終更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」に改まっていた。

 大阪地検は20日、前田検事から事情聴取。前田検事は、データの書き換えを認めたうえで、「故意ではなかった」と説明したという。最高検は上村被告の弁護団に協力を求め、21日午後にもFDの記録を確認する。

 上村被告の弁護人によると、書き換えの日付は昨年7月13日で、FDは同17日に返却されたという。

 村木元局長の公判で検察側は、「凛の会が04年6月8日に郵便局から証明書の提出を求められ、上村被告に作成を催促した」と主張。弁護側は捜査報告書に基づき、「その時期にはすでに作成されていたはず」として日付と作成時期の食い違いを指摘していた。

 前田検事は1996年に検事となり、東京、広島、水戸などの地検を経て、08年4月から大阪地検特捜部。

          ◇

 最高検の伊藤鉄男次長検事は21日午前、「最高検で事実関係を徹底的に捜査した上、厳正に対処したい」とのコメントを発表した。この後、東京・霞が関の検察合同庁舎で緊急記者会見を開き、最高検の検事数人で捜査班を作り、前田検事によるデータ改ざん疑惑について捜査を始めたことを明らかにした。伊藤次長検事は「(改ざんは)証拠隠滅などの犯罪にあたる可能性があり、捜査せざるを得ない」と沈痛な表情で語った。

(2010年9月21日14時16分 読売新聞)

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改ざん、ソフトで可能…プロにすぐに見破られる
 インターネットセキュリティー会社「ラック」(東京)によると、フロッピーディスク(FD)の改ざんは、ネット上に有料や無料で公開されているソフトを利用すれば、可能という。


 ただし、FDの記録上で表示される更新日時を書き換えたとしても、その書き換えをいつ行ったかという磁気情報が残ることがある。その場合、専門の解析会社に依頼すれば、磁気情報をたどって書き換え時期などを知ることができる。

 また、書き換えた場合、FD内のファイルの更新日時と、そのファイルが入ったフォルダーの更新日時など、他の様々なデータとの整合性をそろえるのはかなり専門的な知識が必要という。

 セキュリティー業界の関係者は「ソフトをダウンロードできる程度のパソコンの知識があれば改ざんは可能だが、もし改ざんにソフトが使われたのであれば、プロが解析すればすぐに見破ることができる」と指摘している。

(2010年9月21日16時14分 読売新聞)

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FD改ざん疑惑、証明書作成日の矛盾解消図る?
 大阪地検特捜部の主任検事が、公判の行方を左右する重要な証拠を改ざんしていた疑いが浮上した。


 郵便不正を巡る厚生労働省の偽証明書発行事件。なぜ、主任検事はこんな行為に及んだのか――。

 「故意に改ざんしたと言われても仕方ない」

 捜査にかかわった特捜部関係者は驚がくの表情を浮かべた。

 特捜部は、郵便局から証明書の提出を求められた自称障害者団体「凛(りん)の会」が、厚労省の村木厚子元局長(54)(1審無罪)や厚労省元係長、上村(かみむら)勉被告(41)(公判中)に証明書の発行を催促した、とのストーリーを描いていた。

 主任を務めた特捜部の前田恒彦検事(43)が改ざんした疑いが持たれているフロッピーディスク(FD)に記録されていた証明書の作成日時は「2004年6月1日午前1時20分」。ところが、郵便局員らの聴取で、凛の会が証明書提出を求められたのは早くても6月8日だったことが判明した。

 このため特捜部は、作成日時を記した捜査報告書を証拠としなかった。しかし村木元局長の弁護側が証拠として開示するよう求めた。そして、大阪拘置所でこの報告書に目を通した村木元局長が、食い違いに気付いた。

 弁護側は報告書を証拠請求。1月の初公判の弁護側冒頭陳述でこのデータを引用し、「検察の主張は破綻(はたん)している」と主張した。検察側は6月の論告で、「今回の証明書が、このFDのデータを印刷したものとは限らない」と反論したが、判決はFDのデータと証明書の関連を認めた。

