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(回答先: 問題はこの国の荒廃と選挙民の低次元（日刊ゲンダイ） 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2009 年 4 月 02 日 10:18:09)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090402dde012040019000c.html
特集ワイド：タレント出身知事、なぜ次々と！？
また一人、タレント出身の知事が誕生する。千葉県の森田健作さん（５９）だ。知名度を誇り、テレビへの露出を重ねて高支持率を維持する現職組。それにしてもなぜ「タレント知事」が次々と……。【遠藤拓、中山裕司】
◇政治への失望が背景−−ノンフィクション作家・石川結貴さん
森田健作さんはいい再就職先を確保したと思いますよ。売れなくなった俳優はつぶしがききません。酷な言い方かもしれませんが、きっと、昔の代表作で培った「青春」のイメージをうまく使えるのは、選挙ぐらいしかないと思ったのでしょう。
私は千葉県民の一人として選挙に行きましたが、森田さんを見ていると小泉（純一郎元首相）さんを思い出す。有権者をあおってのせるのがとてもうまいのです。話の中身が、分かりやすいようでよく分からないという点も似ている。
「森田はやります」と言っても、何を、いつ、どのようにという、肝心なところは何も言わない。だから、選挙では政治家としての力量が評価されたのではないでしょう。
主婦友だちと話していて気付いたのは、多くの有権者が、「携帯電話のカメラで写真を撮ってうれしいのは誰か？」といった関心で投票しているらしいということです。演説する姿を見ただけで大喜びし、喜々として話す。「ヨン様じゃないんだから」と突っ込みたくなります。
ただ、私にはそうした投票行動を否定できません。たとえ政治への期待や要求を練り上げても、実際に行動に移してくれる政治家はいるのかと考えると、「結局は誰にやらせても同じではないか」と失望することになる。「タレント知事」を待望する背景には、政治への失望があるのです。
タレント知事の存在に反対するつもりはありません。県のＰＲにもなるし、県政に注目が集まれば、県庁も変なことはできないだろうという期待もある。ただ、どこの県もタレント知事になるのは、やはりどこかおかしい。
マスコミは当選後の森田さんをでかでかと扱っていますが、それはタレント知事のブームをあおる結果となりかねません。このままの報道が続けば、今後もタレント知事を狙う「転職組」はドンドン増えるでしょう。
（以下は略）
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