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JBL 375 ドライバーユニット
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1106.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 11 月 04 日 09:45:49: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: JBL パラゴン レプリカ 投稿者 中川隆 日時 2020 年 10 月 28 日 11:31:22)


JBL 375 ドライバーユニット

JBL 375 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=JBL+375++


JBL 375 1954年発売
¥116,100(1台、1973年頃)
¥125,900(1台、1974年頃)
¥113,000(1台、1978年頃)

JBLを代表する最高級ドライバーユニット。

10.2cm径大型ダイアフラム、リボン線ボイスコイルと、アルニコVマグネットを用いた磁束密度20,500gauss・10.8kgの重量級磁気回路により、高能率を実現しています。
500Hzから10kHzの中音域の再生が可能です。
スロート径5cmのHL88、HL89、HL90、HL93と組合わせて使用できます。

機種の定格
型式 ドライバーユニット
スロート径 5.0cm
許容入力(連続プログラム) 60W
インピーダンス 16Ω
音圧レベル(新JIS) 108dB(1kHz、ホーン/連増装着時)
ボイスコイル径 10.2cm
マグネットアセンブリー重量 10.8kg
磁束密度 20,500gauss
外形寸法 直径180x130mm
重量(梱包時) 11.8kg
https://audio-heritage.jp/JBL/unit/375.html


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私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)2015年07月06日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c9d2e62e0e9c2c237d1752c6fa733373

私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)になりますと、「2インチスロートコンプレッションドライバー」を使ったシステムに成ります。

2インチスロートコンプレッションドライバーと云えば#375ユニットに代表されます。

JBLオリジナルのSPシステムで「#375」ユニットを使ったシステムには、「ハーツフィールド」、「パラゴン」、「オリンパス」等が有ります。

最近では「エベレスト DD-6600・6700」等が有ります。


「ハーツフィールド」も「パラゴン」はモノーラルからステレオへの移行期に作られていますので、ハーツフィールドは本来モノーラル、パラゴンは一体型ステレオ仕様に作られています。

ハーツフィールドは手に入れようとしても古く時間が経過しているので、なかなかお目にかかれません。パラゴンのデザイン性は素晴らしいと思う。が、しかし、これを使いこなすにはデザインの為に色々制約が出て来ます。

JBLのSPユニットで有名なモノは、J・B・ランシング氏が開発したD130(38cm)が有名です。

他にはウーハー:150-4C(38cm)、LE15 や LE15A(38cm)が有名です。

組み合わせるウーハー箱もバスレフ型やフロントロードホーン型、バックロードホーン型と色々選択出来ると思います。1発にするか2発にするかでも低音の表現力が変わって来ます。


中音は「#375」に尽きると思いますが、初期型は灰色仕様の初期型が存在します。同じ#375の中でも希少性や音質が良いと云われています。

実際に自分で使った事は有りませんが、ハーツフィールドオリジナルの灰色仕様#375を聴いた事が有ります。技術を持った方が使えば相当の性能を出す事が出来るでしょう。

#375にはHL88・HL89・Hl90や2350の様なラジアルホーンや2397の様な木製ホーンも有ります。組み合わせるホーンを何にするかでシステムの性格が変わって来ます。

ツィーターは1970年以前は#075とLE20ぐらいしか有りませんでしたが、プロ用の#2405や077等のユニットが出て来て、高域特性が伸びて広い周波数レンジのシステムが作れるようになっています。

上述したユニットをどの様に組み合わせ、どの様なセッティングで使うかでサウンドが大きく変わって来ます。古いユニットは当然「中古」でないと手に入りません。奇麗なユニットを手に入れようとすれば少なくとも2セット買って、良いモノだけでペアを組んで行くしか有りません。1回で奇麗で正常なモノを手に入れるのは至難の業です。

また単にシステムを自分で組むと云っても、ユニット自体それぞれに10Kg以上の重量が有りますの一人で取り付けるのは難しいです。最低二人いないと組み付け作業が出来ないでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c9d2e62e0e9c2c237d1752c6fa733373


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「PARAGON」のユニット
ハイファイ堂メールマガジン第729号 京都商品部
https://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/180119/index.html

今回紹介する「PARAGON」のユニットはドライバーの「375」(後期は「376」)です。

このユニットもマニアの方には説明は要らないでしょうが、JBLの中でも特に代表的な名機です。
JBLを代表的なスピーカー「HARTSFIELD」「OLYMPUS S8」にも使用されているという高級ドライバーユニットです。

この「375」ですが、「PARAGON」では左下写真のようにホーンの根元に付いており、外すと右下写真のような2インチドライバーユニットになります。
非常に大きいマグネットがついており、総重量は10kgを超えます。
脱着をする際はさすがに片手ではできません。

「375」は「PARAGON」が発売される1957年の以前の1954年から、1980年発売の後継モデル「376」が出るまで約25年の長い期間販売されていました。
そしてその長い販売期間中にいくつか小変更があったようですので、そこらへんを調査してみました。

まずは「PARAGON」に搭載される前の初期「375」です。

これはマニアの方々の間では「バブルバック」と呼ばれ非常に人気のある「375」です。
当社でも単品としては過去に3ペアしか入荷のない稀少なモデルです。
巷では非常に高値で取引されています。
以降の「375」に比べお尻?がプックリした形が特徴です。
なぜこの形が変更されたのかは今のところわかりませんが、このデザインはなかなか愛らしいです。

巷ではたまに、この「バブルバック」が搭載された「PARAGON」を見かけますが、これは後から入れ替えをされているものと思われます。
写真左上がおそらく1954年モデル(JIM LANSINGプレートでネジ式ターミナル)、右上がおそらく1955〜1956年モデル(!Lマークでファットターミナル)と思われます。
当時のカタログを確認したところ1956年まではこの形だったように思われます。(他資料でも1956年に仕様変更されているといったものがありました)
左下が1956年のカタログより、右下が1957年のカタログより。
LansingHeritageより:
http://www.lansingheritage.org/html/jbl/catalogs/jbl-catl.htm

そして元々「PARAGON」に搭載されている「375」は、従来よく見かけるモデルで「フラットバック」と呼ばれているようです。
以降はずっとこの「フラットバック」なのですが、外観上・内部で少し変更が見られました。
下は「フラットバック」初期(左)のものと、それ以降の「375」(右)です。
わかりやすい違いはシリアルプレートとターミナルです。

「フラットバック」初期のものは先程の「バブルバック」後期のプレートと同じ仕様(左下)になっており、その後のモデルはしばらく右下のタイプのプレートになります。

個人的な推測ですが、ウーファーの「LE15A」がブルーフレームの時代(1964年頃)あたりからこの新プレートの「375」に変わったのではないかと考えています。

ターミナルも「フラットバック」初期の頃は「ファットターミナル」(左下)、以降のものは定番の少し細くなっているもの(右下)になっています。
この辺もウーファー「150-4C」が「ファットターミナル」であったのに対し、後継の「LE15A」が細いターミナルになった事を考えると同様の時期(1964年頃)だったのではと考えられます。

それから、「フラットバック」初期モデルとその次のモデルは、四隅にある赤蝋の下で使用されているネジがマイナスネジになっています。
この辺はネジ交換されている個体もあるので断定しにくいところですが、シリアル15000番近辺でプラスネジに仕様変更されているように思われます。
時期的にはウーファーやツイーターが8Ωモデルになった少し後くらいと思われるので1970年頃までには変更されたのではないかと考えています。

またマニアの方々の間では、このJBLの刻印入りの赤蝋「封印」が付いているものに価値を見られている方が多いようです。
おそらく内部に手が入っていないという証、といったところもあると思われますが、メンテナンスをしていてたまに質感の違う刻印なしの封印も見かけますので(後で手持ちの赤い蝋で蓋をしている?)その辺りも注意していただけたらと思います。

それから、開けられていないから必ず良いかどうかというと一概には言えないように思われます。
よく内部の吸音材や端子・ビスなどが朽ち果てているものがあり、それらの欠片やサビの塊が振動板にくっついて歪みの元になっていたりするものもよく見かけます。
こればかりは開けないとメンテナンスできないので、ご配慮いただきたいところかと思います。