 改ざんされていたFDの証明書の作成日時は「04年6月8日午後9時10分」。特捜部が描いた構図と符合するが、特捜部がFDを返却したのは昨年7月17日。捜査報告書も訂正されておらず、改ざんされたデータが公判に影響することはなかった。

 「前田検事は捜査段階で日付の矛盾に気付き、つじつまを合わせようと、FDの日付を書き換えたのではないか。そう疑ってみるのが自然だ」。検察関係者は唇をかんだ。

(2010年9月21日16時29分 読売新聞)

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「最悪の事態」危機感にじませる検察幹部ら
 「最悪の事態」「組織の危機だ」。捜査を指揮する大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠物を改ざんしたとの報に検察幹部らは一様に表情をこわばらせ、危機感をにじませた。


 大阪高検の柳俊夫・検事長は、大阪市福島区の合同庁舎で21日午前11時から会見。「最高検が今後、刑事罰も視野に徹底的に捜査して厳正に対処すると聞いている。大阪高検としても全面的に協力したい」と厳しい表情で話した。

 大阪市内にある小林敬・大阪地検検事正の自宅にはこの日朝、報道陣が殺到。小林検事正は約10分間取材に応じたが、核心部分については「調査を始めたばかりで答えられません」などと繰り返し、迎えの車に乗り込んだ。

 最高検幹部は「事実とすれば、我々の組織にとって最悪の事態」と顔をこわばらせた。前田恒彦検事(43)が以前在籍した東京地検幹部は、「特捜部の危機だ。証明すべきことを証明できなくするなんて、検事としてあってはならない行為。捜査にかかわった全員が辞表を出すぐらいじゃないと、検察は持たないのではないか」と危惧(きぐ)した。

(2010年9月21日16時43分 読売新聞)

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検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正(1/3ページ)2010年9月21日3時31分  (画像*4)

  
 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したという。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本格調査に乗り出す。

 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月26日、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。FD内には、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書や文書の作成日時などに関するデータが入っていた。特捜部は証明書の文書の最終的な更新日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。FDは押収の約2カ月後にあたる7月16日付で上村被告側に返却され、村木氏らの公判には証拠提出されなかった。

 朝日新聞が今夏、上村被告の弁護団の承諾を得てFDの記録を確認したところ、証明書の文書の最終的な更新日時が「04年6月8日午後9時10分56秒」で、特捜部が捜査報告書に記した最終更新日時と食い違うことが分かった。

 このため、朝日新聞が大手情報セキュリティー会社(東京)にFDの解析を依頼。本来は「6月1日」であるべき最終更新日時が「6月8日」と書き換えられていた。その書き換えは昨年7月13日午後だったことも判明。この日はFDを上村被告側に返す3日前だった。

 また、他のデータについては上村被告が厚労省の管理するパソコンで操作したことを示していたが、最終更新日時だけが別のパソコンと専用ソフトを使って変えられた疑いがあることも確認された。検察幹部の聴取に対し、主任検事は「上村被告によるFDデータの改ざんの有無を確認するために専用ソフトを使った」と説明したとされるが、同社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はないという。

 特捜部は捜査の過程で、上村被告の捜査段階の供述などを根拠に「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」とみていた。だが、証明書の文書データが入ったFD内の最終更新日時が6月1日未明と判明。村木氏の指示が5月31日以前でなければ同氏の関与が裏付けられず、最終更新日時が6月8日であれば上村被告の供述とつじつまが合う状況だった。

 朝日新聞の取材に応じた検察関係者は「主任検事から今年2月ごろ、『村木から上村への指示が6月上旬との見立てに合うよう、インターネット上から専用のソフトをダウンロードして最終更新日時を改ざんした』と聞いた」と説明。FDの解析結果とほぼ一致する証言をしている。(板橋洋佳)

