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サルはなぜサルか 2 _ タイ人が微笑む理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/398.html
投稿者 中川隆 日時 2010 年 8 月 30 日 20:16:31: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: サルはなぜサルか 1 _ 白人崇拝がタイ人を猿にした 投稿者 中川隆 日時 2010 年 8 月 29 日 20:59:04)


タイ:売春国家、お猿さんの国、白人と仏教とアレが好き、世界一の人種差別大国

タイ人女性 :金に困っている訳ではないのに上から下まで全員売春婦

凶暴で、浮気して〇〇〇を切られた男多数あり

白人 :タイ山岳民族の幼女と金を払って“自由恋愛”をするのが好き, 幼女でないと立たない

日本人 :鴨ネギちゃん, 生〇〇〇されるのが大好き, 若いタイ女性と結婚後 行方不明になる事多し

_______________

1.「猿」とは何か


タイ社会は、自己の中にある「土人」性を十分に自覚している。

「土人」を制度化し、「土人搾取」のシステムを内包しているのがタイの社会なのである。

これは「土人」とそうでない人がいるという意味ではない。

そうではなくて、上流色白タイ族であっても、自分自身も白人の前ではいつでも「土人」として最低に卑屈に振舞えるように、それ以上に、タイ社会の中の「弱い部分」を自分以下の「土人」として徹底的に卑下し搾取し、外国人に奴隷として容易に売り払える体制のことである。

この意味でタイこそはアジアの「土人売春国家体制」の大元であり震源地たる「便所国家」なのである。
http://ibrahim.blog49.fc2.com/blog-entry-4.html

実に、猿ほど鈍感なものはない。

このことを見失うと痛い目にあうと思う。

そしてよく覚えておかなければならないことは、アジアの諸民族は、発展の過程で必ず反日になるということ。

彼らにとって「反日」はアジア新興国・準先進国の証である。

彼らがたとえムスリムであっても、彼らの社会観、他者観は相対的である。

彼らの風土に根ざした人間関係に唯一絶対の神が入り込むことは難しそうである。

つまり、より身近な者との間の比較と嫉妬とが彼らの燃料である。

理念で高みを目指すのではなく、情念で近くにいる者の足を引っ張ることのほうに、彼らのエネルギーは費やされるのである。

中国韓国が反日だ、だから東南アジアに目を向けてみた、という具合に、「仏教国」幻想でタイに投資し、タイ人の嫉妬反日と怠惰ぶりにうんざりして、今度はマレーシアに投資し、インドネシアに投資し、、、、というのはナイーブな日本人のやりそうな失敗ではないだろうか。

東南アジアの猿というのは、喩えて言えば、反抗期を経ていない子供のようなものである。

自我をもって親とぶつかったことのない子供にとって、親はひたすら怖い、絶対的な存在である。

この場合彼らの親は白人である。

あるいは、反抗期に自我を確立しきれずに引きこもり、家庭教師の先生だけをよりどころにしているような子供。

この家庭教師は親よりも学歴が高く、子供に適当におだてたことを言ってくれる。

耳に快い理念や人道に関する話も教えてくれる。

この子供はその家庭教師の話を暗誦し、彼の威を借りて親にたてつく。

家庭教師の入れ知恵を自分で考えたことのように親に向かって復唱し、兄弟の前でしゃべりたてて得意になる。


タイ人にしろマレー人にしろおそらくインドネシア人にしろ、およそ猿というのは成人ではないし、成人になる意思もない。

猿の神は「力」である。

彼らは自分が困ると努力をする前に大いに保護と援助を訴える。

おねだり、物乞いは猿の文化である。


が、彼らを援助してやろうと手を出す者は大きなリスクを覚悟しなければならない。

保護され援助されながらも、彼らは常に、保護者たちのなかで一番強いのは誰かを観察する。

一番強いものに取り入って、他の保護者の上に立てないまでも、それを見下す態度を取ろうとする。

そのようにして嫉妬と羨望の念を紛らわせることは猿にとってきわめて重要な生活条件なのである。

ここは見落としがちな重要なところである。日本人は嫉妬に関してきわめて淡白な国民であることを自覚したほうがいいと思う。

もし日本で、民族間の扱いの違いなどを、「平等原理に反する差別」という理念的な問題とするのではなく、その代わりに「嫉妬」という形で政治問題にするとしたら、左右を問わず、日本ではちょっと恥ずかしい沙汰だろう。

しかし彼ら猿の間ではそうではない。

猿の尊敬を獲得できるのは嫉妬の相対性を超えた圧倒的な力だけなのである。

そのような形で尊敬を獲得することを潔しとしないのなら、間違っても猿に何かを期待することのないように自らの心に命ずるしかないだろう。

だからわれわれは彼らに安易に援助を申し出てはいけない。共同事業も同じである。

「むかしどおりに白人の保護を受け入れたほうがいいのではないの?」


「白人のほうが偉いでしょ?

尊敬してるでしょ?

奴隷になるにしてもボスが白人のほうが威張れるでしょ?」


と粘り強く勧奨すべきなのである。


「白人に支配されていたことが不幸だったという実感がない、

日本の占領は許しがたいがそれまでずっと白人のご主人様の奴隷だったことはそう悪かったと思わない、

今ではむしろ誇りにさえ感じる」(マレー人)。

「アジア全体が白人の従属の下に置かれていても自分たちさえ自由でいい生活が出来ていれば何の問題も感じない、

一族の体面を保つためには隣国の土地を勝手に白人に割譲してもいいし、娘を女奴隷に売ってもいい」(タイ人)。


猿とはこういう連中なのである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6237979/index.html


タイでは、全国土に渡って白人崇拝が「作法」ないし「制度」として定着している。

日本人の場合、白人崇拝の念を持っていたとしても、それをあからさまに表現するということは、普通の場所では少ない。

肉便器はいざ知らず、公共の場や接客の場面では少ないと思う。

日本人には「人種差別は良くないこと」という「タテマエ」がある。

したがって、あえて白人崇拝を表現することには躊躇と「うしろめたさ」がともなうのが普通だと思う。


ところが、タイ人の場合には、このような躊躇や「うしろろめたさ」は一切ない。

彼らは白人崇拝を公共の場所であからさまに表現することに何の恥らいもうしろめたさも感じない。

むしろ、自らの白人崇拝をあえてあからさまに表現することによって、白人客へのホスピタリティの表現としようとするのがタイ人である。

その表現方法には、「白人客を上げる」という以外に、その場にいる「有色人種をことさら下げる」という方法がある。

「差別の表現」によって一方を満足させるというのは、典型的なタイ的ホスピタリティの表現である。

つまり、タイには「人種差別はよくないこと」という思想が、「タテマエ」としてすら存在しないのである。


日本の銀行や旅行代理店の窓口で、アジア系外国人を受け付けているときに、白人客が入ってきたからといってアジア系外国人を押しやって公然と白人を先に受け付けるというようなことがありうるだろうか。

アジア系外国人が先に並んでいるところに後から来た白人の優先受付を認めるようなことがあるだろうか。

ありえないだろう。しかしタイではこれが普通なのである。

ホテルでもレストランでも、ちゃんとした身なりの有色人種外国人客にはむっつりと接客し、汚い半ズボン白人客には最高の笑顔で媚びへつらうというようなことが、日本にあるだろうか。

よっぽど特殊な場所でないかぎりないだろう。しかしタイではこれが基本なのである。

すなわち、日本に白人崇拝があるとしても、それはタイ人の白人崇拝とは量質ともに比較にならないものである。


かつて東南アジアで反日暴動が頻発したときの感情的な理由のひとつは、

「日本人は有色人種のクセに白人のような生活をしている」

というものだった。


言うまでもなくこれは、白人の作り上げた枠組にすっぽりはまりこんだ奴隷根性というほかない。

この考え方は、自分たちが白人より絶対的に「下」であるという前提をおいた上で、日本人を自分たちレベルに「引き下げ」たいという卑屈な感情である。

このような感情は、

「白人に支配されるのならまだしも日本人に支配されるのは我慢がならない」

という中国韓国の感情にも類似している。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/10/post_8b81.html


お猿さんの白人崇拝と人種差別


東南アジア土人は欧州でも人種差別接客=白人至上主義接客をする 


そう聞いていたが本当にそうのようである。

パリは白人も黒人も親切な人が多い。大都会の真ん中でも道など聞くと親切に教えてくれる。

英語を話す人も多く、英語を話したからといって嫌な顔をされたことはない。

しかし、東南アジア系だけは要注意である。

東南アジア系には嫌な思いをさせられる可能性が高いと思う。

東南アジア系がいる店は避けたほうがいい。

今朝、サンミシェル通りのソルボンヌの向かいにあるホテルTrianon(www.trianon-rive-gauche.com)で部屋を予約した。

200ユーロ以上する部屋しかなかったが、ほかが見当たらなかったので今夜のために予約した。

しかしそのときはまだ部屋が空いておらず、午後2時まで待てということだったので、荷物をストアに置いて街に出た。

予約の証拠として、クレジットカード番号も取られた。

ところが夕方戻ってみると部屋はまったく予約してない。

フロントの人間は変わっていて、東南アジア系の女が受け付けていた。

タイ人にほんの少し白人を混ぜたような顔立ちの色黒の女。

クレジットカード番号まで控えさせてストアに荷物も置いているのに、この女は予約はされていない、部屋はないと言い張る。

そして、案の定、後から来た白人客を優先的に受け付け、こちらの重要な話を聞こうとしない。

そして恩着せがましくそれなら部屋を用意してやるという。そしてまたすぐにカードを見せろという。

その態度があまりにも偉そうで、また白人客優先のやり方が露骨だったので、

「お宅はアジア系の客は歓迎していないのか」といってみた。

すると、とたんに開き直り、

「だったら泊まらなくていい。他に泊まれ」と言った。


まさにタイ土人女である。

もちろんこんなところに泊まらない。

3万円も出してこういう接客態度だ。しかも白人優先接客。

荷物を持ってTrianonを出て、明日の予約をしてある近くのCujasというホテルに行って聞いてみると、幸い今夜もダブルの部屋が空いていた。92ユーロだと言う。

欧州でも東南アジア系とくにタイ人のような連中が働いている店には行かないほうが無難だと思う。

率直に言って、彼らは色黒になるほど人種差別的になるとみていいと思う。

タイやマレーシアでも色黒土人のほうが実際に白人によく媚びるし性格も悪いものである。

ブダペストでの経験からいうと色白のベトナム人などはまだわりとマトモなようだ。



タイ人は白人かどうかでの対応の違いがまずあり

(白人優遇はタイの国是ともいえる確立したルールであり好き嫌いとは関係ない)、

次に「承認された権威」と「カネ」と「力」が基準になる。

タイ族はもともと中国から来た、というのはタイ人が好んで口にするフレーズである。

また、白人との関係で


タイ人のほうが日本人よりも白人に愛されている=タイ人のほうが日本人より上だ


という具合に序列をつけようとすることはすでに頻繁に見られること。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/journal/cat6339137/index.html

TG(タイ航空)のひどさについて


タイという国の白人崇拝および人種差別主義が、

「そういう人もいるしそうでない人もいる」というレベルの話ではなくて、

確立した「制度」であるということを手っとりばやく体験し観察してみたい人は、
TG(タイ航空)に乗って見るのが良いと思う。

「日本-バンコク」線は当然日本人を意識するので、「バンコク-カトマンドゥ」線とかがいいだろう。

最初は、エコノミークラスだから大バカなクルーが配置されているのかと思ったが、聞くところによるとビジネスクラスやファーストクラスの方がもっとひどいということである。

ホテルやレストランの接客の場合には、主観的なさまざまな要因

(つまり「あなたが身なりや態度のせいで個人的に差別されていただけですよ」という反論を導くような要因)が関与しないとはいえないが、

一列に座席が並んだ飛行機内ではより客観的な観察が可能になる。


つまり、他の人たちがどういうふうに接客されているか、クルーが客の人種によってどんなふうに態度を変えているかを、客観的に観察することができてしまう。

私が観察したところでは、意外なことに、女のクルーは(差別接客は)それほどでもなかった。

これは、白人バーの売春婦のように見られたくないということかもしれない。

しかし、「エイズ以前」、売春ツーリズムリゾートとして大いに売り出していた誉れ高きタイ王国においては、どんな女も売春婦とみなされがちなのは自業自得の結果である。

恨むなら自分の国とその国の全権を掌握する国王を恨むべきである。

これに対して、TGの男のクルーの醜態はこっけいを極めていた。

白人の周りをくるくると回っている茶色い猿というほかはない。

ビジネスクラスだとこれがもっとひどくなるというからたまらない。

念のためにもう一度いえば、私はここでは、自分がどう扱われたかという話をしているのではない。


飛行機だと他人のこともはっきり見えてしまう。

白人がちやほやされる一方、アジア人、有色人種が邪険にされたり冷笑されたりしている様子を見せつけられるのは、非白人としては不快である。

TGの男のキャビンクルーは、客の人種によって満面の笑みやむっつり顔、振舞い方までクルックルッと変換することができる。


あの反射神経の良さはやはり猿のものであろう。

飯の注文をとるとき、白人とアジア人乗客とが並んで座っている席では、必ず白人を先に、満面の笑みを浮かべほがらかに声をかけて注文を聞く。

次の瞬間には、さっとむすっとした表情に切り替え、アジア系客をろくに見もせずに

「わかってるだろ、早く言え」という感じでちょっと首を横に振って「催促」する。

エコノミーとはいえ、仮にそのアジア系が隣の白人の上司またはボスだったらどうするつもりだろうと思うが、タイではホテルやレストランなどでも白人とアジア人とが(男同士)一緒に入っていけば、アジア人のほうは完全にその白人の下僕扱いが普通である。

一度タイを白人の友達と旅行してみることをすすめる。

これが、タイの猿王の航空機、タイ王国のフラッグキャリアなのである。

人種差別接客はTGおよびタイ王国の「制度」なのである。

「猿王」といわれたくないならば、自分でクーデタを起こすというボス猿のような行為をつつしみ、猿の群れのような国を多少でも人間らしいものに変える努力をすべきである。


タイにおいては、高級なところに行けば行くほどますます、人種差別・白人崇拝がひどくなり露骨に表現される。

この点が他のアジア諸国の「白人崇拝」と趣を異にするところであると思う。

つまり、他のアジアの国々では、高級なところに行くほどバカは少なくなるのが普通である。

バカでなければ露骨な人種差別や白人崇拝を表に出したりしない(白人国は別である)。

なぜならこれらの国では白人崇拝は国の「制度」にはなっていないからである。

これに対して、タイ人にとっては、白人崇拝の強さはその場所の「高級」の証しであるらしい。

そして「差別」がひどいことは、その場所に「特別なもてなし」があることの徴のようである。

おそらくタイ人客たちは、自分が来た場所の白人崇拝のひどさを見て、自分も「高級」な場所に来れたことを喜ぶのであろう。

このようにタイにおいては、頂点に近づけば近づくほど白人崇拝がひどくなる。

その「頂点」こそが、クーデタの黒幕にしてクーデタ政治の守護者であるタイ国王・プミポンの宮廷にほかならないことは容易に了解せられるであろう。

タイの白人崇拝は、国王崇拝に次ぐ国家の「制度」であり、タイの「国体」の不可欠の要素だということである。

ほんの数百年前にインドシナに乱入した文盲の蛮族の野盗の子孫が猿王よろしく君臨し、その私兵として軍と警察を掌握し、白人崇拝主義を御誓文のごとく戴き、弱い者の娘たちを毛唐に貢いではシノギとする国、これがタイ王国。

軍事クーデタをおこしても白人からはほとんど批判されることのない、インドシナの「優等生」の猿王国である。

現に多くの白人がタイの各地に女を囲って定住しているという事実が、白人世論のタイへの矛先を鈍らせているということを忘れてはいけない。

このように多数の白人がタイ人と(肉体)関係を持ちながら各地に定住していることは白人世界にとって有利なネットワークである。

それはタイ国内での白人国家の情報機関やミッショナリーの活動を容易にしているのである。

このようなことも含めた、総体的な「女の貢ぎ」である。

それにしても、TG、日-タイ線の日本語アナウンスの客を馬鹿に仕切った感じは他社に例がない。

説教口調で「トイレでタバコを吸うな」などとくどくど言う。

それだけTGの客層、そしてタイへ行く日本人の水準も低いということなのだろう。

タイ人の差別体質・白人崇拝体質は、タイの数百年に及ぶ白人とのやり取りを通じた国家形成の歴史に根ざすものであり、タイの文化の根本にあるもの、すなわちタイ人のアイデンティティと不可分のものだから、そう簡単に変わるものではないし、変えようとする意思さえなかなかもてないものだろう。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6759876/index.html