吸音材は古めの個体(おそらく1964年頃のモデル)ではオレンジ色でした。(左下写真)
以降はずっと黒い吸音材になっていました。(右下写真)
初期のものはしばらく入荷がなかったため確認できませんでした。
ちなみに今まで見た「375」は全て吸音材はボロボロでした。
個人的にはやはりここの部分はウレタンエッジなどと同じく、交換されるほうが良いのではないかと思うところです。

ターミナルから続いているリード線の端子は初期では薄いクワガタ端子で、以降は厚みのあるクワガタ端子になっていました。
ここもひどいものは酸化し、導通が危ぶまれるものもありました。

後期になると丸いプレートになります。(左下:375、右下:376)
ただこのプレートの「375」の製造期間はほぼ一年くらいと見られ、あまり見かけません。
そしてそのまま後継モデルの「376」に変わります。
表記自体は「375」の文字が「376」に変わっただけです。
その他の違いは内部の振動板が変更されたのが大きい変更点です。

そしてここが「375」の特に重要かと思われる部分であるダイヤフラム(振動板)です。
「375」のダイヤフラム(左下)はエッジの部分がロールエッジになっていますが、「376」(右下)になるとエッジ部分がダイヤモンドカットになっています。
このダイヤフラムで音質が大きく変わってきます。
どちらが優れているかという訳ではありませんが、やはりマニアの方々の間では純正のダイヤフラムが付いているという事は大切な事だと思われます。

また、この「375」純正ダイヤフラムも初期の頃は材質が少し違うようで、その分音質も少し違います。
外観上は少し金色がかったようなコーティングがされていました。(写真ではわかりづらいですが実物ではわかりやすいです)
そしてダイヤフラムの裏側(これは金色感が少し出ていると思います)と、そのダイヤフラムを外した時に見える磁気回路です。

ちなみにホーンの「H5038P」は「PARAGON」専用品だそうで、「PARAGON」以外には使用されていません。
ただ、プロ用モデルとして「2343」というグレー一色のモデルはあったようです。(当社入荷で1ペアのみという激レア品ですが)
https://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/180119/index.html

 

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コメント
1. 中川隆[-10250] koaQ7Jey 2020年11月04日 09:46:34 : AJ5Znu7Ezo : RUhuckZmTnhWWDI=[13] 報告
JBL 現行のスピーカーシステム
https://jp.jbl.com/premium-speakers

JBL 歴代スピーカーユニット一覧
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/index.html
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/index2.html

JBL 歴代エンクロージャー-キャビネット一覧
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/index3.html

JBL 歴代スピーカーシステム(民生用)一覧
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/index2.html

JBL 歴代スピーカーシステム(プロフェッショナルシリーズ)一覧
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/index.html

2. 中川隆[-9772] koaQ7Jey 2020年11月20日 09:28:32 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[12] 報告

JBLの中古品はもう経年が随分たっているからリペア技術のある所での修復しないと本来の音とは程遠い音が出る可能性が高い。


よくセットアップスピーカー(バラのユニットとタテマツや山本音響工芸のエンクロージャーで構成されたシステム) に発展する人もおられますが、音場のスケール感などに置いては確かに見るべきものがありますけれど、だからこそ多くの方が見過ごしがちだと思うんですけど、全体的な音のまとまり、音の完成度といった点で吊るしのスピーカー(市販品)にはまず絶対に勝てないんですよ。メーカー製と比較するとはるかに稚拙なレベルのものでしかない

セットアップスピーカーで良い音を出すには、評論家の先生レベルでオーディオを熟知しないと。

一週間くらいの期間自作の巨大なホーンシステムを聴き込んで耳を慣らしてから、
メーカー製のフロアータイプのスピーカーシステムをその前に置いて音を比較してみると音のまとまりや、完成度の違いは明らかです。自作スピーカーでもちゃんと音は出るから、見過ごしがちなポイントです。メーカー製はフルレンジのようにピシっと整合の取れた音がします。


JBL エンクロージャのレプリカ製品

パラゴン レプリカ(BOX) - NORTHWEST TRADING
https://www.hobbies-n-things.com/product-list/72

ケンリックサウンド JBL のレプリカ
http://jbl43.com/?mode=cate&cbid=91717&csid=0

ユートピア機器 JBL エンクロージャーのレプリカ
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html

山本音響工芸ホームページ スピーカーエンクロージャー
https://userweb.117.ne.jp/y-s/speaker%20and%20horn-j.html
https://userweb.117.ne.jp/y-s/index-j.html



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禁断のKRELL

JBLの記事(12件)
https://ameblo.jp/507576/theme-10097864446.html

JBLスピーカーの買い方
https://ameblo.jp/507576/entry-12002432560.html?frm=theme

JBLスピーカー各世代の比較
https://ameblo.jp/507576/entry-12165448678.html?frm=theme

JBL スタジオモニターとK2の比較
https://ameblo.jp/507576/entry-11081116051.html?frm=theme

JBL Project EVEREST DD66000
https://ameblo.jp/507576/entry-12494423549.html?frm=theme

JBL Project K2 S9800SE
https://ameblo.jp/507576/entry-12443662717.html?frm=theme

JBL Project K2 S9500 恐ろしい子!
https://ameblo.jp/507576/entry-12230495770.html?frm=theme

JBL Project K2 S9500 導入編
https://ameblo.jp/507576/entry-12229500323.html?frm=theme

JBL Project K2 S9500 JBL 1400NDのエッジ交換
https://ameblo.jp/507576/entry-12234884892.html?frm=theme

JBL K2 S5500
https://ameblo.jp/507576/entry-11758592135.html?frm=theme

JBL S3100
https://ameblo.jp/507576/entry-12444002949.html?frm=theme

JBLスピーカーは新しいフラッグシップが近い将来リリースされるでしょう。
そうなると現行のDD66000が相場を大幅に下げながら市場にドッと出回りますから、
これはJBLの最高峰モデルが更新される度に繰り返されてきた歴史なので、

フルレストアされた260万のJBL4343という、そんなバカな値付けがされた4343を買う人は一体なにを考えているのでしょうか・・・・・・劣化のないDD66000の中古が余裕で買えるのに。


ホーンスピーカーは2インチドライバー (2インチスロート径) のものと1インチドライバー(1インチスロート径) のものでは根本的にクラスが違うんです。

評論家の朝沼先生も JBLスピーカーを導入される際には、
「2インチドライバーの搭載モデルにこだわった」 と明確に書かれています。
音の好みなどはあると思うけれども、"格が違う"という言葉がピッタリです。

3. 中川隆[-9768] koaQ7Jey 2020年11月20日 10:54:35 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[16] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
原寸大のサウンドを実現するには2インチスロートユニットが要る 2017年01月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f2b5e884b4ea12f7343a0c2117eb0dd


JBL#4343を20年以上使って来ると不満な処が多々出て来る。その中で一番気に食わなかったのが「中域」の音の線の太さ。1インチスロートドライバー(#2420)では造れない世界だ。家庭で使うには使い易いドライバーだが上には上が有るもので・・・。

#2420(LE85相当)の1インチスロートと2インチスロートドライバー(#2440・#375)では、エネルギー感や音数が全く違う。当然「音の線の太さ」も違って来る。「原寸大」の演奏を目指すなら2インチスロートのドライバーでなければ近似に出来ない。

JBL社には「コンシュマー(民生用)ドライバー#375」と「プロ用ドライバー#2440等」が有るが、名前とは裏腹に、比較して見れば直ぐ判る事だが、「コンシュマー用」の#375の方が圧倒的に良いサウンドがする。生産年代は#375の方が古い。プロ用ユニットは1972年ごろから販売されている。この音質の差は「コストダウン」によるものだと推測している。他にもガウス社のHF-4000と云うドライバーも有った。こちらは#375より図体が大きかった。しかし、エネルギー感では#375に及ばなかった。

いずれの2インチスロートドライバー共に「線の太い音」は共通である。1インチスロートドライバーのエネルギー感の比ではない。その為、使い手に鳴らし方のスキルが求められる。そのまま繋いで簡単にならせるユニットではない。能率も118dbと超圧倒的な高能率だ。2Wも有れば大きな部屋で十分なドライブが出来る。

