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アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/879.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 7 月 01 日 08:07:03: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) BELDEN 8412  投稿者 中川隆 日時 2018 年 6 月 30 日 17:11:13)


アナログ ラインケーブル(インターコネクトケーブル) VITAL VAM-265   


PRO CABLE社 VITAL バイタル VAM-265  
https://procable.jp/analog/vital265.html


Price: ¥2,800〜 (税込)

長さ
50cm×2本(+2,800円 税込)
75cm×2本(+3,200円 税込)
1.0m×2本(+3,600円 税込)
1.5m×2本(+4,400円 税込)
2.0m×2本(+5,200円 税込)
3.0m×2本(+6,800円 税込)
4.0m×2本(+8,400円 税込)
5.0m×2本(+10,000円 税込)
6.0m×2本(+11,600円 税込)
7.0m×2本(+13,200円 税込)
8.0m×2本(+14,800円 税込)
9.0m×2本(+16,400円 税込)
10.0m×2本(+18,000円 税込)
11.0m×2本(+19,600円 税込)
12.0m×2本(+21,200円 税込)
13.0m×2本(+22,800円 税込)
14.0m×2本(+24,400円 税込)
15.0m×2本(+26,000円 税込)


前側プラグ
RCA(+0円 税込)
XLRメス銀(+200円 税込)
XLRメス金(+300円 税込)
TSフォン金(+600円 税込)
TRSフォン金(+1,200円 税込)


後側プラグ
RCA(+0円 税込)
XLRオス銀(+200円 税込)
XLRオス金(+300円 税込)
TSフォン金(+600円 税込)
TRSフォン金(+1,200円 税込)

オーディオのかたやAVアンプのかたは、大半、RCAピン-RCAピンのケーブルのはずです。
機材の端子形状の把握をされたうえ、ご注文お願い致します。


注:)
ケーブルは短いほうが良かろうと、ギリギリの長さでご注文されるかたが最近多々見受けられます。それは、USBケーブルやファイヤーワイヤーなど「長さに弱い規格の話」であって、アナログケーブルやスピーカーケーブル、同軸ケーブルなどは品質さえ良ければ10m以上引いても平気です。

品質が悪いと長ければそれだけ音がより歪むというだけのことですので、VITAL VAM-265 クラスのものを使われる際には、ギリギリの長さでのご注文はご遠慮ください。
https://procable.jp/analog/vital265.html

英国プロ用スタンダード・ケーブル、バイタルVAM−265です。

英国の録音は、バイタルのプロ用ケーブルで録音されているがゆえ、バイタルで聞いてこそ、本当の音が分かります。

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ピンクフロイド、ロジャー・ウォーターズ、シャルロット・チャーチ、その他、英国EMIレーベルのクラシック、ロンドンレーベルのクラシック、デッカのクラシックのCDなどなど、英国の音楽は、ことごとく、バイタルのマイクケーブル(アナログケーブル)で音が合います。

我々は音楽ファンですから、オーディオの泥沼に足を取られるよりは、本当に信頼できるケーブルが1種類か2種類 あって、をれを使い分けて満足できるのが理想です。

一般的には、英国の音楽はバイタル社のケーブルが合い、米国はベルデン8412が合います。この理由は、録音時に使 用していたケーブルが、英国はバイタル、米国はベルデンだからです。英国のスタンダードは、このバイタルです。

再生は、録音時の逆の行為をするわけですから、この現象が起きます。マイクや楽器、又はシンセサイザーという音源 が、CDPに入れ替わるだけです。


もっと簡単に言えそうなところです。双方とも再生とみなして、マスターテープという音源を鳴らしてレコーディング結果を モニターしていた音、そのマスターテープという音源が、CDPに入れ替わるだけですから、ケーブルが同じであれば、バランスがぴったり合うのは、当たり前です。

レコーディング・スタジオで鳴っていた音こそが、最も良い音であることに異論をさしはさむかたはおられないことと思い ます。プロの現場ですから、それは当然です。

我々は、レコーディング・スタジオの音に最も近づく手段を取ればそれで十分です。ところが、我々が泥沼に足を取られ てしまう理由は、民生用ケーブルが、高価なばかりで、あまりにも程度の低いものばかりであるうえ、ひどいクセがあるからに他なりません。プロ用ケーブルにも微妙な違いがあるとはいえ、基本的には、プロ用は、どれもフラットです。民生用とはまるで違います。どの世界でも当たり前のことですが、プロが一番良いものを使っています。音楽も、勿論例外ではありません。値段は一切除外して考えて下さい。民生用が高価なのは、理由あってのことではありません。理由なく、高いのです。

英国も、日本も、米国も、スタジオにおける音のバランスは、ほぼ同じ音です。それはとても単純な理由によります。プロ のスタジオは、生音に近い音を良しとするからです。生音は世界のどこで聞いても同じです。

具体的には、ビートルズの音は、バイタルで聞けばクリアーでシャープな音になります。
ローリング・ストーンズの音は、 日本のロックのバランスに近づきます。
それは、ビートルズ、ストーンズなどの英国音楽の本当の意味と真髄が、よりいっそう、
明確化されるかもしれないということを、意味することかもしれません。

★下の写真は、TRSフォン金です

他にしいて言えば(私が確認した範囲では)、英国EMI、ロンドンレーベルのクラシックなど、英国での録音は、クラシック、フラメンコ、その他ジャンルを問わず、全てこのケーブルで、ぴたりと、合います。

別に出しております、米国のベルデン社の8412は、疑う余地無く、最高峰のとても優秀なケーブルです。このバイタルは、どちらかといえば、ベルデン8412に近い音ですが、8412とは、微妙な違いを見せます。どちらがよいかという問題ではなく、その録音には、どちらのケーブルが音が合うのかという問題になります。

実際にビートルズを鳴らすには、ベルデン8412より、バイタルのほうがバランスが合います。CDPからベルデン8412とバイタルで二系統引いておいて、英国系はバイタル、米国系は8412と使い分けることが、双方を正しく使う方法と、録音の音質差を吸収してフラットにするための、唯一の方法です。

ただし、これは本物のプロ用ですので、特性やクオリティーに関しては、最高品質のものです。従って、違いとはいえ、微妙な点を問題にしているに過ぎません。バイタルでどこの国の何を聞いても、それは聞ける範囲のことですし、ベルデン8412で何を聞いても聞ける範囲の事ではあります。

しかしバランスが本当にぴったり合えば、音楽は、突然のように、恐ろしく生々しいものに変貌するというのも、本当のことです。このことの理由は、謎めいてはいますが、プロスポーツにおける微妙なフォームの差が、結果的には大きなパワーの差になって現れることに、とても似ています。

タイミングがぴたりと合うと、すさまじいばかりのパワーが生まれることに、とても似ているのです。 英国音楽には、ベルデン8412では、タイミングが合わない感じが、どこかに残るのです。これがベルデン8412だけではなく、このバイタルVAM-265を出させていただいている動機になっております。

使用したプラグは、スイスの純プロ用プラグメーカー、伝説ともいえる、ノイトリック社のRCAプラグです。

このプラグは、やはり最高峰でしょう。ケーブルの音を微塵も変化させません。
ケーブルの持つ音を、水晶のごときに、伝えてくれます。
プロ用ケーブルに最もふさわしいRCAプラグと言えます。

★下の写真は、左側がXLRオス金です。    右側がXLRメス金です        

■REANという刻印につきまして:
ノイトリックのプラグには、最近では、REANと刻印されている場合もあります。それは、最近ノイトリックが新たに制作した商標、ブランドで、下記の英語の記事がそれを説明しています。会社が巨大になり過ぎた場合などに、複数の会社に分ける場合などに、よくあることで、プラグそのものはノイトリック純正の袋に一つ一つ、入っているものですので、ご安心ください。刻印は、REANかNEUTRIKになりますが、いづれも全く同じものです。下記の英語をご参照ください。

REAN is a registered trademark of NEUTRIK
(リーンは、ノイトリックが登録した商標です)

NEUTRIK also offers the complete REAN line. Included are REAN plastic knobs, sliders, and buttons; REAN TT and TB patch panels and quad cords; REAN 1/4″ jacks, XLR connectors, plastic cabinet hardware, and the RPM 1/4″ balanced and unbalanced patch panels.(リーンブランドでノイトリックは他にも商品を出してきているということが、ここには書かれています)
https://procable.jp/analog/vital265.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[-13548] koaQ7Jey 2018年7月01日 08:19:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

Amazon [オーディオケーブル]Vital(バイタル) vam-265 
英国の音! (PROFI ノイトリック高級プラグ, 1.5m ペア)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-Vital-vam-265-%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%9F%B3%EF%BC%81-PROFI-%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E9%AB%98%E7%B4%9A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-1-5%EF%BD%8D-%E3%83%9A%E3%82%A2/dp/B007T5Z7SY

商品の説明

•英国の音!英デッカ、EMI、ビートルズに特によく合います。
•フラッターケーブルプロデュースにて、ついにアマゾンで発売。
•プラグも各種お選びいただけます。
• 各種特注・代引も可能です。
• 特注の場合はお見積もリの上、近い商品をご購入いただき、差額を代引き決済させて頂く場合もございます。


カスタマー Q&A

質問: 投稿者: Amazonのお客様、投稿日: 2014/10/09
本当に英国スタジオ御用達? これ国産のブランドじゃないんですか? 
そのうえ1991年発足。どうやってビートルズがこれで録音したんでしょうか?


回答:
確かに仰るとおりです。私も質問をうけて調べ気が付きました。商品自体は英国のスタジオで使われていたものの構造や材質を復元したもの(レプリカ)と思われます。歪みや濁り感が強い音質ですので60-70年代ぽいっちゃぁぽいですが。英国的サウンドを求めるのでしたらケーブルはQEDやCHORDなどにするのが良いと思います。あくまで私の私見ですので深く追求はしないでくださいね。

カスタマーレビュー

Amazonのお客様
5つ星のうち3.0
ロック系・ドンシャリ系音楽向けとおもいます。2012年9月13日

色: PROFI 
ノイトリック高級プラグ
サイズ: 1.0m ペア
Amazonで購入


1年間使用しました。
低音の強いアンプや音楽には合いましたが、POPSなどは全滅?っぽいです。
ギンギン・ガンガンに聴く人にはむいてます。
現在はサブウーハーケーブルとして使用しています。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-Vital-vam-265-%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%9F%B3%EF%BC%81-PROFI-%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E9%AB%98%E7%B4%9A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-1-5%EF%BD%8D-%E3%83%9A%E3%82%A2/dp/B007T5Z7SY


2. 中川隆[-13547] koaQ7Jey 2018年7月01日 08:35:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

2005-09-25 BELDEN VS. VITAL
http://d.hatena.ne.jp/NAGRA/20050925


出入り口はデンマークさんから、BELDEN 8412 のバランスケーブル(写真左)をお借りしました。長さは3メートル。安いんだから買えよ、って感じですが、せっかくのお話なので。

今回は英国の同じくプロ用ケーブル VITAL VAM265 のバランスケーブル3メートル(写真右)と聴き比べてみたいと思います。

というのも、ワタシがケーブルを買っている方によれば、アメリカの録音はBELDEN、イギリスの録音はVITALで再生することによってバランスが取れる。なぜなら、元々のソースが録音されたケーブルだから、というのである。

そんな単純な話なの? と思うけど、ものは試し。

試聴CDは

US録音からノラ・ジョーンズの『Come Away With Me』、プリンスの『the rainbow children』、

UK録音からビートルズの『Yellow Submarine Songtrack』、

ドイツ録音のデヴィッド・バーン『GROWN BACKYARDS』、

日本録音が小山太郎の『Light&Shade』、MISIAの『THE GREATEST HITS』。


ケーブルはプリとパワーのあいだ、バランス端子で接続しています。
ちなみにCD→プリ間はLINN SILVERです。

『Come Away With Me』(ノラ・ジョーンズ)

まずは英VITALで聞いてみます。うーん、きれいな音。ギターの響きもきれい、意外と下のほうまで伸びていて、ベースも存在感がある。これでじゅうぶん、と思うのですが…。

BELDENに代えると、なんというか、録音したときの空間がそこにあらわれる感じ。ベースが手前で、その奥にドラムス。ノラの声は、インティメット。吐息がかかりそう。最初から、あまりに予想通りの展開っていうのも、orz。

『the rainbow children』(Prince)

US録音のUS盤。BELDENは、フツーに通して聴いてしまう。リズムも空間表現も、あまりにも自然。でも曲の所々に、プリンス独特の節回しとうか、コブシ? がつまっているのに気がつく。ファンクっていうのは黒人の演歌なんだなあ、というのがよくわかる。12曲目、気持ち悪いほど、音が立っている。演奏がスリリングに聞こえる。13曲目は、音が押し寄せてくるよう。

いっぽうVITALも、特に空間表現はすばらしいのだが、なんとなく「黒い」感じがなくなるのが惜しい。

『Yellow Sabmarine』(ビートルズ)

BELDEN。聞き慣れた、ナロウレンジのビートルズがここにいる。

VITALだと、世界ができる、って感じです。一曲目なんて、波がぐるぐるまわったり、声が上から下から聞こえたり。サイケデリック。最後に大太鼓が入っているのですが、VITALだと太鼓の革がふるえる感じが分かる。

『grown backyards』(デヴィッド・バーン)

録音はドイツ、日本盤。BELDENの土くさい感じもいいんだけど、VITALだと格調高い感じになる。特に3曲目。ルーファス・ウエインライトとのデュオ。VITALだと、曲が始まる前の静けさからして違うのだ。デヴィッド・バーンの声の伸びがすごい。

BELDENだと、ねばりが出るけれど、この盤の場合は、VITALが合っているように思う。

『Light&Shade』(小山太郎)

小林貢さんのプロデュース作。

VITALは、空間表現がすごい。ピアノが右、ベースがまんなか手前、ドラムが右奥で、それぞれのミュージシャンの動きが見えるよう。でも、いかにも高級オーディオみたいな音、でもある。

BELDENでは、音の世界が大きくなる感じ。ちょっと大雑把だけど、演奏が生き生きしている。ノリがあって、これはいい!


