2014年9月19日 ヤマト運輸 家財便でスピーカー輸送NGになったワケ ここ最近、ヤマト運輸のらくらく家財便でスピーカーの輸送ができなくなったと、 同業者やお客さんの間で大騒ぎになっています。
まぁ、うちはスピーカーは専門外で一切扱ってないから関係ないのですが、 結構、利用者が多いサービスだったにも関わらず、 受付拒否になった理由を知って結構エグイのに驚きました。 スピーカーは重量もあり破損しやすい機材のNo1ですが、 素人が適当な梱包で送って破損してトラブルに発展することも多く、 結構前からヤマトもあまり受けたくないとは聞いてました。 近年はオークション売買の発達で、無知な素人やオークション系業者が参入したり、 ウーハーをショートさせずに宅急便で送って破損することも多く、 結果、出品者/落札者双方がヤマト側にクレームをして騒いでた話もよくありました。 特にダイヤトーンDS系で採用しているボロン素材は経年劣化で破損しやすくなっていることや、 JBLやTANNOYもウレタンエッジの劣化でコーン紙が沈んでボイスコイルがタッチするなど、 輸送中の振動で簡単に破損・故障するものが多いのが実情です。 そんなわけでスピーカー輸送は何かとトラブルが多かったわけですが、 そこに止めを刺したのが“800万円買い取らせ事件”でした。 某ショップが800万のスピーカーを家財便で配送依頼をした際に、 通常、高額過ぎる商品は受付できないので断られたにもかかわず、 既に購入した客がいるから、どうにか送ってくれと頼み込んで発送をした後に、 音が出ない不具合が発生してクレームになりました。 当然、ヤマトは責任問わないという理由で受けたにも関わらず、 そのショップは輸送中のトラブルということで一切引かずに相当ゴネて、 800万でその商品を買い取らせたことが止めを刺しました。 他にも経営危機が囁かれる某ショップが受取人と結託して、 真空管アンプが破損したと輸送保険を頻繁に申請していた事件も発覚した為、 既にオーディオ機材自体の受付を断られているショップもあり、 そのうちオーディオ機器全般の輸送が断られかねないと危惧しております。 一応、目安として1年間に3回以上の保険申請があるとマークされるので、 うちは梱包方法などをさらに強化して、輸送事故が無いように努めたいと思います。 ちなみに、先日ヤマトの担当に訊いたところ、 家財便ではスピーカーは“木枠扱い”も受付NGになったことと、 メーカーの専用箱(元箱)で梱包したもので、 ショップからの依頼に関しては受け付けるように変更され、 新基準のアナウンスは10月から正式に行われるようです。 まぁ、どーでもいい話題ですが、スピーカーの輸送はたとえ送料が高額でも、 イケダピアノの専用便を使う覚悟が無ければ止めた方が無難だということです。 https://textream.yahoo.co.jp/message/552022805/bbadmma4n8el12ha5ia5a4a5u/1/1018
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