組み合わせるホーンも、新しい時代になるほど「シンプルな作り」になって来ている。(コストダウン)出来ればHL88(ハチの巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(#2395 お化けホーン)の凝った「ディフィーザー」を持ったホーンをお勧めする。誰でも簡単にならせるホーンは#2395(HL90)ホーンだと思う。低域と高域との音のバランスさえ取ってやれば直ぐにでも上質で実在感の有るサウンドが出て来る。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f2b5e884b4ea12f7343a0c2117eb0dd

4. 中川隆[-9767] koaQ7Jey 2020年11月20日 10:58:48 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[17] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
HL88ホーン(蜂の巣)の魅力 2017年01月02日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/64ba9cd18b0512c0e1b33fd58846db82


私の、メインシステム(オリンパスシステム)には蜂の巣ホーンを組み合わせている。HL88、HL89、HL90の3大ホーンシステムを作る為に、ホーンのルックスに合わせて低域の箱を変えている。

蜂の巣ホーンの魅力は、設置面積が意外と小さくて済むという事。非常にコンパクトなサイズで使える点が非常に良い。S氏のシステムでかなり有名でもあった。蜂の巣ホーンの存在は45年ほど前に雑誌で知っていた。しかし当時は組み合わせるドライバーも合わせて購入するには財政的負担(高くて買えなかった)が大きすぎて手だ出せなかった。

若い頃からずっと「憧れのホーン」でもあった。それらを手に入れたのは50歳を過ぎてからだ。「欲しい」と思ってから実に足掛け30年も経っている。実際に手に入れる時も「ドキドキ」であった。子供の時に買えなかったおもちゃを大人になって手に入れる様なものでした。

このホーンに組み合わせる低域は???としばらく悩んでいましたが、HL89、HL90も揃える事を決めたら、アッサリと「オリンパス箱」に決まりました。オリンパスの箱の上に「収まり」が良く、初めからこのセットで使うぐらいの上品さが出て来ました。

しかし、このホーンを手なずけるには苦労しました。最初の鳴らし込みでは、ストレートに「飛んで来る音」に5分と聴いていられないエネルギー感を感じました。耳にキツイ音がビンビン飛んできます。アンプを色々変えて見たり、ケーブル類を変えて見たりと試行錯誤を繰り返して、「円形に拡散」させる術を獲得しました。今では何の苦労もなく鳴っているかの如く、柔らかい音で有りながらキレ(明瞭度)の有るサウンドで、奥行き感も出して鳴ってくれています。

現在の設置では横の壁面との距離が30pしか取れないので、音の広がりの面で厳しくなっています。出来れば壁面から50pは離して鳴らしたいと思っています。そうすれば「円形に拡散する音」を実感できると思います。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/64ba9cd18b0512c0e1b33fd58846db82

5. 中川隆[-9766] koaQ7Jey 2020年11月20日 11:05:52 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[18] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL#375+HL88(蜂の巣ホーン)を鳴らすコツ 2017年01月03日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/873814c637e3f5802dfa2f88c288a777


HL88は直径約30pも有り、#375と合わせた重量は軽く20Kgを超える。HL88ホーン自体は「鋳物」で作られている。パンチングメタルのディフィーザーがついているが、JBLではその鳴きを留める為に色々工夫がしてある。

#375は118db/Wの音圧を誇る高能率ユニットです。一般家庭で使うには1Wのアンプで十分です。この辺に「鳴らすコツ」が有ります。またショートホーンですので「指向性」もちょっと高いです。ホーンの向きは聴取位置に向けてやや内ぶりにするのが良いでしょう。

このドライバー+ホーンを鳴らす最大のポイントは「アンプ」と「ケーブル類」だと思います。ネットワーク方式にしろマルチアンプ方式でも同じ事が言えます。どちらかと言えば「マルチアンプ方式」の方が扱いやすいと思います。何故なら「中域用アンプ」を選択できるからです。

1級品のアンプと云うのは大体100W以上。それも200W以上の出力を持った各社のフラッグシップクラスを組み合わせたくなる。音の厚みや明瞭度、SN比等そのクラスでなければ出ない性能が有る。しかし、#375に必要な出力は1Wで良いのである。この辺に「ギャップ」が有る。

低出力で音質の良いTr型アンプが有れば良いのだが、5W以下のフラッグシップアンプなど実際探すと殆ど無いのが現状だ。実際にA級20WクラスのTr型アンプを使っても出力が高すぎる。性能は音数や音の厚み等で不満も出て来る。そうやってたどり着いたのが、結局古典管を使った5W以下の管球シングルアンプになりました。

ネットワークシステムの場合、ネットワーク内のアッテネーターの性能の良い物が必須になります。低域や高域とのバランスがしっかり取れることが必要です。

SPケーブルやネットワークの内部配線等のケーブル類の選択も重要です。ピーキーな伝送であれば、それがそのまま蜂の巣ホーンからストレートに飛んできます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/873814c637e3f5802dfa2f88c288a777

6. 中川隆[-9765] koaQ7Jey 2020年11月20日 11:13:13 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[19] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL#375のダイアフラム 2017年01月04日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d73c27eb8630da9921ebad36d55f5e79


上の写真はJBL#375のダイアフラムとその内部配線の様子。ネットで調べるとこのダイアフラムには、

@JBL純正のアルミ製 
AJBL純正のチタン製 
Bラディアン社製のダイヤフラム 

が使える事が判ります。

内部配線の配線の開発・交換作業でダイアフラムを6枚も傷つけてしまったので、@ABのダイアフラムを試して見ました。当時純正品で¥45000/枚もの価格がしていました。安いBのラディアン社に置き換えられないか?と考えたのは当然。

このBダイアフラムは外側部分が厚く、センター部分が薄くなると言うダイアフラムの厚みに工夫がしてあるものでした。実際に取り付けて聴いたが、何処か「ツルッと」した音(厚みと引っ掛かりがない)に聴こえ不採用。(今でもストックで保管中)

Aのチタン製は高域は伸びているように感じたが、中域の厚みに欠ける様に感じた。結局元の@アルミ製のダイアフラムが一番力強く、中域が厚く良い様に感じました。

内部配線の交換作業やネジの増し締め等の為に、HL88+#375(重量20Kg以上×左右セット)を30回以上上げ下ろししました。当時はまだ若かったから出来た事だと思います。その後、ダイアフラムカバーを冶具化して(作成して)傷つける事はなくなりました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d73c27eb8630da9921ebad36d55f5e79

7. 中川隆[-9764] koaQ7Jey 2020年11月20日 11:16:33 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[20] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL 3大ホーンシステムについて 2019年12月11日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d87140880ff34cbc0181558602703345


100年以上前のRCA Wフロントロード箱(D130×2)にJBL#375+HL90の組み合わせ。ウーハーにLE15Aや2205×2等試しましたが、D130×2発のサウンドに決まり。音の波を肌で感じるサウンドが特徴。音を浴びる様な聴き方が出来ます。HL90ホーンはJBL純正の使い方でOK。音の深みとキレのあるサウンドが特徴。このホーンで聴くシンバル音は絶品です。現在は息子にお守りしてもらっています。

「蜂の巣ホーン」の名で有名なHL88。見た目ほど扱い易くはない。うまく鳴らすと蜂の巣ホーンを中心に「円形の放射パターン」を出してくる。現在の「音楽部屋」のメインスピーカーである。現在は狭い処に無理やり押し込んでいるのでホーンと壁の距離が取れない。早く左右に広い使い方をしたいと思っている。

自宅システムで使っているJBL:#375+HL89(ゴールドウィングホーン)。見た目ではJAZZを大音量で鳴らしている様に思われるかも知れないが、私はこのホーンから「弦楽器の質感」に拘って鳴らし込んでいる。下手に鳴らすとフィンのアルミの材質の音が出る。このホーンの設置はHL90と同じ原理でセットしています。#375ドライバーを空中に浮かして使用する事が大事です。

他にも#2350ホーンや木製ホーン、#2380ホーン等も使いましたが、#2350ホーンをうまく鳴らすと蜂の巣ホーンの様に円形の放射パターンの音の広がり方に出来る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d87140880ff34cbc0181558602703345

