| Tweet |
近藤勇 さんが国家破産版に田中宇さんの最新評論を載せてくださっています。
詳細についてはそれを読んでいただきたいと思います。
ここでは、私は田中さんも採り上げたこのテーマについて考えるところを書きたいと考えています。
（参考↓）
http://asyura2.com/09/hasan61/msg/592.html
揺らぐアメリカの連邦制（田中宇の国際ニュース解説）
http://www.asyura2.com/09/hasan61/msg/592.html
投稿者 近藤勇 日時 2009 年 2 月 18 日 10:43:11: 4YWyPg6pohsqI
米国はニュー・フロンティアを目指して領土を拡大して影響圏をも拡大してきた訳ですが、元々は幾つかの宗主国を異にする幾つかの植民地をルーツとしており、さらにその植民地が独立志向が高いものであった訳です。
従って、英国からの独立を比較的早く目指して、しかもその独立を成功に至らしめることが出来た訳です。
しかし、これ等の事は過去の事例として南北戦争時において分裂をしたという歴史的事実を招いている訳です。
そして、米国の連邦制の特徴として連邦制のイデオロギー性が虚弱であると言う事があります。
これはローマ帝国に似ています。
反対事例としてチャイナの「中華思想」があります。この思想によりチャイナは中華帝国を支配政権の交替にも拘らず維持し続けてこれた訳です。
しかし、”帝国”を主張し宣伝するイデオロギーを持ち得なかったローマ帝国は精神的世界をキリスト教に奪われてしまい、遂には帝国の再復活を為しえなかった訳です。
「神聖ローマ帝国」を目指した政治志向も長く続くことはなく、失敗に終わったわけです。
これはローマ帝国の統合についてイデオロギー性が虚弱であったからなのです。
この事は欧州にとって幸いでありました。
帝国の圧制に苦しめ続けられる事がなかったからです。
欧州文明が文明的にリーダーシップを取れて来た事は欧州各国が自由に活動できたからです。
米国帝国の特徴はローマ帝国に似て「統合イデオロギーの虚弱性」にあります。
更なる特徴として国民の構成そのものが植民地性が高いと言う事があります。
これは中南米諸国と共通する特徴です。
中南米の中では最近においてはブラジルが大いに発展してきています。
と言う事は、ブラジルのように発展する事は、米国の各州が単独で独自の動きを高めれば可能である（可能性がある）と言う事でもあります。
ロシアはソ連邦を解体して身軽になったから復活できたのであり、これと同様にチャイナの漢民族は他の民族を独立させる事によって自らの発展への道をも開く事が可能となるということです。
この様に考えれば、米国復活？の可能性は「解体」を経過した上で現実化する可能性が高いと言う事になります。
いや、そうしなければ復活、いや実は「再出発」ができないと言う事になるのではないでしょうか。
それはもう帝国的復活ではありません。
これは「国鉄の分割民営化」に似ていますね。
と言うよりも独立性を高めるのだから幾つもの私鉄への分裂とでも言いましょうか。
と言う事であれば、
さらに論を一歩進めて、
米国の支配勢力（貴族とでも言いましょうか）奥の院勢力において、「米国の解体・分裂再編」がシナリオとして描かれていて、それに向けて着々と実行が為されていると考える事も可能ではありましょう。
なぜなら、その方が国家運営と経済運営の効率性が高いからであり、損失を切り捨てる事が出来るからであり、帝国運営の限界と終末から逃れる事が出来る（しかも密かに）からです。
その為にこそ、９・１１事件からアフガニスタン戦争からイラク戦争さらに経済破綻の放置が行われた事（「もう、捨てちゃえ」という事）が考えられる訳です。
さらに超現実的妄想と思われかねない推論を進めれば、イスラエル国民の米国の州内への集団亡命つまりイスラエル国家の実質的亡命の現実化という事も考え得るわけです。
イスラエル国民の中でイスラム・アラブ人との共存を望む人々はパレスチナの地に住もうとするでしょう。
しかし、どうしても妥協できない人々は過去に欧州のキリスト教の新教徒が迫害から新天地を求めて逃れた事に似て倣ったような動きをとる可能性はあるでしょうし、そのシナリオも存在しているかも知れないのです。「新しいモーゼ」が率いてくれる事になるかもしれません。
いいんじゃあないですか？ それが世界平和を招くのであれば…？。（少し皮肉を込めて想う事ではありますが。）
http://asyura2.com/09/senkyo58/msg/1243.html
http://asyura2.com/09/senkyo58/msg/1244.html
２ ８１ ＋−
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ58掲示板
フォローアップ:
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。