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1 : :03/04/09 03:23 ID:RbE4RsDU

タイにはロシアとか旧共産圏の国から、女の子が出稼ぎに来ていて まあ、売春なワケだが。

タイには観光客や買いつけでやって来る外国人が多いからそういう男を相手にしているわけなんだ。

俺も、何人かそういう子と遊んだわけだ。

気に入った子、相性があった子とは一緒にいろんなとこに行くわけだが、なんかね、
白人連れていると、タイ人の店員の態度が全然違うわけ。
すごい親切接客なんだよね。


俺ひとりだと割とぶっきらぼうなのだが白人相手だとタイ人は親切なんだな。
7倍くらい。

なんだろうね、これは。

でも、女の子のほとんどがタイ人男とは寝たく無いって言っていた。

なんだろうね、タイ人は。

166 :うむ :2006/08/26(土) 23:17:38 ID:rHOc5cgo
タイ人のあからさまな白人優遇に何度もあった

トゥクトゥクに乗ってホテルの門まできたところ白人が手を上げて乗る意思表示をした。

門から扉までは50メートルくらいあるのだが、運ちゃんは私にここで降りろと言う
タイでは日常的にこういうことがあるから別に腹が立ったわけではなかったが
ちょっとからかうつもりで

「白人が優先か?」と聞くとあっさり「そうだ」と言う。

交渉金額の半額だけ渡して降りてやった。

(外国人価格に納得してのったため現地人相場の金額を渡した)

まあ日本でもあることだけどね

115 : [sage]:2005/04/05(火) 22:03:30 ID:zhT6Cti9
タイは白人の植民地並に白人が大手を振って歩いてるね


121 :ペン習字:2005/04/06(水) 18:01:16 ID:9kDqInKW

タイ人の白人に対する感情は、他の植民地体験のある国より、白人崇拝意識が高い。


318 :在住:2007/04/05(木) 22:18:34 ID:QJ/3B951

タクシーの窓に貼ってあるステッカー
「I love Farang!welcome foreigner! 」

コレ見るたびに複雑な心境になる

333 :static:2007/04/07(土) 14:20:09 ID:+iXaspSz

近隣国の一流ホテルと比べてもタイのホテルやレストランの白人崇拝はかなり際立ってるよ。

タイで差別されるのは日本人だけではなく、有色人種一般。

逆にその場所に白人がいないときはあきらかに態度が違ったりする。

そういうのはシンガポールやマレーシアではあまり経験しない。

高級ホテルとは言わないが、タイの中級どころのホテルのスタッフがどう見てもクズな半ズボンはいたような白人にへらへらして、まともなかっこうしたアジア人客より持ち上げてるのはなぜ?

ああいう接客は東南アジアでも他の国ではあまりみない。
白人崇拝、人種差別は、タイ旅行業者にとって鬼門。
それを理由にタイを避けるアジアアフリカ系ツーリストは実に多い。

日本人にはまだすくないだろうが。
隣のマレーシアに来てるツーリストの人種構成と比較してみれば一見してわかる。

289 :      :2006/10/14(土) 23:49:46 ID:2zYl6W9I
タイはいろいろ問題もあるがそんなのは旅行している分には
マイペンライでいいでしょう。


<マイペンライ>
タイ語で、「気にしない」、「大丈夫」、「どういたしまして」とかを表す言葉)


この国深夜徘徊してもそれほど危なくない国
深夜、タクシーが強盗になる話もあまり聞かない

わけのわからん詐欺師は今でも出没するが、相手にしなけりゃ問題なし。
人さらいも聞かないし、長距離バスで荷物がなくなったことは100回のって一度もなし。

フィリピンや、インドネシア、中国、カンボジアから帰ってきたらタイはまるで日本のように安全だよ


しかし白人に甘い国。

白人文化の自由恋愛のゴーゴーは取締りがゆるく しかも白人経営の店も多い
しかし日本人好みのMPは何かと厳しく、日本人の経営は絶対ゆるしてくれないだろう。
ホテル、旅行会社では明らかに白人が優先

308 :chego:2007/04/05(木) 14:47:43 ID:btKNQVVe
その理由は簡単だよ。

タイは日本と軍事同盟を結んでいたわけ。日本と一緒にビルマにも侵略した。

しかし、第二次大戦後、すぐにはじまったインドシナ内戦で欧米列強のインドシナ再植民地化戦争に全面的に加担し協力することによって、タイは戦争責任逃れをした。
タイの日本軍への協力やビルマ進駐については不問に付された。

ようするに、植民地再獲得を目指すフランス兵やベトナム戦争のアメリカ兵に売春婦をあてがうことで責任を帳消しにしてもらったわけ。

だから、タイは欧米から日本との軍事同盟の責任を一切問われていない。

その代わりに、タイは一貫して欧米人を優遇することで報いている。

もし欧米にたてついたら、タイも戦争責任を問われることになりかねないから必死なだけ。

374 :しかし:2007/04/09(月) 01:39:22 ID:yDx0ZWmq
タイの外人の夜遊びは歴史的にいってもベトナム戦争から。
そういうところで白人が優先されるのは当然のこと。

もうひとつはタイ人はもともと中国系の民族だから事大主義が基本ということ。
中国系はどこでも白人にへつらう。


310 :B-777:2007/04/05(木) 14:59:52 ID:CcobfenZ
>>308
まさに正論なんだがそれは国家としてのスタンスですね。
一般庶民までファラン崇拝している理由にはならないと思います。

311 :d:2007/04/05(木) 15:15:37 ID:/g6AwFuX

白人=自分たちとは違う別格の生物

って考えてるんじゃない?

319 :大魔王 ◆0gMZz1uVmM :2007/04/05(木) 22:35:55 ID:bDRIJhYP
クラス社会のタイで英語が喋れるということは上流のたしなみ。
白人の腕にぶら下がっていたら自分のクラスが3階級特進だ。

320 :ima[sage]:2007/04/06(金) 16:14:55 ID:Sm8857yp

タイ人って犬に似てると思う。

犬は人間たちのパワーバランスを本能的に察知して強いほうにつく。

だから売春婦でも国際的なパワーバランスを敏感に察知して行動してる可能性はある。


321 :maa:2007/04/06(金) 20:01:21 ID:BaCilH7h
タイではファランは国王の次に尊敬されている。

日本人はタイ人とさほど変わらない外見のくせに金持ちになってる、憎らしい人種。
 
でも金払いのいい日本人なら相手をしてもいいよ。
金払いの悪いケチな日本人は犬より下。

さっさと帰国して2度と来るな!  とタイ人が申しております。

176 :うむ :2006/08/28(月) 02:34:44 ID:Nu7/6KJv

★私は見た日本人に対する無礼な態度

外国人と接する英語を話せる職業の人達の中には結構陰口が多い人散見される。
たかだが白人に媚びるための英語が日本人より話せるからって調子乗るなよな!


・エアポートバスの受付嬢
日本のおじさんがたどたどしい英語で話していると 「英語も話せないのかよ!」 と言って呆れ顔になる
私は良くないマナーだと注意したらびっくりしてた。

・旅行代理店
先に受け付けてもらいトレッキングの話をしている最中白人の若者が入ってきたら何故か彼を優先して私は後回しにされた。
「何故だ?」と聞くと苦笑いしてたので「見栄っ張り」といったら逆切れ状態になった。


コンビニなどお店系のタイ人は白人には絶対嫌な顔をしない
笑顔を作って「THANK YOU」か無言かどちらか絶対タイ語を口にしない


その理由は白人が怒ったらとても恐ろしいことを良く知っているから
当然中華系のお金持ち同国民に対してもしない、ヘタするとクビになること
を知っているから

日本人は何しても笑ってるからどんどん図に乗る
白人同様朝鮮人、中国人へはヘタなことをすると一喝されるのを知っているからある程度緊張して対応する。

ついでに彼らはたとえ日本人が怒ってもたいしたことない
ことを知っているので逆切れできる。

駐在員でタイ人を監督する立場にある人はつい日本のマナーでかなりタイではやさしい対応をするがこれがどうも間違いのはじまりになると考えられている。

心にもない謝罪外交と金まき外交しているからこうなるんだ
日本人のタイ旅行者や現地在住者もどんどんこれからは抗議するべきだ

白人、中国、韓国はゴネ得してるぞ 
日本の美徳とされる「大人になる」 ということは相手を付け上がらせて金だけ要求され結果バカにされることを意味する。

タイではこの傾向が反日枢軸国よりひどい、フィリピンの方がまだまし


189 :デスノート:2006/08/30(水) 01:20:31 ID:ZGfJvlHI
日本人は簡単にお金を出すからねw
それに、適当にあしらっても怒らない。

だから、限度を知らないタイ人は、とことんまで付け上がるw

白人、韓国人は、まず、金を出さないからな。
そして、残虐性もある。

197 :名無し[あげ]:2006/09/14(木) 03:26:49 ID:DEpAEKSH
日本の美徳は命取りってことですかね
帰国子女は生意気だといじめられるが、自己主張をきちんとする海外文化に馴染んでるってことなんだね

198 :うむ:2006/09/14(木) 07:07:41 ID:6ZqBsa/D
日本の美徳は忘れてはいけない。世界に誇れるよ。
しかしそれを知って(意識して)、朝鮮人の手法も取り入れる。
アホタイにはよく効くぞ

奴らの嘲笑、差別発言は日常なので腹が立たなくても、朝鮮風のやり方で 抗議しよう。
大人の対応でバカにされるなら、嫌われる方がいいな
やつらとにかく力に弱いからかえって尊敬されるかも

「タイ人も悪い人もいれば、いい人もいるし、それは日本でも同じこと」

こんなことを言う人が多いくいるのではないかと思う

果たして同列に見て良いのか?

タイの常識は日本の非常識であるのは多くの人が知るところである。
逆に日本の常識はタイでは否定されることが多いのである。

ハイレベルな惨い いじめ、差別、カツアゲ(たかり含む) が社会の常識であるのです。

それをいい加減さとあまり深く考えない教育というか国民性でカバーして、意味なく笑顔で笑っているのです。
それが今日の「微笑みの国」なのです。


254 :・・・:2006/09/24(日) 08:50:01 ID:iPGkDScQ
風俗嬢になめられとる日本人がなんと多いことか
ちゃんと説教・文句言わないといつまでたっても手抜きサービスとチップの強要されるぞ


255 :カンタ:2006/09/24(日) 11:10:35 ID:UB90zLRw
猿国の人間と付き合う時点で終わってるよ。
猿の扱いにかけては、白人様に一日の長があるわな。

256 :・・・:2006/09/24(日) 12:13:28 ID:iPGkDScQ
猿の扱いは難しいね

性格はワガママだし、すぐスネるし、金くればっか

白人にはおりこうさんで、日本人には、駄々っ子

やっぱりよくないけど、基本的に見下した態度を先にとって「お前らは下だよ」という雰囲気をつくらないとアカンかな

中華系とか、カウリーなんかは、絶対猿に控えめな態度をとらないからな。
http://www.unkar.org/read/society6.2ch.net/21oversea/1049826237

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2. お猿さんの知能


「文化なし」「知能低い」 60年代の英大使がタイ酷評


タイの外資系大手スーパーで買い物をしていて、つり銭間違いや計算間違いの多いこと。

1個8バーツのドーナッ5個を45バーツの張り紙をする、それも若い女子店員二人居て。

こちらの14、5才以上は、同年代の恋人が居るんですね〜 

誰に聞いても、18から20才以上のバージンは居ないとの答え。

アパートの周り、大通りでは14,5才から大学生、大人まで手をつないで歩いている。

女女 男男に走るのもいいが、もっと勉強しろよと 言いたい、最低限の教養ぐらい身に付けろよ と。

40数年前と、変わらないようだ。


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「タイには何もないといわざるを得ない。文学、絵画は皆無で、奇怪な音楽があるのみだ。

彫刻、陶器、舞踊はほかからの借り物で、建築は単調、内装はおぞましい。

金持ちの楽しみは賭博とゴルフで、国民的娯楽は性的放縦」――。


 英BBC放送のラジオ番組が、英国の大使が駐在先に関する感想を離任時に本国へ送った文書を公開し、辛らつな評価が物議をかもしている。1回目はタイ、ニカラグアなどが俎(そ)上に載せられた。

 1965―1967年に駐タイ大使を務めたアンソニー・ランボルド卿はタイには文化がないと評した上、

「タイ人の平均的な知能は低い。我々よりはるかに、中国人よりもかなり低い」


ときつい感想を記した。


タイのネット掲示板には


「奴らはファラン(欧米人)だ。タイの文化がわかってたまるか」、

「もう英国のサッカーはみない」(タイでは英プレミアリーグが最も人気のスポーツ)


といった怒りの投稿が続いているが、中には


「大使の言ったことは本当だ。

タイの芸術の多くは我々の先祖が作ったものではなく、外国から持ってきて、子孫に伝えたのだ。

先祖がそれを正直に言わなかったので、自分たちのものと勘違いしている」
といった意見も少数ながらあった。
http://asukana777.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/index.html


タイ児童知能指数


タイから フィリピンにかけて,元々知能の低い人種ではないでしょうか。 

世界数学競技に出て金メダルを取るタイ人は、華僑系のお金持ち。

日本の戦後は食う物が手に入らなかった、私の子供の時「昭和30年代」もいつも腹をすかせ、学校から帰ってきても何も無い。

麦ご飯はある、それに醤油をかけ何時も食べていた。

栄養が無くても日本人は、たえず向上心を持ってどんどんと成長・発展していった。

タイ人、フィリピン人を見ていると 向上心など持ち合わせていない事に驚く。

日本人も含め知能の低い人間は、思春期に異性へと走る。男男彼氏彼氏 女女彼女彼女 へと、タイは非常に多い。

あげくに、子供が出来、離婚。

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タイ児童の平均知能指数88 保健相がヨウ素不足に警鐘

2010/6/29 (14:39)| 主要ニュース 社会

【タイ】タイのジュリン保健相は28日、ヨウ素の不足によりタイ人の体、頭脳の質が危機的な状態になりつつあるとして、ヨウ素の摂取促進に取り組む考えを明らかにした。

保健相によると、タイの家庭でヨウ素添加塩を使用している割合は2008年の82%から2009年は77%に低下。また、タイの児童の平均知能指数は1997年の91から2002年には88に低下した。


 独立行政法人国立健康・栄養研究所によると、ヨウ素は海藻類や魚介類に豊富に含まれる元素で、不足すると、甲状腺ホルモンの生成が出来なくなり、精神発達の遅滞、甲状腺機能低下症などを引き起こす。妊婦のヨウ素欠乏は子どもの精神障害と神経系の障害を伴う成長不全をもたらすという。

小学3年生の4分の1が計算力不足

 教育省が実施した全国学力テストにおいて、タイ人小学3年生の22・9%が「計算力不足」であることが明らかになった。

 同省基礎教育委員会(OBEC)は、全体の4分の1にあたる生徒が落第点をとったことについて「公立小学校における学習水準の低さが露呈したと判断、早急な対策が必要」としている。

 なお、前年度の25・29%からはやや向上しているものの、OBECでは依然として深刻な事態と受けとめており、近々教育関係者を招集し、具体的な解決方法について話し合う方針という。

 また、識字率についても7・72%と、前年度の8・82%からわずかな向上がみられたが、OBECでは「まだ相当数の生徒が読み書きできないというのに変わりない」としている。
http://asukana777.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-eed3.html


906 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 13:30:43 ID:9oTcy99s0
ベトナム人は引き算できるんだよね。

あれには驚いた。

907 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 13:34:20 ID:C9RAh3iI0
タイ人はできないんだよね。


909 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 13:37:05 ID:9oTcy99s0
>>907

知人の子供が小学生だが、引き算できない。

916 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 13:55:54 ID:dgIiQjE20
引き算どころかタイ人は計算が出来ない。


918 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:01:31 ID:jRHKb11Y0
>>916
全国統一の大学入試のテストで上位100位に入った義妹が率の計算出来なかった。
しかも理系クラスなのに。


920 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:09:30 ID:dgIiQjE20
タイ人は暗算出来ないのか買い物したら最低3回はお釣り数える。


921 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:12:26 ID:jOnVJNUg0

4+3×2−3の計算をタイ人にやらせてみな。

院卒のエリートでも、答えを11というだろう。

前に某大学の先生に試したら、やっぱり11と答えた。

バカというよりも、計算の基礎ができてないんだな。


922 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:15:10 ID:gwj5M6T.0
>>918
要するに基礎的な計算力が欠けているわけだけど、これを克服するにはソロバンが有効なはず。