以上、ふたつの激安ケーブルを試聴してみました。

どちらも優秀なケーブルなのは確か。少なくとも僕が今までに聞いた10万円クラスのケーブルに、劣るところはなんにもない、と思います。

では、ふたつのケーブルの差は、好みの範囲なのか? 
しばらくは、いろんなCDをかけて、比較していきたいと思います。それから、出デンさんに借りているLINNのバランスケーブル。これとVITALの比較もしてみたいです。



それと、ひとつ思ったのですが、バランスケーブルは2芯がいいのは当然なのですが、アンバランスケーブルは2芯より同軸のほうがいい、っていう話はあるのでしょうか。

BELDEN 8413 で作ってもらったバランスケーブルの音とくらべると、アンバランスケーブルは、ほんの少しですが音がふくらむような気がするのです。

コメント

YUYU 2005/09/25 14:09
ふむふむ。
非常に参考になります!!
CD→プリ間にどちらか入れたら、両方の良いところどり!!にはならないですかね(爆)
次はSPケーブルに挑戦してください(個人的願望含みw)。

出入り口はデンマーク 2005/09/25 16:04
BELDEN は 8413 ではなく”8412”でーす。

NAGRANAGRA 2005/09/25 17:47
こんどCD→プリも試してみます。SPケーブルは…。このWE?のケーブルに匹敵するヨーロッパ製ケーブルってあるんだろうか。あ、そういえばYUさんとこは、インタコ使ってないんだよねー(?)。


NAGRANAGRA 2005/09/25 17:49
出デンさん、そうでした。ご指摘ありがとうございます。それにしても、CD12の音も、やっとなんとか聞けるレベルになってきました。ふう。でも、まだまだなんだろーな。


カゲトラカゲトラ 2005/09/25 21:54
うちもCD12をバランス接続にしたいと思っております。今のプリはRCA入力が1つしかないし、新たにイン
プットモジュールを増設するとなると80万もするので(爆)

NAGRANAGRA 2005/09/25 22:08
CD12は基本的にアンバラ接続のほうがいいとされていますが、バランス出力のハイファイ感も好きですね、僕は。カゲトラさんちなら、ものすごい音になりそうですね。
http://d.hatena.ne.jp/NAGRA/20050925


3. 中川隆[-13546] koaQ7Jey 2018年7月01日 09:14:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

PRO CABLE社 VITAL バイタル VAM-265「お客様の声」
https://procable.jp/analog/vital265.html

Aさんのコメント:

早速再生側にバイタル(黒)を取り付け聴いてみました。
言われるとおり音に余裕があるというのか安定しており張りがあり、そして柔らかな音になっていると思いました(主にクラシックを聴いています)。
非常に満足しました。ありがとうございました。


▲△▽▼


Bさんのコメント:

本日、ケーブルが到着しました。ありがとうございました。素直な美しい音色に、感激しています。今までは、CDを聞くのが正直苦しかったです。1日でも早く、助けてくださり、ありがたかったです。 ケーブルを代えてからは、音楽を流し続けて止まりません。(注:WEとバイタルを同時購入されたかたからのコメントです。)


▲△▽▼


Cさんのコメント:

(マリンコ医療用シールド電源ケーブル、バイタルRCAケーブル、WE16GAスピーカーケーブル同時購入のかたからのお便りです)
私は先日そちらの電源、RCA、SPケーブルを落札させて頂いたものです。早速、接続して音を出した瞬間、いったい何なんだという衝撃を受けました。ケーブルを換えると音がよくなるのではと思い、最初、当システムの購入店で検討したところ、電源、RCA,SPケーブルで9万円近くの見積もりになり、その後、そちらの商品が目にとまった次第です。今回のケ−ブルの使用で驚いたのは50〜60年代録音のJAZZボーカル、サックス等の音のリアリティー、空気感が飛躍的に向上したことです。その中でも特に驚いたのはホームセンターで購入したペギーリーの廉価版CDの音がケーブル交換前は鑑賞に耐え難いものだったのが、交換後は、ボーカルがはっきり前にでて聞けるようになり、あらためてケーブルの威力を痛感いたしました。


▲△▽▼


Dさんのコメント:

私はQUEENが好きで、バイタルで聞くと、8412よりも力強さを感じます。 タイミングが絶妙で、英国音楽ファンには欠かせないケーブルでしょうね!


▲△▽▼

Eさんのコメント:

昨日無事バイタルのケーブルを受け取りました。 早急のお手配ありがとうございます。 
私も三年前までホームオーディオですが、業界 の片隅に席を置いいたことがあり、そのころより 業界の異常さに苦笑しておりました。
ひょんなことから最近御社のHPを見る機会が あり、一読し「そのとおり!」と深い霧が晴れたの ごとく気分爽快(少々大げさですが)、一人にん
まりさせていただきました。

▲△▽▼


Fさんのコメント:

おっしゃる通りで、脱帽です。今日来た1506AとバイタルVAM265でストーンズやEMIクラシックの再生は完璧です。 ストーンズの場合こないだコンサートで聞いた音が思い出されます。それと先日購入したWEの効果か、映画音楽がこれほどまでによく聞こえることに驚いております。映画館以上の気がしております。これで電源まで良くしたらどうなるか? 空恐ろしい気がします。

▲△▽▼


Gさんのコメント:

先日VITALのケーブルを購入しました。音のクリアさに驚きました。モヤモヤした感じが消え、ボーカルの声の質感、楽器一つ一つの音色がハッキリとし、定位もしっかりしています。音のタイミングの良さにビックリしました。さらに、今まで聞こえていなかった音が聞こえ、ライブ感が伝わってきます。色付けがない、クセのない、といった感じです。本当の音が見えたように思います。すばらしい商品を購入することができました。ありがとうございました。


▲△▽▼


Hさんのコメント:

プロケーブル 様

お世話になります。
連絡遅れましたが、注文したケーブルは全て無事届きました。ありがとうござしました。

バイタルおよびWEの威力は本当でした。

ご指摘のように、クラシック特に英国もしくは日本のレーベルのものは、より効果的に感じます。反面、ドイツ、アメリカ系のものは録音状態にもよりますが、英国、日本のものほど顕著ではなさそうです。(手持ちの全ての音源を試していませんので)

貴社ページに出会えたことを嬉しく思います。

今後は余裕が出てきたら電源とアンプもお世話になろうと思います。
転勤族のため電源の工事等はなかなか難しいと思いますが、徐々に貴社プロ用機材でアップグレードしていければと思います。

一般の所謂ハイエンドオーディオを標榜するメーカーや業者と比較した 場合、あまりにも本質を突き過ぎているがために貴社に対する風当たりも強いかとお察ししますが、負けることなく我々庶民に本物を届けて下さるよう、益々のご発展を祈念いたします。

○○


▲△▽▼


Iさんのコメント:

こんばんは、お世話になります。
タップとバイタルのケーブルが無事届き、しばらく冷静に音の変化を確認しておりました。
○○クのTAPプラスを使っていたのですが、今回のタップに変更して音が痩せずに透明度のある音を保てているのに驚きました。
なお、バイタルのケーブルは使っているCDプレーヤーとプリ、メインが全て英国製のためか、日本/米/独/英のクラシックを聴いてもベルデンよりもバイタルのほうがリズム/ハーモニー/空間表現全てにおいて合う気がします。しかも音が○○クのタップだとうるさくなるようなボリュームの位置でもまるでうるさくならないのでボリュームの位置をどんどん上げてしまいます。ところが途中、トイレに行くとかなり大きい音で鳴っているのに気がつき、あわててボリュームを絞ることがありました。
ロックでもけっこうパワフルで全てが見通せるような音になり、ストーンズはめちゃくちゃかっこいいです。

またいろいろお世話になりますが、よろしくお願いします。

○○○○○

プロケーブル注:)バイタルほどストーンズを生々しく再現するケーブルは、他にないと思います。


▲△▽▼


Jさんのコメント: 良い音に仰け反るばかりのバイタル!

プロケーブル様

仙台の○○と申します。

連絡が遅れ申し訳ありませんでしたが、無事バイタル
のRCAケーブルが届いております。
速やかな対応ありがとうございました。

さて、今回はプリアンプから自作管球式パワーアンプまで
の間で使用していたケーブルの経年劣化のため、インター
ネットで色々物色している時に御社のホームページを発見し、
購入に至った次第です。

届いたケーブルを早速接続し、CD、LP問わず、またクラシック
からブリティッシュロックまでさまざまな曲を演奏してみましたが
その良い音に仰け反るばかり。
余りの良さに感想を書かずにはおれませんので筆を執った次第
です。

<バイタル VAM-265の感想>
・デフォルメされた感じが全く無い
(自然としか言いようの無い瑞々しくて生々しい音色)

・深く広々とした音場
(スピーカーの存在を意識させない)

・余りに自然な音の立ち上がり感
(聴きなれた演奏のテンポが速く聴こえるほど。)

・大音量でも音が崩れず、小音量でも音がやせない
(一音一音のニュアンス表現、エネルギー感に優れている。)

・高域がどうの、低域がどうのと言いたくなる暇を与えないほど自然で
広大な周波数レンジ
(実に滑らか。意図的に音作りのためにいじっているような雰囲気が全く無い)

・とにかく音楽が生き生きとしている!

といい事ばかり。

ケーブルを取り替えたばかりなので、「音を聞こう」としても、自然に耳が
「演奏」に向いてしまい、自然と曲に入り込んで聴き入ってしまいます。
そのため、これ以上の感想は曲の感想となってしまい無理ですが、申し
上げたいことはご理解いただけるものと存じます。

▲△▽▼


Kさんのコメント: ドイツのグラモフォンと英国のデッカ

ヤマハのCA−1000にAKGのK−601を接続して、グラモフォンとデッカのレコードを、それぞれ別途に入手したベルデン8412と聴き比べてみましたら、確かに違いました。カートリッジを、グラモフォンではシュアー、デッカではゴールドリングにした影響もあるでしょうが、やはり前者ではベルデン、後者は バイタルが合いますね。いずれも、合わない組み合わせより、低音のモヤが取れて、音にメリハリが出る感じです。特に、バスとトレブルの調整をする際によく実感されます。

プロケーブル注:)これはどういう意味かと言いますと、ドイツのグラモフォンのクラシックは、ベルデンで合う事も多いという事を意味しています。ベルデンは、ドイツと米国、双方にあります。ただし、グラモフォンもバイタルで合うと思われることも多々あります。


▲△▽▼


Lさんのコメント: ポン付けしても、EMIやDECCAの音源が瑞々しく響くようになった!!

Subject: 【ご報告】_VAM-265、確かに頂戴致しました。

有限会社 ProCable 御中

 この度は、迅速にご対応頂き、誠に有難うございました。
先週土曜日、バイタルを注文させて頂きました神奈川の○○です。

既に御社で買い物をされた皆さんが「素早い対応」と仰っていたので、
「日曜日に届いてくれると嬉しいなぁ」と思っておりましたら、
その通り、しかも午前中に手元に届きました。

お蔭様で、日曜日の午後は心地良く「音楽」を満喫する事が出来ました。
何と申しましょうか、「真鶴あたりで、綺麗な海を日がな一日『ぼぉ〜』っと眺めている」
のと同様のリラックス感を味わう事が出来ました。
その理由の最たるものは、
「ハイトーンのヴァイオリンの音ですら、きちんと『楽器の音』として聞こえる」
「結果、納得出来ない音を『いい音なんだ』と脳内補正する作業が不要となり、演奏に没入出来る」
というものだと思います。
御社の仰るように「倍音までフラットに伝える」からこそ、
聴かせてくれる音なのですね、きっと。

実は、バイタルへ挿し換える前、
今年の夏にプリメインとRCA(民生用の「下の上」という程度の安いもの)を新規導入していたのですが、
(特に、「鬼門と基本」を拝読してから)どうにも弦の高音が「平板で、単調で、金属的な音」にしか聞こえず、
(特に、疲れた日などは)とても聴いていられませんでした。
※ただ、この症状は御社サイトに
「高音が入力過多だと、ツィーターが突っ張りっ放しになり、スムーズに動ける状態にない」
という記述があるのを見て、「そうか」と思い、プリメインのトレブルを下げて
(合わせて、それに合わせてバスも若干下げて)「聴ける状態」にはしていました。 

そこへ待望のバイタルが届いた訳ですが、実際に音を鳴らすまでは、「期待半分、怖さ半分」でした。
如何せん、拙宅にあるのは「民生用」なものですから、
「(件の高音の症状は)CDPと、夏から導入したプリメインのせい」となってしまったらどうしようかと思いまして。
幸いにして、それは杞憂に終わり、「音の焦点合わせ」も「重鉄タップ導入」もしていないシステムに
ポン付けしても、EMIやDECCA、そしてPhilipsの音源が、それはそれは瑞々しく響くようになりました。
※尚、プリメインのトレブルとバスは中立位置へ戻しました。

特に、一番の愛聴盤であるポール・モーリアの「シバの女王」(Philips)を心地良く聴けるようになった事が、
嬉しい限りであり、救われた思いです。
※これも、美しかった筈のストリングスが(プリメインとRCAを換えてから)
「神経質かつガサガサした音」で聴ける状態ではなくなってしまい、
「音源、古いからかなぁ…」と途方に暮れていたのです。

御社と出会えた事で、これまで以上に「オーディオで聴く音楽」を楽しめそうだと確信しております。
クラシックも、イージーリスニングも、J-POPも全て。
軍資金が整い次第、順次「追加オーダー」をお願いする事になるかと存じますので、
今後とも、宜しくお願い致します。


▲△▽▼


Mさんのコメント: 驚異のバイタルのケーブルの音!!

今回バイタルを購入させていただきました
○○です。

驚きました・・・。

さすがに誇張だと思って
半信半疑で購入させていただきましたが、、、
これは違う。

PC→ベルキン(以前購入)→DAC→オー〇クステレオミニ→
ヘッドフォンアンプ

この構成で聴いていたのですが、
どうもイメージと違う・・・。

こんなもんなのかなと
半ば諦めていたのですが、
ひょっとしてオー〇クが悪さしているのではないかと
思い、バイタル(クラシック好きでジブリなども良く聴くので)を
購入させていただき、
先ほど接続して聴いてみたら・・・。

なんと滑らかな音!
弦楽器が2ランクくらい上の音で聞こえます。

いや〜

DACのせいでも
PCのせいでも
ヘッドフォンアンプのせいでもなく
まさかの・・・!