8. 中川隆[-9762] koaQ7Jey 2020年11月20日 11:22:20 : S5bGioZVpw : LjkueHFzZmNmeFU=[22] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL #375+HL88(ハチの巣ホーン)は鳴らし難い 2019年11月12日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/175806e41508039439c8e38fe70bce7a


オーディオ評論家の重鎮故S氏の自宅システムや、故瀬川氏が使った事で有名なJBLのHL88(通称:蜂の巣ホーン)は非常に有名ですが、使いこなすにはそれなりのスキルがいる。

JBL:C50箱 オリンパス(S7/S8R)システムで、一般的なユニット配置は、低域にLE15+ドロンコーン・中域#375+HL88・高域#075or#2405の各1個ずつのユニットで3ウェイネットワークで組まれている。オリンパス箱オリジナルのH93ショートホーンは全く使い物にならないと捉えた方が良いでしょう。それで見た目のカッコよさや、設置スペースの面で有利なHL88(ハチの巣ホーン)を選択される方が殆どだと思う。

しかし、このHL88も「ショートホーン」のスタイルそのもの。真ん中の穴は中のダイアフラムから直接音が飛んでくる。初めてこのホーンを使った時は、そのエネルギー感の強さと「すっ飛んでくる音」に「殺人音」を感じたほどです。

現在はこのホーンから「柔らかく透明感あふれる円形に広がるサウンド」を手に入れています。それなりに「秘密」のテクニックを使っています。使う人に「スキル」を求めるホーンだと思います。決してそのままでは容易く鳴ってはくれません。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/175806e41508039439c8e38fe70bce7a

9. 中川隆[-7706] koaQ7Jey 2021年2月05日 10:10:54 : rbwCQpuSgs : eEc0YkNkUVZqY0E=[8] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
システムが増えると「ケーブル類」の数の確保も必要になる 2021年02月03日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/27df2eb2e62693a4320997c5908a8587


ステレオシステムを5〜6セットお守りをしている。すべてのシステムに最高級クラスのケーブルを使う事は、物理的な問題と金銭的な問題がある。

「ケーブルフェチ」な私にとっては、写真のベルデンのSPケーブルなどは基本的に論外(音質的に使えない)な物だと捉えている。

しかし、システム数が多くなると、そうも言っていられない。「鳴らし込み」が必要だからである。

サトリのアンプは長らく眠らせていた。白いケーブルはNo2グレードのケーブルです。電源ケーブルも。せめてこのクラスのケーブルを使いたいと考えているが、システムの数が多くなると、数を揃えるのも大変になる。当然材料代が高くつきます。現状ではNo2グレード・No3グレードのケーブルが混在します。ケーブルのグレードはすべて揃えて初めて「ケーブル」のサウンドになります。多分言っている意味がやった事のない方には理解できないと思います。

一番右側のケーブルがNo1グレード、その横がNo2グレードのケーブル、その横がNo3グレード。No1グレードのケーブルは、使う機器のソケット類がしっかりしていないと、軽く機器を壊します。サブシステムに使っている機器は、No2グレードのケーブルが使用限度です。

システム数を増やし過ぎたのでケーブル類が足りなくなっている訳で、システム数を減らせば当然その分浮いて来る訳で、思案のしどころでも有ります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/27df2eb2e62693a4320997c5908a8587

JBL #375用 内部配線 の作成 2021年02月04日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f2c71d102ae0dec9c7d9824249fa5ef1

前回シルバースターグレード(No3グレード)でJBL#375用の内部配線を作りました。その後、ゴールドスターグレード(No2グレード)でまた作りました。

これが13年前に作成し、私のJBL3大ホーンシステムの#375やLE85/175DLHの内部配線に使っているモノです。

2インチコンプレッションドライバーのダイアフラムです。2インチのコンプレッションドライバーは磁力が非常に強いので、ダイアフラムを傷つけ易いです。

そこで、上の写真の様な三角錐の治具を厚紙であらかじめ作って置き、破損や傷を防ぐのが良いでしょう。

実際に内部配線を交換する時は、上の写真の様に、ダイアフラムをカバーしてから作業に入ります。こうする事で余計なトラブルを防ぎます。夢にもこの様なカバーなしで作業しない事です。ダイアフラムは1枚(¥40000)位します。とんだ出費になります。

ゴールドスターグレードの「内部配線」にしますと、@SN比が格段に良くなる A情報量(音数)が極端に増える B明瞭度が良くなり「ヌケ・キレ・ノビ」を感じる様になります。・・・音のバランスや密度が変わり、音が面で出て来る様になります。但し、他の部位のケーブル類もグレードを上げる必要があります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f2c71d102ae0dec9c7d9824249fa5ef1

2インチコンプレッションドライバーの内部配線・・・つづき
2021年02月05日 | ピュアオーディオ
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f038c3b5c1e8f251d8d666603ddee5a7


上の写真はJBLオリジナルの内部配線です。このままでもかなり高い再生能力が有りますが、音色が「バタ臭く」感じるのは私だけでしょうか? 材質は銅線です。

その対策として私が使っているのが、自作した「特殊な銀線」です。黄色のラインのは行った方が下流側(ダイアフラム側)です。材質をスーナー社の「銀線」にした事で、繊細で有りながら、明瞭で非常にすっきりした「カルフォルニアの青い空」を感じる様なサウンドに変わります。

オリンパスシステムの#375やLE85の内部配線は既に交換済です。但し、配線自体は硬度が上がりますので、曲がりにくくなります。そうなると「応力」が出ますので、取付が悪いと「ビビリ音」が出る事も有ります。取り付けには一工夫が必要です。

今年に入り問い合わせが有り、既に2セットを出荷しました。過去13年間は「門外不出」の状態でした。欲しい方は問い合わせてください。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f038c3b5c1e8f251d8d666603ddee5a7

10. 中川隆[-7686] koaQ7Jey 2021年2月06日 09:49:22 : G6I5aLKuSU : OUx2U2EwZGdJajI=[1] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
コンプレッションドライバー内部配線-その3 2021年02月06日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/38d174e1cc058deed2b91d7c2746630e


JBL #375用の「内部配線」を作成しています。問い合わせが多く、またご注文をされる方もいらっしゃいますので作成しています。今回余分に4セット準備しています。

本来は「隠しアイテム」で門外不出にしていましたが、自分が「音質追及」して来て掴んだノウハウを、墓場まで持って行くくらいなら、欲しい方にお分けした方が良いと判断しています。但し、「取り付け」にはネジの締め具合などノウハウを要します。安直に使えるものではないので今まで商品化をしてきませんでした。

個人的には、今まで記事を読んで来られた方はご理解出来ると思いますが、「予備機」・「予備品」を必ずストックしてから、いろいろな実験や比較試聴をして来ています。壊れても直ぐにリカバリーできる様にしています。一時期でも「音楽が聴けない」状態を無くす様に常に考えています。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/38d174e1cc058deed2b91d7c2746630e

11. 中川隆[-7463] koaQ7Jey 2021年2月11日 11:27:06 : 4NNV0iO1eY : UEpNaGVuUURxYTI=[5] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL 三大ホーンのサウンド(HL88・HL89・HL90)2021年02月11日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/898f5e6e79f4653e0f07df044e3effdb


JBL#375用のホーンとして有名なホーンが有る。

オリンパスシステムに合わせて使っているのが「HL88」(蜂の巣ホーン)。
鋳物製のホーンです。非常にコンパクトなスタイルですが、ホーン+#375で重量は20Kgを軽く超えます。見かけ上では多くのパンチング穴で「音が拡散される」様に見えますが、実際は真ん中の穴はストレートにダイアフラムに繋がっていて、音が「スッ飛んで」来ます。そのままでは5分も聴けば「殺される」・・・ぐらいの危険なサウンドが出ます。このホーンを使って「柔らかい」サウンドを出すにはそれなりのスキルを要求されます。柔らかいサウンドを出せる様になれば、円形放射の素晴らしいサウンドになります。