しかも安価だから貧乏人でも手が出せる。

実際島根県の横手町とイサーンのある地域では交流があり、ソロバンを教育に取り入れているが、タクシン政権時代、この非常に有意義な基礎教育の予算が削減されたと聞いた。

926 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:59:20 ID:dgIiQjE20
日本は九九小学生から教育してるから自然と暗算身に付くよね。
タイのガキって何勉強してるの?親のしつけも最低。


928 :921:2010/06/08(火) 15:06:40 ID:jOnVJNUg0
俺も面白がって、いままで50人以上に 4+3×2−3 の計算をやらせてみたが、
7と答えたタイ人はゼロ。みんな例外なく11と答える。

こっちもそれなりの利口そうな奴選んで聞くんだが。

それも「何でこんな簡単な事聞くんだ?」みたいな感じ。


941 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 15:39:39 ID:jOnVJNUg0
>>932
>紙に4+3×2−3と書いたら、多くのタイ人は7と答える。


だから、紙に書いて解かしても、タイ人はみんな11と答えたわけね。

大学の先生、マネージャークラス、タマサートの学生など、それなりに地位のある人たち。

間違っても、屋台のおばちゃんやモタサイのライダーには聞いてない。

925 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 14:56:22 ID:jRHKb11Y0

教育制度改革で基礎教育再編やろうとしてて王様に潰されたじゃん。

タイの教師は教育制度改革に反対で反タクシンの急先鋒だったから悪く言うだろ。

930 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 15:07:59 ID:gwj5M6T.0
>>925
国王がどの部分を潰したのか?
バカでもちゃんと教育すればまともになると、国王は思っていると聞いたが。

946 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 15:53:34 ID:jRHKb11Y0
>>930
小中の教師自体に基礎学力がないので、基礎学力についての教育が疎かになってたんだよ。
で、免許更新制や人事制度の刷新をはかろうとした。
で、教職員組合から反発があり、国王は署名拒否


ちなみに、◯×や選択肢の選択式の試験が殆どだったタイの高校教育に、論述を取り入れて自分で考える力をつけさせようとした。

948 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 16:05:13 ID:Yv5.YijQ0
http://www.bangkokpost.com/news/local/38353/teachers-fail-exams-on-own-subjects
Teachers fail exams on own subjects

先生がアホでどうして生徒が賢くなれるのかとタイ人も思っているらしい

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275007783/


覚醒剤「メタンフェタミン」乱用国


言葉や文化の違う、国々で 唯一違わない物、

それは、男女関係 恋愛 失恋 結婚 離婚 再婚。

西洋の影響で、それまで キッス と言うものが無かった国々に 広く浸透し 日本を含め、今では人前でも当たり前になっている。

当然、タイにも 浸透している。 

敬虔な仏教国だが仏教で、戒律の厳しいのは 僧侶だけで、一般市民は関係が無い。

やりたいほうだい(酒 賭博 薬物 性的放縦)。

人間と言うのは、あらゆる欲望に弱い。

 これをやっては駄目、と口で言っても埒があかない。

したがって、法律が作られた。 この法律も国によってかなり違ってくる。

大麻は罰せられない国、 日本のようにすべて駄目と。

日本の酒気帯びと同じで 本人しだい、 薬物乱用で死傷事件が多くなれば、法を重くしないといけないでしょうが。


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チュラロンコン大学、タンヤラック研究所、米国エール大学の共同調査により、タイが世界有数の「メタンフェタミン乱用国」であることが明らかになった。

特に若者による乱用が増えていることに関係者が強い懸念を示している。

 同覚醒剤の乱用件数は、報告されたケースだけでも2009年で約12万件。2010年は既に10万件にのぼっている。

 そのうち65%がティーンやヤングアダルト層によるもので、15歳から19歳の割合は32%を示している。タンヤラック研究所が運営する薬物更正施設には、2009年だけで計11万7886人が入所、そのうちの79%を15歳から19歳の若者が占めた。

 施設でのリハビリは、4カ月の投薬治療と1年間のモニタリングで完了する。全てのプログラムを終えた者の85%が完全な更正を遂げるが、途中で放棄した者の90%は再び薬物に手を出すという。

 調査チームは、予防薬などについても研究を進めている。
http://asukana777.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-c94a.html


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3. お猿さんが微笑む理由

「微笑みの国」とか「敬虔な仏教国」などとタイを美化する人たちが未だにいます。
そういう言い方は、自分はタイ人をバカにしていると言っているようなものです。


「微笑みの国」=「ニタニタした能無しの馬鹿な猿の国」、

「だから馬鹿でも外国語もまったくできなくても安心して行ける」、


というのがタイへの旅行者の一般的な意識です。

そして、そういう意識を全肯定するのが「微笑みの国」という<ほめ言葉>にほかなりません。

タイ自身がそれを売り物にしてきた面もあるが、これほど現地人をなめきった態度はありません。
 
そのせいか、現実のいまのタイは、東南アジアのどの国よりも、否、ヨーロッパ諸国よりもはるかに、「シカメッツラの国」になっており、「ことさらなるシカメッツラの国」になっているといえます。


外国人はみんな自分たちを、

「ニコニコした性格が良いだけの能無しの猿」だという頭で来ている、

ということを彼らは知っている。

(重ねて言うと、タイ国家自身がそういう売り方をしてきた責任はもちろんあるのですが)。ならばなおさら、


「そうじゃないんだ」

「自分はニコニコしているだけが取り柄のお人よしの猿じゃないんだ」、

というところをことさらに見せたくなるのは自然な情動です。
その結果、不必要に気難しい顔をする、ということになるのでしょう。


今でも、外人ずれしていないミャンマー・シャン州(チャイントオン)などのタイヤイ(大タイ族)などなら、本当にリラックスした良い微笑みを見せてくれるかもしれません。

数年前はチャイントオンでもそうでした。もちろん、他の少数民族も同じです。

しかし、そういう柔らかいところに容赦なく付け込み搾取する白人キリスト教ミッショナリーや白人NPOらの活動が衰えることは、白人世界が存在している限り決してありません。

したがって、彼らの心の荒廃も時間の問題となっていると思います。

あの辺り、数年行っていないのですでに荒廃しているかもしれません。 

すなわち、チャイントオンの湖畔に売春婦連れ毛唐がのさばり白人ツーリストが村民児童を漁りに来るのも時間の問題だろうと思います。

ミャンマーが「民主化」されでもしたら、シャン州などの「少女たち」にとっては地獄が待っているはずです。

だから、私は、白人たちが望むようなミャンマーの「民主化」にはまったく反対なのです。

チャイントオン辺りでは、毛唐の作法に汚れきったタイのタイ族ツーリストがすでに精神汚染を撒き散らしています。
http://ibrahim.blog49.fc2.com/?mode=m&no=213


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206 :オー様と名無し:2010/02/25(木) 01:49:10 ID:5249.CQI0
タイ人は、微笑みの国、と言いますが、実際は、何も考えてない人が多いです。
と言うよりほぼ99%です。

大学を出ていても、家族も、結婚感、金銭感覚は、アッパラパーです。

お金も、仕事も、結婚も、人生も、行き当たりバッタリ!
場当たり的な対応、考えしか持ってません。

女性側の、学歴も、家庭環境もあまり関係ありません。
日本人の几帳面で、節約家、働き者から見れば、タイ女性の頭の中は、カラッポです!
マジで本当です!
何も考えていないから、笑って、誤魔化しているだけです!(これのみが武器です)
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1266494140.html#108


471 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/12(火) 03:05:39
タイ人の笑顔は仮面の笑顔

その裏には見栄や嫉妬の感情が渦巻いてる

472 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/12(火) 03:46:28
本当の笑顔はタイ人にしか見せないよね


484 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/14(木) 13:14:53
微笑みの国って、単にバカが初対面の人に対してどう対応して良いか分からず
に微笑んでいるだけだと分かった時。

485 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/14(木) 13:31:18
誤魔化し笑いの国。


489 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/14(木) 13:47:55
出版されているタイ関係の本は何で本当の事書かないんだ。
平気で嘘つくし騙すし逃げるし殺すし貧富の差が激しい原始資本主義社会だと。

490 名前:オー様と名無し 投稿日:2006/12/14(木) 13:57:52
道徳観、倫理観もないし。

631 名前:オー様と名無し 投稿日:2007/01/06(土) 15:24:33
タイ人は

性格悪い人には悪人になります。

優しく接すると優しくなります。


632 名前:↑ 投稿日:2007/01/06(土) 15:33:58
タイ(タイ人)は微笑みの国・・・

その裏側に隠された陰湿な部分が露呈しただけ(藁)

元々、皆が言うほど良い人が居る訳じゃー無い、所詮3流国


633 名前:オー様と名無し 投稿日:2007/01/06(土) 15:37:18
>>632

もう最近は微笑むのは打算があるときと物品いただく時だけで
いつもしかっめ面ですね?

陰湿な部分(大部分?)をかっくし切れなくなった、ということですね?

637 名前:オー様と名無し 投稿日:2007/01/06(土) 15:43:45
昔日本人がみな金持ちだと思われてたころ
なんか取り入ろうとしてニコニコしてただけだったんだな

641 名前:オー様と名無し 投稿日:2007/01/06(土) 17:39:18
>>ドラマに出てくる性悪、意地悪キャラクターって、昔はドラマにしかない道化かと思ったけど

テレビで、ヒステリー丸出しでギャアギャア騒ぎ立てる女達、性格の悪い女達が、これでもかと多いテレビドラマ。

これらのテレビドラマは誇張じゃなく真実のタイ、そのものなんだよね。

性格のよいヒロインの女なんか、100人に一人もいないだろう。

最初は、奥ゆかしい控えめな女も、一皮むけばテレビドラマの性格の悪い女そのものだから、タイは困るんだよ。

ハイソの女も売春婦も中身は同じなのは、国民性なんだろう。


643 名前:オー様と名無し 投稿日:2007/01/06(土) 17:55:39
>>641
その通り!実在するんだから怖いよ。

自分の友達(普段は明朗)が目の前でギャーギャー女に変貌した時に思い知った。

噛み付いてる相手もギャーギャー女。

そういうのがイヤで外国人女に目がいっちゃうタイ人男もいるよ。

浮気性のタイ人男がいやで外国人男に目がいっちゃうタイ人女に同じく。
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1099834899.html


87 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 15:28:00 ID:JkEJeu2E0
タイ政府観光局は、タイは微笑みの国だなんて嘘だけ宣伝しているね。
中国よりはマシだけど無愛想な国民だろ。


88 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 15:29:48 ID:GbBprCGI0
>>87
金を渡したときは満面の笑みをくれる国


89 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 15:30:09 ID:ewnVsrJQ0
タイ人は微笑を帰すべき相手とそうでない相手を区別します。
90 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 16:48:55 ID:KFU6nORo0
>>89
そういうことか?
金に微笑んでたのか。


91 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 17:08:32 ID:98zBdMVw0
>タイ人は微笑を帰すべき相手とそうでない相手を区別します。

わたしもその通りだと思います。
金だけでは駄目なんです。
タイ人は見た瞬間に自分より上か下かを判断できます。
余裕のない(金銭的にも人間的にも)は低く見られます。

タイの生活で知り合うタイ人はそのまま自分の環境や言動、行動の結果です。



93 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 17:30:16 ID:s.0LaKDM0
ラオスに行けば今でも微笑みの国だよ。
特にパクセやサワナケットあたり。
>>91の説は明らかに間違いで、タイ人が変わっていったということだろ。
イサーンに行けばバンコクよりは遥かにマシだよ。


97 :オー様と名無し:2008/08/25(月) 18:30:53 ID:Tt7RtINs0
タイ人の微笑みは、何かを誤魔化すためのものと理解すればよろしい。


98 :オー様と名無し:2008/08/26(火) 22:28:38 ID:M1Yqe.xE0
>タイ人は見た瞬間に自分より上か下かを判断できます。

すごく当たってます。

特に外見は大事です。
 
また金の無い人物でもハンサムとか美人とか背がすごく高いだけでも尊敬されるところがタイ流。

日本人を名乗っても、ダサ男だとモロ不機嫌な眉間にしわを寄せた顔になります。

日本人よりタイ人って素直というか、顔の表情がすぐ変わりますよ。

99 :オー様と名無し:2008/08/26(火) 22:45:19 ID:M1Yqe.xE0
タイ人から笑顔が消えたのは、80〜90年代という人がいます。
バンコクに最初の高速が出来た頃。

あれからというもの、街の変貌ぶりはすごいものがありました。
今建っている高層ビルのほとんどが80年代以降です。

要するに外資の急速流入で、街も人の心も大きく変わっていったんです。
ぜいたく品が街にあふれ、金のある人と無い人との生活レベルが天と地のようになっていった。

ラオスやミャンマーのように、9割以上が貧困ラインにいると、皆も同じ横並びだから
ヒガミもネタミもなく、また向上心や欲もなくヘラヘラ笑っていられると思うのです。

100 :オー様と名無し:2008/08/26(火) 22:49:00 ID:SpOrZkAI0
>モロ不機嫌な眉間にしわを寄せた顔になります

これマネしてあげると、恥ずかしそうな顔するけどね。


107 :オー様と名無し:2008/08/27(水) 13:30:44 ID:rOYOTd/M0
微笑みの国だなんて幻想だね。


108 :オー様と名無し:2008/08/27(水) 13:36:52 ID:C9NskgPw0
バンコク近辺と歓楽街しかうろつかない人種にはそう見えるだろうね。


109 :オー様と名無し:2008/08/27(水) 13:51:09 ID:w/Hj0p0c0
>107
俺も最近やっと判ってきた。
http://kuantan-bin-ibrahim.blogspot.com/2009/08/blog-post_1860.html

91 :オー様と名無し:2007/02/20(火) 22:55:31
微笑みの国というが、実情はニッコリ笑って人を斬る国

902 :オー様と名無し:2010/07/04(日) 11:46:16 ID:Ud7CPP5E0
微笑みの国ってのにロマンを連想させられたものだったな。本当のタイを知るまでね。
微笑みに程遠い正反対の国だわ。

微笑みの無い国・ホスビタリティの無い国・嘘だらけの国・金が全ての国・・限が無


92 :名無しさん:2006/07/12(水) 03:15:25 ID:4yEmFzjE

タイ人の印象は遊びに行ってた時と住んだ後とでまるっきり変わる。

「微笑みの国」の「微笑み」とは、
相手に心中を探られないために彼らが身につけている作り笑顔、いわば世渡り術。

一定期間住んでいる日本人は、みんな一度は騙されてる。

金銭面で騙されたり、女の子であれば、やられちゃったり。
特にプーケットでは、タイ人男に入れ込んではまった挙句妊娠させられたりする日本人の女の子が多い。

多くの者は金に汚くなっているので、平気で人を騙す。
逆に、そうでなければタイでは勝ち上がれない。

プーケットにいた頃はパトンビーチにいたのだが、小さな村なのにやたら殺人事件が起こる。
大きな金が動くビーチリゾートなので、タイ人同士の揉め事や、外国人が狙われるケースも多い。

タイは日本で一般的に思われているほど安全ではない、というのが俺の印象。
それは住む期間が長くなるにつれ、トラブルに巻き込まれる機会が多くなっていく、ということだと思う。

俺自身がタイ人の恨みを買って、銃を持った男5〜6人に部屋を包囲された事もある。
タイ人は切れるとすぐ銃を持ち出し、おまけにマジで撃つ、というのは、在住者の間では常識。
むかつく奴も多いけど、放置で、怒らせない事が大事。

タイ語は、騙されないために、そしてタイ人の性格を知るためにも、是非覚えた方がいい。

本音と建前の差は、日本人よりも激しいかもしれない、と思う。

在タイ期間中は、手放しで楽しかったのは初めの1年くらいで、あとはむかついた事や大変だった事の方が印象が強い。

これからタイで住むことを考えている人への助言としては、

「人を信じるな。」

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/world/1149082416/


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4. お猿の国のクーデター

2006年 9月20日 (水)


 【バンコク=川辺徹】タクシン首相(57)の進退を巡って政治危機が続くタイで、陸軍が19日夜(日本時間同日深夜)、地元テレビ局を通じ、「プミポン国王を長とする政治改革のための委員会が実権を掌握した」と発表した。

 首都バンコクの首相府付近には、戦車が展開し、軍が首相府を占拠したとの目撃証言もあり、陸軍によるクーデターとみられる。地元テレビは静止画像で放映しているほか、テレビ各局に軍兵士が入ったとの情報もある。