オー〇クのケーブルかよ!!

これは酷過ぎますね。

ぜひ世の中の音楽好きな人たちには
プロケーブルさんを知って欲しいですね。。。


▲△▽▼


Mさん再登場!: まさかケーブルの音を聞かされていたとは!

プロケーブル様

まさかのケーブルの音を
聴かされているとは
思いもしませんでした。

オーディオ〇ク〇〇も
どうしようもないですね。

環境上、ヘッドフォンを使うしかないのですが、
リケーブルが流行っている理由がよく分かりました。

ノイマンも楽しみです。

ノイマン試聴後
またレポートさせていただきます。

プロケーブル注:)リケーブルといっても、大半は、ぼったくり業者がやって
いることと思われます。また、プロ用の一流ケーブルでやっているところは、
ほぼ皆無と思われますので、気をつけて下さい。

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Nさんのコメント: バイタル・ノイマンケーブルの効果!!

昨日無事にノイマン・バイタルのケーブルが届きました。
到着する前夜は一体どんな音楽に奏でてくれるのか期待が膨らんで睡眠不足に陥りました。
そして届いてすぐにセッティング。アナログはトランスからプリをノイマン
CDのDACからプリをバイタルでセッティング。
極めて自然な実に居心地よい、いつまでも聴き続けていたい、
そんな気分にしてくれました。ほっとしました、感動しました。
ありがとうございます。
もともと、プリ・パワー間はベルデンですのでこれで世界3大ケーブルを同時に使用することになりました。
実は今迄はオールベルデンでしたが、それですと私の場合音が開放的になりすぎの感があり気になっていたため
今回別のケーブルをと思い注文した次第でしたが、結果大正解です。これはたまたま私のケースですべてに当てはまる
訳ではないでしょう。また感じ方の個人差、装置環境の違いもありますし。
ノイマンとバイタル。当然ですがずいぶんと音の出方がちがうんですね。私はバイタルが気に入りましたよ。
弦の響きが昔の英デッカレコードを彷彿とさせてくれます。CDでもここまで再現できたのには感動ものです。
ノイマンについてはたくさん書かれておりますし皆さんに賛同です。
私は定年を過ぎこれからは思う存分音楽を楽しみたいと考えております。

〇〇

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Oさんのコメント: バイタルで鳴らすビートルズは最高だった!!

こんにちは(^^)何時もお世話になっています

北海道札幌市○○区の○○○○です。本日無事に商品を受け取りました(笑)

素敵なクリスマスプレゼントになりました(笑)
(注:本日は、2015年12月25日・クリスマスです!)

さて‥‥ビートルズ?バイタルは最高ですねぇ〜〜〜(笑)

思わず聴き入ってしまいました(笑)久々にアナログ盤も聴きたくなる様な魅惑的なケーブルですねぇ〜〜。

ヘイ・ジュードを聴きましたが‥‥

思わず!!おっーーーー!!!これだよ!!(笑)

待ってました〜〜(笑)

思わず(笑)ビートルズのアナログ盤アビーロード、青盤、赤盤と購入しようと!

とまあ〜こんな感じになりました(笑)

アナログカードリッジのリード線とBELDENの映像ケーブルはまたレビューを送りますのでよろしくお願いします(^^♪

北海道札幌市○○区○○○○


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Pさんのコメント: ビートルズ問題!・「CDは同じものなのか?」!!

プロケーブル 様

世田谷の○○です。
ご無沙汰しております。

おかげさまで我がTX−1152は導入直後とは雲泥の差の生音に変わってきたように感じております。
007のスカイフォールをTX−1152を使って視聴してから、低い方の音が柔らかく伸びやかになったようです。
ご承知のように左右1本づつの2chですが、その音場はサランドを彷彿とさせる立体的なものでした。

先日拙宅に知人を招く機会があり、
我が8,000m超の音を聴かせました。
その時の知人のコメントは次のようなものでした。
バイタルでのビートルズ。
「CDは同じものなのか?」
「ビートルズ。楽曲はさておき、演奏がこれほど豊かなものだったとは。録音時の”その時”の音がしているようだ。」
同じバイタルでクイーン。
「コンサートに行く意味があるとすれば、姿を見ることができることだけだ。」
「フレディー・マキュリーはこんなに歌が上手かったんだ。」
ノイマンに変えて
レヴァイン、シカゴ響の惑星から木星。
”絶句”
しばらくして、
「例えば、山奥の湧水などを特段の意識をせずに普段と変わらぬつもりで飲んだとき、不意を突かれる美味しさに驚く感じのようで、全てを委ねて大丈夫だと思えた。」
この表現が、プロケーブルさんフルラインによる8,000m超の音を端的に語っているように思えました。
この知人は、音を聴きながら、ケーブルの違いから、フラットの概念を即座に理解しておりました。
まさに清水のごとき音のなせる技だと改めてその凄さを思い知りました。

とりとめもなくなってしまいました。

また機会がありましたら、ご連絡させていただきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

○○

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Qさんのコメント: バイタルで聴くと「ピンク・フロイド」が豹変!

遅ればせながらバイタルのアナログケーブルの感想です。

プロケーブル 様
〇〇です。

そうとう前になりますが、バイタルのケーブルを買いました。

クラシックも聴くのですが、目的は「ピンク・フロイド」を聴くためです。

88760も癖がなくていいのですが、バイタルに切り替えると、

豹変します。これはちょっとどころの違いではないです。

各楽器の音の前の出方、特にヴォーカルが輝いて聴こえます。

あー これがイギリスの音にぴったりだというのが、「強く」印象に残ってます。

上手くケーブルの違いによるサウンドの違いを説明出来ないのですが、ピンク・フロイドには、

バイタルで聴くと豹変します。

人間の耳はいい加減。と言う人もいますが、じっくりと音楽を楽しんで聴いていると、測定器よりも、アキュラシーがいいんじゃないか?と思う時があります。

とりとめのない話になってしまいましたが、報告まで。


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Rさんのコメント: バイタルで、数十万のケーブルは、全て、リサイクルショップ行き!!

タイトル:バイタル購入〇〇〇〇です

本日商品受け取りしました。ありがとうございました。バイタルをトランスとフォノイコとプリの間に接続してビートルズのアビーロードを試聴しました。感想といたしまして音が良くなったとかと言う表現ではなく楽器の音がする。ポール・マッカートニーのベースのウネリがわかる。ギターの響きがリアルになった….やはり他の方々と同じで数十万のケーブル使ってましたが全てリサイクルショップにて買い取りです。明後日にはプリ パワーにベルデンケーブル本日注文いたしましたので楽しみです。ありがとうございました。人生観が変わるくらいのショックです。またご縁あれば宜しくお願いします。


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Sさんのコメント: 英国の音が、どれも凄くなったバイタル!!

プロケーブル様

こちらこそお世話になります。

バイタルが届きビートルズを聞き嬉しくなり、ツェッペリン、ストーンズ、クイーン等を聴きまくりました。

どれも凄かったです!!

今までどれもこもった感じでいい音と感じたことはなかったのですが・・・
ケーブルの力を思い知らされました(笑)

変なお話なんですが最近の日本の女性ボーカルで、録音は日本、マスタリングはUKという音源を見つけました。

モガミとバイタルで聴き比べたのですが、バイタルでドハマりでした。

どなたかも言われてた通り、マスタリングの国籍が関係するのでしょうかね??

仕方のないメール失礼しました。

〇〇

プロケーブル注:)マスタリングの問題が出てきましたが、音源の音というのは、マスタリング
の国籍に左右されます。録音された国でもなく、そのミュージシャンの国籍でもなく、マスタリ
ングされた国籍こそが、その音を決めます。これは要注意かと思います。


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Tさんのコメント: バイタルは、英国音楽には、想像以上に凄かった!!

タイトル: バイタルを使用しての感想

プロケーブル 様

バイタルのケーブルを受取りました。 いつもながら迅速な対応有り難うございます。

私のミニコンポに古い山水のアンプをつないだ装置で 米英系のCDをベルデンとバイタルのケーブルで交互に聴き比べてみました。

今までベルデンで聴いて 良いなと思っていた レッドツェッペリンは明らかにギターが前面に出て 複雑な絡みが左右のスピーカーから聞こえてくるようになり やはりバイタルかなと思いました。

BBCライブというCDの冒頭などはバイタルで聴いてから他のケーブルで聴くと違和感を覚える程です。

クイーンのレディオガガというCDもベルデンの迫力あるサウンドで良いような気がしましたが 細部の切れと フレディ・マーキュリーのボーカルのs やtの音がビシッと聞こえてくるので やはりバイタルと思いました。

どちらか迷うものが スターウォーズのテーマでした。ハリウッド映画ど真ん中イコールベルデンと思い 聴いてみればエネルギー感のある素晴らしい演奏です。

しかしパッケージにはロンドン交響楽団という気になる文字が…

バイタルで聴いてみると、迫力はやや控えめになりますが すべてのパートの音がバランスよく鳴っており こちらが本来の音に近いだろうと思いました。

ベルデンの場合 私は好きですが、トロンボーン等が前に出て 時に主旋律が聞こえにくかったり 弦楽器や木管楽器が聞こえなかったりしますが これはロンドン響ほどの人達はしないことと思います。

バイタルで合っているものをベルデンで聴くとエネルギー感が出るというのはクセモノであると同時に ベルデンの優れた性能を物語る現象かと感じています。

逆にベルデンで合っていると思われる シンディ・ローパーをバイタルで聴いてみると 気が抜けたような音になってしまい一発でこれは違うと思いました。

ベルデンで聴くと 迫力は当然のように増したうえ 細部の切れもよく ボーカルも生き生きしています。

ジャズもバイタルで聴いてみましたが それほど気が抜けたサウンドでは無いものの ベルデンでは聞こえるサイドのピアノの音が聞こえにくいなどバランスが今一つで やはりベルデンと思いました。

今回最も大きな変化を実感できたのは クラッシュというバンドのサンディニスタという2枚組のアルバムでした。

今まで3曲位しか聴けるものが無く、それさえも酷い音だと思い20年近く放置してあったのですが バイタルによってバランスが合い 初めて音楽として楽しめると思えたのです。中には感動を覚える曲も出て来たり これは大変な違いであり やはりバイタル特有の効果であることが明らかです。(ロンドンコーリング等代表曲は、昔ラジカセで聴いて喜んでおりましたが)

その他 英国の管弦楽では主旋律と他の楽器が交互に繊細な綾をなす表現などバイタルならではと思いました。

長くなりましたが 今回も確かな物をご紹介いただきありがとうごさいました。

また お世話になるかと思いますので その時は宜しくお願いします。

〇〇〇

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Uさんのコメント: 中国の音源は、バイタルだった!!(驚異的新発見です!)

茨城の〇〇〇です / 最近わかった, 中国の音源と音の濃さについて

Pro Cable 様

お久しぶりです, お世話になっております.
茨城の〇〇〇です.

今回はケーブルと国籍についての実験の報告で,
ご返信は急がれなくても構いません.

最近, ふとしたきっかけで, 中国の音源に合うケーブルについて,
実験をし直していました.

結論を先に書きます.

音源(PC) からミキサーまで, vital
ミキサーのエフェクトに 8412(TRS—TRS)

この組み合わせで, ほとんどすべての中国の音楽 CD, DVD が
音がジャストミート, ぴったりと合いました.

例外は, liang jing ru (梁静茹) の コンサート DVD で,
「今天情人節」と言うやつで,
この DVD は PC からミキサーまでの vital 単独で
音が合うことを確認しております.
この音源について言えば, 8412 のエフェクトをかますと,
かえって, 音が曇ります.
(一発生録りの中国のコンサートの DVD については,
このほかにも例外はあるかもしれません.)

今回, ここまでに至った経緯について, 説明します.
今まで多くの中国の CD については,
vital 単独でほぼ音があっているように感じられていたのですが,
CD によっては, 時折ですが, なんと言うか,音が「ひきつれて」いるような,
タイミングが合わないような感覚が,どうしても, つきまとっておりました.
それはそれで, 中国の音源だからなんでもありだろうな,
と思いつつ聞いていたのですが.

特に, 張恵妹さんの CD についてのみ言えば,
mogami 2534 + 8412 のエフェクト,
ないしは 8412 単独でも,
ほぼ問題なく聞けていたのですが,
その日の気分のせいでしょうか,
タイミングが合わないと感じられることも時折ありました.

ところが, ある日, liang jing ru の音源だったと思いますが,
どの音源でしょうか,
8412 の成分も入っているのではないかと思い,
PC からミキサーまでの vital にプラスして,
ミキサーに 8412 のエフェクトを噛ませたところ,
これが意外なほどぴったりと合うんです.

張恵妹さんの CD もそうですね,
僕が持っている彼女のアルバムの中では,
特に「真実」と言うアルバムが音がいいです.
これはオリジナル版です.

最初, 「真実」と言うアルバムの中の同名曲,「真実」と言う曲を鳴らすのは,
随分と苦労したことを覚えています.

この録音に 8412 の成分が入っているであろうことは,
随分と前から推測しておりました.

D-45 を使っていた頃, ミキサーとパワーアンプの間を
belden 8423 でつないで音が良好であったのは
この曲です.

ミュージシャンズ電源を導入してから,
このアルバムは長いこと, 8412 単独で聞いていました.

8412 単独だと, 時折, 弦のピークの時に音が歪むと感じられる時がありました.
しかし, vital + 8412 のエフェクトで聞いてみたところ,
完璧になりました.

しかし, 張恵妹さんの他のベストアルバムは,
どうやってもあまり音が良いと感じられないものもあります.
Pro Cable 様のサイトで, ベストアルバムよりもオリジナル版の方が
音が良いと書いてあったことが, 今の段階では当てはまっております.

ほかに, ものすごくよくなった音源を一つだけ紹介しますと,
liang jing ru の「崇拝」です. これもオリジナル版です.
このアルバムの同名曲「崇拝」と言う曲も,
vital 単独だと, ボーカルが今ひとつタイミングが合わないと
感じられる時がありましたが,
vital + 8412 のエフェクトにて,
完璧になりました.