■主任検事が大阪地検側の聴取に対して説明した主な内容は次の通り。

 上村被告宅から押収したフロッピーディスク(FD)を返す直前、被告がデータを改ざんしていないか確認した。その際、私用のパソコンでダウンロードしたソフトを使った。改ざんは見あたらなかったため、そのソフトを使ってFDの更新日時データを書き換えて遊んでいた。USBメモリーにコピーして操作していたつもりだったが、FD本体のデータが変わってしまった可能性がある。FDはそのまま返却した。

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 厚労省元局長の村木厚子氏の話 なぜこんなことが起きてしまったのか理解できない。私にとって無罪証明のよりどころとなる「2004年6月1日」の更新日時データを書き換えた行為はあまりに悪質で、心の底から怖さを感じる。書き換えが個人の責任なのかどうか、今は根の深さが見えていない。検事の職業倫理を内部で徹底し、その能力と倫理が「一級」のものになってほしい。

アサヒ・コム

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証拠隠滅容疑で最高検が捜査 改ざん疑惑「疑い濃い」2010年9月21日12時44分


 郵便不正事件で主任検事が証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑惑をめぐり、最高検の伊藤鉄男次長検事は21日午前11時から緊急の記者会見を開き、「報道を素直に見れば、何らかの犯罪になる疑いが濃い。もはや捜査せざるを得ない」と述べた。

 最高検刑事部の検事らを21日に大阪に派遣し、証拠隠滅容疑で捜査を始めたという。最高検が自ら捜査に乗り出すのは極めて異例だ。

 伊藤次長は、改ざんした疑いのある主任検事を逮捕する可能性については明言を避けたが「ありとあらゆる事実解明をする。何ら特別扱いはしない」と語気を強めた。

 主任検事の言い分については「供述内容は言えない」と明かさなかった。改ざんに対する上司らの組織的関与については「そういうことを含めて調べる」と述べた。

 伊藤次長によると、最高検には20日に大阪高検から連絡があったという。伊藤次長は、大阪地検の聴取は「調査」、最高検は「捜査」と言葉を使い分け、「疑惑自体を非常に深刻に受け止めている。だからこそ、最高検主体で徹底的にやる」と約15分間の会見を結んだ。


アサヒ・コム

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村木元局長「恐ろしい」「一部のせいにせず検証を」2010年9月21日13時5分


大阪地検の押収資料改ざん疑惑で会見する村木厚子元局長=21日午後0時3分、東京都千代田区、西畑志朗撮影 (画像*5)
 郵便不正事件で被告となった厚生労働省の村木厚子元局長(54)は21日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した。「こんなことまであり得るのかと恐ろしい気持ちがした」と語ったうえで、「一部に変な人がいたんだという話にせず、事件全体について何があって、なぜこうなったのか検証してもらい、検察のあり方に生かしてほしい」と、検察に事件全体の検証を求めた。

 村木元局長は今回のFD改ざん疑惑の内容を新聞報道でしか知らないとしたうえで、「(供述を裏付ける際に)頼りになる客観的な証拠にこういうことをされたら、何を頼りにしていいかわからない」と語った。最高検が捜査に着手したことについては「検察の信用がかかった問題だ。何があったのか真相解明して欲しい」と望んだ。

 これに先立ち、村木元局長の主任弁護人を務める弘中惇一郎弁護士も同日午前、会見を開き、「検察の根幹を揺るがす大きな問題だ」と厳しく批判。今後、証拠隠滅容疑などで主任検事を刑事告発することも視野に対応を検討することを明らかにした。

 弘中弁護士は「検察側からの説明は一切ない」としたうえで、朝日新聞が報じた内容を前提に会見を進めた。「主任検事として事件をコントロールする立場の人がこういうことをしたのなら前代未聞だ」と指摘した。

 公判前整理手続きの段階で、検察側が問題のFDを証拠請求しなかったことについては「(起訴内容を裏付ける)一番重要な証拠なのに、なぜ証拠請求しないのかと不審に思っていた」と述べた。