 タクシン首相はこの日、国連総会出席のため米ニューヨークに滞在中。首相府を通じて同日午後9時15分(日本時間同11時15分)、首都バンコクに非常事態宣言を発令するとともに、ソンティ陸軍司令官を解任すると発表した。首相は急きょ帰国の途についた。首相と反首相勢力がそれぞれ正統性を主張している状態で、タイの政治混乱は激しい権力闘争に発展した。http://blog.goo.ne.jp/kazu4502/e/86c4653505c042f99cd6cb1be1241543

【タイ】 タイでは東北部、北部の住民とバンコクの低所得者層を中心とするタクシン派と、主に特権階級、バンコクの中間層からなる反タクシン派が国家を2分する政治抗争を続けている。今年3―5月にはタクシン派のデモ隊と治安部隊がバンコクで衝突して市街戦状態になり、91人が死亡、1400人以上が負傷。バンコクや地方で爆破、銃撃事件が頻発した。
http://www.newsclip.be/news/2010827_028391.html

バンコクが機関銃の街に 2010年05月18日

世界有数の大都市・バンコク(タイ)が、機関銃の街と化している。

バンコクはエステにマッサージ、寺院にグルメと、日本人女性に大人気の観光都市だったが、そのようなイメージはひとかけらも残っていない、廃墟の町となっている。

まるで人間が滅亡したかのように誰もいない繁華街。
人がいたと思えば、機関銃を持った警察やデモ隊、そして軍。演説をしている人たちや、警察やデモ隊に食事を販売している屋台、ところどころにいる外国人観光客。

いつもとは違うバンコクの姿からは、いつも感じることができた陽気な雰囲気がまったく感じられない。

特に危険な地域のルンピニー公園は、東京で言うところの明治神宮のような大きな場所で、都心のど真ん中に位置している。

その周囲には日本人男性がタイ人女性との情事を求めて集まるタニヤ通りがあるが、昼間とあって誰一人日本人をみかけることはなかった。

むしろ観光客より警察のほうが多く、歓楽街が一転して機関銃の街と化している。

________

14日の武力衝突で 16人が死亡

 治安当局の発表によれば、14日に起きたデモ隊と治安部隊との衝突で少なくとも16人死亡、157人が負傷した。 15日もバンコク都内プラトゥーナムエリア、戦勝記念塔周辺エリアなどで激しい衝突が起きており、死傷者が出ている。
 
 また、治安当局は、ラチャプラロップ通りの一部を『実弾使用地域』に指定。市民に絶対近づかないよう呼びかけた。

 なお、戦勝記念塔に近いサムリアムディンデン地区では午後4時30分すぎ、デモ隊と治安部隊が撃ち合い。少なくとも5人が負傷した。このなかには、英字新聞社、ネーション社のカメラマンも含まれている。

 一方、スカイトレイン(BTS)と地下鉄は全線運行を中止している。

 反政府組織「反独裁民主戦線」(UDD)首脳は、政府に武力使用停止を求めているが、治安当局側は「デモ隊にはテロリストがおり、武装して兵士を攻撃している。デモ隊に対する制圧を強化する」と発表している。http://ameblo.jp/onigasima-kaminarisinno/theme-10010637594.html


12:名無しさん@十周年:2010/05/14(金) 00:18:42 ID:qwq3+x3L0


タクシン政権誕生

軍事クーデターで政権転覆

国王の仲裁で再選挙(国王は反タクシン)

選挙でタクシン派勝利→軍・国王赤っ恥

タクシン政権

黄色集団のストで首相府・空港占拠

タクシン政権転覆して、反タクシン派政権

タクシン派(赤)のスト・暴動

反タクシン派政権軍事排除  ←いまここ

内戦


タクシンの政策は極めて特徴的で、経済政策は大胆であった。
• 風俗店の取り締まりや、ナイト・スポットの深夜営業禁止政策
• 麻薬取り締まり強化
• 健康保険制度の整備や30バーツ医療
• 一村一製品運動
• 公的資金を大量に投入する経済政策タクシノミックス(Thaksinomics)
o 地方における建設やインフラストラクチャー(携帯電話などの情報通信を含む)を中心とした公共事業
• アメリカの内政干渉的な言動に対しては断固抗議


273 :名無しさん:2009/04/13(月) 15:10:38 ID:gcLyV066

あの政変って、結局、富裕層が格差解消の庶民派タクシン嫌って追放しただけだろ。

選挙だと貧困層の支持あるタクシンに勝てない。

だから軍に反乱起こさせて、タクシン派の政権も空港占拠で潰した。

選挙で選ばれた政権を、空港占拠・経済麻痺で潰すんだから反タクシン派が独裁主義だよな。

結局、タイはマスコミ含めて特権階級の支配する封建国家に過ぎない。


275 :名無しさん:2009/04/13(月) 18:51:56 ID:gcLyV066
しかし、ここは民度が低いね。

選挙で勝った政権を、富裕層・軍・マスコミ・裁判所が連携して潰す。

民主主義を否定する特権階級の横暴はひどすぎる。 http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/world/1193226362/

9 :オー様と名無し:2010/05/28(金) 10:59:25 ID:C.ePr.zI0

タクシンがクーデターで終われてから、司法はことごとくタクシン派に不利な判決を下してきた。

軍の人事でも官僚の人事でもタクシン派のパージが行われ、地方でも公共事業などでタクシン派は冷や飯を食わされてきた。

それでも、タクシン派は、選挙になれば負けなかった。

権力とか財力の問題ではない。


261 :オー様と名無し:2010/05/30(日) 04:01:04 ID:KkKlfnHk0
タイ政府情けねえな。先進国に嘘が完全に見抜かれちゃってるじゃん。
正義はタクシンにあるって宣言されてるのと一緒。
もう面目丸つぶれだね。無能の極み。古いくそじじい達は潔く国のために消えろ。


482 :オー様と名無し:2010/06/01(火) 22:06:35 ID:.AWg9nnI0
2006年秋 再総選挙で、タクシンに負けそうになって、暗殺を計画するも失敗

追い詰められた王党派はクーデターに走り、国王が側近を暫定首相に立て、
事態収拾再出発を図ろうとするも、混乱未だ止まず


887 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 09:40:46 ID:.nsiWwjs0
良くも悪くも、今のところタイの政治家の中で、国王の権力や財産の制限と旧支配層の解体という明確な政治ポリシーを持ち、開発独裁のために新興資本家層と革新派官僚という新しい権力機構を整備する国家観を持っていたのはタクシンだけだ。

タクシン以外のプアタイ党にこれだけの政治ポリシーを持っている代わりの政治家を見出す事ができない。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275007783/


43:名無しさん@十周年:2010/05/14(金) 00:52:16 ID:ZhDopFfP0

選挙やるとタクシン派が勝っちゃうから必死だな

65 + 2:名無しさん@十周年[sage] 10/05/14(金) 01:05:45 ID:QS00GcTo0(19)

タクシンが辞めさせられてからタイが無茶苦茶になったんだろうよ…。

タクシン政権時は違法営業の風俗店をバンバン潰し、麻薬を徹底的に取り締まった。
この頃からだよな、 タイが買春おやじだけの物じゃ無くなったのは(一気に日本からの一般旅行者が増えた)。

ASEANを主催し、タイが東南アジアにおける経済の牽引役で有る事をアピールし、経済も
概ね好調だった。

それがあのクーデター後見事な右肩下がり…。

タイ人の殆どがタクシン支持派ってのも良く分かるわ…。
http://2ikkei.net/Entry/299/


クーデターを起こした評議会は早期に民政に移管するというが、このまま総選挙をすると、タクシン派(タイ愛国党)が多数を占めるために、汚職の実体を徹底的に糾弾するとしている。

タクシンと、その一味が選挙に出られないようにするためでしょうね。

しかし、タクシン前首相が行った農村部の国民健康保険制度、低利貸し付け制度の政策は、貧しい農民にとっては非常に有効な政策であったが、都市住民と富裕層には不満があったようだ。

そして、この富裕層と軍部が国王を後ろ盾にしたクーデターを行ったように感じる。

中国もそうであるが、貧富の差を埋めないと次の国の飛躍は無い。

タイも貧富の差をどう解消するのかが、今後の課題であり、貧富の差を解消する政策が必要になっている。

それを都市住民と軍部も認識しないと、また、第2のタクシンが国民の支持を得ていくことになる。

このため、軍部は報道の自由や集会の自由を制限している。

民主主義を否定しているために、学生たちは反発を強めている。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k8/180923.htm


71:名無しさん@十周年:2010/05/14(金) 01:08:12 ID:wCc+EjTq0
タクシンと国王は仲悪いから追い出したんでしょ?
で,国民の100%は国王支持(つうか絶対的君主)なんだから なんか矛盾してねえ?

84:名無しさん@十周年:2010/05/14(金) 01:16:28 ID:QS00GcTo0
>>71
不敬罪が存在するから表向きは100%国王支持なのは当たり前。
でも実際の民心ってのはそれとは大きく違う。

因みにタクシンは追い出される前に自前の企業の不正問題でバッシングを受けて、解散総選挙を行いそこで大勝している。

そしてその後クーデターが発生する訳だ。そしてそれを行った軍の統帥権は国王に有る。

タクシンを追い出したかったのはタイ国民では無く、王室及びその支持派の旧体制派の連中だよ。

228 :オー様と名無し:2010/08/27(金) 14:29:11 ID:kyY4Wer60
君主にとって都合が悪ければ、クーデターを起しても憲法をぶっ潰せる立憲君主制か。
タイ式民主主義とは、タイ式立憲君主制とは、複雑怪奇なり。
憲法そのものを否定できるのだから。

244 :オー様と名無し:2010/08/27(金) 18:43:30 ID:gLu0u51.0
単に時代錯誤国タイの革命ごっこだろ!
先に火をつけたのはクーデターで民主政権を葬った国王側。

王室VS国民の構図、独裁VS民主

白黒つけるしか解決の道はない。

俺はどっちでもええよ、所詮政治的には100年遅れた国。
とことんやって屍を超えていくしかない。
時代の趨勢は国民側だと思うがね。
唯一王室が生き残る道は、シリントン新国王による日英型の立憲君主国のみ。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1282493721/

2007年4月6日:タイ「国王に落書き動画 許さん」 ユーチューブ アクセス遮断
  

今年12月に生誕80年を迎えるプミポン国王への祝賀ムードが続くタイで、「不敬な言動」 に目を光らせている政府が4日、国王の顔に細工をした動画を掲載したウェブサイトへのア クセスを遮断した。

  問題の動画は、先月末に米国の動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された。タイの国 歌をバックに、国王の顔に落書きをした映像などが44秒にわたって流れる。
  
動画の存在を知った政府は「国王への侮辱だ」として、同サイトを傘下に置くグーグルに削除を求めたが拒否されたため、4日にタイ国内からアクセスできないようにした。
  
ユーチューブはタイ国内でも愛好者が多く、所管の省庁には問い合わせが殺到したが、
 政府側は「問題の動画が削除されるまで措置は解かない」とし、画像をダウンロードした場 合は「法的措置を取る」と警告した。  (朝日新聞)


タイで王政廃止の主張が展開されない理由として、タイでは王制廃止を目指す共産主義政党が最近まで非合法政党とされていたことや、不敬罪規定により王室批判は事実上不可能であることも指摘されている。

_______


お猿の国の不敬罪


タイにおける不敬罪は刑法第112条によって定められている。

第112条 国王、王妃、王位継承者あるいは摂政に対して中傷する、侮辱するあるいは敵意をあらわにする者は何人も三年から十五年の禁固刑に処するものとする。

2006年のクーデターの反対運動を行っていた政治活動家のチョーティサック・オーンスーン[8]は映画館で王室歌が流れた際に起立しなかったため不敬罪で2007年に起訴された
2009年1月には、2300もの国内ウェブサイトが王室侮辱の廉で、タイ情報技術通信省により閉鎖させられた。

同年8月にはタクシン派組織「反独裁民主戦線」の幹部、ダラニー・チャーンチェンシラパクンが集会における国王批判で禁固18年の刑を宣告されている。

過去には王室歌が流れたときに起立しなかったチュラーロンコーン大学の学生が2年間の禁固刑を受けている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E4%B8%BB%E5%88%B6%E5%BB%83%E6%AD%A2%E8%AB%96


国王への侮辱は許さん!!!
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      ヽ}.∧lll    |    ../ /  /   :::::::::::::::::\
       i/| \┌┌┌┌┌ /. / /:::     :::::::::::::::::i
      ( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄| i/::::::::::: u          i
        ヽー─¬ー〜ー――i | :::::::::::::

お猿の王国タイランドでは、クーデタに反対するのは「良からぬ考え」なのだそうである。

私はクーデタというものは「良い」「悪い」を超えて、黙ってやるものかと思っていたが、タイではそうではないらしい。

タイ人は「良いクーデタ」をやっているつもりなのだ

(なぜならそれは国王によって是認されたものだからということだろう)。

この意味で、タイはミャンマーよりはるかに深刻に、人権にも民主主義にも正面から挑戦する超悪質国家である。

日本の左翼、「民主主義人士」はなぜ黙っているのだろう。

日本はタイにずいぶん投資していて無関係な国とはいえない。

タイが作り出す諸悪に、日本もそれだけ加担していることになるのだ。

結局、日本の左翼、「民主主義人士」もまた、ただただ毛唐の顔色を見ているだけなのだろう。

毛唐は右左を問わず「タイが大好き」である。

最初に白人の中にも個別に正しいことをする者はいるといったが、そのことによってすでにシステムとして確立している「白人」(世界)が揺らぐわけでもなく、その悪質性が緩和されるわけでもない。

白人が白人として扱われ、白人としての自我を維持する以上、その白人システムのルールをまったく越えて出るということは出来ない。

その証拠に、白人のタイクーデタに対するこの寛大さはどうだろう。

ブッシュ元米大統領が来週タイ訪問、国王の祝賀式典で


[ワシントン 7日 ロイター] ブッシュ米大統領の父であるジョージ・ブッシュ元大統領が来週、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王の在位60周年記念式典に出席するため、代表団を率いて同国を訪問する。

 式典は11日にバンコクで行われる。この決定は息子のブッシュ大統領が発表したもので、9月19日のクーデター後も米国とタイの関係が緊密なことを示す。

 クーデター後、米政府は早期の民主選挙実施を求め、約2400万ドルの支援を中止したが、駐タイ米大使はいち早く、他の外交関係者らとともに新首相に面会した。
(ロイター) - 12月8日13時2分更新


アメリカが世界中で戦争をしている目的、白人が(左右のどんな旗を掲げようと)世界中で闘っている目的は、「白人の人種的特権」を維持し拡張することにほかならない。

白人が現在タイで享受しているような特権を、中東でもアフリカでも日本でも同じように享受できるようにし、それを確固としたものにすることだけが、白人があらゆる戦いを闘う理由である。

すなわち、すべての非白人世界をタイのような土地にすることこそが、白人が各地で戦争をし、あるいは人権を叫び、環境を叫び、平和を叫ぶことの唯一の終局目的なのである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/bhumibol_95bc.html

タイ王室はクーデターを決行したばかりである。 2006年10月 5日


「タイの独立」と言われるものの実質は、「王室をはじめとする特権層の利権の温存」以外の意味を持たないことがまた裏書された。

タイは今も昔も、白人の有機的な植民地、負け犬白人たちのために用意された欲望の捌け口、負け犬白人を慰める慰安婦供給元の優等生にほかならない。

何事も透明性が要求される時代である。タイ人はそろそろ素直に、世界に向けて

「タイは今も昔も、身も心も白人に捧げています」

とハッキリした言葉で宣言したほうがいいだろう。

それほどタイは、白人にとって便利な国である。

タイを拠点にして少年少女を買い、

タイを拠点にしてミャンマーの人権状況を非難し、

タイを拠点にして近隣の弱い部分(山岳少数民族など)にキリスト教を布教し、

白人至上主義の洗脳を行い、孤児を集めてカネも集めついでに性的虐待も行い、

同時に少数民族のモラルの欠如を憂いてキリスト教布教の必要性と白人文明の優位性を強調し、

少年少女目当ての白人ミッショナリーをリクルートし、

草の根レベルの「肉体言語」で白人優位主義の洗脳を行う・・・・

すべて「タイを拠点に」白人が展開している事業であり、白人にとって損失は何もないおいしい話ばかりである。

白人にとってタイとはかくもOishii国なのだ。人権非難などをしなければならない状況になって、タイを失いたくないのは当然である。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/journal/cat6339137/index.html


2006年12月15日 (金)
急増する軍事予算 沈黙するプレス タイ国王のクーデタ


軍部はタクシン首相を「はびこる腐敗」と呼んで排除したが、クーデターからたった11週のうちに軍事費34パーセントの大幅アップ、という報償を自分自身に与えた。

しかし、クーデターの前9ヶ月間テリアのようにタクシンを追いかけていたプレスは、将軍たちが指名した議会に提出された2007年予算における軍事費の増加について、批判するどころかほとんど言及さえしない。・・・・・

その理由は何よりもこのクーデターが国王のクーデターだからである。これはあとで出てくる。

プレスは、タクシンに対する激しい反感と彼を取り除くことへの快感から、全面的にクーデター賛成のスタンスを取っていた。

しかし、タクシン同様、将軍たちは新聞に直接のプレッシャーをかけている―それに新聞は概して従順である。

あるジャーナリストは言う。「『身分の高い人たち』がいつも電話をかけてきて批判的な記事をはずさせようとしていた」・・・・

新聞社に電話をかけてくる「身分の高いfigure」のなかにプミポンがいるのかどうかは、わからないところだが、


The revered figure of King Bhumibol Adulyadej is also playing a part due to the generals' careful packaging of their coup in the royal flag and draconian lese majeste laws that make criticism of royalty punishable by up to 15 years in jail.


