レコードとオーディオの部屋 オーディオ雑記帳 http://more.main.jp/ 初期レビンソンの音は20年前と変わらずに僕を魅了する。
レビンソンが発売された当時、JBLのアンプや管球マランツ、管球マッキンなどまだまだ元気だった。そのオーディオ黄金時代を知る人は少ない Mark Levinson ML-1L
初期のプリアンプ JC-2 の後継機種だとか LNP2 の廉価版だとか LNP2 や ML-6 にはさまれて案外軽く見られ評価もそれほど高くないが、その実力は LNP や ML-6 と十分肩を並べられると感じている。 独特の陰影がある LNP2、その柔らかな表現力が素晴らしい ML6。 両方のプリアンプも完璧ではなく、フォノ部が弱い LNPと機能的にコントロールアンプとして弱い ML-6。 しかし LNP と ML-6 の良いところを持ったのが ML-1L であり、さすがに LNP や ML-6 までの表現力は持っていないが、その歯切れの良さ、力強さなどは LNP や ML-6 など遠く及ばない。 プリアンプとしての機能も十分で特にフォノ部の素晴らしさはこのアンプをいっそう際立てている。 初期のレヴィンソンを知れば知るほどこのアンプの実力が解る。 レビンソンの中では安価だが決して廉価版の手抜きのアンプではない。 LNP、ML6、ML1の中では一番元気のあるプリアンプだ。 発売当時よくレビンソンの音は冷たい音と評価されていたが現代アンプと比べると結構熱く聞こえる。 ジャズを表現するに JC2 の音質は?と思うことがあるが ML-1L には LNP, ML-6 以上ということが多々ある。 (比較するのは無理があるかもしれないが)発売当時定価が60前後、今現在同価格で20年以上魅力を放てるアンプはあるだろうか? http://more.main.jp/zakkichou01.html LNP-2(L)
愛用の最初期モデル、 マークレビンソンLNP2(L)発表後、熱狂的なオーディオ評論家により一躍有名になり、以来日本中のオーディオファンに愛され続けて30年近く経っている。 その魅力は依然衰えることなく、インターネットが普及するにつれ LNP の魅力について書かれると、ますます人気が出てきた感がある。リアルタイムで LNP を経験した人、憧れていた人、LNP を知らない人まで巻き込んで最近ではLNPが中古店で出ると殆ど同時に無くなってしまうらしい。 LNP だが20年以上経つと意外と個体差が出てきている。しかし独特の透明感、研ぎ澄まされた若きレビンソンの感性はどのLNPを聞いても健在である。 LNP はレコーディングのミキサー的な目的で開発されたと聞くが、なるほどテープ入力を使うと若干音の立ち上がりが良くなる気がする。以来フォノイコも CD もテープ入力を使っている。LNPの最大の魅力はトーンコントローラー(イコライザー)にあると感じている。 しかしJC2、ML1 や ML6 などでシンプルさが音質を良くしていると当時喧伝されたために LNP を使用している方でもoffにしている人が殆どではないか? しかし使用してみると音質の劣化を感じることなくレコードやスピーカーが補正でき、個々の魅力を最大限に生かせる素晴らしい機能で後日チェロのオーディオパレットに受け継がれたものと確信している。 この小さなプリアンプの LNP の最大の魅力はこのトーン(EQ)を使い繋がれている機器の最大の魅力を100%引き出せるというもので、コレを使わない LNP所有者はじつに勿体ないことをしていると気づくべきだ。 しかし LNP でも欠点がある。LNPフォノイコは ML6 に比べるとその表現力に劣りLNP のトーンをうまく使おうが、おいそれとは追い抜けない。(間違って貰っては困るがLNPのフォノイコは優秀で当時から現在まで LNPフォノイコで描かれた世界を抜かせるものは僅かであろう。) 仕方なくフォノだけは ML-6 を使っているがコントロールアンプとしては、ほぼ完璧でLNPで描かれた世界はレビンソンの天才的な若い感性のまま詰め込まれ、その魅力は現在のハイエンドの音に慣れた人々も魅了する事は事実。 しかしレビンソンの世界を過信することは禁物である。繋がれる機器(パワーアンプなど)によってはレビンソンの世界を描ききれないことがあるからだ。よく店頭で一聴して「良い悪い」を判断するオーディオマニアがあるが僕はその人たちの言葉は信じない。レビンソンの世界は自分の部屋に持ってきて初めて知ることになるだろう。 25年前ちょうどオーディオと言えばレビンソン一色だった頃、待ちに待った LNP2L が届いた(こんな感じかもしれない) ちょうどSS誌で瀬川氏が LNP、ML6 について熱くその魅力を語っているとき当時196万もした LNP2L を使えた人は一握りのお金持ちで、僕らは ML-1L や中古 JC-2 を長期月賦で購入しその音質にビックリ! そして LNP、ML6 はさぞかし素晴らしいと憧れた。 LNP は日本でよく売れ、生産台数約1600台のうち半分以上は日本にあるのでは? LD2、LD3、バウエン・・・LNPのことなど
