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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090519k0000m040084000c.html
裁判員世論調査:「参加抵抗」過半数に 制度には期待感
毎日新聞が16、17日に実施した全国世論調査(電話)で、21日から始まる裁判員制度について聞いたところ、裁判員に選ばれた場合「できれば参加したくない」と答えた人が52%に上り過半数に達した。1月の前回調査から6ポイント増え、スタート直前にもかかわらず抵抗感が強まっていることが明らかになった。一方、刑事裁判が「良くなると思う」と答えたのは45%で、「悪くなる」の39%を上回り、制度自体には期待する声が多かった。
裁判員制度への参加意識では、「積極的に参加する」と答えたのが13%、「義務なので参加する」は32%だった。前回調査は各14%と35%。「参加したくない」は男性の44%に対し女性が61%で、年代別では高齢になるほど割合が増えた。制度開始が目前に迫り、不安や負担の重さが現実化してきたことが背景にあるとみられる。
一方、制度が刑事裁判にもたらす影響では、20代の65%、40代の52%が「良くなる」と答え、年代が低いほど期待感が高かった。
また、裁判員に生涯、守秘義務が課され、違反には6月以下の懲役か50万円以下の罰金の罰則が規定されていることについては、「負担が重すぎる」が56%に上り、「この規定でよい」は39%にとどまった。裁判員は、裁判官とともに有罪・無罪や量刑を議論する「評議」の内容について、個人の意見や多数決の結果などを外部に話すことが禁じられている。【北村和巳】
◇世論調査の質問と回答◇
◆裁判員に選ばれた場合、どのような姿勢で臨みますか。
全 男 女
体 性 性
積極的に参加する 13 18 9
義務なので参加する32 37 27
できれば参加したくない
52 44 61
◆裁判員制度が始まることで、日本の刑事裁判は、今より良くなると思いますか。
良くなると思う 45 46 44
悪くなると思う 39 43 35
◆裁判員には、判決に至るまでの話し合いの内容などを、生涯、漏らしてはいけない守秘義務があります。これに違反すると、懲役や罰金を科せられる可能性があります。この規定をどう思いますか。
この規定でよい 39 41 37
裁判員の負担が重すぎる
56 56 56
(注)数字は%、小数点以下を四捨五入。無回答は省略。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
調査の方法 16、17日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1607世帯から、1009人の回答を得た。回答率は63%。
◇解説 説明し不安軽減を 開始後も見直し必要
裁判員制度に関する毎日新聞の全国世論調査で、過半数が参加に消極的な態度を示した。7月にも各地で裁判員裁判が始まるが、裁判所は制度運用の中で、裁判員の不安を軽減するための丁寧な説明や、柔軟な辞退判断など国民の実情に配慮した対応が一層、求められる。
最高裁は国民の一定の協力は得られるとの見通しを持っており、対象事件数が年々減少傾向にあることから「候補者の生活上の負担や障害について比較的柔軟に考慮しても運用が可能」との考えだ。しかし、調査結果を見ると、より厳しい状況認識が必要と言えそうだ。
ただ、「今より刑事裁判が良くなる」と裁判員制度そのものについては、前向きに評価する声が多数派を占めた。検察官や弁護士が分かりやすい立証に向けた取り組みを進めるなど、実際に法廷は変わりつつある。自らの参加にはちゅうちょしつつも、制度により、刑事裁判がより国民の感覚に近づくことを期待するという意識がうかがえる。
そのギャップを埋めるためにも、多くの国民が制度の意義を共有することが不可欠だ。それには裁判員経験者の発言が大きな役割を担う。調査では罰則付きの守秘義務規定について、56%が「負担が重すぎる」と答えた。その半数は刑事裁判の前途に懐疑的な見方を示した。守秘義務を意識しすぎれば、裁判員を萎縮(いしゅく)させ、制度の検証にも支障を来す。スタート後も、不断の見直し作業が必要だ。【北村和巳】
毎日新聞 2009年5月18日 22時59分
★関連情報「クマのプーさん」ブログより
http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/51657866.html
2009年05月17日
裁判員制度廃止・凍結・見直しのニュース
見逃した(聞き逃した)ようです。NHKが14日に次のような報道をしたようです。残念ながら、もうNHKには元記事はありません。
「街の弁護士日記 SINCE1992」ブログからの情報です。
<今日、NHKが、裁判員制度に関して、2種類の調査結果を発表した。
朝のニュースでは、世論調査結果として
「裁判員 意味見いだせずが多数」と報じ、
夕方のニュースでは
「裁判員候補者“不安”が75%」と報じた。
各政党よ、まだ遅くない。裁判員制度廃止を公約して選挙を戦ってくださ〜い!!
日弁連会員の情けない一会員、街の弁護士
追伸
NHKも、ときには時事ニュースで、いい報道もするんだね。感心した〜。
調査を企画したプロデューサーに自らの非力を恥じつつ、篤く感謝します!! >
以上ブログから一部引用させていただきました。お気持ちとてもわかります。
さらに詳しい情報です。
NHKの調査結果を整理してみます。
【世論調査】 およそ2900名に電話調査。およそ1700名から回答。
Q 裁判員として裁判に参加したいか
@「ぜひ参加したい」5%
A「参加してもよい」20%
B「できれば参加したくない」45%
C「絶対に参加したくない」27%
B、Cの「参加したくない」が75%と
@、Aの「参加したい」の25%を圧倒しています。
「参加したい」は半年前の調査より7ポイント減少。
Q 裁判員制度は必要か
@「必要」9%
A「どちらかといえば必要」26%
B「どちらかといえば必要ない」39%
C「必要ない」が19%
B、Cの「必要ない」が58%
@、Aの「必要」は35%にとどまる。
「必要ない」は、半年前より8ポイント増。
NHKは
実施の直前になっても、裁判員制度の意義を見いだせず、参加にも消極的な人が多い実情が浮かび上がっています。
と伝えている。
【裁判員候補調査】 168人にアンケート調査。121人から回答
Q 裁判員として裁判に参加したいか
@「ぜひ参加したい」17%
A「どちらかといえば参加したい」24%
B「どちらかといえば参加したくない」42%
C「絶対参加したくない」16%
「参加したくない」は58%
Q 裁判員として参加することに
「不安」29%
「どちらかといえば不安」46%
75%が不安。
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