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(回答先: 政府紙幣であろうが、日銀の国債引き受けでも、どちらでも良いと思っていますが 投稿者 ブッダの弟子 日時 2009 年 5 月 22 日 16:37:20)
>まず、アメリカで中央銀行の紙幣システムにより、現在に至るまでマネーをじゃぶじゃぶとやって、ドルの価値を落とし続けている、特に07年からの酷い流れについてどう思っていますか?これが紙幣の価値を落としていない、とまさか言わないとは思いますが、そういう視点で、政府紙幣=即 通貨の大量発行による通貨の毀損 にはならないと思いますが。
アメリカは意図的にドル安をやっています。ですから、実際、アメリカドルはかなり安くなっていて、それだけ価値が毀損されています。
アメリカがハイパーインフレにならないのは、それだけ、経済規模が大きく、また、国際決済通貨であるため、世界各国が外貨と言う形でドルを保有しますから、ハイパーインフレになるにはまだまだドルの発行の予知があると言うことでしょう。
なお、アメリカの連邦準備銀行制度は、簡単に言えば、次のようなことであるはずです。
( http://ch01617.kitaguni.tv/e717783.html よりコピー)
> 現在のアメリカには通貨発行権を持ついくつもの連銀があり、その中で最大の銀行がニューヨーク連銀である。簡単に言えば、ドル紙幣はアメリカ政府が発行する債券(国債) を担保にニューヨーク連銀が政府に貸し付けた債権証書なのである。その時の割引率(利子)が公定歩合となる。notes だとか bill、draftと呼ばれる理由が分かっていただけたかどうか。
>国内の物価が上がらない、つまりデフレにおいて、その内需を補わずに緊縮財政を何年も橋本龍太郎氏に始まり、小泉・竹中平蔵〜福田に至るまでがし続けてきた結果、逆に国内は疲弊しきってしまいましたが、その内需不足をどうやって補えば良いと考えていますか?それとも竹中平蔵の様に、カイカクが足らないのが原因ですか?
これは、基本的に、歴史的な問題がいろいろあるので、簡単にこうすればいいと言うものではありません。プラザ合意など、国際的なものから、日本国内の問題、つまり、団塊世代の存在とか少子高齢化の問題など、幾つかの要因が互いに絡み合っているのですから、かなり難しいものです。
ただ、基本的には、日本は地熱エネルギーの開発を大規模にやれば、産業基盤が石油などの海外からの輸入エネルギーから地熱と言う国産エネルギーに置き換わり、かつ、地熱エネルギーは、かなり割安であるはずなので、産業発展がまた新たに始まると思っています。
火の国と言われる九州を初めとして、日本は、東北、北海道など、地熱エネルギーの開発に向いている地域が広く存在しています。3万キロワットから4万キロワットぐらいの地熱発電所を各市町村ぐらいに作っていけば、かなりの需要も生まれ、いわゆる乗数効果もあがるはずです。
>日銀の利益は毎年国庫に納付されている。政府が国債を発行し、それを日銀が買い取っているのと同じ事【神州の泉】08 年 11 月 29 日
http://www.asyura2.com/08/hasan60/msg/266.html
現にこうして紙幣は日銀→政府に納められています。
日銀による国債引受は、基本的に労働の裏付けのない紙幣を大量に発行することですから、その意味で、政府紙幣発行と同じです。ですが、結局、国債発行残高自体はどんどんと膨らんでいくわけです。また、国債に対する利払いもしなければいけません。更に、日銀自体として、資本と負債のバランスが崩れてしまいます。
( http://www.stat.go.jp/data/chouki/04exp.htm よりこぴー)
>また,日本銀行は,銀行券発行高に対して同額以上の保証物件を保有しなければならないと定められており,その保証物件としては手形,貸付金,国債その他の有価証券,外国為替,地金銀が認められている。
とされていますが、国債そのものの信用が落ちますから、指数関数的とまでは言いませんが、かなり急激に日銀引受の額を引き上げざるを得ない事態に陥ってしまい、結局は破綻すると思います。
結局、今言われていることは、資産格差に手をつけず、いかに経済を回し、かつ、より富裕階級に有利な政策を取るかと言う話なのです。今やるべきは、超富裕階級が持っている銀行預金に高率な税をかけ、そこから政府部門へ資金を回すことです。
政府紙幣発行とか、日銀引受とか言いますが、結局幻想です。経済活動がなければ紙幣が幾らあっても、何にもなりません。触れるもの全てが金に変わる魔法の杖を持った人が居ても、食料がなければ、生きていけません。つまり、今の議論は、一つの経済活動をいろいろな角度から見て、こちらの角度から見るとまた別の経済活動に見えるから、こちらから金を出しても大丈夫と言っているのと同じです。富士山を太平洋の側から見て一つの富士山と数え、日本海の側から見てまた別の富士山があると言っているようなものなのです。
銀行の貸しはがしの問題は、通貨供給の問題とは多少異なります。また、同様に、現在の不景気の問題も本質的には通貨供給の問題とは異なります。
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