侮れないのが LNP でこのプリアンプを自分のものにするのには一筋縄ではいかない。 手放す人の多くはその魅力を発揮できずに諦めた人が殆どであろうが、その潜在能力は無限で ML-1L、JC-2、ML-6 などとは扱い方が全く違うプリアンプである。 生かすも殺すも所有者の腕次第で、僕も未熟でまだまだ可能性を秘めていると感じている恐ろしいプリアンプである。 LNP といえば普通の人たちが出会うのは LD-2 搭載の LNP であろうが、初期には有名なバウエン・モジュール、さらに最後期には LD-3 が搭載されていてこの2種のモジュールは極端に少なく、音を経験した人もそんなに多くはないはずだ。 初期バウエンに関しても日本のコレクターに言わせると1036まで正規出荷とされているが7、80番前後まで飛び飛びに搭載されていた可能性が否定できない。ふたを開けたらバウエンだった。という話も多く、確かに正規代理店のものはバウエンは無かったかもしれないが、アメリカより個人輸入されたものに多く搭載されているみたいだ。僕のバウエンモデルも一台は3×番でもう一台は7×番に搭載されていたものを1400番の LNP2 にハーマンで移し替えてもらったものであるが、モジュールは3×番と同じようにキチンと揃っていた。 LD-3 はバウエンと同じように出荷台数が非常に少なく、こちらもおそらく聴いた人が少ないモデルであろう。製造は最終出荷までの1年数ヶ月間で100台に満たないのかもしれない。 しかし何故?レビンソンが初段にしか LD-3 を使わなかったのか疑問が残る。 LD-2搭載の LNP では初段に特にローノイズな LD-2 を選別して挿していたと言うが、それをより優秀な LD-3 に換えるのは解るが終段までは LD-2 のまま使われている・・・ここら辺に若きレビンソンの最終的な答えがありそうだ。 1400番台に移植した7×番のバウエン・モジュール。初期モジュールには色別の丸いシールが貼ってあることが多いが、これは選別などの意味があるらしく移植しても配置を動かしてはいけない。別項「レコード再生の機器たち」でのLNP・3×番の基盤とかなり変わっている。正規出荷と米ショップが差し替えたバウエンの音質の差はモジュールの選別にあるのかもしれない http://more.main.jp/zakkichou02.html
2004/11/23 ネット掲示板で「LNP はただの伝説で評判だけが先走りしている」などと書かれていると寂しく思うが、LNP は ML-1 や ML-6 のように繋いだとたん、その世界が分かるというものでは無いと思う。じつは僕も最初は「これが評判高い LNP?」と思ったほどだ。 しかし LNP が他のレビンソンと違う100通りの顔を持つということを知ったのは購入から1年以上経ったころ。よほど感性の優れた人でないと LNP の奥の深さをすぐには理解できないと思われる。まして店頭や貸出機などで聞き「あれは駄目だ」と感じる人も多かったことだろう。けれども使い方次第では、LNP は高音質そのままで多彩な音質を得ることが出来る。 その人にあった最適ポイントを探し出せば、自分の感性に近づけることが出来る唯一のプリアンプ。 LNP、現代機と比べても劣らないばかりか、未だに LNP 以上の魅力あふれた現代機器が見つからない。LNP は必ず豹変する。それが1年後か5年後かは分からないが、あるレベルに達すると突然キバをむく! 面白いことに豹変することはオールドJBLも同じで、僕が LNP、JBLから離れられない理由である。 予想通り LNP で聞く BBC5/1 は ML-6 よりも締まった音だが正確な音のように感じられる。イコライザーを少し弄るとちょっとエロティックな音となった。BBCモニターの反応の良さに驚いた
評判以前の問題かもしれないが、最近のLNPの高値は異常だ。リスクがありすぎる。 殆どが現状渡しで故障するとモジュール交換が30万!! もっと冷静に考えるべきだと思う。 2004/12/6 LNP の奥の深さは長年使った人じゃないと分からないと思う。触った時間だけ発見がある
BBC5/1 を LNP と EAR で駆動すると素晴らしく色鮮やかな世界が・・・ レビンソンとの組み合わせは絶妙だと感じている。 ML-2L に換えると恐ろしく静かになる。初期レビンソンの音量を上げれば上げるほど静かになると言う表現は経験してみないと分からないだろう。 2004/1/2 LNPの比較 オールドレビンソンに興味のある人で一番多い質問は、バウエンモジュールの音質について。しかしSS誌で故岡氏が語っていたとおりレビンソンモジュールとは異質のアンプで比較する対象では無いのかもしれない。僕も LNP とは別物のアンプであると思うが、レビンソンの音には違いないという感想を持っている。 さて、BBCモニターに使用するための LNP をあれこれ繋ぎ換え選ぶ作業をしたついでに個人的に感じた音質を比較してみた。