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(回答先: 問題はこの国の荒廃と選挙民の低次元（日刊ゲンダイ） 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2009 年 4 月 02 日 10:18:09)
選挙民があまり現実を知らないと言うのは多くの国で見られること。その典型がブッシュ再選に見られた２００４年のアメリカ大統領選挙。
一月前、半年前、または数年前の報道を覚えていて、「あれ、今回、マスコミの扱いが異なる」と思うことのできる一般人はほとんどいない｡戦後の高度成長の成功体験が今でも人々の心の中に根付いていて、世界が変わって来ている、つまり、ソ連崩壊に伴う世界の枠組みの変化に気がついていない｡そういった世界情勢の変化が日常生活の様々な場面でも非常に大きな変化を及ぼしていることに気が付かない｡石油製品の大幅高とか、サブプライムローンの問題なども、本質的にはソ連崩壊が原因だ｡
一般人は、毎日の生活で手一杯というところだ。現実には、数時間娯楽番組を見てくつろぐ時間があるから、その時間でマスコミ報道されない政治の実態を知ることができるはずだが､そもそも、そういった努力が必要だと言うことが理解されない｡政治を批判するという思考回路そのものがないのだ。
マスコミは、そう言った状況を分かっているはずだが､相変わらず大本営発表を続けている｡テレビに登場する評論家たちは、本当のことは全く言わない｡彼ら自身、間違ったことを言っていると自覚しているはずだが､平気でウソを言うのだ｡
うそで固めた世界、そうして弱いものからだんだんと死んでいくのだ｡本来は、ちゃんとした社会が作れるはずだが、どこかの骨なしのおかげで一般市民がどんどん犠牲になっていく。
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