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2009/4/2 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/72453
●県知事がみんなバカタレントの再就職口になってしまったら…
森田健作氏(59)が得票100万票超で勝利した千葉県知事選。予想された結果とはいえ、次点の民主推薦・吉田平氏(49)に約38万票もの大差で圧勝である。いったい千葉県民の民度はどうなっているのか、との嘆きも聞こえてくる。
選挙期間中、大マスコミはほとんど報じていなかったが、タレント国会議員だった森田氏のこれまでの政治行動をよく思い出して欲しい。
森田氏は、1992年、最初に参議院で当選した時は、労働組合「連合」に担がれ民社党の推薦だった。が、すぐに自民党に移り、98年東京4区の補欠選挙で衆議院に鞍替え当選。2000年総選挙では公設秘書が公選法違反(買収の申し込み)で略式起訴された。03年には突如、埼玉県知事選に名乗りを上げるも撤回。そして、その責任をとって03年の衆院選に出馬せず、引退してしまったのだ。その間、文部政務次官を2度経験したが、“青春”を売りモノにするだけで、政治家としては節操もなければ、何の実績も挙げていない。それなのに、宮崎県の東国原知事や大阪府の橋下知事をテレビがチヤホヤするから、森田氏もその流れに便乗。マニフェストでは、「知事は千葉ブランドのセールスマン!」と、東国原知事の手法を完全にパクっていた。
「森田さんは、無所属とはいえ、自民党県議の支援を受けているので、県政の改革や、税金の無駄遣いにメスを入れるといった変革に期待はできません。自民党の議員を一度でもやると、何でも落としどころを見つけて調整する習性が身に付いてしまうのです。その点では、橋下知事や東国原知事以下でしょう」(政治評論家・有馬晴海氏)
かつての青島幸男(元東京都知事)、横山ノック(元大阪府知事)に始まり、東国原、橋下、そして森田と、テレビで顔を売ったタレントが続々と知事になっていく。明快な政治理念、哲学など関係なく、「知名度さえあれば当選」という風潮はいつまで続くのか。自治体行政に絶大な権限を持つ知事が、有名人の再就職先でいいのか。
景気も雇用情勢も最悪で、人心荒廃が進むこの国では、もはや選挙民はマトモな判断ができなくなっているかのようだ。
(日刊ゲンダイ2009年3月30日掲載)
2009/4/2 10:00 更新
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