さて、レビンソンに関する評価は全てに於いて優秀な音質で評価が悪いからと言って決して悪いわけではなくレベルが全然違う物と判断して欲しい 音質的に大まかには LNP(バウエン)、LNP(LD2)、LNP(LD3)と大きく分けられる。細かく分けると LNP(LD2) は RCA(LNP-2)、レモ(LNP-2L)よりもシリアルで分けた方がハッキリと音質が変わるかもしれない。 1400〜1600、2000〜2200前後をピークにして少し音質が変化するようだ バウエン:色が濃く一見普通のアンプのように聞こえるが見通しの良さや音場感はLD2 と比較しても劣らないだろう。LD2 と同時に比較してしまうと LD2 が「トランジスタっぽい」音に聞こえてしまうくらい自然に聞こえる。自然に聞こえるから普通のアンプっぽく聞こえるのだと思う
1400〜1600:透明度が上がるが決してやせている音ではない。それなりに太く音場感もバウエンと比較にならないくらい出てくる。しかし色が薄くなり高域がきつく感じるかもしれないが、妖艶なレビンソンの響きと言う点ではレビンソン中、一番濃いように感じる 2000〜2200:レビンソンが一番レビンソンらしい音である。透明感、音場感ともにグ〜ンと上がりピンポイントで音が出てくる感じ。しかし長時間聞いていて疲れる人が出てきてもおかしくないくらい身構えてしまうほどの緊張感がある。LNP を比較して選んだ場合1400〜1600、2000〜2200と選択する人が半分に分かれるのではないだろうか? LD3:LD3 が使用されているのはフォノモジュールだけなのに LD2 とは違う音。不思議だ。各部分見直されている可能性があるがどちらかといえば ML-6L のような「柔らかさ」が入った音質で LNP 独特の堅さが無くなり完成度という点では一番高いと感じる BBC5/1 に使用する LNP はバウエン以外無かったが、ロジャース510では最後までバウエンかLD3か迷った。ふと気づくと LD3 の色を少し濃く、太くするとバウエンに近くなる。この表現が一番合っているし最後まで迷った理由であり、結果、音場感よりも色の濃さ、太さを取った形でBBCスピーカー2台ともバウエンモジュールでドライブすることになったが、この比較の差はとんでもなく狭い範囲での差。 またLNPは個体差もあるので参考になるかどうかわからないが、(あくまでも私的感覚である)バウエンの音質が少しは文章でわかって頂ければ幸いである。 もちろん、(BBCモニターでは)ソフトによって選択するLNPが違うのは当然で、 ロック、ソウル系だと迷わずに後期のLD2かな? クラシックだとスピーカーにもよるがLD3。 ジャズボーカル系だと前記のLD2と言うような僕的には感覚かな? http://more.main.jp/zakkichou03.html LNPについてもう少し・・・
RFが LNP のアクセサリーとして付けた(日本製の)ウッドケースについて 本体保護の目的で使うのだったら、そのままでよいと思うが、このウッドケース音質的にはあまりお奨めできない。マランツ7の場合はそれほど気にはならないが、LNPはなぜ?と言うほど音像がぼやけるように感じる。移動移動で仕方なくケースに入れていた僕も、ようやく位置が決まったので早速ケースを外した。LNPの付属の足は最初はプラスティック、後にゴム足になるがプラスティックの方が音質がよいようだ。高価なインシュレーターも試したがどれもイマイチで結局は初期プラスティックの足に戻ってしまった。 もしもウッドケースに入れてLNPを聞いている人がいれば、ケースから出して聞くだけの価値はあると思う LNPについてもう少し・・・2 LNP の入力ゲインだが抵抗が少ない方が好ましいとする人が意外に多く、最大で使う人がいる。しかしこの入力ゲインでも音質が微妙に異なってくる。個体差もあるが入力ゲインを最小から最大の場合に音質は次のように変わるようだ。 最大では輪郭・力強さ・透明感は濃くなるが繊細さ・陰影感は薄れる。 つまり【最小→最大ゲイン】で【繊細さ・陰影感→輪郭・力強さ・透明感】の関係。 ちょうど良いポイントを見つけなければLNPの本領発揮とはなかなかいかない。 コツは独特の透明感の中にいかに陰影感を取り込むかであるが簡単にはポイントが定まらない。セッティングを変えるだけで微妙にポイントがずれるからだ。 LNP は評判通りじゃなくどうしようもないアンプだといっている人はショップなどでただ置いてある LNP を聞いてるか、憧れだけで購入し使い方がわからぬまま LNP の絶妙な陰影感を感じるセッティングで聞いたことが無いからだと思う。使い方次第では高価なオモチャにもなる LNP まだまだ奥が深い。 http://more.main.jp/zakkichou04.html ______ MARK LEVINSON LNP-2 serial number 1001 & LNP-2L silver model http://more.main.jp/levinson1001-silver.html
僕でいいんですか?