アサヒ・コム

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前特捜部長らを一斉聴取へ 大阪地検、FD改ざん疑惑で2010年9月21日15時0分


 郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、大阪地検特捜部の主任検事が押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんした疑いがある問題で、最高検は21日、証拠隠滅容疑で捜査を始めたことを明らかにした。最高検の検事を主任として数人のチームをつくったという。最高検が自ら捜査に乗り出すのは極めて異例。大阪地検も事件の捜査を指揮した前特捜部長の大坪弘道・京都地検次席検事らから一斉に事情を聴き、FDのデータが書き換えられた経緯や押収品の当時の管理状況を把握する方針。

 朝日新聞の取材などによると、主任検事は前田恒彦検事(43)。FD内には、厚生労働省元係長の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=が2004年6月に自称障害者団体に発行したとされる偽の証明書や文書の作成データなどが入っていた。「04年6月1日」とされていた証明書の文書の最終的な更新日時が、特捜部がFD保管中の昨年7月13日に専用ソフトで「04年6月8日」に書き換えられていた。

 現場の捜査を取り仕切った主任検事は地検の聴取に「上村被告によるデータの改ざんの有無を確認する際にインターネットで(専用の)ソフトをダウンロードした。データを書き換えて遊んでいるうちに更新日時が変わった可能性があったが、そのままFDを(被告側に)返却した」と説明。しかし、朝日新聞が上村被告の弁護団の承諾を得てFDの解析を依頼した大手情報セキュリティー会社の担当者によると、このソフトはデータを書き換える際に使われるもので、改ざんの有無をチェックする機能はない。

 地検はこうした主任検事の説明が事実かどうかを確認するため、主任検事の上司だった大坪前部長ら当時の特捜部の検事や検察事務官から事情を聴く必要があると判断。特捜部の検事11人のうち主任検事を除く10人が今春の人事異動で他の部署に移っており、21日から地検に呼び出すなどして説明を求める。

 主任検事は1月以降、厚労省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の公判に専従で立ち会っており、特捜部の捜査に実質的に携わっていない。(板橋洋佳、野上英文)

アサヒ・コム

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主任検事「大阪地検のエース」 公判で取り調べに批判も(1/2ページ)2010年9月21日15時7分



 郵便不正事件で証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑いが浮上した前田恒彦・主任検事(43)は、「大阪地検特捜部のエース」と呼ばれてきた。2006〜08年には東京地検特捜部にも在籍したほか、応援でも大阪から呼ばれるなど、著名な事件を担当してきた。

 主任検事は93年に司法試験に合格、96年に任官した。広島、水戸地検や神戸地検姫路支部などで勤務した。

 東京地検特捜部が07年、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官=一審で懲役2年10カ月執行猶予5年の判決、控訴中=を起訴した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件では、共犯とされた不動産会社元社長=懲役3年執行猶予5年、控訴中=の取り調べを担当。2人の一審判決では、主任検事の取り調べについて、裁判長が「事実を否認する容疑者に『否認すると保釈されない』など、不利になると働きかけた」と批判。公判で証人として出廷した際の証言も「誇張が交じっている疑いが否定できない」と指摘した。

 同じ07年の防衛装備品の調達をめぐる汚職事件の捜査でも、贈賄などの罪に問われた軍需専門商社「山田洋行」の元専務=二審で懲役1年6カ月の実刑、上告中=の取り調べを担当。元専務から、守屋武昌元防衛事務次官=懲役2年6カ月の実刑が確定=へのわいろ提供を認める供述を引き出したとされる。

 また、大阪地検に異動後の今年1〜2月には、小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件の東京地検特捜部の捜査に、応援として呼ばれた。逮捕された小沢氏の3人の元秘書のうちの1人、大久保隆規元秘書=同罪で起訴=の取り調べを担当。大久保元秘書の関与を認める内容の供述調書をまとめたが、起訴後に大久保元秘書は否認に転じた。