こちらはHL89ゴールドウィングホーン。ホーン先端部はアルミ製。見かけはJAZZサウンドをバリバリ鳴らす様な鮮烈さを感じますが、鳴らし過ぎると「アルミ臭い」サウンドになります。カラー的に他にはないゴールド色で豪華に見えます。うまく鳴らすとホーン臭さの無い素直なサウンドになります。ストレートに飛んでくる様な音は有りません。

こちらは息子宅で使ってもらっているHL90(お化けホーン)です。同じ型で#2395と云う型番も有りますが、色がグレーになっています。作りが古いのはHL90の方で、響きが良いと感じます。このホーンはど素人でも使いやすいホーンで、正しくセットするだけでキレの良いサウンドを手に入れられます。JAZZのシンバルのサウンドなど、このホーンの素晴らしいサウンドを楽しむ事が出来ます。

他にも#2350ホーンやウッドホーン(ダイレクトホーン)も使って見ました。#2350ホーンを上手くセッティングして鳴らすと、HL88を上手く鳴らした時の様に、柔らかく響くサウンドが得られます。#2350の型をウッドホーン型に材質を変更した場合、「スッ飛んでくる」様なサウンドになり易い。鳴らし方やセッティングにスキルを要します。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/898f5e6e79f4653e0f07df044e3effdb

12. 中川隆[-6624] koaQ7Jey 2021年3月12日 09:07:59 : Re2tLVFtNs : QU15Nm1veWkyaUU=[3] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBLの3大ホーンについて 2021年03月12日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f991e2ab67d1250dcbda3c76be461894


JBLの2インチスロートコンプレッションドライバー#375を使うには、その先端に取り付ける「ホーン」が必要だ。#375は同社のハーツフィールド(ゴールドウィング)やパラゴン(楕円ストレートホーン)、オリンパス(ショートスランプホーン)等、最上級グレードのSPシステムに使用されている。パラゴンでは湾曲した反射板に向けて有り、ストレートホーンの「スッ飛んでくる音」を回避している。オリンパスS8システムではH93のショートホーンだが、これは理論的にも非常に難しい問題を抱えている。ストレートに音が飛んでくる。小さなディフィーザーでは拡散し切れない。

JBL#375を一番簡単に素直に鳴らせるホーンはHL90(#2395)だと思う。通称「お化けホーン」と呼ばれている。大きな鉄製のディフィーザーで簡単に#375が鳴ってくれる。問題はそのホーンの大きさだ。ホーンに見合う定位用のエンクロージャー(箱・BOX)が必要だ。

JBLオリンパスシステムにはHL88(蜂の巣ホーン)が良く似合う。ショートホーンなので取り扱いは非常に良いが、「スッ飛んでくる音」で5分も聴けば殺されそうなサウンドが出る。使い手に「スキル」を要求するホーンです。ど素人が簡単に扱える代物ではない事を理解して購入しないといけない。その代わり、うまく鳴らしてやると円形の放射パターンで非常にリアルなサウンドが出せる。

HL89(ゴールドウィング)はハーツフィールドに使われている様に、比較的に扱い易いホーンかも知れない。ただ、音量を上げてアルミのディフィーザーを鳴らしてしまうと「アルミ」臭いサウンドになる。このホーンからタンノイみたいな「弦楽器」の質感を出す事を目指して自宅システムで使っている。

#375自体は良く出来たユニットで性能も高い。一番の良さは「音の線の太さが原寸大」と云う事だろう。「生演奏」のリアル感とエネルギー感はこのユニットが一番だと思う。以前、ガウスHF-4000やJBLのプロ用#2440や2441とも比較した事が有るが、エネルギー感は一番であった。音数はHF-4000と互角だったが、HF-4000は奥行き方向のサウンドを出して来た。この辺にユニットの好みが出て来るだろう。#2440や#2441はプロ用ユニットと銘打っているが、音数が#375と比較するとガタ落ちで「コストダウン」を感じる。コンシュマー用の#375の方が優秀である。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f991e2ab67d1250dcbda3c76be461894

13. 2021年4月01日 16:20:37 : ioAjLYoQAE : YUlsd0dYaE9mS0U=[39] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道 中・高域には「複数ユニット」を使うのが良い
2021年04月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5e143c506b04376b8aebc41a283649ac


私のメインシステムは「ニアフィールド」で使っている。SPから3〜4mの距離でJBL#375(2インチスロート)を使っている。普通では使えない距離です。

ニアフィールドで使える様にするには「ユニットを複数個同時使用」させる事です。特に中・高域には効果的です。#375を1個で鳴らすと「スッ飛んでくる音」で耳に直接音が飛んできます。私のシステムでは、中域を#375とグレートハイルドライバーとを同時に鳴らしています。「分圧=分散」と云うイメージで使っています。出来ればメインのユニットと正反対の質感のユニットを組み合わせるのが良いでしょう。

オリンパスシステムでは、#375とLE85を使っています。#375は中域用ですが、LE85は高域用に使っています。#375と#2405(又は#075)への繋がりでは、7KHz〜10KHz辺りに「谷間」が出来るので、LE85+#2405の2種の組み合わせをメインに使っています。

実際、高域にはLE85+#2405+DECCAリボン+ビクターリボンの4ユニットを組み合わせて使っています。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/5e143c506b04376b8aebc41a283649ac

14. 2021年4月17日 08:47:24 : RSLdzPRb1s : Y0wwMFV6MDlreDI=[5] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)の鳴らし方 2021年04月17日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840


オリンパスシステムで使っているJBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)はデザインは良いが、使いこなすにはスキルが要る。沢山の方がこのホーンのデザインに魅せられて挑戦された事だと思う。ただうまく鳴らすには、大きな部屋や小音量にしなければ、素人さんには難しいホーンだと思う。

見てくれと音の出方のイメージがこうも違うホーンでは無いかとも思う。円形でパンチングメタルが何層にも連なっているので、円形放射パターンを想像されるだろうが、現実は「ストレート」に音が「スッ飛んでくる」サウンドが出ます。但し、1インチスロートのLE85と比較すれば「音の線の太さが大きく」、エネルギー感も原寸大。当然音数も多く、#375を1級品とすれば、LE85は3級品ぐらいの差が有る。

私はこの#375+HL88をニアフィールドで使っている。ホーンと聴取位置の距離は3mくらいの処。これで「耳を突き刺す」音だ出ない様にしている。その秘密は、#375+ハイルドライバーの2種のユニットを並列接続で一緒に鳴らしている。2個のユニットを同時に鳴らす事は、分圧=分散させている。アンプからの出力を#375の1個のユニットに集中させると「スッ飛んでくる音」になるが、2つのユニットもしくは3つのユニットで同時に鳴らしてやれば、圧力が1/2・1/3に減じられる。そうする事で、ニアフィールドでも「耳にうるさくない」サウンドに出来、「円形放射パターン」の音の出方を手に入れられます。#375+LE85のWコンプレッションドライバー仕様でも同じ様な「分圧=分散」のサウンドが手に入ると思います。出来れば、#375と対極にある質感のユニットを組み合わせられる事をお勧めします。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

15. 2021年5月29日 18:27:00 : GnRMpOkTQU : R25CMktuWjhaeFE=[32] 報告
生演奏の音の太さを求めなければ、「JBL#375」は要らないだろう
2021年05月29日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b76eb69516293dc7299cd6c91ffc6bb2

JBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)を使っているのは、「生演奏」の音の太さを求めての事。この「音の太さ」を要らないなら「JBL#375」は要らないだろう。当然、この「#375」に合わせたウーハーも要らなくなるので、コンパクト化も出来るだろう。

一般的に「音楽を楽しむ」ぐらいの楽しみ方ならば、サブシステムの「ブックシェルフタイプ」のスピーカーやプリメインアンプで十分だろう。マルチアンプ化も必要ない。出来るだけシンプルなシステムの方がスペースやケーブル類も少なくて良い。

オーディオで「音質」を求めて行くと、SPユニットに拘り、アンプに拘り、ソース機器に拘り、ケーブルに拘り・・・ヒューズに拘り・・・と果てしなく続いて行く。それぞれが相当な金額を伴う。財政的に余裕が有れば高価な機器も揃えられるが、「生演奏」の雰囲気に近づけるには相応の「オーナーのスキル」が必要になってくる。「部屋」の要因よりも「出音」の質を上げる事が先に必要になってくる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b76eb69516293dc7299cd6c91ffc6bb2