知人から電話が入った LNP-2にシルバーフェイスがあることは知っていた レビンソン輸入元社長・中西氏にマーク・レビンソン氏から送られたものだ 日本においてレビンソンという高級アンプを異例なくらい数多く売った社長に感謝し特別に作った silver model 確か中西氏の部屋の写真がオーディオ誌に掲載された同じくレビンソン氏から送られた 1001と共に写っていたと記憶している 電話では社長の関係者が所有していたが高齢で整理したいということらしく僕の所に電話が入った 偶然にも中西氏のNo.1001を所有している理由らしい No.1001も偶然だった あるショップの HPの新入荷に記載されていたので入手出来ずとも一度は見てみたいと電話したところ、複数人の予約が... 期待はしていなかったので売れる前に機会があれば見せてくださいと言う 軽いつもりで電話した ところがショップから先約の数人が連絡してもグズグズしている 良かったら持って行っても良いよ 珍しいモデルに対して先約者の鈍い対応に頭にきたようだ その日のうちに取りに行った次第 その後のことは以前書いたが いまだに僕の部屋に鎮座している 後10年オーディオが出来るかどうか?と言う年齢ですよと、いちよう断ったが、それでも所有していて欲しいとの事でコレクションに加わることとなった 中西氏の元から離れ離れになり何十年ぶりかに元に戻った これは偶然なのだろうか 僕には分からないが理解の出来ないところで この2台は出会うことを求めていた オーディオにそのようなロマンがあっても良いではないか 幸運にも今のところ、お金でオーディオやレコードを売ることはないから暫くは僕の部屋でゆっくりと休むが良い (2016/6/26 ) silver LNPの詳細を載せる前に電源を入れて聞いてみた
冷たく硬い ... 第一印象だ 前の持ち主が長い間電源を入れていない 直感でわかった しかし適切な場所で保管をされていたようで不都合な箇所が見つからない 5〜6時間ほど次から次へと(CDではない)レコードを かけていたら、ほんのりと音に滑らかさが加わる 僕のLNPの中では一番音質が気に入っている No.1001 他のバウエンモデルとの音質の違いは1001に付いているウォーターズの(たぶん、レビンソン自身が選んだ)特別な選定?ボリュームの影響が大きいと思う 僕の部屋で一番オーディオを聞いているダイナミック・オーディオの A氏は 1001の絶妙な音質(良い、悪い点)を理解していると思うが A氏は silver LNP はまだ聞いていない もしかすると silver LNP はレビンソン氏が何台か作り米国以外の懇意の輸入会社に送った可能性があるが パネルの“LNP−2L”の刻印は日本以外使われていないので中西氏のために1台だけ製作されたように思う silver LNP も1001のように他の LD2 とは違うのか? まずは部屋に溶け込むような音になるまで鳴らし続けよう それからがスタートで silver LNP の音質が分かると思う オーディオは音質を理解するまで時間がかかる 有名オーディオ誌の偉〜い大先生のように数時間のちょい聴きで全てが分かるような神の耳が欲しい ( 2016/7/1 ) (オーディオ評論家大先生の参照) http://audiosharing.com/blog/?p=19744 さて、silver LNP の中身だが きちんと シリアルNo.“1929”が割り振られている つまり、シャシー以外特別仕様ではなく製造された約1700台の1台なのであろうか? 今のところ分からない
モジュールはバッファー・アンプ付きのフル・モジュール バッファー・アンプの有無については個人個人意見が違うと思うが これについては又の機会。 写真は撮らなかったが電源にもシリアルが割り振られている このシリアルに一番近い“1958”の中身と比べたいが RFのシールでシールドされているので封を開ける勇気がない 次に近いシリアルは“2369”でモジュールのシールが全く違うので比較にならないし あとは1400番台と遡ってしまう 何かの機会になってしまうが silver LNP が特別仕様かどうか? そのうちにじっくりと“1929”“1958”と比べてみたい ( 2016/7/3 ) 余談だが少し部屋の整理をしている 色々な小物が出てくる カートリッジが(Faiechild、EMT)数本 無くしてしまったと思ったアーム(FR-64S) などは業者からメンテが終わり箱の状態のまま忘れていた レビンソンの電源なども整理のため棚から出し清掃 (付箋は電源のシリアルNo) この他、レビンソン電源は型番がない初期のモノも数台有る まだまだ引っ越してから開けてない箱も多い でも腰が弱いからオーディオ整理はなかなかはかどらない 年を取ってからのオーディオは大変だ LNP2 のゲインは 最初期(0-10-20-30-40) → 初期(0-10-20) → 中期(0-10-20-30-40) → 後期(0-5-10-15-20) と変わる 以前このHPで書いたことがあるが LNP2 とゲインの関係は 0dB(陰影・繊細さ) 〜 20dB(力強さ・透明感) 〜 20dB以上(力強いが微妙に粗雑感?が出てくる)
のように感じる
今まで LNP はゲインで性格(表現)が変わると積極的には活用していなかった 先月ある人がLNPはこのポジション(ゲイン)じゃなきゃダメなんだよなぁ と、使っている人の会に出て、初めて確信を持てた 陰影を求めるあまりゲインをあえて変えない事が多かったが再認識できる出来事だった やはりゲインにより表現が変わる LNP を積極的に活用すべきだ 新たなLNPに出会えるように LNP使いは下記ページを参考にしてほしい ( 2016/7/9 ) 参照ページ http://audiosharing.com/blog/?cat=7 webを見ていて面白いことに気づいた