 東京の検察関係者の間では「優秀で重要な供述を引き出してくる『割り屋』のタイプ」との評価の一方で、「勢いで取り調べてしまう面もある」との見方もある。

 ある在京の検察幹部は「FDの更新日時は事件の肝。大事な証拠を軽々に扱うことは、普通はしない。もし上司も報告を受けて知っていたとしたら、本人だけの問題では済まされない」。別の幹部も「事実だとすれば、内部の処罰だけでは済まないだろう。厳正に刑事事件として立件すべきではないか」と語った。

 法務省のある幹部も「事件を左右する証拠を改ざんするなんてとんでもない話だ。特捜だけではなく、証拠を支配できる捜査機関すべてにかかわってくる問題だ」と懸念を示した。

アサヒ・コム

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証拠書き換え「想定外」 改ざん疑惑、法曹関係者に驚き2010年9月21日16時58分


 郵便不正事件で主任検事が証拠として押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした疑惑は、刑事裁判にたずさわる法曹関係者らも、重大に受け止めている。

 元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授(刑法)は「事件の真相解明を目指す捜査機関が捜査資料に手を加えることは前代未聞で、信じられない思いだ」と話す。

 土本氏によると、検察は、押収した資料について名刺1枚に至るまでリストを作り、厳格に検察庁内の倉庫などで管理しているという。検事の取り調べに証拠品が必要な場合は、検察事務官が帳簿に持ち出しや返却の記録を残す。「だが、今回のようにフロッピーディスクの中身を書き換えられるようなことが起きたのであれば、点検のしようがない。想定外の事態で、ルール以前の問題だ」と述べた。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「捜査における証拠品の重要さへの認識が全く欠如している。捜査の基本ができていないと言わざるを得ない。最高検を含めて徹底的な内部調査が求められる」と話した。

 「開いた口がふさがらないというのが実感だ」。40年の裁判官生活のうち35年を刑事裁判官として過ごした元松山家裁所長の安原浩弁護士(67)=兵庫県弁護士会=もそう感想を話す。「裁判官としては、供述調書は信用性を慎重に吟味するが、物証や鑑定結果などの客観的証拠は基本的に信用できるというのが前提。その客観的証拠に手が加えられる事態は想定を超えている」と驚きを語る。「こうしたことが起きると、客観証拠自体の信用性も慎重に吟味していく姿勢が裁判所には求められるだろう」

 刑事弁護経験の長い小坂井久弁護士=大阪弁護士会=は「客観証拠の収集過程は完全なブラックボックスであり、そこに不正があると弁護側が見抜くのは非常に困難を伴う」と指摘。今回の問題に関しては「相互監視の仕組みがないことで、検事の暴走が見逃されたということではないか。個人の問題というよりシステムの問題という印象を持った」と述べた。

アサヒ・コム

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事実なら厳正対処=大阪地検証拠改ざんの疑い−仙谷官房長官
 仙谷由人官房長官は21日午前の記者会見で、大阪地検特捜部の検事が郵便割引制度をめぐる偽証明書発行事件で証拠データを改ざんした疑いがあることについて「仮にそういうことが事実であるとすれば、捜査手法としても到底許されない。捜査の信頼性にも大きく及ぶものであり、厳正に対処する」と語った。
 柳田稔法相も記者会見で「真実であるとすれば到底許されない行為だ」と述べるとともに、「しっかりと捜査をしてもらい、その内容を聞いてからいろんなことを考えたい」と述べ、同地検の検事らへの捜査を見守る考えを示した。(2010/09/21-11:32)