16. 2021年6月02日 16:39:14 : MIot1CKHXE : WTVZM0FiYVg3bGc=[25] 報告
スロート1inchと2inchの大きな差
2021-06-02
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12678077983.html

CDと比較すると、オリンパスについてきた、このJBLのプロマテのサイズが

巨大だというのがわかる。


PA,SRから家庭用オーディオまでミッドハイのドライバーで
もっとも著明で愛用者の多いのは、Lansing設計のものだ。
何せ、Western Electricの594に端を発する。
基本的にLansing Manufacturing社の時代で
Lansingの設計の基本形態が、吸収合併後のA・Lansing
そして20世紀までのJBL、その後のGaussにTADと全てLansingに主流として継承される。

(現在のJBLは、そのLansingの基本形から脱却し、
それまでの長いスナウトでの高域の減衰と歪を改良すべく、
スナウトレスで中域とより素直に伸びた高域を確保した、
最強のネオジウム磁気回路を有する、1.5インチ・スロートのミッドハイに変わってきているが、
その話はまたの機会に)

20世紀の話ではあるが、JBLの場合ホーンのミッド〜ハイドライバーというと、最初に使うのが
大概、LE175で、その後LE85(2420)というより磁気を強力にしたタイプのどちらか。

LE175DLHの場合は磁気回路が弱く、特にパンチングメタルをホーンの先につけた
HL87のついたLE175DLHは、ホーンロードはかからないわ、
パンチングメタルで乱反射し音が逆流するような感じで
ベールのかかった音で音は前には出ずにレンズの辺りでどうしようか迷っているような音の出方、

そして何より不満なのは、音響レンズによる聴感上の凹凸感が気になる。安心して音楽を聴けない。
何より、LE-175はナローレンジで非力すぎる。

そこでLE85+HL91に変更すると、ぱっと音が拡散し
立ち上がりの効いたスパッとした切れの良い音が出現する。
スタジオモニターの4320などは、セシルテイラーや山下洋輔トリオをこれで
聴くと、ピアノの横で聴いているようだ。

スタジオモニターもLE-175(2410)は、とうにあきらめ、
最低でLE85(2420)を使用するのは
ちゃんとした理由があるわけだ。

さてである、ジャズ&オーディオ・ファンは、
それで満足していれば良かったのだ。

ところが、JBLには漬物石のように重くてデカい
375(2440)という巨大4インチダイアフラムを持つ、
超弩級の2インチ・スロートのドライバーがあったのだ。

JBL #2440(375のプロ用)ただし、両者の音の出方は微妙に異なる


どうしても興味はそちらへと自然と行く。
1インチだって十分リアルで眼前に広がるジャズが炸裂する。
しかしだ、更なる上を覗いてみたい。
高価だがこれを使ったらいかばかりな世界観が体験できるのか・・。

こうしていつかはと思いながら、
我慢しきれずに未知の2インチスロートを持つ
恐怖のミッド・ドライバーに手を出すのだ。

それまでの1インチドライバーから2インチドライバーへ
換装した瞬間である。

目からうろことはこのことで、
全く次元の異なる異世界へと、わしづかみにされるではないか。

この差は一体何なのだ!?
と、この時誰もが、激しい衝撃と感動を味わえる事となる。

今でも1インチから2インチへ交換した時の
感動は忘れられない。
厚みと余裕、音の浸透力、リアルに眼前に迫る音像、
テナーサックスもチェロも、そのステージへ飛び込んで行くようだ。

この時から2インチドライバー=究極と思い
システムとしてセットされた375の為に、
オリンパスのS8R(S-508)まで買う事になるのだ。

重ねて言うが、一度は2インチ(4インチダイアフラム)スロートの
ミッドドライバーを使ってみると
世界観すら変わってしまうほどの音楽の感動を呼び込むことができる。
それは間違いない。
狂気の世界で後戻りできないのがオーディオの怖いところだ。

色々な事情や年齢などもあって、個人として今は、
比較的コンパクトなシステムで、一人で何とか持てるシステムを使っている。

まだ体力や気持ちの余裕がある人は、
人生の中で2インチのミッドドライバーへ、
一度チャレンジしてみるのも悪くない。

JBL #476Be

なお文中で触れた新しい製品群だが、現在のJBLなら
ネオジウムの磁気回路でそれ以上のパフォーマンスを獲得した
476Be(DD67000)という10inch振動板のものが、くせがなく静かなくせに
激しいソースが入ればいともかんたんに追随する、とんでもなく高性能な
ミッド〜ハイのドライバーがある。

                JBL DD67000

このシステムには、476Beが収まる。

美しいホーンの造形。

ホリゾンタル・ツインは、いつみてもバランスが良い。

https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12678077983.html

17. 2021年10月18日 09:54:28 : qkJ0267vVE : Y2lNRWlkTWpEVlE=[10] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
オーディオ装置に古い、新しいはないのでは?
2021年10月18日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/bf4688c5937c27ce2baea56be05b1d31


オーディオ装置には、「古い」、「新しい」の区別はないのではないだろうか?そこには「良い音」を出す機器であれば良いと思う。個人的にはJBLのSPユニットではイニシャル番号(製造番号)が若いほど良いサウンドがする・・・と感じています。

現在2セットのJBLホーンシステムを使っているが、それぞれに「オリジナルの世界」を表現できる様になって居る。JBLのユニットを使って、「柔らかい音」、「SN比の高い音」(雑味の少ない音)を出している。それでいて、情報量が多く、録音されたその場の雰囲気を出す様に努力している。

JBLのSPユニットを使いこなすには、それなりのスキルと情熱が要る。初心者の方が安直に#375+ホーンのシステムを鳴らせる事はない思う。・・・が、「情熱」が有れば「スキル」は自ずから付いてくる。

家庭用のシステムで、JBLの2インチスロートの#375は、最強のドライバーだと思う。誰もが最初はその「じゃじゃ馬な」(殺人的な)音の洗礼を受ける。それを乗り越えて、「鳴らし切った世界」は一つの世界を持っていると思う。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/bf4688c5937c27ce2baea56be05b1d31

18. 中川隆[-15453] koaQ7Jey 2021年11月09日 08:24:07 : L8M7tk2rjk : bFBmdGZkQWhCYnM=[25] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL HL88(蜂の巣ホーン)はニアフィールドで鳴らすのが難しい
2021年11月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d8e668f050e74b29eb810caff689aa7

JBL OLYMPUS system+α を作って15年、再構築して10年になります。JBL3大ホーンのHL88、HL89(ゴールドウィング)、HL90/#2395(お化けホーン)の3セットも所有していますが、ニアフィールドで鳴らすのが一番難しいのがHL88(蜂の巣ホーン)です。

ホーンの中央に空いている穴はダイアフラムから直接音が出て来ます。一般には、パンチングメタルの隙間から横方向に拡散される様な印象が有りますが、実際にはストレートな音が「スッ飛んで」きます。一つには組み合わせるアンプの出力も関係してくるでしょう。#375+HL88の能率は118db有ります。1Wアンプでも十分すぎる大音量が出せます。素人が見た目で安直に使えるホーンでは有りません。それなりに経験を積んで、スキルを要求されます。その要求を満たしてこそたどり着ける高見も有ります。

私のオリンパスシステムでは、総じて柔らかいサウンドになっています。ヌケ・キレ・ノビがあって、音のエッジが立っているのにスッと抜けて行く様にに仕上げています。JBLの「じゃじゃ馬な音」を想像されて来られる方は肩透かしを食らいます。部屋が狭いのが難点ですが・・・。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/2d8e668f050e74b29eb810caff689aa7

19. 2021年12月24日 11:29:25 : zPeXbWXQFc : RlBrUHl2NnpoOEU=[34] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
指向性の強いユニットは複数個使うのが良い
2021年12月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/211cb8021550cea60844df66750bf2ff


JBL#375+HL88の組み合わせの「中域」は「咆哮」する。俗にいう「ジャジャ馬な音」である。この「咆哮」の原因は2つ有る。一つは「指向性」が強い事。2つ目はケーブルで全ての音が送り出せていない事。(ピーキーな周波数帯が出来ている)

