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(回答先: 裁判員裁判:性犯罪審理 男女「5対1」波紋(合意か強制か、なら偏見必至?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2009 年 9 月 04 日 12:50:46)
微妙な事件が今後続発するだろう『性犯罪』。「素人強制三日裁判」で、どれだけ適正な裁判ができるのか。今後も「実験」を続けなければいけないのか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ココから)
「青森のニュース再現詳細、嫌悪感も 裁判員、性犯罪初の審理」
東北で初めての裁判員裁判が開かれた青森地裁1号法廷=2日午前(代表撮影)(画像略)
「被害者の名前を絶対に口にしないように」。小川賢司裁判長が冒頭、被告にくぎを刺した。全国で初めて性犯罪が審理対象となり、青森地裁で2日始まった裁判員裁判。公判初日から、地裁や検察側は随所で被害者の女性のプライバシーに配慮を見せた。一方で、検察側は強盗強姦(ごうかん)罪を立証する以上、詳しい状況も法廷で明らかにせざるを得ない。一般市民から選ばれた裁判員は露骨な表現に面食らい、嫌悪感を示す場面も見られた。
小川裁判長が被告に注意を促したのは開廷直後。「被害者の名前はAさん、Bさんと呼ぶ」とも告げ、プライバシー保護を理由に挙げた。性犯罪を審理する公判で地裁や検察、弁護側が被害者情報を秘匿するのは一般的だが、被告が漏らしてしまうケースもあり、積極的に意識付けを図ったとみられる。
検察側も被害者保護に腐心した。個人情報を伏せるだけでなく、証拠調べで被害者に関する内容を朗読する際も「プライバシー保護のため(傍聴席から見える大型の)モニターの映像を消してください」と何度も地裁職員に要請するなどした。
被害者の自宅周辺の地図が一時的に映し出されるトラブルもあったが、法廷では最大限の被害者保護が徹底された。
ただ、裁判員らの前に置かれたモニターはついたまま。検察側は事件発生時の細かい状況を読み上げて立証に力を込める。裁判員はモニターで性犯罪の再現写真を見せられ、被害者の体験を詳細に聞かされた。
裁判員の男性の一人は検察側の立証中、額に浮かんだ汗を手でぬぐい、落ち着かない様子。別の男性裁判員も鼻の下を手で覆い、つらそうな表情を見せた。
「ただただ早く終わってほしかった」という被害者の調書が朗読されると、裁判員の女性は検察官を見て何度もうなずいた。
「当初は窃盗目的で被害者方に侵入した」と主張している被告に、女性は「なぜ被害者が帰宅した時に逃げなかったのか」と質問。「逃げていたら、こんな悲惨な事件にならずに終わったと思う」とも述べた。
◎手錠・腰縄姿見えず 地裁先行2例より配慮進む
青森地裁で2日始まった全国3件目、東北で初の裁判員裁判では「有罪判決確定までは無罪と推定する」「裁判所は白紙の状態で公判に臨む」という刑事裁判の原則を徹底するため、先行2件の裁判より一歩進んだ配慮が見られた。
報道機関による裁判官3人の法廷内撮影後、3人は退廷。刑務官に付き添われ、手錠・腰縄姿の被告が入廷すると、裁判長が別室から内線電話で書記官に手錠や腰縄を外してもらうよう指示した。解錠された被告は弁護人の隣の席で、裁判官と裁判員の入廷を待った。
東京地裁で8月にあった全国初の裁判員裁判では、裁判員と陪席裁判官は被告の入廷前に別室で待機したが、裁判長は初めから施錠された被告の姿を見ており、一部の弁護士が「中途半端な方法だ」と指摘していた。
今回、入廷する被告の手錠は紺色の布で覆われ、腰縄はスーツの上着で隠れていた。いずれも傍聴人には見えず、地裁の配慮がうかがえた。
◎「被害者情報流出なお懸念」「保護の概念とは対立する」/傍聴した専門家ら指摘
全国で初めて性犯罪事件が審理された2日の青森地裁の裁判員裁判。傍聴した中京大法科大学院の柳本祐加子准教授(ジェンダー法)は「被害者のプライバシーを守る努力は感じた」と地裁の公判運営に一定の評価を与える一方、「性犯罪を対象事件から外すべきだという思いは変わらない」との考えを示した。
柳本准教授は理由として「法廷で事件を詳しく述べることで、傍聴人が被害情報をインターネットなどに掲載することも懸念される」ことなどを挙げた。