そして, ここからが考察ですが,
そもそもこう言うことは, ミュージシャンズ電源を導入していたり,
Mac Book Pro の機器セットを組んでいたり,
音が極めて濃密な状態でないと, わからないと思います.
まだ D-45 を使っていた時期は, ミキサーとパワーアンプの間のケーブルを
ベルデン 8423 に差し替えても音が合ったこともありましたし.

それに, vital 単独か, それとも vital に 8412 のエフェクトをかますかの違いは,
文字通り「ケーブル一本分」の違いでしかないですから,
なかなかその違いを発見することは難しかったです.
vital 単独でも, ほぼ 99% 音が合うものですから, 中国の録音だからこんな風なのかな,
と, 時折思いながら, 今までずっとそのまま聞いていたわけですし.

もちろん, 今後, 200V を導入する機会があれば,
電源に乗っているノイズや音の濃さの面で,
さらにステップアップするわけですから,
先に述べた張恵妹さんのベストアルバムについても,
何か新しい発見が出てくるかもしれません.

〇〇〇 〇〇

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Uさん再登場!: 中国音楽のファンは、日本全体では相当に多いそうです!

プロケーブル様

お世話になります. 茨城の〇〇〇です.

中国の音楽を聴く人ですか.

僕の周りにはあまりいないんですが,

日本全国を見渡すと, 相当数, ファンはいるようです.

実際, 今年の 3 月に, 劉若英(Rene Liu) のコンサートが

東京で開かれましたので, 日本でも集客が見込めると言うことですね.

(このコンサートツアーは世界中を回ったらしく,

昨日, DVD の初回限定版が中国で発売されたようです. )

昔から日本で有名な方は,テレサ・テンでしょうか.

彼女は日本語でも歌えますから, 特殊かもしれません.

今の若者が知っているであろう, 案外意外な中国人歌手は,

フェイ・ウォンで, Final Fantasy 8 のテーマ曲を歌っています.

(逆に, この曲は, 僕の中国人の友人が知らなかったりします.)

僕が初めて聞いた中国の音楽は,

1990 年代でしょうか, フジテレビの深夜番組で,

「音楽旅行」と言うものがあったんですよ.

その番組では, 女性タレントが世界の観光地を旅して,

綺麗な音楽とともに, 観光名所を紹介していたんです.

その中である日, 蓮舫さんが担当で(当時は民進党はありませんでした(笑))

中国, おそらく台湾の音楽を紹介されていたんですね.

その中で,「酔心集」と言うアルバムから二曲,

元々がインストゥルメンタルで,歌詞がなかったのですが,

すごくいい曲でした.

カセットテープに録音して, しばらくの間,

何回も繰り返して聞いたことを覚えています.

これらの曲は 番組でレコード会社と CD 番号が表示されていたんですが,

当時秋葉原などを探し回ったり注文したりしても,

全く手に入らず, 僕にとっては, 今でも幻の CD となっています(笑)

あと蓮舫さんがもう一曲紹介されていたのですが,

陳淑樺さんの「愛是唯一的理由」と言う歌です。

これも 1980 年代のいい歌ですね, Apple music でも聞けます。

当時 20 歳ごろの僕ですが, 今でもこれらの曲との出会いは,

忘れられません。

30 歳過ぎてから, 中国の友人や恋人ができて,

その影響で中国の pop を聴くようになりました.

そう言う方は結構いらっしゃるのではないでしょうか.

中でも, 劉若英の

很愛很愛你 (hen ai hen ai ni)(原曲:KIRORO「長い間」)

後来(原曲:KIRORO「未来へ」)

原来你也在?里「yuan lai ni ye zai zhe li」(原曲:中島みゆき「愛される花愛されぬ花」)

フェイウォンの

容易受傷的女人(原曲:中島みゆき「ルージュ」)

は, もともと日本人作曲の歌ですが、

僕は中国版の方を先に知ったんです(笑)

劉若英さんは 「很?很?你」 がヒットして一躍有名になりましたし,

フェイウォンが歌う「容易受傷的女人」もヒットしたようです.

あとは純粋に中国の音楽で,

梁静茹の「勇気」,李宗盛のいくつかの曲は

僕のお気に入りです。

李宗盛さんは台湾出身の音楽プロデューサーで、

昔彼の作った歌は必ずヒットしたことから、

「百万製作人」と呼ばれたことがあるようですね。

大衆受けして売れる曲を作れるのは、一種の才能でしょうか。

梁静茹はマレーシア出身の歌手で,

李宗盛さんに見出されて中国でデビューした経緯があります。

コンサートでも共演されたことがあります。

(DVDを持っています(笑)これも vital + 8412 のエフェクトで

音が合います。)

中国の曲は作曲であれ編曲であれ自然な感覚に訴えるものが

相当数ありますから, 実際に聞いてみると好きになる人は多いかもしれません.

以上, 中国音楽を聴く人, と言うより,

僕の中国音楽遍歴になってしまいましたが,

こんなところです.

それでは, 今後とも, よろしくお願いいたします.

〇〇〇 〇〇

プロケーブル注:)このコメントは、中国音楽ファンのかたにとっては、たまらないコメントでしょう!


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Vさんのコメント: これまで耳に馴染んでいた音は何だったのか。30年以上偽りのサウンドを聴いていたのか!

プロケーブルさま

楽天さんからオーダーしたケーブルやらタップやらが届きました。
有難うございました。以下マジメな感想文デス。嘘くさくなったかもwww。でも真実デス。

キッカケは2週間に1度発刊されるビートルズのレコードでした。

「デアゴスティーニなんて誰が買うねん?」と思っていた私がのめり込みました。
紡ぎ出されるサウンドが不満だった訳じゃあないけど、
ふと出会ったPRO CABLEさんの「オーディオの基本と鬼門・その真実」。
語られる内容は、若かった「あの頃」を思い出させるのに充分でした。
勿論知らなかったことも沢山あって、お勉強させていただきました。

その内「我が家のスピーカーケーブル変えたらどうなるんだろう?」と思いつきました。
選んだのはウェスタンエレクトリックWE24GA(非メッキ・ブラックエナメル)。
荷解きして開口一番。「えっ?これ?大丈夫なん?」それほど細く頼りなく見えました。素人には。
メールで届いた懇切丁寧な商品説明書の指示通りに末端処理して接続。そして音出し。
驚きました。今まで聞いていた音と明瞭さが違います。
ドラムやベースの中低音が低く、くぐもった感じだったのに、クッキリハッキリしています。
CD黎明期の作品でも、鮮やかで艶かしくさえ感じました。
これまで耳に馴染んでいた音は何だったのか。30年以上偽りのサウンドを聴いていたのか!

英国録音はバイタルのケーブルに合うそうな。我が家のベルデン8412をゴッソリ変えたらどうなる?
40年前にハマッたディープ・パープルやツェッペリン、クィーンにレインボー。好きなバンドは殆どブリティッシュ。
デアゴが火をつけたビートルズも先日「MONO BOX」買ったばかりだし。聴いてみたい「生音」を。
今まで無頓着だったタップや電源ケーブルも可能な限り取り入れたら・・・?妄想は益々膨らみますwww
少しずつやっても効果が分からないかもしれないから、やるなら一気に全部切り替える。
「超越重鉄タップ」を取り入れ、レコードプレイヤーの電源ケーブルはWATTGATEシールド電源ケーブルに変える。
レコードプレイヤー⇒プリアンプ、CDP⇒プリアンプ、プリ⇒パワーのケーブルはVAM-265に変える。
「あーでもない。こーでもない」とさんざんシミュレーションして、メジャーで計って、ようやく辿りついたこのプラン。
少々高くついたけど、還暦間近の爺さんに久々のトキメキを与えてくれました。

前回同様、発注した翌日には届きました。荷解き。震える手で接続。そしてドキドキしながら音出し。
スピーカーケーブルを変えた時も驚きましたが、今回もそれ以上でした。
全体的にサウンドがよりスッキリして、引き締まった感じがしました。フラットとはこういう事か。なるほど。
ドラムはよりクリアに、スティックが当たる音まで分かるようになりました。
ギター、ベース、ドラムなどのパートが別個に存在するのではなく、複雑に絡み合って曲を構成しているのが良く分かります。
レコードを聴いても、情報量が増え、SN比が大幅に改善したように思われます。
いや驚きました。文字通り「音を楽しむ」ことができる環境が整いました。
押入れの中で肥やしになっていたレコードやCDが宝の山に変わる予感がします。
残念なのは、最初にオーダーしたスピーカーケーブルが短すぎた(かもしれない)こと。
特に不満は無いのですが、「音の焦点」を合わせる余裕が殆どありません。
もう少し長めにしておいて、音の変化を楽しめたら良かったかも。
でも今はこの環境を味わい、次の機会に備えたいと思います。
この度はどうも有難うございました。今後とも宜しくお願いします。お手柔らかに。


プロケーブル注:)このかたが最後に書いておられる、赤色の部分、音の焦点合わせは、WEのより線の16GA復刻版じゃないと、出来ませんと、本人様にはメールでお伝えしました。あらかじめ、音の焦点が合っている環境でこそ、ブラックエナメルは、威力を発揮するものですと
https://procable.jp/analog/vital265.html


4. 中川隆[-13544] koaQ7Jey 2018年7月01日 09:54:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

因みに、>>1 の amazon の VITAL VAM-265

Amazon [オーディオケーブル]Vital(バイタル) vam-265 
英国の音! (PROFI ノイトリック高級プラグ, 1.5m ペア)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-Vital-vam-265-%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%9F%B3%EF%BC%81-PROFI-%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E9%AB%98%E7%B4%9A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-1-5%EF%BD%8D-%E3%83%9A%E3%82%A2/dp/B007T5Z7SY

は英国製ではなく、日本の同名のメーカーの詐欺商品です:

VITAL AUDIOの歴史

1991年に“ギター専用”ケーブルのブランドとして発足し、国産ケーブルとして長い歴史を誇るVITAL AUDIOギターシールド。
20年以上に渡り、様々なジャンルのケーブルを開発してきました。

それまでギターの音質特性を考慮したケーブルが存在しなかったことから、プロミュージシャンや多くのギターユーザーらのクオリティの高いギター専用ケーブルを求める声に応えるべく、ダイレクトなギターサウンドをノイズレスに表現できるように、ギター専用ケーブルVAUシリーズを開発した事から始まりました。

それ以降、ギターケーブルだけでなく、レコーディングスタジオから求められるクオリティの高い信号伝達や様々なワイヤリングに対応すべく、VAM265シリーズ、VMUマルチケーブルシリーズと順次開発され、プロフェッショナルケーブルブランドとして確固たる地位を築いてきました。
http://hookup.co.jp/products/vital-audio/va-2/vitalhistory


5. 中川隆[-13543] koaQ7Jey 2018年7月01日 10:25:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

楠 薫のオーディオ三昧 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:インターコネクトケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


オーディオの世界で、ここに足を踏み入れたが最後、泥沼にはまってしまって、大変なことになるのがケーブル(電線)の世界です。 スピーカーやアンプにお金をつぎ込むのは、目にも見えるし、音質的な変化も大きく、変えただけの価値、あるいは見返りが あるものです。

一方、「ケーブルでは音の本質は変わらない」とおっしゃる方も居るように、確かにアンプやスピーカーを換えるようには 劇的には変わらないのですが、「あともう一歩欲しい」という時には、本当に拝みたくなる程の効果があったりします。

この「電線病」が高じると電源コンセントや屋内配線、さらには配電盤、果てにはジャズ喫茶メグのオーナー寺島靖国先生のように敷地内に 電柱を建てて、個人用柱上トランスを取り付けることになってしまい、オーディオの奥深さと己の業の深さを実感することでありましょう。

文中に「アメリカで買うと」とあるものは「オーディオ関連リンク集」のオーディオショップ編にも出ている、 その名も「Cable Company」という ショップで購入した場合を主に示しています。価格は日々変動している上に、ドル・円レートも刻々と変わりますので、多少異なる場合が あります。

2013年5月のゴールデンウィーク頃より、上記の写真、一番手前のアンプ付きスピーカー、TANNOY Reveal 601aでケーブルを取っ換え 引っ換えやってみてわかったことがあります。 このスピーカー、ケーブルの音を実に素直に表現するというか、その違いを如実に聴かせてくれるのです。
確かにラインケーブルと電源ケーブルしか繋ぐ場所がないので、片方を固定すれば、音の変化に寄与するのは、 ラインケーブルか電源ケーブルしかありません。

その経過は「実験工房」のコーナーで詳しく述べていますが、今回、インターコネクトケーブルの比較試聴を行うにあたり、 電源ケーブルはPRO CABLE社オリジナルの電源ケーブルで、Web上の価格\9,800、1.5mモノ8,300円と、 比較的廉価にもかかわらず、音の良かった、 「WATTGATEプラグ+A2D SOLUTINS シールド電源ケーブル 3m」 を基本的に用い、相性が悪くてどうも首を捻ってしまうようなものに対しては、今まで拙宅のメインシステムで使っていて素性のよく わかっている、AETのEvidence ACでも試聴することにしました。
なお、確認検証作業が困難な古いケーブルに対しては、当時使用していたメインシステムでの感想となっています。

RCAタイプのテストでは、Reveal 601a側には、カルダスの新型 RCA/XLR変換プラグを使用しています。黒っぽい旧型に較べてハイ落ちが少なく、高域の粒立ちも見事で、 音の鮮度が上がった感じがします。長さが旧型に較べて短くなっているのも特徴です。
ただ、この変換プラグを付けると、どうもこの音が乗ってしまって支配されてしまうようで、RCAタイプは 粒立ちの良い音になってしまう傾向がみられ、評価の際には注意が必要だと思いました。


トランスペアレント・レファレンス

トランスペアレント最高峰のインターコネクトケーブル。一見、 ウルトラとほとんど変わらないのですが、サウンドはワイドレンジで芯が出てきて、一段と大きなサウンドステージが広がります。 位相を整えるとか言う「箱」がどうやらポイントの様ですが、そこのあたりのノウハウは企業秘密の様です。価格は20万円を超えます!
拙宅の初期のハイエンド・ケーブルの一つです。