崇められる人物であるプミポン国王もまた役割を果たしている。

将軍たちがクーデタを周到に、国王の旗と厳罰主義の「不敬罪」とで包み込んでいるためである。

不敬罪は、最高刑15年の懲役をもって王権・王族への批判を処罰出来るようにしている。


"Nobody knows what the line is between the monarch and the interim government - but anything to do with Crown, and the papers just won't touch it." said the journalist.


「国王と暫定政権との間にどんなつながりがあるのかは誰も知らない。― 

しかし国王となんらかの関係はあるのだろう。

そして新聞はそれにまったく触れようとしない。」
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/thai_press_cowe_4b6b.html


白人の目を気にしてひたすらオロオロする猿の王様


Datuk George W. Bush noted at a press
conference today , "I heard the words of the Lord,
Bhumibol deserves guillotine!!!".

毛唐の目を気にしてひたすらオロオロするタイ国王Bhumibol :


"Polotics is boring...."


「あきちゃったー、でもボクチャンが指図したんじゃないもーん!・・・」

←こういう卑怯なジジイはさっさとギロチンにかけろ!!!


ということや。


"Next year I will talk about other issues,
but if I do so now, foreigners will say
that the king will ordering around
the prime minister." he added.

まるで韓国大統領がしそうな言い訳だが、老いさらばえてさらに醜く、どこまでもどこまでも毛唐の目だけを気にするこのBhumibolという男。

ひたすらの保身。

プミポンは60年式典で格別にもてなしておいたヨーロッパ王族のところにでもさっさと亡命しろ。


ホンネで毛唐に命乞いしろ。

「国民はどうなってもよいから、私と一族を助けてください。

ついでに一族の資産も海外に全面移転したいんですが・・・」!

タイはもはや、毛唐の小便が大地の奥深くまで染みこんだ救いがたく耐え難い臭気を放つ土地なので、アメリカの委任統治領にしてもらったほうが周辺国民はもちろんタイ国民にとっても良い。

そのときのためにシリントンに音頭をとらせて「英語をエンブレースいたしましょう」をもっとやっておけ。「no haveはやめましょう」。

ほんといいかげんno haveやめろや。馬鹿丸出し。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/index.html


207 :オー様と名無し:2010/05/29(土) 15:21:23 ID:F9bGDrrU0
タクシンの経済政策で一番特徴的なのは「デュアルトラックポリシー」政策

内需振興・輸出拡大と外資誘致の双方を目指すもので、うまく軌道に乗っていた。
スラユット政権以降、タクシンの理念は追い払われてきたけど、大変勿体ない事をした。

タクシンは今のタイ経済を「カラオケ型経済」と呼んでいる。

これは、カラオケ機械やDVD、マイクなど全て海外からの輸入し、最後に歌うだけというカラオケに例え、自国では何の開発もせず、安易に機械や技術、ソフトまで輸入に頼り、場所(土地)と歌手(労働力)のみを提供するという、昔から変らぬタイの現状を皮肉ったもの。

タイの強み、文化、潜在的な資源を無視してこのような従来型の経済モデル、大量生産方式から脱却しないといけないと言っている。

これに対し「デュアルトラックポリシー」では市場の嗜好に応じた製品の差別化や高付加価値化、大企業だけでなく草の根(農村や漁村)からの経済活性化、豊かな歴史、天然資源と近代技術を融合した経済社会の構築等を提唱してる。

235 :オー様と名無し:2010/05/29(土) 18:24:46 ID:FRduJ9Eo0
タクシン個人が善人とか悪人とかってのは別の話しとして、政策自体の方向性は間違えていなかった。

問題は政策自体ではなく他の部分
その辺をごっちゃにして攻撃対象とするのはタイにとっても有益ではないよな。

242 :オー様と名無し:2010/05/29(土) 19:31:11 ID:aB2lKX5M0
タクシンの政策が優れていることは間違いないが、その優れた政策を全国で実践するためには地方の非効率な特権階級、旧来の支配階級の利権解体が必要になる。

アピシットがタクシンの政策を実践できない理由がそこにある。

245 :オー様と名無し:2010/05/29(土) 19:55:17 ID:FRduJ9Eo0
>>242
しかし、タクシンの時は良く田舎チャオポーも黙ってたよな。

あのヤクザの地廻りみたいな警察だって統制して上手くやってた。

タイの政治家とは思えないレベルだったよな。

258 :オー様と名無し:2010/05/30(日) 01:45:05 ID:K7S3dAvk0
ICPOの見解は、タクシンをテロ扱いしたタイ政府の方針を国際社会は認めていないことを意味しますね。
やはり今回の赤服のデモはテロではなく民主化運動なんです。

282 :オー様と名無し:2010/05/30(日) 11:32:08 ID:9m9WwQbY0
タクシンの経済政策がなかなか上手だったことは、タクシンに批判的な人でも、内心は理解しているはず。

283 :オー様と名無し:2010/05/30(日) 11:33:04 ID:IcI/YjyU0
クーデターがなければ、タクシンは首相だった。
先進国のメディアが、こういった認識なのだから、総選挙は即実施しないと、タクシンは現役であり続ける。

291 :オー様と名無し:2010/05/30(日) 12:38:36 ID:o6K8RrSI0
タクシンの政策が優れているからといって、アピシットが真似をできるわけではない。
タクシンの政策は、経済成長と税収増による単なるバラマキではない。
経済の効率を上げるために全国的な既得権層の解体を意図していた。
アピシットは、それができない。逆立ちしてもタクシンには勝てない。

629 :オー様と名無し:2010/06/03(木) 21:35:04 ID:Xbhkh.WE0
国王の失敗は、景気のいいときにクーデターでタクシンを追放したこと
リーマンショックの後ならば、汚職で合法的に社会批判をおこすことができた。

678 :オー様と名無し:2010/06/04(金) 14:27:55 ID:k.88hnSc0
今回は赤組の勝ち、貧乏農民や都市貧困層を政治は無視できなくなった。
タクシンは大嫌いだが、彼のタイでの政策は確かに100歩前進だ。
今後の全ての政権が、軍事政権でも貧乏人を無視できない。
都市生活者からの徴税を農村にばら撒く、日本と一緒。

679 :オー様と名無し:2010/06/04(金) 14:52:26 ID:C7ap2j9U0
いや、アピシットは言葉巧みに、言葉美しく、農民をコロッと騙し、
支配者の、支配者による、支配者のための政治をニコッと笑いながら行う。

834 :オー様と名無し:2010/06/07(月) 10:11:41 ID:12jtKCqQ0
タクシン型の政治をすれば、アセアン経済統合の最大のメリットを受けられるのは、間違いなくタイだ。
工場や生産施設の集積、物流が整備されてるタイの独り勝ちになる。

988 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 22:29:43 ID:VSkXGsU20

>タクシンの政策は途上国ではまだまだ有効。

タクシンの政策が有効なのではなく、

途上国で有効な政策だと認められた開発独裁型の政策を行った、行いかけたのがタクシン政治

そういう意味では、歴史的に既に評価されている。

990 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 22:40:28 ID:8zh.YQNg0
経済政策は、すぐに効果がでるから50年も待つ必要はないよ。タクシンが続けていれば、今頃、国民総生産、二桁行ってたのに。充足経済じゃだめだよ。

992 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 22:52:34 ID:jRHKb11Y0
開発独裁だけじゃないよな。

先進国巻き込んで貿易圏つくって、その中核になろうとしたり。
バブル崩壊も見越してAMFみたいな債権市場作ろうとしたり。
顔が四角いとかは別として、政策レベルでは結構良い線行ってたと思う。
しかも、放漫財政ではなく、対外赤字も減らしてたし。

995 :オー様と名無し:2010/06/08(火) 23:44:01 ID:h.LRYkwA0
タイはタクシンを捨てたことで百年発展が遅れるな。別に軍隊だけが繁栄すればどうだっていん奴らなんだろうけどよ。

999 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 00:03:43 ID:SNOrtF2U0
タクシンの生死などどうでもいい。
タクシンノミクスが優れているということ
それを自己の利権を守るために潰そうとした愚かな国家指導者がいるということ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275007783/

5 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 00:33:07 ID:6HQAGiJ.0
世界の景気がどうであれ、タイ経済の運営に長けているのは、アピシットよりもタクシンってのが、田舎者を含む多数の有権者の認識。

世界経済の動向を踏まえて考えろと訴えても、もともとそういった教育を怠ってきたのが、現政権を支える勢力なのだから、今更どうにもならない。

9 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 02:52:44 ID:vDwKuNjo0
人を諭す前に、強い意志でまずは暴走する奥さんと息子を叱ってやれないものかね。それと一番誠実にさせなくちゃ困るのは息子だろうがこのダメオヤジ。
いや、関係ないとこで近所の家の愚痴なんか書いてすまん。

11 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 05:46:56 ID:09kgpxXg0
>>9
いや、隠してもダメだよ。僕には、すぐ分った。ダメオヤジとはプミポン国王のことだね?

10 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 03:19:54 ID:dD66Q31M0
PADが「民主主義のための市民同盟」が、国会議員の70%を任命制で選ぶことを提案した。

はは、、本当に、真性に、本格的にアホですねこいつら。
でも笑ってられない、こいつらが作った政党が閣入り決定です。



12 :オー様と名無し:2010/06/09(水) 08:25:31 ID:8rmsU2Gg0
>>10
さらにソンティあたりの作った論説で調教されてる都市中間層
そして、考える事を排除した高等教育
タイについての海外の学術論文も政治的理由で閲覧出来ない学問環境


まさに想像の共同体の中だけの都市インテリ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275007783/

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_________

5. お猿の国のファラン


タイは、白人が「白人ゆえに優先される」ことが、東南アジア諸国の中でも格別にはっきりしている国である。

どんな貧乏白人であっても白人であればたいていの有色人種客より圧倒的に優先され優遇される。

いちばんわかりやすい例が、タイ王国(土人売春猿王国=東南アジア随一の便所国家)のフラッグキャリアであるタイ航空(TG)であり、タイ王国の役所、イミグレーションオフィスである。

タイ航空(TG)に乗ってちょっと観察してみればわかることだが、TGのクルーは白人と有色人種とが並んで座っている席では必ず白人客を先に、満面の笑顔でサービスする。

そして隣に座っている有色人種客に対しては「聞いていることはわかってるだろ。はやく答えろ」というように役人のような態度であごをしゃくるだけである。表情もころっと変わるところがすごい。

それは白人が金持ちだからではない。

半ズボンに汚いTシャツ、サンダル履きの若いオーストラリア人客とまともな格好をしたアジア人客が隣り合わせている場合でも、「常に」汚いオージーのガキの方がアジア人客よりも「上客」として扱われる。

そのオージーが入国カードに書いている職業を見たらTilerとあるではないか。

Tilerってなに?とジキジキ聞いてみたら、タイルを貼るしぐさをして見せてくれた。
タイラーって「タイル貼り」だよ。

つまり、タイ王国においては、大学も出て金もそれなりに持ってるアジア人客よりも、サンダル半ズボン汚いTシャツでマンコ印のタイ航空に乗る中卒「タイル貼り」のオーストラリア白人の方が歓迎され優先されるのである。

タイ航空のみでなく、ホテル、レストランなどあらゆる接客の場面でこれと同じ人種差別が繰り返される。有色人種が白人の友達と一緒にホテルやレストランに入ってみればわかりやすいことである。

有色人種のほうは完全に無視されて客として扱われないか、その白人が連れてきた召使とみなされてタイ人スタッフと同列またはそれ以下に扱われる可能性が高い。

たとえば白人が持っている荷物をタイ人スタッフが持つと同時に、そのタイ人が白人の連れの有色人種にあごで指図して荷物を持たせる、などということはごく普通にありそうなことだと私は思う。

そして役所においてはさらに悪質な白人優先の人種差別が行われる。

このようにタイにおいては、白人であるかどうか、白人か非白人か、がまず、決定的な差別基準となる。

しかしもちろんタイにおける差別基準は白人かどうかだけではない。同じ有色人種の中でも肌色が白いかどうか、顔立ちが歴史的ご主人様である中国人風かどうか(土人風でないかどうか)、という基準によっても扱いがまったく変わってくるだろう。

そして、その人がカネを持っているかどうかによっても扱いはまったく変わる。

しかし、本当にカネを持っているかどうかがすべてではない。

カネを持ってそうな格好をしているかどうかのほうが、現実に資産があるかどうかよりも重視されることが多いだろう。

カネもってそうな格好とは、タイにおいては、育ちのよさそうな格好とか、洗練された身なりと立ち居振る舞いというようなことではない。

24金の装身具をジャラジャラとつけて高そうなものを身に着けているかどうかということがまず評価される。

つまり、タイ人ほどこっけいなカネの奴隷、「物質文明」の奴隷もあまりないということである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat5115868/index.html

タイは白人至上主義の東南アジアにおけるイデオロギーエンジンである(その燃料はセックスと「安さ」)

何年か前、タイの銀行の両替窓口に並んでいたときのこと、
タイ人係員が私より後ろに並んでいる白人を呼びよせて、私より先に受け付けようとした。

そのときはまだタイに慣れていなかったこともあり、私はその白人に「俺のほうが先だ」と言って注意した。

すると、その男はニヤッとしながら「彼(係員)が俺を呼んでいるんだ」と平然と開き直った。

これは立派な白人といえる。

後ろに並んでいる白人のほうを先に並んでいるアジア人ツーリストよりも優先受付するということはタイではまったく珍しくない。

そういうことはタイではいろいろな場所でたびたび経験した。

旅行代理店で用件を話しているときに白人が入ってくるとこちらをそっちのけにして白人を先に受け付けるなど。

このような場合、初心の日本人ツーリストはただ唖然として見ているしかないことがほとんどだろうが、タイ初心者の白人のほうは、自分が優先されているということ自体にまったく気づかないか、「ツーリスト優先」(彼らの頭の中ではツーリスト=白人)なのだと考えたり、アジア系はみなローカルだと決め付けて「タイ人はフレンドリーな人たちだ」と喜んだりするくらいであろう。

しかし先にあげた両替窓口の白人の場合は、すでに十分に気づいている。

わかった上で開き直っている。

白人が白人ゆえに優先される扱いを自分たちの当然の権利と考えている。

その「権利」を前面に押し出して


「タイでは白人が優先されるのがルールだ。何か文句あるか」


といっているわけだ。

タイは世界中から、安さとセックス、つまりは決して上品とはいえない条件で屑な白人たちを意識的に大量にかき集め、その「屑白人外道ツーリズム」を、金持ちのフトコロが痛まない救貧政策ともしてきた(セックスツーリズム)。

屑白人ツーリズムのルールとして、最低の屑白人をどんな有色人種客よりも上客として扱うという白人優先主義がタイの多くの場所で普通に行われている。

このような白人優先の扱いを日ごろから普通に受けていれば、どんな白人でも、白人が優先されるのが当然のルールだという感覚になっていくのは自然であろう。

もとが屑白人ならなおさらである。

そして、多かれ少なかれ、そのような感覚を備えた白人こそ「白人」の名にふさわしい本物の白人なのである。

このように、「白人優先が当然だ」という感覚は、東南アジアではタイに始まったが、現在周辺の白人ツーリストの多く来る地域に急速に広まりつつある。

この数年で東南アジアの人々の感覚は大きく変化し、特にインドシナは急速にタイ化しつつあると思う。

たとえば、現在、ラオスは大量の汚い貧乏白人バックパッカーが押し寄せる国になっていて、ひょっとするとタイ以上に白人密度が高くなっているかもしれない。

ラオスのバスチケット売り場では、乗客の名前をいちいち記録するのだが、ある田舎のバスチケット売り場の若いラオス人は、

汚い白人パッカーには

Could you please tell me your name?