silver LNP のシリアルNo.は1929 この 1番前の No.1928 がハイファイ堂で売られていたのだ dB GAINを見ると 0-10-20 1929のdB GAINは0-10-20-30-40 ということは No.1001〜1010 dB GAIN 0-10-20-30-40 No.1011〜1928 dB GAIN 0-10-20 No.1929〜○○○○ dB GAIN 0-10-20-30-40 No.○○○○〜2667 dB GAIN 0-5-10-15-20 ということになる ○○○○が知りたいな もう一点
No.1928の電源シリアルNo.1815 PLS-150 silverのーNo.1929の電源シリアルNo.1829 PLS−153L 売られている LNP の電源が購入時から変更されていなければ電源も gain と共に変更されていたことになる あくまで想像だが 最初の10台はプロモーション用に作られ それ以降はgainが簡素化され正規の生産体制に入る 何かの理由?があるのか分からないが 1929より gain が変わり電源が変更 その後、LD3 の搭載が理由で gain が変わった ということだったのだろうか? しかしwebにはいろいろな情報がある ( 2016/7/16 )
参照 http://www.hifido.co.jp/KW/G--/P/A10/J/60-15/S0/M0/C16-05691-94977-00/ Mark levinson 木枠のネジ
少し前まで純正の木枠に付いていた 丸皿タッピングネジが普通に売っていたが最近は(平)皿ネジになってしまい取り付けても何か雰囲気に合わない 僕も木枠を外したり付けたりしているうちにネジを紛失してしまい丸皿ネジを探し始めた M4 のプラスティック・ワッシャーや飾りワッシャーは どこでも入手可能だが 丸皿ネジは東急ハンズやホームセンターへ行っても置いていない ネットでヒットしたのは業務用のネジ 50個、100個単位だが仕方がない 高いものでもないので注文したが丸皿タッピングネジは需要がないらしい 大きさは M4・16mm ネジ穴がバカになっている箇所もあったので木工ボンドを爪楊枝で軽く塗り乾燥させるときちんと閉まる レビンソンには色々な意味でヒヤヒヤさせられる しかし取り付けると遠目には分からないのだが微妙に飾りワッシャーと大きさが合わない 仕方がないのでゆっくりと探すことにしよう ( 2016/7/18 ) http://more.main.jp/levinson1001-silver.html 独特の美音を放つ EAR のアンプは熱狂的なファンが多く、僕もその一人かもしれない。 数年前になるが新宿のダイナミック・オーディオで数台の EAR を聞く機会があり EAR861 のその美音には驚いた。視聴スピーカーのヨーロッパ小型スピーカーとの相性もあったのだろうが、とにかく美しいの一言。 それ以来レビンソン LNP2 と合わせたらどうなるのだろう?と思っていたが過去に真空管パワーを使い失敗しているのですんなりと手が出なかった。 数ヶ月前、会社近くのオーディオショップに EAR861 があったので、相場よりも安いので失敗してもともと、と購入してしまった。サブとして置いてある ガラード → ML6 → LNP2 → NO.29 →ロジャース LS5/9
に早速、NO.29 を EAR861 に換え視聴。
ロジャース LS5/9 1985年発売 チーク仕上げ:\330,000(1台、1988年頃) ウォルナット仕上げ:\360,000(2台1組、1996年頃) ローズウッド仕上げ: \400,000(2台1組、1996年頃) http://audio-heritage.jp/ROGERS/speaker/ls5-9.html
いやぁ〜マイッタ。今までこのような絶品の LS5/9 を聞いたことがない。何とも繊細で甘く美しい音なのだろう。 一つ一つの音の密度感はこのパワー独特のものであり EAR のパワーの中では一番「濃い」音で、とてもトランジスタのアンプでは表現出来ないかもしれない。 EAR のプリアンプの組み合わせで過去何度か聞いた美音とは別物の美音で LNP と EAR の良いところが両方いい感じで出ている。 EAR は比較的聞く機会が多かったがスピーカーとの相性で時には独特の美音が消えてしまう組み合わせもあった。チョイ聞きでは判断できないアンプである http://more.main.jp/zakkichou01.html 僕が一番好きなオーディオ・・・ 2008/3/17 スピーカーではJBL L300(フロアー型)、Rogers LS-5/9(ブックシェルフ)、 アンプではマランツ#7(プリ)、EAR681(パワー) となるけど、これらを組み合わせても好きな音にはならないのはSS誌のベストバイと同じ、不思議なモノである。 さて、PROJECT K2 のその後であるが、このスピーカー僕の好きな L-300と並ぶことの出来る唯一のスピーカーかも知れない。それほど魅力的なスピーカーは久々で、ほぼ毎日12時間以上事務所で歌い続けている。 もちろんハーツなどのヴィンテージなどは時として軽くこれらのスピーカーを追い抜くが、安定度が違う。こちらの体調にかかわらず、いつも同じように歌ってくれる。 音質安定度でいうとD-66000が一番かも知れないが、まるで日の丸写真で面白みに欠ける。