CARDAS Golden Cross Interconnect

カルダスの最高峰インターコネクトケーブル。奥深さと懐の深さは見事と言うほかなく、 暴れずにしっとりと美しい高域が秀逸。低域の伸びも素晴らしく、クラシック音楽にはもってこいのケーブルです。
ただ、そのあまりにも整えられたサウンドに、人工的な作為、異和感を感じる方がいらっるようです。
芯線の太さと並び方を徹底的に研究し、黄金分割とも言うべき配列を得ています。かつてHexlink Golden 5Cというケーブルがありましたが、こちらの方が低域は伸びていましたが、 高域の伸びやかさ、つややかさに欠ける憾みがあり、使う場所を慎重に選ばなければなりませんでした。新しいGolden Crossになってからはバランスも良く、 重宝しました。価格は国内で買うと20万円を超えます。アメリカで買うと1mのペアで$660.00でしたけどねぇ。
拙宅では2000年以前に活躍したケーブルです。


JPS Labs Superconductor

カルダスとは対極にある、JPSの単線系のインターコネクトケーブル。シャープでコシがあり、 華麗で芯のあるサウンドが特徴ですが、いかんせん、ケーブルが固くて取り回しに一苦労します。SuperconductorとSuperconductor 2では、 Superconductor 2の方が芯線も太くワイドレンジで透明感があり、繊細でかつ腰の据わった音がします。Superconductorの方は多少荒い感じがしますが、 「音のケバ立ち」が見事で、ここまで来ると、もう好きずきかもしれません。ヴィンテージ・オーディオを楽しまれている方には、ぜひお薦めしたい ケーブルです。
写真は左がSuperconductor、右がSuperconductor 2です。
1998年に代理店「Audio Reference」(TEL:042-574-3185)がついて、国内でも買えるようになりました。現行のSuperconductorは、 メッシュの布外皮が付いた「Superconductor+」と「Superconductor 2」となっています。価格はRCAアンバランス・タイプ1mもので、 前者が\65,000、後者が\130,000です。
拙宅では2000年前後、TANNOY G.R.F.MEMORY /TWWが活躍していた頃のメインケーブルです。



Red Rose Silver 1

あの、マーク・レビンソンがチェロを辞し、新たにオーナーになって始めたRed Rose Musicの インターコネクト・ケーブルです。Silverとある様に、銀線です。とにかく深々とした中低域と、気品あふれる中高域。しなやかで、美しさは格別 のものがあります。かつてのチェロのアンプ群に通じるものがあるようです。国内で6万円前後で入手できるのも嬉しい限り。ちょっと引っ込み加減 の音場が気になると言えば気になりますし、もう少しタイトで締まりが良い低域があれば、鬼に金棒なのですが……。ケーブルが柔らかいのは有り難い ですね。
2001年夏頃、サブシステムのSonus faber Electa AmatorのシステムでLINN IKEMIとEAR V20間で活躍していました。


Burmeister Interconnect cable

JPSのSuperconductor 2が単線系の骨太でストレートな鳴り方を得意とするのに対し、 このドイツのメーカー、Burmeister社の銀線は、銀線独特のキラメキを表に出さずに、レビンソンのRed Rose Silverの様にしっとり感も持ちながら、 明るくもっと前に出てくるサウンドで、これくらいシンバルの音色を描き分ける銀線ケーブルは、他に見あたらないでしょう。とにかく音にストレスを 感じさせず、ボーカルがスッと出て来るし、ナチュラルでいながら質感を見事に描き分け、その実、解像力もあり、音場の美しいことは、見事と言う ほかありません。アメリカ経由で購入、定価$870ドルをケーブルカンパニーで$799 で入手。価格設定も非常に良心的です。 JPSはヴィンテージオーディオシステム向きなのに対し、Burmeisterは最新の音場重視型システムに最適で、 音像もRed Rose Musicに較べてシッカリ、ハッキリしていますので、幅広く使いやすいケーブルだと 思います。


BELDEN YR23169 T-203D FOR AUDIO OL(1.0m)

ソニーが自分のスタジオ用にベルデンに特注した、FOR AUDIOを冠するインターコネクト用ケーブル。 結局、配線の際にケーブルが硬くて使用するのが難しく、同じ様な色合いで、別の柔らかいケーブルを 使用することになるのですが、そのケーブルとでは音の毛羽立ちや粒立ち、質感の正確さと言う点で、 FOR AUDIOとうたっているだけあって、こちらのケーブルの方が良い様に思います。
写真は1.0mに切って、WBTのプラグで作ったものです。 2001年、拙宅にオートグラフが入った時、Marantz model 1 & 5のヴィンテージアンプで大活躍したケーブルです。


Kharma KIC R-1a Reference

オランダのKharma社のインターコネクトケーブルです。
低域の伸びが良く、AETの旧SCRインターコネクトケーブルよりも分厚い感じですが、もたつくことはありません。 高域は旧SCRほどタイトではありませんが、質感を正しく伝えてくれます。
2005年の夏頃中心に、当時入ったばかりのソナスファベールのストラディヴァリのラインとして活躍していました。


LINN SI 12UB

ここからは、今回のTANNOY Reveal 601aを使った比較試聴を行ったケーブルです。
LINNのシルバー・インターコネクトケーブル。銀色の被覆が目印。長さは120cm、方向性があります。
ベーシックモデルのブラックタイプ「BI 12UB」と較べると、高域が華かで、スケール感も出ます。
どことなくAET SINに似た感じで、低域もよくのびているのがわかりますが、解像度がもう少し欲しい気がします。


GRADO SIGNATURE LABORATORY STANDARD AUDIO CABLE

WBT-0147RCAで自作した、150cmケーブル。
JPSの単線ケーブルほどではありませんが、鳴りっぷりが良く、それでいて暴れない高域、繊細でしっとり感もあり、 後述のEvidenceほどの解像度はないものの、弦楽器がとにかく美しく鳴ってくれる、なかなか他では得られない 音楽的な鳴り方をするケーブルです。
GRADOはヘッドフォンやカートリッジで米国では知名度が比較的あるのですが、日本ではほとんど知る人はいません。 国内ではこのケーブルは入手困難。アメリカでは在庫を持っているところがあるようですが、 切り売りケーブルの手持ちがたくさんあり、買いもしないのに問い合わせするのが面倒くさい上に、相手のショップに悪い気が・・・・・・。


NEUMANN XLR 150cm

最初にテストしたのは手持ちの切り売りケーブルをWBT WBT-0147 Midline Miniature RCAで自作したものです。
元来はノイマンのU87Aiなど、著名なハイグレード・コンデンサー型マイクロフォンに接続するためのマイクロフォン用ケーブルです。
現在、このケーブルはPRO CABLEで販売、国内入手が可能です。
ちなみにWebでの価格ですが、ノイトリックのXLRのオス・メス金メッキプラグを付けても、\5,400です!

最初のテスト用での音ですが、シンバルの金属的な音がしっかり芯があって、粒立ちが良いのにドンシャリにならず、 低域はそれほど伸びてはいませんが、モッコリ感した寸詰まり感がなく、キッチリ、カッチリした音で素直。 良い意味で、「ドイツだなぁ」と感心させられました。

  Evidenceと較べたら透明感等は落ちますが、値段を考えたら、Reveal 601aクラスの驚異的サウンドかと思います。 音の芯の点では、Evidenceを上回っているかも知れません。

自作出来る方なら、ぜひ、Reveal 601a側がオス、ソース側がメスのXLRケーブル、あるいはRCAで作ってみることをお奨めします。

 メス側:山型に左から2番 青(ホット),上3番 白(コールド),右1番 シールド(グラウンド)
 オス側:山型に左が1番 シールド(グラウンド),上3番 白(コールド),右2番 青(ホット)
前もってケーブル側にも、プラグ側にも予備半田をしておくと形状を整えやすく、半田の流し込み途中で外れることも少なくなります。

  「マイクケーブルの作り方」をご覧になると良いかと思います。
シールド線の保護にはビニールテープより、熱収縮チューブ(スミチューブ)の方が良いと思います。
一説によると、医療用紙テープが一番良いとか。試しましたけど、違いはあまりわかりませんでした。
パーツセンターが近くにある方なら問題ないでしょうが、地方の方には難しいかも知れません。

PRO CABLEから1.5mものにノイトリックXLRプラグを付けたものが上記価格にプラス600円で出来るとのことなので、 取り寄せてみました。自作テスト用と比較してみて、変換プラグが無い分、音が澄んでいて、立ち上がりが急峻です。
1m RCAモノだと\3,900と超格安です。

ちなみに拙宅のメインシステムでは、ソナスのストラディヴァリには自作のRCAタイプで、JBLのDD66000は7mモノで、 どちらも見事に鳴らしてくれました。


CANARE L4E6S BLACK3m NEUTRIK NC3FXX-B NC3MXX-B

国産の代表的なカナレのプロ用マイクロフォンのケーブルと、ノイトリックの平衡型プラグの組み合わせです。 こんなこと言ったら失礼かも知れませんが、意外にも、普通に聴けます。

低域はそんなに伸びていないし、高域はそれほど粒立ちは良くないのですが、みずみずしく鳴ってくれます。 中域の切れもNEUMANNやGRADOに較べたら落ちますが、それでも他を聴いていなければ、マイクロフォンケーブルのスタンダードと 言われるだけあって、それなりにバランス良く聴ける音ですので、最低でもこのくらいは鳴って欲しいという、AETのEvidenceと違った 意味で基準となる、レファレンス・モデルなのかも知れません。
ちなみにGRADPやNEUMANNからの差は、AETで言うとEvidenceとSINの差ほどもないかも知れません。

福岡市は天神近く、警固公園から国道202号線を渡って、今泉1丁目バス停の前の一方通行の道を南に歩いて行った ところにある、九州唯一のパーツ屋さん、カホパーツセンターで1,000円少々で購入。

ちなみにホームセンターのグッデイは、カホパーツセンターの親会社、嘉穂無線が経営しているとか。 「エレキット」を扱うイーケイジャパンも、2002年に嘉穂無線から独立し、真空管アンプ等でお世話になっています。


NEGLEX 2534 XLR150cm

国産の雄、モガミのNEGLEX2534です。日本のスタジオによく使われているマイクロフォン・ケーブルです。
多少ドンシャリでも、ワイドレンジで元気よくJ-POPが楽しく聴きたいなら、これに限ります。
透明感ではBELDEN8423には及びませんが、これはこれでアリの音かな、 と思わせるだけの音です。
RCAタイプではちょっと腰高な気がしましたが、このXLRタイプでは、わずかに低域寄りにシフトして、とにかくよく弾けてくれるサウンド が、お見事、です。


BELDEN8412 RCA

PRO CABLEのWeb pageでレファレンスのように書かれてある、 BELDEN8412 RCA 1.5mも入手、試聴してみて、拙宅のJBL DD66000にも通じる、グイグイ押して来る、スタイル抜群のボディコン・アメリカ娘的サウンドだなぁ。 肉感も抜群で、弾け方も並じゃない。 アメリカの録音なら、こういうケーブルが合うのだろう、と感心して聴いていました。
ノイトリックのRCAプラグを使用しています。WBTよりもクリアな感じがするのですが、実際、どうなんでしょうか。


BELDEN8412 gold XLR 1.5m

ひょっとしたらBELDEN8412もXLRタイプなら印象が違うのかもしれないと思って、XLRタイプでドンシャリにならないよう、 プラグはノイトリックの金メッキタイプを取り寄せてみましたが、高域の鋭さは透明感が少し加わって聴きやすくなったくらいで、 やっぱりBELDEN8412はXLRになっても、BELDEN8412でした。
ほんと、こんなにグイグイ迫られたら、暑苦しくてたまらんわ、なんて思っちゃいました。(^^; 逆に、システムに活を入れるなら、こういうケーブルが合うのかも知れません。



BELDEN88760 & 88770

赤の外皮が目に鮮やかな、オールテフロン絶縁の左側の写真、 BELDEN88760 や、それを3芯にした右側の写真、 BELDEN88770 もベルデンのケーブルの中では評判が良いようなの で取ってみました。
こちらでは2芯、3芯で音の差がそれほど感じませんでした。88760,88770では音がスピーカーいっぱいに広がり、音像がややボケる傾向にあります。
美音で浮遊感と広がりがあって聴いていて心地良いサウンド、とおっしゃる方もいますが、私、個人としては、実体感が薄れて しまうような楽器の鳴り方には慣れていないせいか、聴いていて気持ちが落ち着きません。


Vital Audio Cable

英国スタジオでは、日本のNEGLEX(MOGAMI)2534のようによく使われている <重心が少し上がった感じで、華やかで高域の伸びはありますが、ドンシャリに感じる時もあります。 音像はやや大きめで、低域はよく出るのですが音がスピーカーいっぱいに広がってしまうので音に芯が無く、時に腰砕け的になるので 、聴いていて落ち着きません。優しい音、と言えば言えなくもないのですが・・・・・・。RCAでもXLRでも印象は変わりませんでした。


BELDEN8423 silverXLR 150cm

たまたまBELDEN8412の下に3芯の BELDEN8423 というのがあって、バランス専用とのこと。 拙宅はバランスケーブル を使用することが多く、以前、LINNのDSにバランス接続で聴いたらRCAより透明感があって良い結果だったので、ものは試しと、 プラグはノイトリック・シルバー・タイプ XLR1.5mを取り寄せてみました。

これが驚きで、確かにBELDENらしい、押しの強さの片鱗はありますが、8412のような押しつけがましさがそれほどではなく、 高域が色彩感が豊かで、みずみずしく、透明感があります。
低域のモッコリ感もなく、実際はローエンドはEvidenceほどは出ていないようですが、とても伸びやかなように聴こえます。
しかも、しっかと地に足をつけ、実体感のある、音像がクッキリ描き出されるところは、NEUMANNのケーブルにも通じるようです。
ただこのケーブル、バランス専用なので、残念なことにRCA タイプは製作上出来ないとか。