などという結構な英語を丁寧に使い、

われわれには

What's your name? Write here.

であった。

彼らにとって「ツーリズムを振興させる」とは、必然的に、タイツーリズムの「作法」をそのまま学ぶということに他ならない。

それ以外の選択はないのである。

白人ツーリズムの盛況とともにアジア全体に蔓延しつつあるこのような白人の特別扱い・白人優先の実例、慣例化が、若い白人ツーリストたちの「白人」としての自覚をさらに高め、白人を「白人」として鍛え上げていくのである。

そしてタイこそは、「差別OK」「人種差別の何が悪い」「差別は文化」という思想の東南アジアにおける宗家であり、発信地なのである。

どんなに「リベラル」な白人でも、タイでの白人優先には納得しこれを素直に受け入れてしまう理由が用意されている。

それは自分が不利益を受けないからばかりではない。

「『一見不当に見える差別扱い』にこそ『西洋的合理主義では理解できないオリエンタルな秘密』があるのであり、それに異議を唱えるのは野暮である」という思想を、タイはもっともらしくブランド化し、白人客のみならず白人優先を甘受する日本人客等にも向けても、高くラベルを貼って売り出しているからである。

欧米「リベラル」派白人としても、この「神秘の微笑みに包まれたオリエンタルな異文化」をやみくもに否定できない。

それはちょうど、彼らが「『古式タイマッサージ』は医療とは無縁の擬似性風俗あるいは売春の口実に過ぎない」という真相について、うすうす気づいていてもそれを断言しにくいことと似ている。

このような「タイ式オリエンタリズム」の総本山がホテル「オリエンタル・バンコック」であることはいうまでもないだろう。

タイの「ホスピタリティ」は、日本(東京)のように客を平等に歓待することによっては表されず、「客に差をつけること」によって表現される。

そのようにして客の足元を見、あるいは見るフリをし、客を不安にさせたり喜ばせたりするのが彼らの流儀のようだが、そのほうが結局は誠実な接客より安上がりで楽だったりする。

上客を特にもてなす努力をしなくても他の客を「下げる」だけで「特別扱い」の意思を表現でき、あとはニヤニヤしていればいいだけだからである。

有名なタイの「差別診療」も、本当に金額に見合った治療が受けられるのかどうか私は大いに疑問である。
高い費用の大部分は単なる「差別代」であろうと思われるからである。

このようにタイは、「差別」を「オリエンタルな文化」として公然と売り出している。
そして、それによって、人種差別云々というような「ケチな」問題をイデオロギー的に「棚上げ」してしまう文化戦略に出ているのである。

それは、白人優先主義を制度化すると同時に、国民の間のさまざまな不条理な差別を日常の些事と感じさせ、少数民族問題や貧困問題などタイの国内問題をも同時に棚上げするイデオロギー政策にもなるとタイの支配層は考えているように見える。

しかし、このようなタイという「オリエンタルな」差別主義のイデオロギー的「エンジン」を東南アジアの中心に据え付けているのもまた、白人の世界的イデオロギー戦略の一環にほかならない。

タイは白人を「白人」として扱うことによって本物の「白人」にする、東南アジアにおけるエンジンである。

日本にいては想像できないほどの、大量の老若男女を問わない白人ツーリストが、季節を問わず、毎日、タイに押しかけている。

タイは白人の学校である。
彼らはそこで「白人」として鍛えられ、アジアや有色人種を見る「白人」的「視座」を確立していくのである。

http://iscariot.cocolog-nifty.com/journal/2006/08/post_8532.html

タイではほとんどの接客の場面、つまりほとんどの公共の場所は、(上に行くほど)「白人最優先」がデフォールトである。

タイはもともと身分によって肌色の白さの違う身分社会であり人種差別のタブーがまったくない国だが(「肌色による差別OK主義」という意味)、古くから白人勢力との接触があり、形式的には植民地にならなかったとはいえ東南アジアの白人植民地に囲まれて白人からの圧力に譲歩してきた歴史をもち、白人の怖さとホンネとを熟知している国でもある。

タイに人種差別のタブーがない(「人種差別上等!主義」という意味)のは、タイが一貫して白人最優先を打ち出し忠実に実践してきた国であり、白人にだけは楯突いたことがない国であるため、白人からの人権状況批判、ことに「人種差別」批判にさらされたことがまったくないからでもある。

この点は日本との大きな違いである。

したがってタイでは、近くに白人がいるだけで有色人種客はたいへん不快な思いをさせられる確率が非常に高い。

ウソだと思ったら、白人の友達を連れてタイ国内を旅行してみればはっきりわかることである(同性がわかりやすい)。私は昔経験がある。

ホテルでもレストランでも連れの白人だけが客として扱われ、有色人種のあなたはその白人が連れてきた下僕のように扱われ、客としてはほとんど無視されるだろう。
このような国で白人と同席することは、それだけでもたいへんな苦痛である。
 
「人種差別による利益」を現に享受しながら、一方で「人種の平等」と「人種の混住」を建前として世界の隅々まで押し付けようとしている白人だが、これは言うまでもなく、「白人が世界のどんな隅々までも入り込み、そこに残された価値あるものをexploitできるようにする」ための口実にすぎない。

早い話が、白人が日本の銭湯で騒いだり地元の人たちがマッタリする居酒屋に押し入って女の子にちょっかい出したりすることができないのは「人種差別」だ!とゴネるための口実である。

(白人にとってアジアの酒場とは「ホンネ」をそのまま出して良いところ、つまり「大騒ぎできる売春バー」というのが基本的な位置づけである)。

これはつまらない小さなことのように見えるが、そういうことを世界中でこまめにやっていくことが、この世界における白人のヘゲモニーを確固不動のものにし、白人の支配するマーケットを拡大するのである。

しかしその一方で白人は、「白人しか入れない場所」を手放す気はさらさらない。
そこは白人がちゃんと確保しながら、一方で、他人種専用だった場所には土足で踏み込む自由を「権利」として主張するというのが白人のいつもの理屈である。

日本にも事実上白人(および白人が連れてくる「無料売春婦」)しか入れない店がある。

もちろん東南アジア全域に「事実上」白人専用の場所は多い。

日本人が入っても店員はみな無視し注文も取りに来ず、10分も20分も待たされる、その間に入ってくる白人には打って変わった歓迎の声がかけられて先にサービスされる。
正式に白人専用の場所も多いだろう。

そういうところは世界中に無数にあると思う。

西洋白人ツーリストは言葉が通じないところには行きたがらない。行くとしてもツアーである。

彼らはそこにいて自分のアイデンティティを保持でき、重要な問題は自国語か英語で処理できるところにしか行かない。

しかし白人の場合、世界中にそういうところがネットワーク状に広がっているし、そのようなネットワークを作ることに利己心を超えた熱心さを見せる。

タイにはフランス人宿やオランダ人宿もある(フランス人宿はラオス国境沿いに点在している。)。

タイのゲストハウスには白人専用のところもあり、そういうところでは日本人旅行者が来てもたいてい「満室」と断られるようだ。

一回目のバリのテロ(ディスコ爆破事件)で攻撃対象になったディスコは、麻薬とセックスの魔窟のような所で当時からインドネシアでは悪名の高い所だったそうだが、同時に、「オーストラリア人専用ディスコ」だったという。

有色人種はもちろん白人でもオーストラリア人以外はなかなか入れないところだったという。

狙われるのも当然、という気がするが、そんなところで吹っ飛ばされた「犠牲者」の遺族が恥ずかしげもなく反インドネシアの抗議デモをしていたのは、白人の下賎な本性をよくあらわしていた。
  
なお、以前産経新聞で読んだ話によれば、パリの入管は911テロ以後どうやら人種差別がひどくなったらしい。

以前は「ラシスト!」というといくらか効き目があったのだが、最近は「ラシスト!」といっても役人のほうが「おうよ、俺はラシストだ」と開き直るようになったのだという。

ヨーロッパがこうなると、タイのような白人準拠の国の役人が人種主義をいっそう露骨にしていくのは自然な成り行きかもしれない。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat5203597/index.html


日本が、白人から「人種差別国」と批判される理由


アジアにくる白人ツーリストはまず最初にタイにやって来ることが多い。

タイは物価が安くその割に安全であるといわれる。

イスラム国でもなく、欧米人を狙ったテロもおきていない。

文化的制約やタブーも少なく何よりも白人が優遇されるから欧米ガイドブック等でも絶賛されている。

若い白人の貧乏旅行には最適の国ということになる。


実際、タイに行ってみると、日本では想像のできないほど大量の薄汚い白人ツーリストがアジアに来ているのだということがわかる。

そのほとんどは日本には恐らく一生来ないだろう。

タイとその周辺国だけを見て、「私はアジアがわかった」とか「アジアはすばらしい」とか、寝言を言っている白人ツーリストも少なくない。

彼らは一生日本を見ないまま「アジア」を語って過ごすのだが、彼らがアジアを気に入ったとすればそれは、アジアの「後進性」と白人ゆえに与えられていた「特権」からに他ならない。

彼らの中にはやがて少しカネができたころに日本にやって来るものも出て来る。
アジアの非イスラム国・仏教圏だと思って、タイの延長くらいの軽い気持ちで日本にやって来る。

しかし、ちょっと物価の高いタイに行くような気持ちで日本に来てみたところ、タイとはちょっと勝手が違うことに気づく。

六本木と肉便器とNova講師だけでやりくりできた者にとってはタイと同じだが、みながそううまく行くとは限らない。


・タイでは安かった物が日本ではこんなに高い。アジアなのに・・・

・ネット屋がその辺にない。アジアなのに・・・

・米ドルが使えない。街に両替所がない。アジアなのに・・・

・タイでは許されていたヤンチャやワガママが日本ではやりにくいような感じがする。


バックパックを担いで喫茶店内を歩き回りながら(白人の普通の声で)しゃべっていたら日本人たちに白い目で見られた。
→日本には「自由」がない!「人権」が抑圧されている!

・日本では白人だからといってタイほどにはチヤホヤ持ち上げてもらえない。アジアの非イスラム圏なのに・・・
→これはきっと「外国人差別」だ!


・タイでは、禿げて腹の出た60代の白人オヤジも若い娘を自由に連れまわしていたのに、日本では30代の俺が若い娘に持てない。ちょっと禿げて少し体重が増えているだけなのに・・・
→これはあきらかに「差別」だ!日本社会の「差別体質」がここに現れている!


・日本にはバービアもゴーゴーバーもない。
タイのように若いレンタルワイフを簡単に手に入れられるところがない。
その上、風俗店は外国人を入れてくれない。・・・
→これは明々白々な「人種差別」である!

註:外国人は日本の風俗店には入れないと聞いていたが、実際はそうでもないようである。

先日バンダ・アチェで会った男は、日本で5年間不法就労したことがあると言っていた。

色黒で一見して外国人とわかる容姿だったが、流暢な日本語で日本滞在時代の楽しい思い出について熱く語ってくれた。

インドネシア人の友人に連れられて行った西川口の本ストでは入場料3000円のほかに別室料金3000円で完全満足制であった。外国人だからといって別室で差別されることはなかった。

ただ、「ジャンケン」に参加することができるのは日本人だけであったという。
ジャンケンに勝てば別室に行く必要はない。

彼はジャンケンに参加できなかったことを何度も残念そうに語っていたが、外国人が本ストのまな板ショーのジャンケンに参加できないことが「外国人差別」として問題にされるべきかどうかは、さらに議論の余地があろう。

アチェはもともと風紀の厳しい土地柄であり、彼は割礼のある敬虔なムスリムである。
彼が性感染症を日本に持ち込んだ可能性はきわめて低いと思われる。

これに対して、HIV感染率が高く、ろくに風呂に入らず、傲慢で、自らの傲慢さには気づかず日本人をarrogantと批判し、空気も読めず、遊び方も知らず、「イエース、イエース、ハッハッハッハッ」と女に襲いかかることしか知らない白人が日本の風俗店に入れてもらえないのはきわめて当然の扱いである。

・昔カオサンで買ったDieselの半ズボンをはいて脛毛をさらして日本橋三越を歩いていたらなんとなく浮いてるような気がした。タイではどこでも半ズボン姿で歓迎されたのに・・・→これは「人種差別」に違いない!


白人はだいたいこの程度の連中である。

http://ibrahim.blog49.fc2.com/blog-category-7.html


1 :オー様と管理人:2010/07/18(日) 09:51:23 ID:???0
タイに住んでいるファランは一体何をして暮らしてるんでしょうか?

4 :オー様と名無し:2010/07/18(日) 10:50:28 ID:xZs81Rcg0
ファラン=駐在、現地採用、語学狂師、
パタヤで少年買い、学歴詐称でBビザ、ファランを逮捕。

23 :オー様と名無し:2010/07/18(日) 21:17:52 ID:AbxiHA1U0
>パタヤで少年買い

外国人居住者の面汚しの変態男色野朗ども。
NGOに紛れ込み、辺地の山岳民族の幼児を毒牙にかけることもよくあるという。
股間と眉間に鉛玉(=銃弾)ぶち込んでやりたいね。


8 :オー様と名無し:2010/07/18(日) 10:58:29 ID:fa0b/uLE0
タイにいる白人って、英語教師とか、ボイラーマンとか、庭師とか、大工とか、
ソンナンばっかり、別にそれが悪いとは言わないけど、弁護士とかお医者さんでタイに来る人いないの?

パーティーしきれないような女を嫁にしたら、出世できないとは聞いているけどね。


26 :オー様と名無し:2010/07/18(日) 23:21:18 ID:P5ztGJwo0
>>8
弁護士とか医者とかは休暇で短期遊びに来る。
たまに使う高級エスコートクラブの経営者に聞いた。
ちなみに、国立大学の女子学生で(泊まりはなし)15000〜20000B。
これホントの話だよ。

35 :オー様と名無し:2010/07/20(火) 18:49:54 ID:S5rQE2Q.0
日本で英語教師を半年したら残りはアジア諸国でノンビリ出来るってイギリス人は
何人か知っている。

ダイビングのインストラクターやっているスウェーデン人が同じアパートにいるけど
そんなに収入良いのかなって不思議に思う。
週末になるとパタヤで潜ったり平日は店に勤務しているだけなんだけど。

38 :オー様と名無し:2010/07/21(水) 16:46:38 ID:2d5B1Q9g0
>日本で英語教師を半年したら残りはアジア諸国でノンビリ出来るってイギリス人は

 何人か知っている。
 ダイビングのインストラクターやっているスウェーデン人が同じアパートにいるけど
 そんなに収入良いのかなって不思議に思う。
 週末になるとパタヤで潜ったり平日は店に勤務しているだけなんだけど。

そういう人はたぶん、長期滞在旅行の費用を貯める為に日頃、爪に火をともすような暮らしをしていると推察される。
とくに、日本で英語講師をしているという英人の方は。
いまどきの日本人が忘れたような、各種の節約ノウハウを、各種身につけていると考えられる。

83 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 15:03:07 ID:M05iWXHk0
白人でとっかえひっかえ日本人の女と付き合っている人は珍しくないです。

日本語話す白人はそういう人が多い。

ある一人が言うには、彼は特に日本人の女が好きなわけではないが、
タイ人と比べて金がかからないところが良いんだそうだ。

白人って、風俗系のタイ人と、堅気のタイ人の女と、日本人の女の区別つけてないんじゃない?

つまり、タイのその筋のLADYと日本人の女、同じように見てるような気がする。
白人と色つきの女は全然別物だけど・・・・。

85 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 15:23:07 ID:qHIOb4Vw0
>特に日本人の女が好きなわけではないが、
タイ人と比べて金がかからないところが良いんだそうだ。

金がかからないだけでなく、男の財布が薄そうだと、女が逆に勘定の払いをするなどの話もよく聞く。

87 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 15:34:08 ID:qHIOb4Vw0
>>84
>白人って、風俗系のタイ人と、堅気のタイ人の女と、日本人の女の区別つけてないんじゃない?