そう言う意味ではJBL的な最後の魅力あるスピーカーであろう。 さて、最初はなかなか歌ってくれなく苦労したが、まず周りに吸収板を並べ低音の調整につづき、調子を見るために LNP の前に ML-6L と 2L で・・・ 非常に音が堅く EAR681 で駆動すると、まるで別世界の色気が出てきて、しばらくプリは 6L でと決めたは良いが、さらに欲が出てきて、どうしてもパワーアンプをラックに収めたい・・・と言うことで CELLO のパワーを持ってきた次第。 ところが色気が無くなり困っているが CELLO の高域の細かな滑らかさは独特の魅力でもあり、本気で聞くときには 681 につなぎ換えて、ということになりそう。 http://more.main.jp/zakkichou05.html 僕は何故か他人の音に興味は無い。SS誌の「何とか訪問」を見ても聞いてみたいと衝動に駆られる部屋はずいぶんと前から全くなく、デコラで気品がある音質を手に入れからというもの、ますます他人の音が気にならなくなった。
もともと僕のメインアンプはマランツ#7 でレビンソンではない(勘違いしている人も多いと思いますが) では、なぜ LNP について書いてばかりいるのだと思うだろうが、LNP での最上の音(可能性)を求めての挑戦が続いていて、その情熱が書き込みを多くさせているだと思う。そして、marantz#7 があるからこそ安心してLNPに打ち込める marantz#7 の一体なにが凄いのだろう?と考えることがあるが、一番にあげられるのは音質に対して極端に不満が少ないことだろう。LNP には妖艶な濃い響きが魅力でもあるが、不安定で不満に感じる点も多く(marantz#7のように完成されていないからこそ)長い間取り組んでいる オーディオ機器に何かしら不満が出てきるから、色々とアクセサリーなどで不満を解消しようとする人も多く、ついには機器自体を取り替えてしまうのでは無いだろうか? もちろん、もっと良い音がするのではないか?という気持ちも分かるが、それは逆の意味、知らないうちにそのものに対して不満を感じているからだと思う。 しかし marantz#7 は違う。逆にこれ以上触ると悪くなってしまうかもという不安が出てくる。なにも不満が無いのなら換える必要も無く僕の場合、marantz#7, #9, Hartsfild のラインは基本的にケーブルも含めて長い間変わらない。良い悪いという不安感も無く、ここがこうなったらという不満感も無い。音質で欲しい物が何も無く、そういう意味では完成されたアンプだと思う。しかし40年以上の前のアンプがそんな音がするとは信じられない人も多いはずだ オリジナルのコンデンサーから40年以上経てまともに動くはずが無い。 当然な考えではあるが、不思議なことに未だ生きている。 しかもその劣化しているはずのパーツを使っていても不満が少ない。
有名な Stadio K'sにも2台の marantz#7 があるがカップリングはオリジナルのままであり、メインプリアンプとして採用され、その音に驚かれ人も多いと思うが、それが現実の#7である。 僕も含め marantz#7 を使っている人はその耳で選んでいる人ばかりだと思うが、中にはどうしようもなく修理され、ただ鳴るだけの marantz#7 を買わされている人も多いのも事実。 基本的にはカップリングやボリュームはオリジナルもしくはオリジナルに近い理想のパーツが使われているものを選ぶべきだと思うが、この点が難しく、技術屋に言わすとこのパーツがオリジナルに一番近い、いやこのパーツ以外駄目など marantz#7 に関しては「神様」と言われる人がずいぶんと居るらしい。僕は marantz#7 に不満を感じたとき初めてパーツ交換を考えるだろうが、それまでは今のままでメインの座から降りることは無い さて現在、隠れ屋には4台の marantz#7 がありそれぞれ 109○○、14○○○,15○○○,17○○○ 多少好みはあるが基本的にはマランツの音から外れない。それぞれがメインになれる実力があり、音質的は僕的にはベストの状態の物である。 デッカのデコラも同じであろうが、これが40年前の音?と驚く人も多いと思う。 聞いてみないと絶対に信じられないだろう。 まぁ(オリジナル)レコードも同じではあるが・・・ 中身は以下の通り
109○○番はさすがに初期の#7でカップリングをすべて160pで直してあるが考えられ得る限り最善の選択であると思う 14○○○番はワンオーナーから受け継いだ物で未だに手が入っていない#7 15○○○番はセレンが壊れ新しいセレンに交換フルメンテ 17○○○番はStadio K'sでセレンからダイオードに交換した#7聞き衝撃を受けダイオードに交換の#7を最近使い出した メインは14○○○番。音質差はそれほど無いが109○○番とは良きライバル。好みの問題だが14○○○番が録音マイクの存在が微妙に分かるが109○○番はマイクの存在が消える。このニュアンスの違いは、カラーコードのバンブルビーと160pの違いであろうか? #7の独特の透明感、しなやかさは14○○○番が微妙だが上。 15○○○番は「神様」という人に見てもらいフルメンテを受けたどちらかというと#1に近い音質になった透明感は一番かもしれないが音が微妙に固くしなやかさに欠け戻ってきて僕の感性にあわない。ここら辺が技術屋独自の感性で、もう一度他の「神様」に見てもらうかもしれないが、しばらく様子見状態。 コスモスボリューム搭載の17○○○番はダイオードに交換。他のものと比べるとCDの音質が良く、セレンとは違う意味で魅力がある。もしもCDオンリーで言うとこちらがメインになる可能性がある。