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日本のオーディオ製品が欧米のオーディオファイルから相手にされない理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1233.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 5 月 21 日 20:11:28: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 錯聴 (auditory illusion) _ 音の錯覚 投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 16 日 08:46:46)

日本のオーディオ製品が欧米のオーディオファイルから相手にされない理由

Date: 4月 24th, 2022
陰翳なき音色(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=37060

ステレオサウンド 36号に瀬川先生の「実感的スピーカー論 現代スピーカーを展望する」が載っている。

     *

 日本のスピーカーの音には、いままで述べてきたような特色がない、と言われてきた。そこが日本のスピーカーの良さだ、という人もある。たしかに、少なくとも西欧の音楽に対してはまだ伝統というほどのものさえ持たない日本人の耳では、ただひたすら正確に音を再現するスピーカーを作ることが最も確かな道であるのかもしれない。

 けれどほんとうに、日本のスピーカーが最も無色であるのか。そして、西欧各国のスピーカーは、それぞれに特色を出そうとして、音を作っているのか……? わたくしは、そうではない、と思う。

 自分の体臭は自分には判らない。自分の家に独特の匂いがあるとは日常あまり意識していないが、他人の家を訪問すると、その家独特の匂いがそれぞれあることに気づく。だとすると、日本のスピーカーにもしも日本独特の音色があったとしても、そのことに最も気づかないのが日本人自身ではないのか?

 その通りであることを証明するためには、西欧のスピーカーを私たち日本人が聴いて特色を感じると同じように、日本のスピーカーを西欧の人間に聴かせてみるとよい。が、幸いにもわたくし自身が、三人の西欧人の意見をご紹介することができる。

 まず、ニューヨークに所在するオーディオ業界誌、ハイファイ・トレイド・ニュウズ≠フ副社長ネルソンの話から始めよう。彼は日本にもたびたび来ているし、オーディオや音楽にも詳しい。その彼がニューヨークの事務所で次のような話をしてくれた。

「私が初めて日本の音楽(伝統音楽)を耳にしたとき、何とカン高い音色だろうかと思った。ところがその後日本のスピーカーを聴くと、どれもみな、日本の音楽と同じようにカン高く私には聴こえる。こういう音は、日本の音楽を鳴らすにはよいかもしれないが、西欧の音楽を鳴らそうとするのなら、もっと検討することが必要だと思う。」

 私たち日本人は、歌舞伎の下座の音楽や、清元、常盤津、長唄あるいは歌謡曲・艶歌の類を、別段カン高いなどとは感じないで日常耳にしているはずだ。するとネルソンの言うカン高いという感覚は、たとえば我々が支那の音楽を聴くとき感じるあのカン高い鼻にかかったような感じを指すのではないかと、わたくしには思える。

 しかし、わたくしは先にアメリカ東海岸の人間の感覚を説明した。ハイの延びた音をノーマル≠ニ感じない彼らの耳がそう聴いたからといっても、それは日本のスピーカーを説明したことにならないのではないか──。

 そう。わたくしも、次に紹介するイギリスKEFの社長、レイモンド・クックの意見を聞くまでは、そう思いかけていた。クックもしかし、同じようなことを言うのである。

「日本のスピーカーの音をひと言でいうと、アグレッシヴ(攻撃的)だと思います。それに音のバランスから言っても、日本のスピーカー・エンジニアは、日本の伝統音楽を聴く耳でスピーカーの音を仕上げているのではないでしょうか。彼らはもっと西欧の音楽に接しないといけませんね。」

 もう一人のイギリス人、タンノイの重役であるリヴィングストンもクックと殆ど同じことを言った。

 彼らが口を揃えて同じことを言うのだから、結局これが、西欧人の耳に聴こえる日本のスピーカーの独特の音色だと認めざるをえなくなる。ご参考までにつけ加えるなら、世界各国、どこ国のどのメーカーのエンジニアとディスカッションしてみても、彼らの誰もがみな、

『スピーカーが勝手な音色を作るべきではない。スピーカーの音は、できるかぎりプログラムソースに忠実であり、ナマの音をほうふつとさせる音で鳴るべきであり、我社の製品はその理想に近づきつつある……』