一つ目の「指向性」については、ユニットを複数個使う事で「分圧」させると改善できる。ピーキーさが少なくなる。出来れば、性格が正反対の音を出すユニットを組み合わせた方が良い。そのユニットでしか出ない音が有り、その面でカバーリングが出来る。(音変換ロス対策)

2つ目の「伝送ロス」の問題は深刻だ。使えるケーブル材を確認しないといけない。これは正解がない可能性も有る。自分は特殊な銀線で極太にして初めて到達したと思っている。自分でケーブル材を工夫して作るしかない。

市販のケーブル材で満足できる方はそうすれば良い。泥沼にはまり込むと資金がとんでもなくかかる。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/211cb8021550cea60844df66750bf2ff

20. 2023年11月04日 16:55:55 : WcuLoHCKEc : eHdSNlpPTVhzT1U=[6] 報告
<△24行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
一流品のドライバーを使って見よう
2023年11月04日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94b947660ffc4841bbaa99ffe1d106f0


50年前のオーディオでは、38cmクラスのウーハーと2インチスロートのドライバー、#075の様なホーン型ツイーターが「一流品」のSPユニットと呼ばれていた。既に使われて「じゃじゃ馬」なサウンドで投げ出した方も多いと思います。

当時は「JBLオリジナルサウンド」が良いと信じられて、JBL礼賛の記事が多かった。当時は自分もオーディオを始めたばかりで知見が無かった。その後50年も続けて来て、自分なりに「自然の音」に近い音が出せるユニットとしてJBLのユニットを捉えている。


低域用のLE15ウーハー(38cm口径)を始め、JBLのウーハーは「小さい箱」でしっかり低音を出してくれる処が、他のメーカーにないメリット。


2インチドライバーLE-375は色々なユニットと比較したが、「エネルギー感」ではピカイチのユニット。それだけまともに無防備に使ったら「殺人マシン」の様なサウンドになる。このユニットを使いこなしてこそ「オーディオの醍醐味」ではないだろうか? チンケなドーム型ユニットを使ったシステムでは「醍醐味」は味わえない。「自然な音」を得る為に苦労して知見を培っていただきたい。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94b947660ffc4841bbaa99ffe1d106f0

21. 中川隆[-10462] koaQ7Jey 2024年5月27日 09:51:21 : BJdvtMQA56 : Vm83NFlZWjZBR0E=[4] 報告
<▽30行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL LE-375+ホーンをうまく鳴らすには・・・ 2024年05月27日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b1c110b8e90078bc5a25ba831bfe6a8a


JBLのスピーカーの高級機は「中・高域にホーン型」を使用したシステムになります。誰でもこのユニットを使って、マニアならサウンドを楽しみたいと思うものだと思います。ただ一般的な使い方だと「ジャジャ馬な音」で苦労します。一つの手として、「1Wクラスの管球アンプ」を組み合わせる事も妙手でしょう。

自宅では1.4W/chのWE101Dppパワーアンプを組み合わせています。これだけで「飛んでくる音」がかなり少なくなります。

#375と組み合わせるホーンは、HL88(ハチの巣ホーン)やHL90(お化けホーン)の様に、ホーン先端とホーン根本のフランジでセッティングする様になっています。(メーカーオリジナルのセッティング) HL89(ゴールドウィング)も同じ様にセッティングするのが基本だと捉えて、同じ様にセッティングしています。見てくれ的に格好いいからと「バッフル」に取り付けると「音質ダウン」します。ホーン型はドライバーとホーンを自然に「震わせる」事が大切です。その点、1970年代の#43モニターシリーズ(#4350・#4343・#4333等)の様に、ショートホーンをバッフルに取り付けると、「音が死んで」しまいます。スタイリングは良いが「音質的」にはマイナスです。

この写真がHL90のオリジナルな取り付けです。フランジ部を脚で受けています。この状態でドライバーもホーンも「自然な振動」になります。ドライバーの下で「受け」てセッティングされているのをよく見かけますが、ドライバーの振動が死んで「音数」が少なくなります。「振動=音」です。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b1c110b8e90078bc5a25ba831bfe6a8a

22. 中川隆[-10354] koaQ7Jey 2024年6月02日 13:26:40 : pd6waTzt6s : aUJjYTBxNUtiRGM=[13] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
「飛んでくる音」を和らげるには・・・
2024年06月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/76aa4b59bde7547d0c13022a90a2ff8d


JBLの最高峰ドライバーLE-375を使ったシステムをお使いの方で、「すっ飛んでくる音」でお悩みの方には2つの方法を試して見てください。

1)ドライブするアンプを5W/ch以下のパワーアンプでドライブする事
2)中域・高域用ドライバーを単体で使わず、それぞれ複数のユニットをパラレル接続して「分圧」する事。
3)LE375と#075や#2405の3ウェイの場合、振動板の面積が違い過ぎますので、LE85を高域用に組み合わせて使うと、音のバランスが取れて充実してくるでしょう。2)で述べた「分圧」にもなります。

何事も試して見る事です。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/76aa4b59bde7547d0c13022a90a2ff8d

23. 中川隆[-10278] koaQ7Jey 2024年6月09日 14:37:31 : lhwHcNuXQw : SjVuS2V2NHEzNmc=[5] 報告
<■57行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
JBL LE-375+ホーン に拘った
2024年06月05日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/202b1ae3e5f3bf3f183b9551c58ed452

私がJBLのスピーカーに嵌まったのは、18才の時、名古屋のオーディオショップでL-200のエネルギッシュなサウンドだった。「エネルギー感」が国産のコーン型ユニットやドーム型ユニットとは大きな違いがあった。L-200にはLE85+ショートホーンで中高域を出していた。この時に「コンプレッションドライバー」を使ったシステムが、JBLの高級機だと知った。そのうちに、LE375+HL90(お化けホーン)の組み合わせも聴いた。私にとっては「カルチャーショック」でした。「原寸大の音像」や「シンバル音」のリアルな響き・・・魅了されました。何時かは使って見たい・・・と思っていて、26才で#4343を最終のスピーカーとして手に入れたが、#4343に使ってあるのは#2420(1インチスロート)で、どうしても音像が「原寸大」にならない。

SS誌も13号辺りから150号を超える冊数を読みふけって来た。オーディオ評論家のS氏が自宅でパイオニアの低域に#375+HL88(ハチの巣ホーン)を組み合わせ、SP-707Jの菱格子をオリンパス風に加工して使っておられた。一目でスタイルが良い・・・良いセンスだと感じた。そして、51才でJBLの純正箱C50の1発ウーハー箱(S6仕様)を手に入れ、ウーハーLE15と#375+HL88(ハチの巣)を手に入れ、高域に#075や#2405を組み合わせて鳴らし出した。この時点ではユニットはノーマルなので「ジャジャ馬な音」でした。HL88のショートホーンからは「耳をつんざく音」がすっ飛んできます。8畳間辺りのニアフィールドでは使えないと判断しました。そこで、内部配線の交換や「分圧」のスキルや、LE85を高域に使う事、試行錯誤を重ねて、5年程で、8畳間でもうるささを感じないレベルまで仕上げました。

更に、音楽部屋に持って来て、ケーブル類を大幅にグレードアップして現在に至っている。現在はニアフィールドで有りながら、うるささを感じさせないサウンドで、ヌケ・キレ・ノビを感じさせる満足できるサウンドに仕上がりました。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/202b1ae3e5f3bf3f183b9551c58ed452

JBL3大ホーンは「旧型」の方が音が良い
2024年06月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

自宅のメインシステムで使っている「ゴールドウィング」ホーン。このホーンはJBLから「HL89」と云う型番で、1970年代に販売されている。HL88(蜂の巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(お化けホーン)には別の型番のホーンが有る。

@HL89(ゴールドウィング)・・・537-509
AHL88(蜂の巣)・・・537-500
BHL90(お化けホーン)・・・537-512  と プロ用#2395