70年以降のアナログレコードも良くなるがこちらも様子見 しかし、どれも微妙な差ではあるがすべてに於いて不満は極端に少なく、音楽を楽しんでいる。 難しいのは、聞いたとたん気に入らなかったり、酷い音質だったりで、今まで何台もの #7 を売ってきたこと。まだ #7 が分からない時期に名前にあこがれ手に入れ失敗ばかりしていたことも事実で、大枚をどぶに捨てている。 魅力的なアンプだが LNP 以上に気軽にお薦めできないアンプでもある http://more.main.jp/zakkichou04.html 2009/2/3 JBL K2 S9500 はすごいスピーカーで古いレコードから最近のCDまで不満なく再生してくれ、その潜在力は計り知れない。9500には LNP の1番を繋いでいるが相性の良さはピカイチで友人も驚いたと同時に大変に気に入ってくれたみたいだ。 友人が帰った後これだけ鳴るのだったら本格的に鳴らそうと Cello のオーディオ・パレットを追加して微妙なニュアンスを付加してみた。 これは期待以上の効果で、メインである Marantz#7、#2+Hartsfield に迫る迫力。 思った以上に CELLO は繊細な空気感を出す。まるで美しい女性を観ているみたいだ。 とくに教会での録音などではヒンヤリとした冷たさまで感じることが出来るが、ややホットになれず万能とはいかないようだ。 その点マランツ7は絶妙で女性的なのにホットな演奏も旨く表現できる素晴らしいプリだと思う。 LD-2 もどちらかというと女性的だと思うが自分自身を ML-1 のように強く押し出さないので相性によっては評価が全く異なってくる。うまく使うとマランツ7以上に繊細でかつ力強い素晴らしいプリだと思う。 神話化されたバウエンだが僕は普通のアンプだと思っている。 可もなく不可もなく、ただの普通のアンプの音。 あまりにも数が少なく LNP の名声とともに神話になってしまったが、使う人によってはただのアンプ。 今回運良く STUDIO K's で聞いた人は普通のアンプだと判ったと思うが、繋いですぐ判るような素晴らしい音ではないはずだ。 貴重品だとは思うがまぁ高価な値段では手を出さない方が良いだろう。殆どの人が失望するはずだ。 ではなぜレビンソンのなかでバウエンをメインで使っているのかというと時より見せる圧倒的な威厳。 これは短期間での判断は難しいと思うし、相性が激しくメイン以上にスピーカーも選ぶようだ。 CELLO は皆さんが想像しているとおり高域に特徴がありここが好みの分かれるところ、 サラサラの高域はすべて繊細に分解してしまい芯がないと言えばそれまでだが何か耳をくすぐるような感じで心地よいが、反面体調が悪いときには非常に耳障りな音になってしまう。 しばらくは CELLO で聞くが最終的には LNP+CELLO ENCORE POWER で聞くことになりそうだ。 CELLO はプリよりもパワーの方が気に入っている。どうもレビンソンのパワーは結構使ったつもりだが最後まで気に入らず全て手放してしまった。 そう、プリに比べ野暮ったいのだ。CELLO のパワーはそんな印象を取り除いてくれた素晴らしい質感を持っている。 小さな ENCORE POWER3 から大きな ENCORE POWER 150 に換えても全くと言っていいほど質感が変わらなく、非常に完成度が高いと感じている。 でもオーディオ的にはEAR861 の甘さを求めてしまうが・・・ しかし、レビンソンのように手放してしまうパワーアンプではなく、ボクがオーディオをする限り所有するアンプだと思う http://more.main.jp/zakkichou06.html 僕が所有している最新兵器(ハイエンド?)が LNP と JBL K2 S9500である。 パワーは ML2 をはじめとするレビンソンの歴代パワーを試したがしっくりこなかった。 しかし CELLO の小さなパワーを持ってきたところ初めて心地よい音に落ち着いた。 しかしマニアの性で CELLO がこんなに良いのなら一度 CELLO で聞いてみようと LNP から ENCORE、PARETTE を加えて出した結論が「良くない」だった。 パワーはあんなに素晴らしいのに?と LNP に換える前に CELLO のフォノイコライザーの RMC を加えて聞いてみた。先々週付け加えたので良いか悪いか判断はつかぬがこれが面白い! 全てのレコードがクリスタル色となった。 RMCの癖が強いのかシステム全体が僕が感じていた CELLO の色となった。 もちろん、全てのレコード再生においてクリスタル色は問題があろうが、この輝きは CELLO 以外では無理だろう。いずれは万能な LNP に換えると思うがこの RMC はLNP のフォノイコと切り替えて使用したい CELLO の中では色鮮やかで面白いフォノイコライザーである。 しかし今は浮気をしているのだが、やはり基本は LNP 中心のシステムで CELLO の音を楽しむオーディオよりも音楽が楽しめるシステムの方が僕に合っている。 LNP に合わせるパワーは ENCORE150 よりも小さな ENCORE MONO の方が僕の環境ではベストであると思う。(2009/10/27) LNP の使い方の一つであるゲイン。 ※(オーバーにならない)出力ゲインギリギリまで上げて LNP の特徴を目一杯出せるかが基本的な使い方であるが CELLO の場合は少し違うようだ。