BELDEN8423 goldXLR 150cm

プラグがノイトリックのシルバーとゴールドではどう音質が違って来るのか興味が沸いたので、金メッキ分も取り寄せてみました。
銀メッキと較べて音の華かさが少し劣るものの、音像が引き締まって、音像がさらに明瞭になった気がします。それが逆に 音がこぢんまりした、と感じる方がいらっしゃるかも知れません。
微妙な違いですが、音が散らない、余韻が広がりすぎないのも銀と金メッキの違いかも知れません。
これは同じ金メッキの7mのロングタイプで聴いても同じ傾向で、長く伸ばしても音がダレたりしない点は秀逸かと思います。
銀メッキにしても後述のNEGLEX2534と較べて華かさの点では一歩劣りますが、音像をキッチリ余韻部分と本体部分を描きわけ、 NEUMANNのケーブルのように質感を正しく表現する点はさすがです。

ケーブルがNEUMANNほどではないですが、柔らかくて比較的取り回しがし易いのも有り難いですね。
個人的には金メッキの方のキッチリした鳴り方が好きですが、シルバーの伸びやかさも捨てがたく、もう、ここまで来ると、 好き好きですね。
シルバーにせよ、ゴールドにせよ、この8423は、数あるケーブルの中でも白眉と言えましょう。
Evidenceほど情報量はないようですが、ソナスファベールのストラディヴァリほど解像度がないReveal 601aには負担をかけずに、 かえって好都合なのかも知れません。
クラシック音楽用メインシステムのFirst Watt SIT-1はRCA typeだけで、バランス入力がないため、残念ながら試すことが出来ていません。


AET SIN LINE RCA

2013年時点ではすでにこれの改良型、SIN EVDが現行品となり、これは一つ前のモデルとなります。
これが出た当初は、低域も高域もワイドレンジで、空間描写能がとてもよく、これに替わるモノはないと思っていました。 超ワイドレンジは良いのですが、高域がちょっと細やかすぎて、もうちょっと音に芯がほしいな、なんて思っていました。
それでも、これに代わるだけのケーブルがなかなかなく、Evidenceが出た時には驚くとともに、手持ちのSINケーブルを ほとんど売り払って、Evidenceに買い換えることになってしまった、不運のケーブルでもあります。


AET Evidence LINE XLR 1.2m

AETの、そして世界最高峰のインターコネクトケーブルの一つです。
それまでのAETのトップモデルはSINでしたが、これで不満だったローエンドの切れ味、伸びやかさ、高域の芯と粒立ち、透明感を 見事に聴かせてくれ、これだけうるさい私をして、「う〜む」と唸らせるのですから、凄いものです。
このケーブルのさらに凄いところは、通常、何カ所も直列に同じメーカーの同じ製品を重ねる(例えば、DS・プリ間、プリ・メイン間、メイン・スピーカー間)と、 ケーブルの嫌な部分が目立ってきて、それを払拭するべく、他社のケーブルを一カ所絡ませることが多いのですが、 これにはその必要がありません。

最大の欠点は、エージングに時間がかかること。まず、接続して音出しした瞬間、オッと言いたくなるほど高域の粒立ちが良く、ローエンドも伸びていて、 これは、と思わせてくれます。しかし幸か不幸か、それは10分もしない内に大きく変化して、失望の数々を味わうことになります。 5時間ほどエージングしていると、高域はしっとりと、低域は厚みが増して行って、特に低域はモッコリ して切れ味や弾む感じが なくなってしまいます。
クラシック音楽用としては、高域が暴れず、しっとり感が時として見事にマッチしていますが、ジャズを鳴らすと キックドラムがモコモコ、 もたもたして、さらには高域が引っ込んで粒立ちが信じられないくらいに悪くなってしまい、 中低域の音はキレが無くなって、 たいていのジャズファンなら、青ざめること間違いありません。
ほぼ半日くらい経過した後、沈んでいた高域が次第に輝きを増して来ます。 丸一日くらいになると、今度はドンシャリ系の音になって来ます。 中低域はまだモッコリ、寸詰まりのような感じが拭えないが、ジャズもそれなりに聴けるようになり、 少し安堵してくるようになりますが、 今度はクラシック音楽の高域が気になって来ます。もう少し透明感が欲しいし、 低域の伸びやかさが陰を潜めてきて、寸詰まりではどうも 穏やかではありません。

エージングが済んでいったんケーブルを取り外して放っておくと、どうやらこのレベルまで戻るようで、待機電力等、微小電流でも通電して おくのがコツのようです。もっとも、再び通電すれば、 2〜3時間程度で最良の状態まで戻って来ますが、貸し出し用ケーブルなど、 ともすると接続してすぐ判断しがちなので、注意が必要です。
そして1日半が経過する頃から、このケーブルは恐ろしく中低域の俊敏さが増して来ます。 高域はドンシャリが収まってきてみずみずしさの中に透明感すら漂い始めて来ます。 ローエンドもちゃんと出ているのですが、それが徐々に引き締まってきて、モッコリと 妙に盛り上がった感じは次第に少なくなって来ます。 ダブルウーファーのDD66000をまるでアンプを変えたように、 低域のドライブ能力が上がってきて、ダブルウーファーを軽々と弾んで鳴らして しまう音を、この連続する経過を知らずに突然耳にしたら、「見かけは同じアンプだけど、中身をハイグレードなものに バージョンアップ したんだよ」と言われても信じてしまう程です。 高域は粒立ちが見事になってきて、寺島先生のおっしゃる7色のシンバルどころか、総天然色、 PCで言うところのフルカラー、1670万色と でも言いたくなる色彩感は、セーラー服と機関銃の薬師丸ひろ子ではないですが、「か・い・か・ん!」です。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/interconnect_cable.html


6. 中川隆[-13536] koaQ7Jey 2018年7月01日 12:32:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16294]

プロ用アナログケーブル コーナー
​アナログケーブルの真実
​プロ用アナログケーブルご購入ガイド
https://www.gospel-for-your-sound.com/analog-cable

オーディオで良い音を出すために、音声用のアナログケーブルは、どのように選択したら良いだろう?値段が高いアナログケーブル を買えば良いのだろうか?それとも、なるべく新しく設計・開発されたアナログケーブル を買えば良いのだろうか?

誰でも、迷われると思います。

実は、アナログケーブル の正しい選択の基準は、『値段の高さ』でも『新しさ』でもありません。その真実は、もう、このサイトができる 10年以上も前から、プロケーブルによって、明らかにされています。

このコーナーは、プロ用アナログケーブルの販売コーナーです。当店で販売されている、これらアナログケーブルは、本来は、古くから、レコーディングやマスタリングの現場で使われていたものと同じ種類のものです。

実は、オーディオで良い音を出すための最短距離は、アナログケーブルについては、音源のマスタリングの時と『音的に同じコンディション』でセッティングをすることだったのです。それはそうでしょう、マスタリングというのは、音源を CD として市場に出すための、最終的な音の調整の作業です。 マスタリングは音のプロによる作業、しかも CD の売れ行きを直接左右する重要な作業ですから、完璧なバランスの、良い音が出るように調整されます。そのマスタリングの時と同じ条件で音源を鳴らせば、一分の隙もない、良い音に聞こえるに決まっています。

★ アナログケーブルの具体的な選択は、音源の国籍に合わせて、決める必要があります。

このような事情があったので、オーディオ機器のセッティングにおいて、アナログケーブルの役割は、非常に重要です。アナログケーブルはお客様の聞かれる音源の国籍ごとに、各種取り揃えています。どの音源にどのアナログケーブルがフィットするかについての詳しい説明は、各商品の商品説明をご覧いただくとして、ここでは、アナログケーブルの選択について、おおまかに、以下のようにまとめておきます:

[1] プリアンプ(又はミキサー)をお使いの方(CD プレイヤーや PC、iPod などの音源をパワーアンプ に直結ではない方)

プリアンプとパワーアンプ の接続ケーブルは、ベルデン 88760 又はベルデン 88770 で、完璧です。但し、ベルデン 88770 は、XLR 接続のみとなります。しかし、ベルデン 88760 や ベルデン 88770 は完璧なアナログケーブルである反面、固いケーブルで、取り回しに不便かもしれません。取り回しを易しくするために、音的にベルデン 88760 やベルデン 88770 に準ずる性能のアナログケーブルとして、ベルデン 82760 やベルデン 9451、モガミ 2549 など、プリ ― パワー接続に向いた、柔らかいケーブルの選択もあります。

CD プレイヤーや PC、iPod などの音源とプリアンプ(又はミキサー)の接続ケーブルについて、音源の国籍との代表的な組み合わせは、

アメリカの音源・・・ベルデン 8412、又はベルデン 8423

イギリスの音源・・・バイタル

ドイツの音源・・・ノイマン

比較的昔の日本の音源・・・モガミ 2534 又は カナレ 4E6S

中国の音源・・・バイタル

の対応があります。

そのほか、ヨーロッパ諸国の音源は、バイタルやノイマンで音が合うケースが、かなりあります。

[2] CD プレイヤーや PC、iPod などの音源をパワーアンプ に直結の方、又は、プリメインアンプをお使いの方

音源とパワーアンプ (又はプリメインアンプ)の接続ケーブルについて、音源の国籍との代表的な組み合わせは、

アメリカの音源・・・ベルデン 8412、又はベルデン 8423

イギリスの音源・・・バイタル

ドイツの音源・・・ノイマン

比較的昔の日本の音源・・・モガミ 2534 又は カナレ 4E6S

中国の音源・・・バイタル

の対応があります。

そのほか、ヨーロッパ諸国の音源は、バイタルやノイマンで音が合うケースが、かなりあります。

以上です。しかし、本家・プロケーブルによって、ベルデン 8412 やベルデン 88760 、そしてバイタルやノイマンなどのプロ用アナログケーブルの優秀性が広く伝えられてしまったため、近年の CD は、様々な種類のアナログケーブルを用いて作成されており、上記の、『音源の国籍とアナログケーブル』の種類の組み合わせのパターンに当てはまらない例外が、かなり増えてきております。実際に、私自身も、ベルデン 88760 や ベルデン 82760 などで音が合った音源に遭遇しております。最終的には、お客様が実際に音を聴きながら、アナログケーブルの選択をし、セッティングをされて下さい。

プロ用アナログケーブル ご購入時 / ご利用時 の、お客様へのご注意事項:

※ 重要な注意事項:このコーナーで販売しているプロ用アナログケーブル は、音声用ケーブル です。プラグが RCA の場合だと、映像用ケーブルと差し込み端子が同じような形に見える場合がありますが、だからと言って、当店やプロケーブルで販売されている音声用ケーブルを、映像用に転用されないで下さい。プロの世界の音声用ケーブルと映像用ケーブルとでは、それらに要求されている物理的に厳格な特性が、大幅に異なります。プロ用アナログケーブルの映像用への転用は、プロ用アナログケーブルの本来の優れたパフォーマンスを発揮できなくなりますので、決して、用途違いの使い方をなされないで下さい。

同じ理由で、プロ用アナログケーブルをスピーカーケーブルに転用したり、逆に、プロ用スピーカーケーブルをアナログケーブルに転用したりすることなど、用途違いのプロ用ケーブルでの機材の接続は、いかなる形でも、決して、なさらないでください。また、プロ用と民生用とを問わず、アナログケーブル を電源ケーブルに改造することは、用途違いであるばかりでなく、危険ですので、おやめください。

尚、プロ用の映像用ケーブルをお求めのお客様は、デジタルケーブル / 映像ケーブルコーナー をクリックして下さい。プロ用スピーカーケーブルをお求めのお客様は、スピーカーケーブルコーナー をクリックして下さい。

※ RCA の場合の音声用ケーブルの差し込み端子と映像用ケーブルの差し込み端子の見分け方:一般の家庭用の AV 機器だと、通常、音声用端子は 白と赤の RCA端子で左右1個ずつで、合わせて 2個で 1系統分の入力(または出力)端子です。映像用端子は、黄色の RCA 端子 1個で 1系統分の入力(または出力)端子、映像用端子のコンポーネント色差接続ですと、RCA 端子で 赤、青、緑 の合わせて 3個で 1系統分の入力(または出力)端子です。形はまるで同じなので、端子の色や個数にて区別されて下さい。大抵の場合、家庭用の DVD プレイヤーや AVアンプの入出力端子は、それが音声用か映像用なのかは、機材本体に記載があるはずです。

※ 音声用アナログケーブルの接続の際には、左の出力と左の入力を 1本のアナログケーブルで、そして右の出力と右の入力をもう 1本のアナログケーブルで接続されて下さい。出力同士を繋いだり、入力同士を繋いだりして、音が出ないなどの間違いが時々ございます。音が出ない場合、音声端子の接続で、入力と出力がきちんと繋がれているかどうかも、ご確認ください。尚、一般家庭用の AV 機器では、音声用の入出力端子は、白が左、赤が右 となります。

※ ケーブルの本数は、左右合わせて、2本です。左側 1本、右側 1本、合わせて 2本となります。本当は 2本必要なところを、1本とご注文されないよう、ご注意ください。左右必要でしたら、2本で 1組となります。1 本のみのご注文が必要のは、センタースピーカーなどを鳴らすために必要なケースです。

※ オーディオの方や AV アンプの方は、大抵は、RCA ― RCA 接続のはずです。しかし、プロ用機材には、いろいろなプラグの形状がございます。プラグは各種取り揃えておりますが、お客様のご利用の機材のプラグの形状を、よく確認して、ご注文ください。

※ 当店のケーブル長と言うのは、本家・プロケーブルサイトと同様、50cm ならば、ケーブルを 50cm きっかりで切断し、そこにプラグをつけて、かぶせております。従って、プラグがかぶさった分だけ、ケーブルが短く見えるはずですが、あくまでも、それで 50cm としております。このやり方の方が、音的には、ケーブル長と音との関連性を、精密に把握しやすいので、予め、ご了承ください。

※ アナログケーブルの長さにつきましては、接続の時に届かない、などのトラブルを防ぐため、余裕を持った長さで、ご注文ください。民生用のケーブルですと、短い方が音が良いと、よく思われがちです。しかし、それは、民生用のケーブルにはクセが多すぎて、短い方がクセが少なく出る、それで音が一見よく聞こえる、と言うカラクリがあったからに、ほかなりません。