という意味のことを言う。実際の製品の音色の多彩さを耳にすれば、まるで冗談をいっているとしか思えないほどだ。しかし、日本のスピーカーが最も無色に近いと思っているのは我々日本人だけで、西欧人の耳にはやっぱり個性の強い音色に聴こえているという事実を知れば、そして自分の匂いは自分には判らないという先の例えを思い出して頂ければ、わたくしの説明がわかって頂けるだろう。

     *

ステレオサウンドが出しているムック「良い音とは 良いスピーカーとは?」にも収められている。

ここではスピーカーがつくられた国による音の違いなのだが、
同じことが時代による音の違いについてもあてはまるようなに、
最近思うようになってきた。

つまり、過去の時代の音の香り(匂い)については感じることがあっても、同時代の香り(匂い)に関しては、自分の体臭がわからないのと同じように、わからないのかもしれない、ということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=37060


▲△▽▼


☆ 日本語は世界一「難聴者」にやさしい言語

どの国の言語にもそれぞれ固有の周波数帯というものがあり、母国の言語を繰り返し聞いて育つうちにその周波数帯以外の音を言語として聞き取る脳の感受性が失われていく。

そのため生後11歳くらいまでには母国語を聞いたり発音する能力に特化した脳が出来上がる。

日本語で頻繁に使われる周波数帯は125〜1500ヘルツで、英語は200〜12000ヘルツと随分と違う。日本語は世界の言語の中でもっとも低い周波数帯の言語で、英語は世界一高い周波数帯の言語である。

したがって、英語民族は高齢になると早い段階で高い音が聞き取りにくくなって不自由を感じるが、日本人はすぐには不自由を感じない。その点で日本語は世界一難聴者にやさしい言語である。

※ これは一人で二か国の言語を操るバイリンガルの「臨界期」が10歳前後と言われる所以でもある。また、英語圏の国で製作されたアンプやスピーカーなどのオーディオ製品には、高音域にデリカシーな響きをもったものが多いが、これで謎の一端が解けたような気がする。その一方で、とかく高音域に鈍感な日本人、ひいては日本のオーディオ製品の特徴も浮かび上がる。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c85e3a32c3aca5331dd2fb7adaf73d2a


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欧米人にはその良さがわからない日本のドスが効いた演歌


日本の軍歌:露営の歌 (Field Encampment Song)
https://www.youtube.com/watch?v=6hceNfhDFWY

日本の軍歌:同期の桜
https://www.youtube.com/watch?v=A3dVAnLmLQQ
https://www.youtube.com/watch?v=sdUrucGfoH4

『同期の桜』 台詞入り 鶴田浩二  大空に散った英霊へ
https://www.youtube.com/watch?v=IxJ2wcmy-2o

鶴田浩二 傷だらけの人生
https://www.youtube.com/watch?v=NyCG6epl1m8




王将 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%8E%8B%E5%B0%86++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

柔 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9F%94++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

無法松の一生 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%84%A1%E6%B3%95%E6%9D%BE%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%94%9F++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

美空ひばり・悲しい酒 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A+%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%84%E9%85%92  

美空ひばり 人生一路 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A%E3%80%80%E4%BA%BA%E7%94%9F%E4%B8%80%E8%B7%AF+  

美空ひばり あの丘越えて - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A++%E3%81%82%E3%81%AE%E4%B8%98%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%81%A6

真赤な太陽 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%9C%9F%E8%B5%A4%E3%81%AA%E5%A4%AA%E9%99%BD++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A



津軽海峡・冬景色 石川さゆり 1977年
https://www.youtube.com/watch?v=8dCZHpoP2YI

藤圭子 圭子の夢は夜ひらく 1970年 紅白出場
https://www.youtube.com/watch?v=5SV1zpbIATU


「ダンシング・オールナイト」作詞:水谷啓二 作曲:もんたよしのり リリース 1980年4月21日
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88++1980%E5%B9%B4

「赤いアンブレラ」作曲:もんたよしのり リリース 1980年10月5日
https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%B5%A4%E3%81%84%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A9+++%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%9F+++1980%E5%B9%B4


一方、欧米ではこういう色っぽい歌でないと人気が出ない:

ジュリー・ロンドン
Julie London-Boy on a dolphin - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QArtb3nCC8I

A beautiful song by Julie London, from the movie "Boy on a dolpin"(1957) with Alan Ladd, Clifton Webb and Sophia Loren.  

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