半年以上 CELLO に相対しているがまだ結果が出せないでいる。※入力ゲインではない 事務所にある Cello と K2-S9500 の組み合わせ。 この音が気に喰わないので、いろいろとパレットなどで調整すると、ますますおかしな音となってしまう。そんな中で友人がぶらりと遊びにきて、一言「ずいぶんシャリシャリしてますね」・・・ハッと気づきこれじゃダメだと、もう一度 Cello に再挑戦。
まず全てのケーブルを Cello に揃えることから始めたが、最後まで入手できなかったのがスピーカーケーブル。ヤフオクで(ストリングス2や3はたまに見るのだが)ストリングス1と言うあまり見た事がないケーブルを入手した。全て Cello ケーブルとした段階で落ち着きついたしっとりとした音となる。 次はプリ。
アンコール(1MΩL2)を通すよりも Palette 単体の方が良い音となるが、MIV(マルチ・インプット・ヴァージョン)でないので入力の関係上 Encore プリを通していたが、先日 MIV が入りますよと連絡があり、翌日には交換。 Palette と Palette MIV の音の違いはほとんどはわからないが入力が4つあることと入出力が RCAにも対応しているので使い勝手は大違い。 まだ Encore プリは残してあるが希望のモジュールを積んだ Suite が出てくれば、ようやく LNP + Encore mono power との比較が出来る。 (2010/10/29) 事務所に設置してあるオーディオ機器をレビンソンに戻した。 Cello は約2年間頑張ってきたつもりだけれども、 LNP → Cello encore power → JBL S9500 で鳴るジャズは EMT927 → marantz → ハーツフィールド で鳴らすジャズとは別物だけど高い次元で別世界を魅せてくれる。 1年以上前から初期型 LNP を聴きたいと人に頼まれていて、ようやく Cello を片付け LNP を聞きなおすと素晴らしい。聞いた人しかわからないが、今の機器では絶対に表現できないジャズの音がある。 この音質が聴ける限り、何も触りたくない、というかケーブルさえも替えたくなくなるが、毎週のようにケーブルを交換しているオーディオマニアの人たちは一体どんな音で満足するのか?(ほとんどの人が、もっと良い音になるに違いないと思って交換するのだろうけど、自分では気づかないうちに今の音に不満があるからだと僕は思っている)僕には理解できない。(2010/12/15) http://more.main.jp/zakkichou07.html Cello Audio Suite
Cello のパワーアンプは歴代レビンソンの中でも抜群に優秀だと思う。 しかしプリアンプについては疑問が残った。 Encore プリは2台使用したが手元には残らなかった。 Audio Pallette も初期のものと MIV と使用したが、(グラフィックイコライザー・アンプなのに)予想していた以上にソースを選ぶので、僕にとっては使いづらいプリアンプとなっていて、手元には MIV しか残っていない。 Audio Suite は気になってはいたが、レビンソンの ML-1L からの印象が強いためか、その大きさが気に入らず全く使う気にはならなかった。 昨年8月に引っ越してからオーディオ機器を全て隠せるようになり、ようやく Audio Suite を使用する気になった。 いやぁ〜繋いだとたん、その音質の良さに驚いた。 しかも Marantz 7 や LNP と音質が違うのに繋ぎかえても全く違和感を感じないのだ。 今となっては Marantz 7 や LNP と同様に手放せないプリアンプとなってしまった。 もしも引っ越ししなかったら絶対に使わなかったアンプだと思うが偶然でこのような音質に出会えるとは・・・やはり何か縁があったのだろうか? Cello を表現する”クリスタル”という音質に初めて出会えた感じである。 今後この部屋では Marantz 7、LNP、Audio Suite が代わる代わる主役となってゆく気がする。 よく『もう少し早く出会っていれば』とか後悔する記事を読むが、生理的に顔が嫌いなので Audio Suite については後悔はしていないが、その音質はパワー以上に優秀なプリアンプだと思う。プリアンプ道楽もこれで終わる?いや気になるプリアンプが他に全くないという方が正しいのかもしれない(2012/12/28) http://more.main.jp/zakkichou08.html 妖艶 ...
あるきっかけでプリアンプを CELLO から LNP に替えて聞いている。 改めて思うが CELLO は貴婦人のようで素っ気なく、いつまでも僕と平行線。 LNP は娼婦、僕に寄り添うように唄ってくれる。 CELLO のようないつまでも憧れの歌手であるか LNP のように僕だけのために唄ってくれる歌手であるか… どちらを選ぶかはその人の感性であろうがやはり LNP にはアナログがよく似合う。どこか怪しげな秘密を秘めた音。 やはり僕にはアナログと LNP には謎めいた、言葉に出してはいけないような妖艶で濡れている大人を感じる。 しかし何台もの LNP が僕を通り過ぎた。中には LNP を感じさせない酷い状態、音質である機器が多いのも現実、これらの機器が中古やヤフオクで出回り、いったい何人をガッカリさせたのであろうか? 残念。僕のところには LNP を感じさせる機器が数台残されているが40年以上経った今でもその妖艶な音は健在だと感じる。しかし、やがて他のLNPと同じ運命をたどるのに時間はかからないだろう。( 2014/2/14 ) http://more.main.jp/zakkichou09.html
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