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「特別扱いしない」=証拠改ざん問題で最高検次長
 最高検の伊藤鉄男次長検事は緊急に記者会見し、「非常に深刻に受け止めている。もはや捜査せざるを得ないと考えている」と厳しい表情で述べた。主任検事を逮捕する可能性について問われると、「ありとあらゆる事実を解明して、何ら特別扱いはしない」と強調した。
 改ざん疑惑については、20日に大阪高検から連絡を受けて知ったという。大阪地検主任検事の供述内容など捜査状況を聞かれると、手元の資料を握り締めながら、「捜査にかかわることで言えない」「徹底的に、すぐやる」と繰り返した。
 会見のカメラ撮影は許可されず、約15分間で切り上げられた。(2010/09/21-12:27)

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検察捜査、再び問題に=ストーリーに固執
 厚生労働省の村木厚子元局長(54)の公判では、大阪地検特捜部が当初描いた事件の構図に沿った供述調書を誘導によって作成したことが批判された。フロッピーディスク(FD)のデータ改ざん疑惑が新たに浮上した。故意であれば、違法ともいえる検察の捜査の在り方がいっそう厳しく問われそうだ。
 改ざんされたFDは検察側が証拠請求しなかった。このため、弁護側が公判前整理手続きで開示させた捜査資料が証拠採用され、最終更新日時が「2004年6月1日午前1時20分」と判明した。
 公判で検察側は日付を特定せず、村木元局長が6月上旬に元係長上村勉被告(41)に偽証明書の作成を指示したと主張。データを前提とすれば、元局長の指示は仮にあったとしても5月中となり、検察側主張は矛盾していた。(2010/09/21-13:11)

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「個人の問題にしないで」=検察不信あらわ−村木元局長
 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した村木厚子厚生労働省元局長(54)は「組織としてこういうことが起こらないようにすることが一番大事。あまり個人の問題にしてほしくない」と述べ、検察組織として真相究明を図るよう求めた。
 村木元局長は冒頭、「大変びっくりした。こんなことが起きるのかと恐ろしい気持ちだ」と検察に対する不信感をあらわにした。
 検察側の主張と改変前のフロッピーディスク(FD)のデータとの矛盾に、最初に気付いたのは村木元局長。「データは残っていないのかと思ったら、開示証拠の中に合致したものがあった。大事な証拠なのに真相解明に使われていないことに大変ショックを受けた」と振り返った。その上で、「改ざんされていれば、自分の無罪の足掛かりになるものが得られない。本当に怖いことだ」と述べた。(2010/09/21-13:18)

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特捜部検事、捜査資料改ざんか=押収FDデータ−最高検、証拠隠滅で捜査・郵便不正
 障害者割引郵便制度の悪用に絡む厚生労働省の偽証明書発行事件で、証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)内に保存されていた文書のデータを、大阪地検特捜部の検事が改ざんした疑いのあることが21日、関係者の話で分かった。偽証明書の作成日時が検察側主張に合うように書き換えられていた可能性があるという。FDは公判には証拠として提出されなかった。
 最高検の伊藤鉄男次長検事は同日記者会見し、改変にかかわったとみられる同事件の前田恒彦主任検事(43)に対して、証拠隠滅容疑で捜査を始めたことを明らかにした。最高検検事を主任とした数人のチームで捜査し、今後刑事処分や懲戒処分を検討する。関係者によると、大阪地検は20日、前田検事から事情を聴いた。
 FDは昨年5月、虚偽有印公文書作成罪などに問われた同省元係長上村勉被告(41)=公判中=の自宅から押収され、同被告が自称障害者団体「凛(りん)の会」に発行したとされる偽の証明書のデータが入っていた。
 弁護側が請求して開示させた証拠によると、最終更新日時は「2004年6月1日午前1時20分06秒」だった。しかし、FDの記録を確認したところ、日時が「6月8日午後9時10分56秒」に書き換えられていた。
 検察側は公判で、村木厚子同省元局長(54)=一審無罪=が04年6月上旬、上村被告に偽証明書発行を指示したと主張。しかし、更新日時が1日だとつじつまが合わず、郵便事業会社側から凛の会に証明書提出要請があった8日を更新日時とすれば、矛盾しない状況だった。(2010/09/21-13:19)  

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