#537- で始まるホーンは1950〜60年代に制作された旧型である。

蜂の巣ホーンにプロ用は存在しない。ゴールドウィングとお化けホーンにはプロ用が存在する。

雑誌でのオーナーさんの評価では#537- で始まるホーンの方が「音質評価」が高い。実際にゴールドウィングをHL89と#537-509を購入して、音質比較をした事が有る。ホーンそのものを指ではじいて音を聴いたが、「響き」がまるで違う。旧型の方が圧倒的に良く響き心地よい。明珍の風鈴と工芸品の風鈴の違いの様だ。実際に音を出しての聴き比べでも、「音の豊かさ」の点で旧型に軍配を上げた。

自分の持っているJBL3大ホーンはすべて「旧型」で揃えている。「旧型」は製造されて60年以上経過している。ホーンに張り付けてある「銘板」の接着剤が剥がれて、「銘板なし」の状態になっている場合が多い。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

24. 中川隆[-9061] koaQ7Jey 2024年9月19日 19:02:39 : DaNoNRsyhk : SHQwWGlUL056M0k=[8] 報告
<▽30行くらい>
Mr.トレイルのオーディオ回り道
JBL3大ホーンで一番鳴らすのが難しいのは・・・
2024年09月19日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/02213bf433d43d3d1b44fb8de9e85fb7


JBLのスピーカーは、メーカーオリジナルでも中・高域に「ホーン」を使ったシステムが「高級品」とされています。コンプレッションドライバーと各種ホーンを組み合わせたシステムの音質が高いです。ホーンもHL88(蜂の巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(お化けホーン)と呼ばれている3大ホーンがとくに有名です。その中で、素人でもイージーに使いやすいのがHL90(お化けホーン)です。メーカー指定通りにセッティングすれば、切れの良いサウンドやシンバルのリアルなサウンドが簡単に手に入ります。

HL89(ゴールドウィング)は、JBLオリジナル「ハーツフィールド」と云うスピーカーに150-4Cウーハーと組み合わせて使われて有名なホーンです。意外とセッティングには敏感です。下手に鳴らすとウィングのアルミ金属の鳴りが「アルミ」臭さになります。うまく鳴らせばHL90(お化けホーン)の様に切れの良いサウンドを出す事が出来ます。


鳴らすのが一番難しいのがHL88(蜂の巣ホーン)です。そのままメーカー指定通りに鳴らせば、「すっ飛んでくる音」に閉口する事でしょう。かなり強烈にダイレクトに音が出て来ます。ストレートなショートホーンであるが為の宿命でしょう。うまく鳴らせば「円形放射」の柔らかいサウンドを出す事も出来ます。大概の方は相当な格闘をして、上手く鳴らせずに手放されてしまった方が多いのもこのホーンの特徴でしょう。見た目は良い音が出そうで格好良いが、実際は使いこなしが非常に難しいホーンです。このホーンが使いこなせたら「オーディオ
免許皆伝」でしょう。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/02213bf433d43d3d1b44fb8de9e85fb7

25. 中川隆[-9032] koaQ7Jey 2024年9月21日 12:13:10 : IfJnSj7qrQ : bnB3eTZmMU1ZRGM=[14] 報告
<△25行くらい>
音楽が楽しめる様になった
2024年09月20日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ce8a0b31efccfff5f76913b014746d14


毎日午後は「オリンパスシステム」で音楽を楽しんでいます。「音質アップ」の為に機器の入れ替えや、ケーブル類の作成・試聴等で安心して、音楽を楽しめない時期も有りましたが、最近5年は「何処も触る処が無い」状態になり、音楽に専念して楽しめる様になりました。部屋がもっと大きくてスピーカーやアンプ類が余裕をもって設置出来れば云う事無しですが、現状7.5畳の部屋で良しとしています。

昨日の「ホーンに付いて」述べましたが、一番鳴らすのが難しいのがHL88(ハチの巣ホーン)です。見た目はコンパクトで設置場所も取らず扱い易いのですが、こと、音については非常に扱い難いショートホーンです。HL89やHL90の様なディフィーザーは有りませんが、積層パンチングメタルで音の拡散を図って有ります。

JBLのLE375+HL88をうまく鳴らすには、それなりのテクニックが必要です。私は⓵分圧 の方法でコントロールしています。具体的には、ハイルドライバーと並列に繋いで同時に音を出しています、もう一つは、「1ワッターアンプ」を使う事です。小出力のアンプを使う事で、「飛んでくる音」の音圧を下げています。こうする事で、375+HL88の組み合わせのSPユニットから「円形放射」のサウンドを得ています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ce8a0b31efccfff5f76913b014746d14

26. 中川隆[-8896] koaQ7Jey 2024年10月08日 08:03:53 : msnnjg3DAo : RkkuOTQyc2x6MWM=[2] 報告
<■55行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「音楽&オーディオ」の小部屋
オーディオはメーカーを疑うことから始めよう
2024年10月08日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2061b295eb41f26722c3784aa8c54cfb

前々回のブログ「高域特性の良いコンデンサーの波及効果」の文面をまだご記憶でしょうか。

ちょっと不安なので、念のため該当箇所を再掲しましょう(笑)。

JBLの「LE-175」ドライバーに付いている純正の「小型ハチの巣ホーン」を「マルチ・セルラー・ウッドホーン」に取り換えた話です・・。

こういうコメントを加えていました。

「ワクワクしながら耳を澄ますと・・、いやあさすがに「LE-175」ですな!

小型ハチの巣ホーンよりは明らかにウッドホーンの方が伸び伸びとした音が出る。「純正」が「伏兵」に敗れるレアなケースだね、これは〜。

とはいえ、お値段的には「ウッドホーン」の方が上なので「JBL」がコスト削減したという見方も成り立つ・・。

いやむしろ、JBLのポリシーとして「マルチ・セルラー・ウッド・ホーンを使いたくない」というのが正解かもね〜。」

とまあ、今にしてみると素人の「生兵法」みたいなコメントだったが、これに、さっそく反応していただいたのが、JBL愛好家の「T」さん(東海地方)。一昨日(6日)に次のメールが届いた。

「JBLのLEー175で気になった事をお知らせします。JBLでは最初にマルチセルラーホーンを出していました。しかしバッフルに取り付ける時に大きいのでコンシューマーのスピーカーとしては小型にする必要があり1217−1290(小型ハチの巣ホーン)になったと考えられます。小型にしたために情報量が減りました。」

成程・・、そういうことでしたか!

つまり、音質的にはマルチ・セルラー・ホーンの方が良かったのに、スペースの関係で仕方なく小型のホーンにしたというわけですね。

「押しも押されもせぬ」天下の「JBL」なのに・・、そういう安易な(?)妥協をしていることにいささか驚かされた。

で、これから導き出される答えはただ一つ〜。

メーカーの純正品といってもあまり当てにならない・・、諸事情のため音質を二の次にしている事例がある!

ちなみに、諸事情というのは、まずは「コスト」、「スペース」、そして「下請け企業への配慮」といったところだろうか。

以上、まったく「我が意を得たり」で、ここぞとばかり(我が家の)メーカーを信用していない典型的な事例を上げてみよう。

まず、血祭りにあげたい筆頭はタンノイの「ウェストミンスター」である。

分解して詳細に調べたところ、ボックスに内蔵してあるネットワーク(クロス1000ヘルツ)に極めてお粗末な部品を使っていることに驚いた。これでは「いい音」の出ようはずがない。

とはいえ「これもタンノイの音づくりの一環だ」と主張されれば身も蓋もないが、良質の部品を使ったうえで、そう主張してもらいたいな〜。

使ってあるユニット(口径38cm:同軸2ウェイ)も、極めてお粗末なマグネットが付いていたので、即刻「お払い箱」にして取り換えたのは言うまでもない。

天下の「タンノイ」や「JBL」でさえこれだから一流のブランドといってもゆめゆめ信用できないですよね。

つまり「ブランド」への盲信は禁物・・、「オーディオはメーカーを疑うことから始まる」といっても、過言ではないかもしれませんよ〜。

スピーカーの場合に特に顕著のような気がしますが、もちろん全否定ではなく部分的な「いいとこ取り」精神が肝要ではないでしょうか・・、以上、ちょっと調子に乗って「我田引水」気味だったかな〜(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2061b295eb41f26722c3784aa8c54cfb

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