つまり、タイのその筋のLADYと日本人の女、同じように見てるような気がする。


たしかに、それはあるような気がする。

特にタイの商売女=日本人女 どちらも同じくらい尻が軽いと見ているような気がする。

タイだけでなく、よその国での風評などもあわせて見ると余計そのように感じる。

以前イギリス人の若い男が、日本の若い女って、知らない男にでも簡単にヤラセルって本当か、とあけすけに聞いてきたことがある。

88 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 16:06:22 ID:NY29MpHg0
そうじゃないよ、
ファランはアジア人は全て同じだと思っている。

日本、タイのくべつなし。

一般、風俗区別なし。

だからなまいきな態度とるでしょ。

そんなの地元でやられたらSUM41もボコられるだろうよ。

92 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 17:07:29 ID:RLT/h3XM0
タイ人女性はすぐに同棲に持ちこもうとしたり
金ヅルにしようとするから面倒なんだろう

94 :オー様と名無し:2010/08/07(土) 18:59:00 ID:qHIOb4Vw0
>>93
>タイ人女性はすぐに同棲に持ちこもうとしたり
金ヅルにしようとするから面倒なんだろう

それに対し、日本人の場合は、女が進んで男の金蔓になろうとするケースが多いので、その辺も利用価値だと見られている場合が多い。

その点、バリ島あたりのビーチボーイが日本の女に対する時と、ほぼ同じ見方をしているのだろう。

99 :オー様と名無し:2010/08/08(日) 21:14:27 ID:38Q9I9nc0
以前、サムイ島で東京で大学の講師をやってたイギリス人と知り合った。
そんなにイケ面でもない白人が日本人の彼女(学生を含めて)4人居ると言ってた。

でも、彼は本国に恋人が居て結婚するつもりだとも話してた。

同じ日本人としてとても嫌な気分になった事を覚えてる。
しかし、外国人を対象とした日本人の出会い系サイトでは対象が白人限定の女が凄く多い。

日本人に限らず、インター系の出会いサイトでも、世界中の女にその傾向があるのは否定できない。

悲しい事にアジア系の男は一番もてないといっていいだろう。

145 :オー様と名無し:2010/08/11(水) 15:16:36 ID:Ajl6H5fM0
タイ以外の国(アメリカ大陸)で、通産5年くらい暮らしているが、タイ在住の白人ほど人種差別の激しい白人は見たことが無い。

日本人でも白人でもそうだが、自分が不幸な人間ほど、自分が見下す対象をほしがると思う。


他人の性的嗜好をどうこう言うものではないかもしれないが、白人が一番おかしいと思うのはその性的嗜好。

ロリ、ホモ、少年好き、明らかに日本人より多いと思う。


155 :オー様と名無し:2010/08/11(水) 18:29:56 ID:EM6SnXKo0
>他人の性的嗜好をどうこう言うものではないかもしれないが、白人が一番おかしいと
思うのはその性的嗜好。ロリ、ホモ、少年好き、明らかに日本人より多いと思う。

これは事実と思う。

西側国最大の病理の1つは、男色趣味の奴の多さ。

当事者間だけで、こっそりと楽しんでいるだけなら構わないが、中には本来の狙いを隠してNGOに入り込み、弱い立場の少数民族の幼児などを、毒牙にかける許せない奴もいる。

また、そういう嗜好の白人を当て込んで、貧しい辺地の村などから子供を買い集める奴隷商人なども居ると聞いている。
けしからん限りだ。

156 :オー様と名無し:2010/08/11(水) 19:09:37 ID:TfM1IeD60
金の問題じゃないかもしれないが、タイにいる白人は特殊だと思うよ。

日本人もそうかもしれないが、とても本国でまともに社会的生活を送れないだろうって思われる人が多い。

オーストラリアは知らないが、アメリカやヨーロッパのどの国にいる白人と比べても変わっている。

新聞種になるくらい酷いことは、日本人より白人の方がおこす事が多いよね。

なんていうかなあ、フリーターとか日本にいる英語教師をまともっていえるのなら、タイにいる白人はまともなんだろうけど。

173 :オー様と名無し:2010/08/12(木) 11:46:13 ID:AR844I1g0

白人白人って言っても、ゲルマン語族の白人は、ラテン語族、スラブ語族と比べて、母国がまともなせいか、落ちこぼれる白人が多い。アル中になったり、、狂ったように女を求める奴は大体ゲルマン語系に多い。

ゲルマン語系の中でも英米系は性質が悪い。200年くらい世界を支配しているせいか、傲慢さは、特別に酷い、

英米系の中でも、本国で、ちゃんとした仕事があって休暇で来ている人は、それほど問題ない。

問題は日本も含めてアジアに永い英米系、英語教師をしたり、NGOで活動したり、何をしているか分からない人たち

片言の日本語を話したり、タイ語を話したり自分達が親切に特別扱いされるのは当たり前だと思っている。

一見、というか実際アジアを良く知っているのだが、アジア人の卑屈な性格も良く知っている。

心の底ではアジア人をなめきっている。

日本人の女を商売の女と同じように思っている。

その中でもオーストラリア人が特別なのは、自分の知っている限り全てのオーストラリア人が、アジアに永い英米系の性格をしていること、アジアに近いだけアジアを知っているのだろうが、・・・・。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1279414283/


我こそが人間なるぞ!

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      ゛ミ;;;;;,_           (
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コメント
 
01. 2012年6月21日 19:14:28 : MO4LdsAPUw
日本人以外のアジア人は土人である Papiさんへの回答
http://escapejpn.blog29.fc2.com/blog-entry-202.html

02. 2013年3月08日 23:07:40 : w0fggcsUEA
中川氏のコメント!
タイの人全てではないですが、タイに住んでみて分かったことは、特に、自分に不利になることに関し直ぐにキレ易いところなど、まさにサル化した人間関係社会だと私も感じます。

むやみに、お金等のおねだり?(バナナ)を与えてはいけないということが。

私は、本当に人として接したのが間違いでした。

こういった真実が説明されていることに、大変私自身救われました。


03. 中川隆 2015年4月06日 08:10:11 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

タクシン、9.11。2001年のタイ売春地帯で何が起きていたか 2015-04-06


タイは今でも「快楽の地」であるのは間違いない。ブラジル、コロンビア、スペインと並んで、タイの歓楽街にはアルコールとセックスが満ち溢れている。

このタイの売春地帯が最大の危機に陥ったのが2001年だった。

この頃、タイは覚醒剤(ヤーバー)の蔓延と、東南アジア最大のセックス観光地という汚名は広がるばかりだった。

タイの売春地帯は、パッポンからスクンビットのナナ地区、そしてパタヤにまで広大に点在していた。

さらに北部チェンマイ・チェンライでは児童売春までが行われていた。この歓楽街を通してドラッグも、白昼堂々と売買されていた。

そこで、この2つを同時に払拭するため、時のタクシン・シナワット首相は、「ドラッグとセックスをタイから追放する」と宣言したのだった。

これが、数年に渡ってタイ歓楽街を震撼させる事態となっていった。幸いにしてこの試みは挫折したが、2001年のタクシン政権の試みが成功していたら、今はもうタイの歓楽街はきれいに消えてしまっていたかもしれない。

そんな事態が、2001年に起きていた。

しかし、どの政権も「口先だけ」だった

タクシン政権が首相に就任したのは2001年2月9日だった。

タクシン政権は、すぐに2時過ぎの深夜営業を禁止し、未成年がアルコールを飲むことも禁じて厳しく取り締まるように警官たちに支持した。

さらに娯楽店のワイロを受け取らないように厳命して、違反する店については問答無用で経営者を逮捕するという方針を打ち出した。この方針は、すぐに周知された。

本来であれば、売春地帯の経営者も蒼白になる事態だが、当初の反応は鈍かった。その理由は簡単だ。「口だけだ」と誰もが思ったからである。

時の政権は1970年代からみんな同じことを言っていた。しかし、どの政権も「口先だけ」だったのである。

タイの新聞『ザ・ネイション』では、タクシン政権がぶちあげた「クリーン作戦」は「目的を達成するのは難しいのではないか」と皮肉を書いた。その皮肉の数々は以下の通りである。

「今まで何度も取り締まりが行われたのにも関わらず効果を上げていなかったではないか」

「いくら警官に取り締まらせると言っても、店側が賄賂を渡して2時過ぎの深夜営業をしているではないか」

「いかがわしい場所に20歳以下の者が出入りすることも禁止しているが、国民の多くは18歳でアルコールを嗜むことを覚えており、今後議論の的になるに違いない」

「18歳は投票もできる『大人』であるとタイ政府は言っているのに、一方では夜に繁華街へ出かけるには成熟していないと納得させられるのか」

『ザ・ネイション』では、今回の措置が夜の娯楽産業の経営者から「自由の侵犯である」「経営に損害を与える」と抗議が上がっていることも簡単に触れられていた。

こういったことから、誰もがタクシン政権も口先で終わると見ていたのである。


目の前にあるタイの不品行を叩き潰す方針を採った

そもそも、タイで売春地帯が大隆盛となっているのは、なぜだったのか。その原因は言うまでもなく貧困に尽きた。タイは豊かになったとは言え、経済格差は都会と地方で広がっており、それが問題になっていた。

バンコクだけを見ていると、タイの根本の部分は分からないと言う人もいる。

髪を染めて清潔な服を着た男女がバンコクのカフェテラスで友人たちと談笑している姿がバンコクにあるとすると、土や泥にまみれて農薬の害で湿疹だらけになりながら働いている娘の姿が地方にある。

現実はイサーンや北部の貧困地帯の方にあり、多くの女性たちはそんな貧困地帯からバンコクに出て来る。そして、そんな彼女たちの存在が、一大売春地帯を形成する要(かなめ)となっている。

タイにはびこる恒常的なセックス産業を減らすには、貧困問題を解決しなければならないというのは誰もが分かっていることだったのだ。

タイのみならず、売春地帯の行方を占うのは、貧困問題が解決するかどうかで決まるのだ。

しかし、タクシンは貧困問題をすっ飛ばして、まずは目の前にあるタイの不品行を叩き潰す方針を採ったのだった。


プラチャイ・ピアムソンブーン内相は本気だった

このクリーン作戦の陣頭指揮を執っていたのが、プラチャイ・ピアムソンブーン内相(Purachai Piumsombum)だった。プラチャイ内相は「抗議があろうがなかろうが、取り締まりをする」と公表した。

「抗議があろうがなかろうが関係ない。しかし、どこかで閉店時間を過ぎても開いている店が見つかったとしたら、一時的な閉鎖、あるいはライセンスの失効も有り得る」

それはとても強い調子でだった。タイ政府にビジネスを邪魔される側のオープン・バーやディスコの経営者は、すぐに抗議をしたが、プラチャイ内相は断固として引かなかった。

タイ政府は本気であることを充分に見せつける態度であり、ここではじめて夜のビジネスをしている経営者や従業員は、今までと何かが違うということを意識するようになった。

「本気かもしれない……」

2時に閉店しなければならないというのは、ゴーゴーバーだけの問題ではない。深夜営業が許可されているすべての店舗が対象である。

「オープン・バー、ソムタム売り場、カラオケ・バーに至るまで、すべての店は午前2時には完全に閉店しなければならない」とプラチャイ内相は言った。

プラチャイ内相は、タクシン首相と同じ警察士官学校出身であり、チナワット大学の学長でもある博士である。

当時、タクシン首相が最も信頼するパートナーがプラチャイだと言われており、彼の発言はつまりタクシン首相の発言を補佐するものだった。

警察士官学校出身者のエリートが、いよいよタイ最大の恥部であるセックス産業そのものに標的を絞って攻撃を開始したのである。

マスコミに対する報道規制の強要、不良外国人一掃の宣言、売春地帯の地域限定策、閉店時間の厳守、性的倒錯者(主に男娼)の取り締まり、麻薬密売人に対する死刑……。

これは、すべてはタイのクリーン作戦の一環だった。


「国益や子供たちのことを最優先事項にしたい」

セックス産業に関わっている経営者たちは、これらの措置が厳格に執行された場合、この産業は破壊され、従業員は解雇されることになるだろうと警告した。

しかし、プラチャイ内相は「取り締まりについては、話し合う余地はない。法は施行されるだろう」と突っぱねた。そして、次のような言葉を付け加えた。

「私はセックス産業に関わっている経営者以上に、国益や私たちの子供たちのことを最優先事項にしたいのだ」

また摘発によって「未成年が客にいた場合には経営者は逮捕する」ことや、摘発時は逮捕者(もちろん客も含む)全てに尿検査が徹底されることなども公表された。

そして、それはすぐに実施となった。

さらに今後は「夜の娯楽産業」が許可される地域(ゾーン)を3つほど(パッポン地域、RCA地域、ラチャダーピセーク地域)に絞って、その他の地域には一切営業許可を与えない方向で計画を進めることを伝えた。

タクシン政権がこの当時に行おうとしていた政策をまとめてみると、以下の通りとなる。

(1) 売春地帯を地域限定(ゾーンニング)にする。
(2) 街娼・男娼を徹底的に排除する。
(3) 深夜営業時間を午前2時までとする。
(4) 未成年が店にいた場合は経営者を逮捕。
(5) 売春地帯にいた未成年者は補導・再教育する。
(6) アルコールは12時で禁止する。
(7) 摘発時は麻薬の検査を徹底する。
(8) 麻薬を売買する人間は死刑に処する。
(9) 麻薬の原産地(ミャンマー等)を徹底的に叩く。
(10) 不良外国人の排除を旅行会社に徹底させる。

見事なまでにタイを浄化(クリーン化)する政策に溢れている。

この当時、パッポンやナナを歩いていると、この国がいかにセックスと麻薬とアルコールに毒されてしまったかが分かるほど堕落が蔓延していた。

そこには退廃しかない。多くの人々がそんな退廃の中に身を置き、退廃に染まり、退廃に生きていた。タクシン政権はそれを一気に変えようとしていたのである。


タクシン政権を支持する人たちも多かった

タイ国内では、セックス産業とは関わりのない、ごく普通の人たちがタクシン政権のこの政策を強く支持をしていた。

彼らにとって、自分たちの国が「堕落まみれ、セックスまみれ」と思われるのは非常に心外であり、屈辱でもあったからだ。

よく知らない金持ちの国から、男たちがやって来る。彼らはビキニで踊るタイ女性を見ながら、ダンサーを品定めする。そして、気に入った女性を呼び寄せてベッドに連れて行く。

他の国の女性を、まさにジャングルのハイエナのように手当たり次第に食い散らかしているのだから、彼らにとっては耐え難い事実でもあったのだ。

「頼む、もうタイにセックスやドラッグを求めて来ないでくれ。私たちの国の娘たちを金で弄ばないでくれ。自分たちの国の娘たちが同じ目に遭ったらどう思うのだ」

そんな普通の人たちの「切実な悲鳴」がタクシン首相の政策に込められていた。そして、タクシン政権は2001年に入ってから、こういった流れに宣戦布告し、タイを浄化しようとする動きを加速させたのだ。

この当時、ABACの調査では、バンコク市民の60パーセントは「社会の変革」に同意しているという調査結果をまとめている。

女たちの嬌声、酒を飲んで奇声を上げる得体の知れない外国人、派手な恰好でうろうろする売春婦、路上の買春交渉や抱擁……。

そういうものにバンコクの居住者は嫌悪感を示していたのだ。

投票者の71%は2時閉店に賛成、58%の人間が、真夜中以降にアルコールを販売禁止にすることも賛成している。


「関連する事業の経営を圧迫し、経営者を苦しめる」

一方で専門家たちの間では、タクシン首相の強引な政策に意見が割れた。

「子供たちの将来のことを考えると長期的には好ましいことだ」という賛成派意見と、「この措置によってタイの経済は打撃を受け、良くない結果になるだろう」という反対派意見が拮抗していたのだった。

反対派の根拠は以下の通りだ。

「ウェイター、ウエートレス、ミュージシャン、コメディ俳優、シンガー、タクシー・ドライバー、そしてバー・ガールを含む何万人もの人間の雇用を脅かす」

「関連する事業の経営を圧迫し、経営者を苦しめる」

「タイ観光に悪影響を及ぼす」

タクシン首相の措置によって、「いくつかの夜で売り上げが30%も落ちてしまった」というバーの経営者もいた。30%どころではなく、早々と閉店に追いやられた店もあった。