一方で、、8412 クラスのプロ用アナログケーブルをお使いの際には、そのような馬鹿げた問題は出てきません。プロ用アナログケーブルは、長さに対しては、強い規格です。10m 以上引いても、精密なフラットを維持できますので、当店、及び、本家・プロケーブルサイトで、プロ用アナログケーブルをご注文の際には、ギリギリでの長さのご注文は、なるべく、避けられてください。


なお、USB ケーブルのように、長さに弱い規格のケーブルの場合、長過ぎますと、データ転送の際のロスが大きくなり、音質を損ねますので、その点はご注意ください。

​プロ用アナログケーブルについて、詳しい説明は、写真をクリックしてください。
https://www.gospel-for-your-sound.com/analog-cable


7. 中川隆[-13465] koaQ7Jey 2018年7月03日 07:49:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

デマサイトの「オーディオの科学」には信者が多い

「オーディオの科学」 元京都大学工学部教授 志賀正幸

インター・コネクトケーブル(ピンケーブル)
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm

オーディオに使われるケーブル類としては、CDプレーヤー(CDP)とアンプを結ぶインター・コネクト・ケーブル、CDトランスポートとDACをつなぐディジタルケーブル等があり、このページではこれらについての伝送特性を解析する。

さらに、バランスケーブルの是非、ターミナルの接触抵抗、各種メッキ材の特徴、ハンダの音?、ジッターの影響などについて述べる。


インター・コネクトケーブル(ピンケーブル)

 インター・コネクトケーブルとしてよく使われるのはCDプレーヤーとアンプ間、プリアンプとメインアンプ間の接続に使われるもので、いずれの場合も送り側が低インピーダンス出力、受け側が高インピーダンス入力で使われる。

伝送される電圧は1V程度の比較的ハイレベル信号である。

スピーカーケーブルの場合はパワーアンプ(半導体アンプの場合)の出力インピーダンスは1オーム以下、スピーカーのインピーダンスは数オームといずれも2桁ないし3桁異なる。従って、伝送特性を解析する時はこのインピーダンスの違いを考慮しなければばならない。


アンプの入力インピーダンス

アンプ(プリ、メイン)の入力インピダンスは普通表示されており、10kΩ以上あるのが普通である。手持ちのプリメインアンプの入力インピーダンスはプリ部メイン部とも20kΩである。


CDP・プリアンプの出力インピーダンス

こちらの方は、特性表に明示していない場合が多い。手持ちのアンプは、プリアンプ部の出力インピーダンスが50Ωと書いてある。CDPについては不明である。

出力インピーダンスは負荷抵抗による電圧降下を測定することにより推定可能だが、ネット上にはこうして求めたデータを見出すことが出来る。例えば、

http://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio001.htm#mark007(リンク切れ 下のアーカイブサイト参照)
http://web.archive.org/web/20070220053130/http://www7a.biglobe.ne.jp/~sigotnin/audio/audio001.htm

この結果を見ると、低価格の普及型製品だと 1000Ω近いのも散見されるが、中高級品だとほぼ100Ω以下に抑えられているようである。


ケーブルの等価回路

左図は、ケーブルの等価回路である。

http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm#transport

ここで、

R1 :CDP(またはプリアンプ)の出力インピーダンス
R2: ケーブルの直流抵抗、
L:ケーブルの自己インダクタンス
C: ケーブルの線間容量
R3:アンプの入力インピーダンス

を表す。


同軸シールド線の諸特性

普通、コネクトケーブルは中心に多芯信号線、周りに網状シールド線を持つ構造をしている。

簡単のため中心線を径 a = 0.5mm の単線、シールド線を径 w = 3mm パイプとして直流抵抗、インダクタンス、線間容量を求める。

それぞれに対するケーブル1m当りの理論値は、

  R2 = ρ/S ρ:比抵抗=1.72*10^(-7) Ωm S:断面積

  L = 0.46*log(w/a) μH

  C = 24.1*ε/log(w/a) pF  ε:絶縁体の誘電率 (以下の計算では ε=2 とする)

で与えられ、上記の寸法を当てはめると、R2 = 0.1×2Ω(網線も同じ抵抗値として計算)、 L=0.36 μH/m、 C =62 pF/m  となる。
なお、いわゆる特性インピーダンス Z0 = sqrt(L/C) は 75Ω となる。

ピンケーブルではこれらのデータが記載されている製品は少ないが散見されるデータではこの程度の値を示している。 


個々の素子のインピーダンス

上図の等価回路から、原理的には伝送特性を求めることは出来るが、面倒なのでどの素子が伝送特性に大きく効くのかを見積もるため個々の素子のインピーダンスを、可聴域よりはるかに高い 100kHz の交流について求めてみる。

まず、ケーブルの直流抵抗 R2 は1Ω以下なのでCDPの出力インピーダンス R1 より十分小さく無視できる。 自己インダクタンスによるインピーダンスは ZL = 2πf・L より 0.23Ω/m となり同様に R1 に比べ無視してよい。静電容量のインピーダンスは ZC = 1/(2πf・C) より、 25kΩ/m となり、入力インピーダンス R3 とほぼ同じ大きさとなる。

注:ケーブルのインダクタンス

インダクタンスは普通コイルの記号で表すが、ケーブルにはコイルがついているわけではない。ではどうしてインダクタンスがあるのか? この問いに答えるには、インダクタンスが生じる源因を知っておく必要がある。

インダクタンスは誘導係数ともいわれ、電流により発生する磁場がそれ自身の回路に誘起する起電力(逆起電力)が原因である。

誘導起電力は磁場(その原因となる電流)の時間変化が大きいほど大きくなるので周波数が高いほどその効果が顕著になり、インピーダンスの増加を招き、高音減衰の原因となる。 

その大きさは、ケーブルの構造によって決まり、同軸ケーブルでは発生する磁場は芯線と外皮の間に閉じ込められるのでインダクタンスは平行線より小さい。

また、同軸ケーブルや平行線をコイル状に巻いても、各々の線を流れる電流が互いに逆なの発生する磁場はキャンセルし外部には及ばない。
つまり、ケーブルをとぐろ巻にしてもインダクタンスを生じない。問題なしというわけである。


集中定数回路近似による伝送特性

上に述べたように、コネクトケーブルの伝送特性を調べる場合、CDPの出力インピーダンス R1、線間容量 C 、アンプの入力インピーダンス R3 だけを問題にすればよい。

このうち、R3 は純抵抗性と考えてよいので減衰の周波数依存性には直接には寄与しないので、結局、R1 とC が作る、いわゆる R-C 回路の伝送特性を調べればよいことになる。

本文のスピーカーケーブルの例に倣って、上に示したモデルケーブルについての計算結果を表示する。

ここで、CDP(又はプリアンプ)の出力インピーダンス(R1)は廉価品の1000Ωとし、ケーブル長は2mとした。これを、中高級品の100オームとすれば 1MHz でも位相回転、信号減衰ともほとんど無くなる(0.7度、-0.02dB)


http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm#transport


ということで、コネクトケーブルのインダクタンスや線間容量による高域の減衰は、とても人間の聴覚が検知できるようなレベルではないことがわかる。


その他の原因

表皮効果:スピーカーケーブルのところで述べたとおり、表皮効果により銅線の抵抗値は100kHz 位になると2倍程度増加する。しかし、この場合は、抵抗値自身がR1 に比べ小さく、負荷抵抗も大きく、さらに影響は小さい。

振動の影響: 比較的大電流の流れるスピーカーケーブルでも振動の影響は無視できることを示したが、ほとんど電流の流れないコネクトケーブルではなおさらである。また、スピーカー自身の作る振動(音)やその他の外部振動も、行き返りの線が同じモードで振動する場合は仮に磁場が存在しても起電力を生じないし、線間間隔の変わるような振動モードもスピーカーケーブルの解析から類推するととても検知できるような電圧を発生するとは考えられない。

雑音の影響: コネクトケーブルで一番問題となるのはノイズに対するシールド効果である。もともと、シールド線というのはマイクやアナログピックアップなどmV オーダーの微弱電圧を扱う信号線に外来ノイズが混入することを防止するために開発されたものである。シールド効果としては、外被網線が密なほどいいわけであるが、そもそも、CDPやプリアンプの出力は1V オーダーのハイレベル信号で外来ノイズは普通はそれほど心配することはない。しかし、これも電源ケーブルと同じく、例えば放送局の近くや、その他強い電波源が近くにある場合も考えるので一概には言えないだろう。


ところで、皆さんの装置のノイズ事情はどうでしょう? CDPを停止状態にしておき、トウィターに耳を近づけボリュームを上げると(或いは絞った状態でも)大なり小なり何らかのノイズが聴こえませんか? 

私の装置(買ってから5年経つアンプ)の場合ボリュームがいつも聴いている位置近くおよび80%(いわゆる3時の位置)近くでかすかながら聴こえるホワイトノイズが最大となる。

つまり、ノイズの最大原因はボリュームにあることがわかる。

もし、あなたの装置でもノイズが聴き取れたら(全く聴き取れなかったらノイズの問題は無いのでケーブルについても心配する必要は無いわけである)少し長めの安物ピンケーブル(ホームセンターで売っているミニコンポ用の安価品など。ただし、新品でないと後述の接点の問題があるので不可)を買ってきて現用のケーブルに替えて見てください。

もし、変化(ノイズの増加)があるなら、ケーブルがノイズを拾っている可能性があります。この時は、シールドの確かなケーブルを使用すると効果があるかもしれないが、それよりノイズ源を突き止めそれに対処する方が先決であろう。


注 バランスケーブルの効用

バランスケーブルというのは、シールド用の網線の中に2本または3本(内1本はアースレベル伝達用に使う)の芯線を持つケーブルで、マイクを引き回して使用するときに必要とされるものである。

つまり微弱な電圧信号を外来のノイズからより効果的に守る働きをする。

その理由は、外来の誘導性ノイズは行き返りの線にほぼ同じレベルで発生する(コモンモードノイズ)が両者は同位相で変化するので互いにキャンセルし回路に流れるノイズ電流(ノーマルモードノイズ)にはならない。

しかし、普通のシールド線だと芯線と外皮の直流抵抗の違いなどから完全には打ち消されず大きなコモンモードノイズの一部がノーマルモードノイズに転化し結局雑音を拾うことになる。

しかし、バランスケーブルだと誘導性ノイズを大地アースされた外皮網線で防ぎ、さらに侵入する電磁波は2本の信号線を完全に等しくすることによりノーマルモードノイズに転化することを防ぐ。

このように、微弱信号を取り扱う時には大変有効であるが、コネクトケーブルとして使うときはどうだろうか?

実はプリアンプは普通アンバランス回路なのでバランス入力をアンバランス入力につなぐ時、トランスかオペアンプなどの回路素子を途中に挟む必要がある。いわば余分な夾雑物を間に挟むことになり音質劣化の原因となりかねない。

どちらを取るか? 
結論的にはCDP−プリアンプ間を結ぶのにバランスケーブルは必要ない。


ターミナルの接触

スピーカーケーブルの場合ケーブルの接続は普通ネジを締めで行なう。

従って、時々締め直しをし、錆など生じていないかを確かめておけば接触抵抗値が大きく増加するといったことはまず心配する必要はない。

一方、いわゆるピン型端子の場合はどうだろう。
この場合はネジ締めでなく、金属のバネ力で接触を保っているだけなので、永年使用しているうちに、あるいは取り扱いの誤りにより変形し、バネ力が緩んで接触不良を起こしている心配がある。

特に、機器側のメス端子の内部などは簡単に調べられないので思わぬ接触不良を起こしている可能性があるので注意が必要である。また、しばらく使用していなかった機器側端子の接点が錆びている可能性もある。

対策としてはピンターミナルはなるべく丈夫そうで、かつ金メッキ注1を施してあるものを選ぶことがくらいであろうか。

トラブルが起こっている(例えば、ケーブルをゆすったりピンを手で押し付けてみた時ノイズが発生するなど)場合はケースバイケースなので一概にはいえない。

ターミナルの接触不良による音の変化は自分でも経験があり、また物理測定の経験からもコネクターの接触不良はしばしば経験しておりノイズの原因となる。

またケーブルとコネクター間の半田付け注2、圧着不良が原因になることもあるので注意する必要がる。


なお、接触不良が音質に及ぼす影響は直流抵抗の増加だけでなく、むしろ抵抗値の不安定性によるノイズの発生である。

アンプのボリューム起因のノイズは可変抵抗器の可動片と固定片間の接触不良から起こるものであり、全抵抗値に対して平均接触抵抗値が小さくてもそれが時間的に揺らぐことによりノイズが発生し音質劣化の原因となる。


注1 端子のメッキ材

ピン端子は普通錆び防止の為メッキが施してあるが、普及品ではニッケルメッキ、最近のオーディオ用標準品は金メッキが施してある。

一部高級品にロジウムメッキを施したことをうたい文句にしているものがあるが、実はピンケーブルにロジウムメッキを施すのは高くつくだけでメリットはない。

ロジウムメッキは確かに高級接点用のメッキ材であるがその特徴は硬度が高くかつ高温に強いことである。そのため、頻繁にオン・オフを繰り返しかつスパーク放電が生じるようなリレー接点用として最適である。しかし、硬度が高いことは接触面積の点で柔らかい金メッキに劣り、ピンケーブル用の端子のようにあまり抜き差ししない、かつ温度が上がる心配のないところで使うには金メッキの方が適している。

ニッケルメッキでも問題ないが、少し錆びやすく、接触抵抗も大きいので、それほど高いわけでもないので金メッキ品を使うことをお奨めする。

なお、金は錆びることはないが、油汚れ等がついていると接触抵抗が増えるので、有機溶媒(アルコール類等)で良くふき取ればよい。また、機械的強度が弱いのでメッキがはげ易いので注意が必要である。決してサンドペーパーやコンパウンドなどで磨いてはならない。


注2 ハンダの音?