裁判員6人が男性5人、女性1人の構成になったことにも触れ、「あらゆる市民の視点を入れることが必要で、裁判員の性別のバランスも考えるべきだ」と強調。裁判員選任手続きに疑問を投げ掛けた。
刑事弁護に詳しい猪原健弁護士(青森県弁護士会)も傍聴。「裁判員が審理するためには、リアルな情報が必要。ただ、被害者が見ていたらとても耐えられない情報で、被害者保護の概念とは対立する」と指摘した。
2009年09月03日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090903t23021.htm
青森のニュース・「裁判員裁判 4事件併合、窮屈な日程 証拠調べ調書主体」
青森地裁で始まった全国で初めて性犯罪を審理する裁判員裁判は、複数の事件を一括(併合)審理する初のケースでもある。審理期間の標準とされる3日間に4事件の証拠調べや評議をはめ込んだスケジュールの窮屈さが、公判初日から垣間見えた。
午前10時の開廷後、冒頭陳述や書証の取り調べに要する時間が「押し気味」に進行。小川賢司裁判長は「スケジュールが遅れている」と心配そうに何度も口にした。
当初は1時間強を予定していた昼休みも「裁判員の皆さんが大丈夫だとおっしゃっている」(小川裁判長)と、約45分間に短縮。裁判員の協力もあり、終了時刻は約15分の遅れにとどまった。
審理は、調書の読み上げ主体の証拠調べが特徴的だった。休憩を除く実質5時間余の審理のうち、書面読み上げに3時間近くを費やした。6人の裁判員は忍耐強く聞き入っていたが、終盤は表情に疲れが見えた。
特に被告の供述については、捜査段階の供述調書を詳細に読み上げ、その後に続いた被告人質問は、検察官も弁護人も読み上げられた内容を確認したり、簡単に補足したりする程度で終えた。
被告人質問は従来、検察、弁護側が微に入り細をうがって尋ねるため長時間を要しがちだった。これまでの裁判員模擬裁判では、裁判員役の市民から「意図が分からない質問がある」との指摘も目立っていた。
4事件でわずか22点の書証に絞り込んだ上で、供述を端的に記した調書主体の証拠調べを基軸にした今回の審理は、青森地裁が併合に伴う裁判員の負担の軽減を大義名分に講じた審理期間短縮の方策とみられる。
東京地裁での全国初の裁判員裁判や、仙台地裁などの裁判員裁判仕様の公判では、法廷で語られた内容を重視する直接・口頭主義の観点から、供述調書をほとんど採用しなかったり、被告人質問を実施した上で必要がなければ調書を証拠採用しなかったりする取り扱いをしている。
迅速審理を目指す裁判員裁判は、書証に依存する「調書主義」からの脱却も理念の一つ。迅速審理のプレッシャーが逆に調書を復権させた感もある今回の方針を、事案に応じた柔軟さとみるか、理念の早々の転換とみるか、評価は分かれそうだ。(報道部・若林雅人)
◎検察「被害者納得の上説明」/弁護「主張をコンパクトに」
青森地裁で始まった東北初の裁判員裁判で、青森地検の吉松悟検事正は初公判後の2日夕、報道陣に対し、性犯罪被害者のプライバシー保護について「個人情報の秘匿などできる限り配慮した。事件の状況を法廷で細かく説明することは、被害者に納得をいただいている」と説明した。
初公判については「リハーサルも数回行い、裁判員に理解してもらえるよう一生懸命主張した。感想は判決後まで差し控えたい」と述べた。
主任弁護人の竹本真紀弁護士も報道陣の取材に応じ「裁判員の方もしっかりと事実を見て、適切な質問をしていた。一生懸命、裁判に参加していると感じた」と感想を語った。
「割り振られた時間で(主張を)どうコンパクトにまとめるかの準備をしていた。時間内に収められ、よかった」と初公判を振り返り、被害者への配慮については「裁判員裁判でも普通の裁判でも当然のことで、できることはやらなければならない」と指摘した。
2009年09月03日木曜日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ココまで)
今回も、罪状認否の無い簡単な裁判。もしここで重大な問題が発覚すれば、裁判員制度そのものも見直しすべきと考えるべきではないか。
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