ワーフェデール 後方開放・無指向性フロア型スピーカー SFB3 デラックス・エディション 2018-04-07 https://ameblo.jp/lajazzaudio/entry-12366431191.html 本品はWharfedale社(ワーフェデール社)から 1960年代に発売された非常に珍しい後方開放・無指向性フロア型 3ウェイ 3スピーカーシステムの最高峰、 Windsor Deluxe Edition(ウィンザー・デラックス・エディション)です
https://ameblo.jp/lajazzaudio/image-12366431191-14165596798.html 同社の創設者であり、SFBの設計者でもあるギルバート・ブリッグス氏が生涯もっとも愛したスピーカーがこの SFB3デラックス・エディションです なんとこちらのスピーカー、音が四方八方どの角度から聞いても同じ音が楽しめるんです 部屋のどこにでも置けるものとして成り立たせたいというブリッグス氏は背面開放の性能を最大限に活かした設計を発案し、無指向性型へと到りました ■ 最高峰中の最高峰、103C-115方式の3ウェイシステム ■ 本品はEV社が用意した3つの方式(内部設計)の中でも最高峰の103C-115方式。 https://ameblo.jp/lajazzaudio/entry-12366431191.html 英国の老舗ワーフェデールのSFB/3 2016/09/16 ハイファイ堂メールマガジン第659号 日本橋店 https://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/160916/index.html 今回は、つい先程外装メンテナンスが完了したばかりのスピーカーを紹介します。 英国の老舗メーカー・ワーフェデールのSFB/3です。 1950年代のビンテージ品で後面開放型という、どちらもメンテナンス経験の無いものでしたから、結構緊張して手掛けました。 出来るだけ手を加えないように、と心掛けていたのですが、前面の塗装に剥がれが有り、さらに部分的にニスを塗った跡が有りましたので、仕方なく塗装面を剥がしてオイルフィニッシュを施しました(木目を生かした仕上げにしております)。 後面は材の欠けた部分をパテ補修した程度で、出来るだけ手をつけない様にしました。 後面のグリルを外したところです。 バッフルの内部には、振動を減衰させる為の砂が封入されています(外装補修時、本体を逆様にした時「サー」と何か流れる音がしたので焦りました)。恥ずかしながらネットで調べて初めて知りました。 SFB/3のユニット&回路構成について紹介します。 12インチ低域用/10インチ中域用/3インチ高域用ユニット搭載の3ウェイです。 各ユニットの不具合(ビリつき・音圧差等)は、外注でメンテナンス実施済みです。 ネットワークは用いず、高域用ユニットはハイパスフィルターで中低域をカット、中域と低域用ユニットの再生帯域は各ユニットの特性に任せるという方式は、お馴染みDIATONE 2S-305も同じです。 高域用ユニットのみ上側(真上では無くやや後方に角度がついた状態)に向けて取り付けられています。 前面のオイル仕上げ以外にも、手を加えてしまった箇所が他にも有ります。 まずスピーカー端子ですが、専用のプラグ(バナナプラグとはサイズが異なる)を差し込まないと結線出来ない状態でしたので、汎用のバナナプラグ対応のものに交換しました(端子取付部が小さい為大きくて頑丈な端子を用いる事が出来ませんでした)。 せめて使い易いようにと、端子の取付けを少し下にずらしてケーブルを差し込み易いように処置しました。 もうひとつ、上部グリルの内側(高域用ユニットの上)に張られていたネットが、劣化して異物も固着していましたので、普段サランネット新規張替時に用いる生地(黒色)で張替しました。 年代的にペアで揃えて製品化していたスピーカーでは無さそうですので、2本揃えても外観に結構差が生じます。 後面グリルの中央に桟が無い方(画像右側)は、WHARFEDALEのロゴが消えかかっています。
なかなか後面開放型のスピーカーを聴く機会が有りませんので、テストも兼ねて色々なジャンルの曲を聴いてみる事にしました。 最初音を聴いた時は、音像がフワッとした感じといいますか、何かつかみどころの無い印象で、少し違和感が有りました。 ところがしばらく聴いていると、それがとても心地良く聴こえるようになり、「ああ、このスピーカーはこれでいいんだ」と思えるようになりました。 「スピーカーの存在を感じさせない音」とよくいわれますが、そのように感じました。 結局、かなり気に入ってしまいました。奥行が30cm程と、設置スペース的にも嬉しいサイズです。 当然アンティーク調インテリアに合いますので、例えばそのようなお店でさりげなく音楽を流しておきたい場合など、お勧めさせて頂きます。 https://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/160916/index.html LPレコードとオーディオ 2015年09月05日 ターフェル・アナトミア http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/52219684.html
ロンドンの友人とメールで ” mingei movement (柳 宗悦の民芸運動)” のことを話していたら、 こんな写真が送られてきた。 grey BuffleSFB buffle after stripping 水性剥離剤でバッフルのシルヴァーグレイのペイントを取り除く SFB disassembled Wharfedale SFB3 の解体写真 彼は英国オーディオ史上に残る名システムを元の姿と音質に戻すという冒険の最中にある。 SFB8 スコーカはSFBのために製造された専用ユニットで10インチ、サラウンドは空気の通りを念入りに考慮したフォーム製なので、現存しているものはほとんどが写真のように毀損している。 専用ユニット仕様のため他の10インチユニットと交換するとシステムとしては、オリジナルと違う音に変質するので、要注意。 Super 3 トウィータはWharfedale Super3 が上向きに取り付けられる。 センタキャップがアルミ製板のものがオリジナルで、通常のSuper3 よりも音が飛ぶようにデザインされている。 業者に修理を依頼するそうだ。 EPSON001 ロイヤルフェスティヴァルホール檀上、ピアノの前に2台並んだデモンストレイション中のSFB3 に聴き入るオーディエンス。 右下手前がWharfedale社長ブリッグス。 戦前から50年代にかけて彼がこしらえたスピーカには民芸運動に通じるものがあると言う。 僕も同感だ。 そうでなければ、ロンドンの彼もこんなにまでして元に戻そうとはしないだろう。EPSON002 ACOUSTICAL社製ESLが最先端技術に裏打ちされたシステム、一方SFB(Sand Filled Buffle)は1956年発売、戦前のスタイルを踏襲した暖かみがあるシステム。 側板に手を入れる穴があって、聴かないときは壁際に運べるよう考慮された普段使いのスピーカ。
グレイのオフィスに SFB3 が運ばれてきて、もう2年。 何度も何度も調整して、この頃やっと聴けるようになってきた。 まだ完璧とまではいかないが、ほぼ発売時の状態にまで近づいていると感じている。 そうして聴いていると、このスピーカがいかにユニットに空気をからませようとしているか、 肩の力が抜ける音楽が湧き出る広がり方で判ってくる。 これは平面バッフルとはまったく違う。 T氏に言わせれば平面バッフルは箱が出来ないやつが苦し紛れにするやっつけ仕事とのこと。 やれ、桜の板だ、やれ何の板だと板の自慢をするしかない。 一緒にされたらSFB3は、いい迷惑、なんだそうだ。 ロンドンのSFB3 もうまくいきますように。 近くの氏神様に祈ってきたよ。 http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/52219684.html
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