端子に限らず電流がハンダ部を通る時に音が悪くなるという話を聞く。
結論的にはこれは全く根拠のない迷信である。 

普通のハンダは鉛と錫の合金であり確かに比抵抗値は銅に比べ10倍ほど大きい(〜150nΩm)。さらに、鉛と錫が主成分となると悪いイメージを与えるのもわからぬわけではない。

しかし、比抵抗値が高くとも、ハンダ部の長さはごく短く面積は比較的大きい。
下手なハンダ付けで、ハンダ層が厚さ 0.5mm 面積10mm2 とした場合でもハンダ部の抵抗値は10μΩ程度で接触抵抗値の100分の1くらいである。

ケーブルについての迷信のページ
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/meisin.htm

で述べたように、可聴周波数帯では材料が影響するのは直流抵抗値のみであり、周波数特性、位相特性などには一切影響しない。

さらに、接触抵抗のように変動がないのでノイズの発生源にもならない。

ただし、半田鏝が過熱して銅表面に酸化物不動態が生じうまく半田が乗っていないとき(界面が合金化していない場合)は機械的にはつながっていても電気的には大きな抵抗値を示すことがあるので注意が必要である。
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/connectcable.htm


▲△▽▼


デマサイトの「オーディオの科学」には信者が多い


スピーカーケーブルによって音質が変わる?……オーディオの科学と迷信 


スピーカーケーブルはアンプとスピーカーをつなぐ電線でありながら、1mあたり10万円を超える製品がある。電気に関わる技術者の私には、ごく普通のビニール線で間に合いそうに思えるのだが、高額なスピーカーケーブルを購入する人がいて、あちこちのサイトに 「ケーブルを替えたら明らかに音が良くなった」 などと感想を記している

ケーブルによって音が変わることはないと結論づける記事もあるはずだと思い、ネットを検索してみたところ、

「オーディオの科学」
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

なる面白いサイトがあった。


元京都大学工学部教授志賀正幸氏は、クラシック音楽の愛好家であって、バッハ音楽祭に参加するために、ドイツのライプツィヒまで出かけるような人だが(同氏のホームページに詳細な体験記が記されている)、そのホームページには、「オーディオの科学」なる興味深いページがある。

「オーディオの科学」には、オーディオに関する理論や技術に加えて、関連する様々な情報が盛り込まれている。その中にはスピーカーケーブルに関する記述があり、「物理的にはスピーカーケーブルで音が変わることはなく、カネをかけるのは無駄である」と記されている。

さらに検索してみたところ、「モンスターケーブル対針金ハンガー対決」なる記事(注1)が見つかった。アメリカで行われたブラインドテストの結果を報じたものである。

それによると、80万円もの高額ケーブルと、衣服をかけるための針金ハンガーで作った代用ケーブルを、交互に使ってブラインドテストをしたところ、音質の差がわからなかったという。針金ハンガーは鉄かステンレスで作られているから、スピーカーケーブルとして使った場合、通常のビニール線とは比較にならないほどに劣るはずだが、超高額ケーブルとの差がわからなかったとのこと。

どうやらやはり、高価なケーブルを使う必要はない、と結論づけても良さそうである。にもかかわらず、ケーブルによって音が変わるとする情報が広く行き渡っており、高額なケーブルが販売され続けている。

ネットの世界を覗いてみたら、スピーカーケーブルによって音が変わるかどうかを論じるサイトが幾つもあった。音が変わるとする人たちは、執拗なほどにそれを主張するのみならず、音は変わらないと主張する人を非難したり貶めたりする傾向がある。ブラインドテストによって確認すれば決着がつきそうなものだが、「音が変わる」と主張する人たちには、ブラインドテストにチャレンジしようという気はなさそうである。

高級ケーブルの販売業者が製品に対して自信があるのであれば、希望する者には試用品を貸し出すべきであろう。試用によって真に価値があるとわかれば、売れ行きが伸びる可能性があるゆえ、貸し出し方式は販売業者にとっても利点があるはずである。にもかかわらず貸し出しを渋るのであれば、その製品には価格に見合うだけの価値がないということであろう。もしかすると、ほとんどの業者は試用品の貸し出しを拒むかも知れないのだが。

運良く借りることができたなら、家族や友人たちに協力してもらい、ブラインドテスト方式で試聴すべきである。2015年11月21日の投稿記事「高級ブランド製品のブランド名を隠したとき……ある実験の興味ある結果」(注2)にも書いたが、音楽の友社主宰のブラインドテストにおいて、300万円のアンプが9800円のデジタルアンプより低く評価された事実がある。ブラインドテストでなかったならば、300万円のアンプは高い評価を受けたに違いない。

2016年12月31日に投稿した記事「評論家の言葉・・・・・・映画評とドラマ評そしてオーディオ機器の評価」は、次のような文章で終わっている。
「雑誌に掲載されるオーディオ機器の評論記事が、ブラインド試聴に基づいて行われるなら、記事に対する信頼度は高まり、ユーザーにとっては好ましいものとなる。そうであろうと、評論家やメーカーにとってはリスクを伴ううえに、費用と時間もかかるから、そのような方法が採用される見込みはなさそうである。結局のところは、オーディオにしろ映画にしろ、評論家の耳や感性を頼りにするのは程々にしたほうがよい、ということであろう。」


(注1) 「モンスターケーブル対針金ハンガー対決」
グーグルで検索すれば見ることができる。オーディオの世界における有名なできごとのひとつとされているようである。

(注2) 2015年11月21日の記事「高級ブランド製品のブランド名を隠したとき……ある実験の興味ある結果」の概要

著名バイオリニストのジョシュア・ベルがストリートミュージシャンに扮して演奏したところ、コンサートのプログラムと同じ曲目を演奏しても、通行人からは無視された。オーディオアンプのブラインドテストをしたところ、300万円の高級製品が1万円以下のアンプに負ける結果になった。

ジョシュア・ベルの実験はユーチューブで見ることができ、アンプに関するブラインドテストについては、その結果をネットで検索して見ることができる。
https://nagi-sumu.blog.so-net.ne.jp/2017-01-17


▲△▽▼


私が今現在の音を聴くに至る為に、非常に参考にさせて頂いたWebサイトをいくつかご紹介させて頂きます。

『オーディオの科学』 元京都大学工学部教授 志賀正幸
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

 こちらはとても科学的な考察がされており非常に勉強になるサイトなんですが、やはり、ご自身の知識に絶対的な自信をお持ちでいらっしゃる為、途中のちょっとした考えの欠落により、間違った結論に達していてもお気づきでないような記述も見られます。

又、ご自身自らトライ&エラーするような試みがあまり見られず、全てが他からの知識で成り立っているように見受けられ、それらの物もご自身の主張に沿う物だけを集められているようで、読んでいるとちょっとしんどい気分になってしまいます。

____


『PRO CABLE』
https://procable.jp/


 こちらは数年前、ネットを賑わせたサイトですね。オーディオ機材の販売店です。

何と申しましょうか、表現の仕方が煽情的で、かつ独善的。名前通り、プロ用が一番、それ以外は粗悪品という言い方がピュアオーディオファンの気持ちを逆なでにし、非常な怒りを買っておりますね。事象の解釈が独りよがりで、お客様の声も自身のサイトを絶賛する物だけを掲載していますので(当り前ではありますが)、読んでいて辛いものがあります。

 ところが書かれている内容の7〜8割は本当に当っていて、今まで全く気付かなかった事を色々教えてくれた、私にとっては出会えてホントに良かったという貴重なサイトであります。

目から鱗という話が満載ですので、一度は目を通して見る事をお勧めします。
http://masedoine-de.mond.jp/new1049.html


『PRO CABLE』で、「音の焦点」として語られている事
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html

で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト『オーディオの科学』でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。

オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。

彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


「オーディオの科学」の元京都大学工学部教授 志賀正幸氏が大好きなブラインドテストでは音の差は全くわからない


Fブラインドテストの嘘

 よくオーディオ雑誌には、アンプやスピーカー、スピーカーケーブルや色々なアクセサリーなどのブラインドテストなる比較試聴記事が掲載されていますが、それらの記事内容には全く信憑性がないという事に、Eを読まれた方はお気付きのことと思います。

 例えばアンプを変えた場合、アンプの出力インピーダンスはそれぞれ異なりますので、システムのインピーダンスが変わってしまい、ダンピングファクターの変化によりスピーカーの周波数特性が変化します。

アンプの音を正確に比較したいのであれば、スピーカーケーブルのインピーダンスとアンプの出力インピーダンスの和が、全ての組み合わせで同じになるようにしなければなりません。

そこまでした上でのテストでないと、結局はダンピングファクターの変化による音の変化を試聴している事になってしまいます。

これらはスピーカーやスピーカーケーブルのテストの場合も同じことが言え、つまりは最高の状態を比較試聴している訳ではなく、結果は全て出鱈目であるという事が出来ます。

 問題は、このような事を知ってか知らずか、名の知れた雑誌がこんなテストを堂々と行い、高名な評論家と言われる人達が物の価値を決めているという事です。
これらにより、如何に多くの人達が間違った方向へ導かれ、多大な犠牲を払わされてきた事か。

いい加減ここら辺で、正しい知識が知れ渡り、全ての人が本当に楽しいオーディオライフが送れるような時代が来る事を心より望みます。

アンプやCDプレーヤー、ましてやスピーカーケーブル等にお金をつぎ込む事は愚の骨頂。

唯一お金をかける意味があるのはスピーカーでしょうか。それにしても、セッティングを完璧に行う事が絶対条件です。

こちらに『ステレオ』誌によるアンプのブラインドテストの記事が載っています。


これはCで紹介した『オーディオの科学』というサイトで紹介されていたのですが、一時かなり話題になったそうです。

それというのも、オーディオファンの間では超有名なア○○○○ーズの高級アンプが、全員から最下位と判定されてしまったという事で、ネットでも驚きと嘲笑の声があふれていました。

 しかし、これなんかもインピーダンス調整は全くされてない訳で、高級アンプほど自身のダンピングファクターは高い事が多いですので、短く太いケーブルでつなぐと、暗く沈んだ音になる事は当たり前です。この時もこんな理由で最下位になってしまったことは容易に想像できます。

 やはり問題は、こんなテストを平気で行ってしまう雑誌編集者と、何の知識も持ち合わせていない評論家という事になるでしょう。

更にこのテストでは、音の悪い物はデジタルアンプであるという勝手な思い込みに支配されている事が図らずも証明されてしまっていますから、評論家ってどんだけ無能なんだって気分になってしまいます。

 又、このサイトの主宰者がこの記事にコメントしていますが、自分の主張の正しさを証明したいが為か、無理やり自分の都合の良い様に解釈していますね。

例えば、 「とりあえず、アンプによる聴感の差は、これ程の価格差があるにもかかわらず、ほとんど無い」

と書いていますが、全員の評価にそれほどばらつきがみられず、同じ物を最下位に選んでいるという事は、このテストではそれだけはっきりとした差があったという事じゃないんですか、それが真に正しい評価か否かは別にして。

 ほんとはこのテストの本当の問題点に気づき、それに対しての正しい考察を行うべきで、それが出来ていないと、「科学」を標榜するこのサイトの価値を高めることには繋がらないでしょう。
http://masedoine-de.mond.jp/new1052.html


▲△▽▼


2010年6月14日 「オーディオの科学」をちょっと読んでみました
http://avctnegy.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-45cc.html


 ”ケーブルを替えても音は変わらない”とおっしゃる方々が良く引用されている資料に、

「オーディオの科学」
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

と題されたURLがあります。この解析をされている方は、自己紹介から判断すると金属材料を専門にされていらっさる学者さんであるようです。

 私は金属材料の専門家では有りませんので、”スピーカーケーブル”や”分布定数回路論”のケーブル関連の解説を読ませていただきました。

 幾つかのデーターを基に解説をされていますが、ケーブル構造の記述が無いので、この理論展開が正しいのかを検証できません。

まず、音声帯域のケーブルは波長に対して充分短いので、分布定数回路論で解析するのは誤りです。

電気回路論の教科書では、ケーブル長と波長が一致する長さが目安とされています。

MJの本年度3月号に「ケーブルの減衰量と挿入損失」と題して、特性インピーダンスのミスマッチ問題を掲載していただきましたが、

1mの高周波同軸が1波長と成る周波数は約200MHzで、音声帯域とは大きくかけ離れています(Cat.5ケーブルの場合;添付資料の黒線)。

音声帯域のケーブルに対しては、ケーブルの等価回路は集中定数回路の4端子回路論を適用するのが正しい解析方法です。

PCオーディオ等で使用されるケーブルは、分布定数回路での解析が必要となりましょう。

この様にこのURLでは適応している解析方法が課題にしているケーブルに適しているかを判断する必要があります。一読したところでは間違えだらけです。


 分布定数の項に、”R=0近似”と言うことを述べられていますが、ケーブルの導体は周波数が上がれば、表皮効果が発生するので、この領域では導体抵抗は両対数グラフで描くと、傾き1/2で上昇します。

一方、ケーブル理論では、高周波域ではR<<ωLと成る為に、Rを無視する事が出来ます。

ではR<<ωLと成る周波数はどの程度なのでしょうか? 

皆さんがお使いのCat.5LANケーブルの特性を添付資料にしておきました。仮にωLがRの100倍以上で無視できるとしますと、約100MHzと成ります。

少なくとも1MHz以下の周波数で使用されるケーブルではRを無視する事は出来ないのです。


 MJの本年度6月号に「表皮効果を正しく理解しよう」と題して、表皮効果の説明をさせていただきましたが、この項も”素線が細ければ良い”等の記述があり、正しく理解されていないようです。

 以上のように「オーディオの科学」での誤ったケーブルに対する理論展開から、”ケーブルを替えても音は変わらない”と主張するには無理があります。


追加;添付資料の説明

「Cat5Cabletokusei」にはCat.5LANケーブル(導体外径は0.52mmで単線です)の各特性を周波数特性として示しています。

導体抵抗(茶色の線)は表皮効果の影響で約50kHzから抵抗が上がります。
50kHz以上では導体が円筒状になりますので、インダクタンスは小さくなり、グラフのωLでは傾きが1から、50kHz以上では1より小さくなります。

 減衰量;α(赤い線)は導体抵抗とインダクタンスの値が等しくなる帯域で、変極点を持ちます。この帯域は導体に表皮効果が発現する帯域でもあります。この帯域を境にケーブルの特性には変化が出ますので、この変極点が可聴帯域に入らないようにするのが大切だとAVCTでは考えて、ケーブル設計をしています。
http://avctnegy.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-45cc.html


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