そのため、歓楽街に関係し、歓楽街で生計を立てているすべての人がタクシン政権に激しい抗議を行った。

彼らが真夜中からのアルコール飲料禁止や2時閉店の強制に抗議するのは当然だった。

パッポンやソイ・カウボーイの経営者は、「この地域ではアルコールは流通しているがドラッグは稀だ。それに未成年も関係ない」と抗議している。

つまり、ドラッグや未成年の堕落を考えているのなら、パッポンやソイ・カウボーイは関係ない、とばっちりだ、と言うわけである。

また今回の措置に関連して、バンコクの売春地帯を愛する外国人の間からも、「仕事や収入を失った者は、犯罪率が上昇するに違いない」という意見が出された。

しかし、プラチャイ内相は聞く耳を持たなかった。大勢の警官を投入した取り締まりが厳重に行われ、それが継続された。

タクシン首相の政策に賛同する教育専門家はこう言っている。

「私たちは長期的な視野を持たなければならないだろう。失われた収入は、罪のない子供たちを失うこととは比較にならないからだ」


地方都市のパタヤも2時の閉店を余儀なくされていた

バンコクの「夜の娯楽産業」が許可される地域(ゾーン)を選定していたバンコク都市管理局(BMA)は、この当時6つのゾーンを内務省に提案した。しかし、それはすげなく突っ返されてしまった。政府の言い分はこうだった。

「娯楽産業を許可できる場所は6つではなく3つにしなさい」

つまり6つでも多過ぎるということを政府は言っていた。それに対してBMAは「それはもう政府(内務省)がすべき問題である。政府はすでにそうする権限を持っているのだから」と反発した。BMAが出しているゾーニングの地域というのは次の6つだったという。

(1) パッポン
(2) RCA(ロイアル・シティ・アベニュー)
(3) ラチャダピセーク
(4) ラーム・イントラ
(5) ラマ3世通り
(6) ター・プラー

これらの取り締まりに関してはバンコクばかりが問題になっているように見えたが、地方都市のパタヤもまた2時の閉店を余儀なくされていた。

パタヤ協会もまた、これら一連の措置はパタヤの観光産業を傷つけ、観光客の足を遠のかせる可能性があることを政府に警告した。

「バーは以前の通り、午前4時まで開かれるべきである」とパタヤ協会は主張した。

「観光立国であるタイの産業を停滞させる危険がある」という抗議は、決して大袈裟な意見ではなかったのだ。

何しろ、タイに観光へ来る外国人のうち60%が男であり、その男のうちの多くはナイト・エンターテーメントと何かしら関わりを持っていたからだ。

どうしたのか。もちろん、タクシン政権はそんな警告を一蹴してしまった。


イスラム教徒たちまでタクシン政権を支持した

タクシン首相とプラチャイ内相が両輪となって進めている「タイをクリーンにするための政策」は、日増しに強まるナイトライフ関連の事業者からの非難や圧力にも全く屈する気配はまったくなかった。

バンコク都市管理局(BMA)が提出した6地域の赤線地帯(ナイトライフ地域)を突っ返したが、これについてもBMAが不服を唱えていることを猛烈に批判した。

「バンコクより巨大な他の都市(ニューヨークを指している)でも赤線地帯は1つか2つなのに、なぜバンコクに6地帯もいるのか!」

そして、2時の閉店や未成年の出入りを禁止する施行を撤回するつもりはまったくないことを2001年8月に改めて明言した。

「我々は今、この問題に取り組まなければならないのだ」

タイにはイスラム教徒も多いが、普段はタイの中央政権と対立しているイスラム教徒たちも、クリーン作戦については、タイ政府と軌を一にしていた。

タイ・マレーシア国境に近い町サトゥンのイスラム教のリーダーはこう発言していた。

「政府はナイトスポットを『夜の0時まで』開けるようにして、犯罪者に対しては徹底的な処置をすべきである」

2時閉店でも生ぬるい、いっそのこと0時で閉店させるべきだという主張なので、基本的にはプラチャイ内相と同じく売春地帯の規制に賛成する声であった。

現場では激しい取り締まりが行われて、次第に追い詰められていく歓楽街の住民たちが再び抗議デモを起こすと、プラチャイ内相はこのように言った。

「陸軍将校たちは法を遵守させるために赤線地帯を監視するアルバイトでもすべきである」

これらの政策は青少年保護の一環だが、これと平行してプラチャイ内相は陸軍に別の仕事も命令しており、そちらの方も動いていた。それはドラッグ犯罪を侵した青少年を対象にした「特別少年院」で受刑者の性根を鍛え直すための訓練だ。

ドラッグに手を出した青少年は、17日間に渡って徹底的かつ強制的にシゴかれる。

迷彩服を着た兵士たちが未成年の受刑者を取り囲み、半ばリンチのような訓練を行い、受刑者を更生させようとしていたのである。タイ政府の不退転の決意がここにあった。


タクシン政権が息切れし始めた2001年8月

2001年の年初から行われるようになった新しい風紀、新しい社会秩序を作り上げるための政府の努力は、とどまるところを知らず、タイ全土に渡って取り締まりが強化されていった。

しかし、タクシンが首相に就任し、半年以上を過ぎた2001年8月に入ってから、若干タクシン政権の空気が変わって来た。

この頃、パトゥム・タニ警察は人気のあるディスコに対して深夜に抜き打ちの強制調査を行い、未成年を20人、IDカードを持たない若者を108人検挙していた。

このあまりの強権発動に対してタクシン首相率いる愛国党の顧問であるスノウ・チエントンが「もう少し施行を和らげることができないのだろうか」とタクシン首相に進言した。

首相からプラチャイ内相にそれを伝えることを約束したということがニュースで流れた。普段は、何があっても突っぱねていたプラチャイ内相だったが、8月に入ってから、態度が軟化したのが傍目でも分かるようになった。

いったい何が起きていたのか。

実は、タクシン政権のあまりの強権が、徐々に国民に不快感を持たれるようになってきていたのだった。

「アジア通貨危機(バーツ危機)で壊滅的打撃を被ったタイの経済を立て直す」という公約で首相選挙を勝ち抜いたタクシン首相だった。

しかし、2001年2月に首相になって半年経っても解決の糸口が見えず、クリーン作戦も賛否両論で、むしろタイ国内が激しく混乱するようになっていた。

汚職事件では摩訶不思議な無罪判決、マスコミに対して都合の悪い記事を書かせないために圧力をかける体質。反対者の救済をいっさいしない冷徹な態度。政敵への攻撃。

そのような諸々が重なって支持率が急激に下がっていた。


2001年8月。タイの世論は二分されていた

そんな中、「新しい社会構造の構築」と呼ばれたクリーン作戦は、事業経営者や従業員からの抗議が日増しに激しい圧力となってタクシン政権を襲いかかっていた。

プラチャイ内相は表面的には強行姿勢を崩していないが、タクシン首相は政党の基盤が揺らいでいるのを感じ取って、逡巡を見せるようになっていった。

2001年8月。タイの世論は二分されていた。

この頃、午前2時30分に、2000を超える歓楽街の店主が集まって、後日10万人規模の抗議集会を開くことが予定されていた。

警察がこのような動きを察知して、150人から200人体制で警官を特別配備をして「その日」に備えるという緊迫の事態となっていた。夜のビジネスに関わる関係者には死活問題なので必死になって抵抗を試みていたのだ。

しかし、それとは関係のない普通の市民は新しい秩序を望んでいる。タイからドラッグとセックスに溢れた「異常な世界」が一掃され、夜には安らかに眠れるような平和な環境を欲していたのだ。

特に若い子供を持つ都心の父親や母親が、タクシン首相の新しい政策を支持し続けていた。

自分の息子がドラッグでおかしくなるような、あるいは娘がファラン(外国人)相手に売春するような世界がまかり通る今のタイを変えたいと心から望んでいたのだった。

「娯楽産業に関わっている経営者は、今こそ一歩下がってまわりをよく見る時が来ている。あなた方は社会に何を与えたのか」

これはバンコク市長の言葉だった。


「外国メディアが何を言おうと関係ない」

この動きは欧米のメディアにも取り上げられていたが、その論調はおおむねタクシン政権の「強権」を批判するものだった。あまりにも強引は手法はやがて頓挫すると欧米のメディアは指摘した。

これを受けて、タイのプラチャイ内相は外国メディアに対して「タイは外国資本のいかなる圧力にも屈しない」と発言した。

そして、セックスとドラッグにまみれたタイ王国のイメージを浄化する計画を後退させることはまったく有り得ないことを改めて誓った。

外国のジャーナリストが、新しい社会構造(乱れたモラルを叩き直すための道徳規律を中心とした構造改革)を批判していることに対して、プラチャイ内相はこう答えている。

「外国メディアが何を言おうとそれは私には関係のないことだ。タイ政府は何を行っているのかを分かっているのだ。これらのメディアはタイが健全化することに反対なのだろう」

そしてこう続けている。

「タイは自立してやっていくことができるので、もう外国の指図は受けない。大切なのはタイ国民の利益と感情なのだ」

タイのメディアはこれを「プラチャイ内相の戦争」と呼んでおり、タイ内外の批判を一身に受けても動じない信念の男の言動を刻一に報道した。

社会福祉大臣も「外国メディアはタイを非難する代わりに支援すべきである」とコメントした。

タイ政府は午前2時にはすべてのゴーゴーバーやディスコを閉店することを主張しているが、実際は度重なる警官の見回りに1時30分にもなれば早々と店じまいするところも増えていた。


タクシン・シナワットという男のバックグラウンド

この当時の首相であるタクシン・シナワットは、通信情報最大手のシン・グループを率いる実業家で、アメリカで博士号を取ったほどのエリートだった。英語も堪能でインターネットも使用していた。

インターネットでタイを検索すると何が出てきたか。タイ売春地帯の情報と、タイ女性のあられもないヌードだった。

そこでは、タイ女性が白人(ファラン)たちの性の玩具のように扱っており、女性の売買情報が飛び交っていたのだ。タクシンは、その実態を十分知っていた。

この当時、スクンビットにある「テルメ」という売春カフェでは、タイの素人とも思われる女性が外人を相手に売春ビジネスしているのをテレビ局が取材をしていた。タクシン首相はこれを見て激怒したようだ。

タイ女性はずっと昔からそのような売春ビジネスの伝統が続いていたのだ。古くは1974年に公開されたエマニエル夫人でも、映画で描かれていた。

このタクシン・シナワットの故郷はチェンマイである。このチェンマイも、児童売春のメッカとして知られており、2001年当時も子供たちを狙ったロリコンがチェンマイに集結していたのはよく知られている。

チェンマイと言えば、麻薬王クンサーがビルマ(現ミャンマー)側で精製したヘロインをタイに運ぶ時の集積地としても有名だった。チェンマイは、かつてセックスとドラッグの溢れた無法地帯だったのである。

タクシン・シナワットはそんな環境で育ちながらも、合法的なビジネスでのし上がって来た(裏取引や不正疑惑も囁かれているが)。

そして、首相になった瞬間、身近に溢れていたドラッグとセックスをタイから叩き出すことを決意して次々と公約を実行に移したのだった。それが、2001年のタイだった。


世界史を変えた「アメリカ同時多発テロ」の直撃

2001年9月11日。世界を震撼させる大変な事件が起きた。世界史を変えた「アメリカ同時多発テロ」である。この事件は、事件の現場となったニューヨークのみならず、タイの観光産業にも大打撃を与えることはほぼ確実となった。

タイで最も金を落とす観光客であるアメリカ人が、9月11日以降、次々と旅行をキャンセルした。他国の観光客もテロを恐れて激減した。

クリーン作戦で売春地帯を締め付けていたタイ政府だったが、それは不良外国人を減らして健全な観光客だけを呼び込むといのが目的だった。

ところが、この同時多発テロは、タイ政府の思惑をすべて吹き飛ばしてしまった。

民間旅客機を使ってニューヨークのワールド・トレード・センターに突っ込むという衝撃的な自爆テロによって世界中で観光客が激減したのである。

タクシン政権の「新しい社会構築」で弱体化していた夜の娯楽産業全体は、さらに打撃を受けることになってしまった。

タクシン政権は「たとえ失業者が出ようとも、それには子供たちの将来を考えると引くわけにはいかないのだ」と言っていた。

しかし、現政権の思惑を超えるまでに失業者は増大しており、これが社会不安となってタイに重くのしかかった。2001年10月にもなると、その社会不安はますます増大する一方になっていた。

どこの国でも失業問題対策は政府の最優先課題である。失業者が増えると政権は責任追及の的になる。

タイでも状況は同じで、失業者増大を食い止め、何らかの処置が打てないならば、現政権は必ず非難の中で崩壊する。

そして、そんな中で、タクシンが率いていた愛国党の中で内閣改造に向けて猛烈な権力闘争が勃発し、プラチャイ内相も権力闘争に巻き込まれていった。

そしてどうなったのか。

タイの売春地帯。バンコクのソイ・カウボーイ。つぶれる、つぶされると言われ続け、今もまだ生き残っている。


もうクリーン作戦どころではなくなっていった

タクシン政権によってタイ浄化と国家的理想の元で発動された「新しい社会構築」は、失業者増大、社会不安、政権内の権力闘争、そして国家テロによる世界の緊迫化によって、風前の灯火となったのだ。

すべての流れを変えたのが2001年9月11日の同時多発テロだったと言ってもいい。あまりの観光客の急減に、もはやクリーン作戦など言っている場合ではなくなってしまったのである。

「新しい社会構築」は、一部で骨抜きにされた。それは、2001年11月24日「特例地域構想」で明確になった。これは平たく言えば「ある地域に限っては2時以降でも営業を認める」という内容だった。プラチャイが折れた。

ある地域とはバンコクに限って言えば、パッポン、ニューペッブリ、ラチャダピセークである。これ以外の地区については引き続き午前2時閉店が厳格に実施されることになっているので、一応はプラチャイのメンツは守られていることになる。

実を言うと、タクシン政権のクリーン作戦によって午前2時に閉店されることによって、売春ビジネスする女性が以前よりも増えているという皮肉な現象もあった。

以前は夜通し働いて収入を得ていたウエイトレスたちが2時に放り出されることになった。収入が減った分を、彼女たちはストリートの売春で取り返そうとするようになっていたのだ。

以前から売春ビジネスに堕ちていた女性も相変わらずそれを続けていたが、そこに今まで売春しなかった女性までが売春するようになっていたのだった。

そして、2002年に入ると、タクシン政権はその豪腕が嫌われるようになり、もうクリーン作戦どころではなくなっていった。

2006年、タクシン・シナワットはクーデターによってタイから追放されて、今もタイに戻ることができない。そして、タクシンが目の敵になって叩き潰そうとしていた真夜中の世界は、2015年に入った今も残っている。

タイの闇は、豪腕タクシン・シナワットでも消すことができなかった。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150406T0257100900.html


4. 中川隆[5836] koaQ7Jey 2017年1月02日 21:20:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6278]

2017年01月02日
親中軍事政権でタイ経済悪化が止まらない


新国王を操る軍を中国系人種が独占しており、背後に中国がいると言われている
引用:http://www.express-k.kz/upload/iblock/d93/d9353d631be6e0b508183e446c892b52.jpg


ユートピアの消滅

タイはかつて東南アジアにおける日本企業のユートピアだったが、今では墓場のようになっています。

経済成長率は3%程度だが、これは新興国としてはかなり低く、先進国でも欧米が好景気のときはそのくらい成長している。

同じような成長率ならリスクが低い先進国の方が安全なので、投資家や企業はタイへの投資に疑問を持っている。


以前のタイは欧米や日本からの投資を広く受け入れて、自由な経済活動を認めたので、東南アジアの経済拠点になっていた。

バンコクの街中には外国企業の看板が立ち並び、日本経済の絶頂期にはタイと周辺国は「円の帝国」と呼ばれていた。

2014年の軍事クーデターからタイは閉鎖的な政策に変化し、欧米企業や投資の受け入れを制限するようになった。


軍事クーデターを主導したのは軍だが、タイの公務員は軍人を含めて中国系人種が独占していて、軍の上層部も全員が中国系です。

クーデターの背後に中国の協力があったという疑いがぬぐい切れず、軍事政権は中国に親しい態度を取っている。

アメリカは軍事政権を認めず経済制裁を課す姿勢を示したが、日本が難色を示したので制裁には至っていない。


その日本もクーデター前ほど歓迎されておらず、短期観光での長期滞在禁止など、旅行者にも厳しい態度を取っている。

タイは世界を放浪しているような外国人も受け入れていたので、安宿を中心にして世界一周をする若者の拠点になっていた。

前は国境でスタンプを押してもらうことで何年でも滞在できたが、現在では3ヶ月か半年で強制退去になる。

軍事政権と中国の真っ黒な関係

強権的な軍事政権がよくやるような「浄化作戦」としてホームレス一層や汚職追放、反政府運動や宗教弾圧などもしている。

軍事政権が敵視しているのはイスラム教でタイの南側の隣国マレーシアはイスラム教なので、南部ではイスラム教徒が大勢住んでいる。

国境に近い地域では宗教対立があり、政府は弾圧してイスラム教徒はテロで報復しています。


戒厳令を敷いたり人々の自由な活動を制限していて、表向きの理由はテロ防止なのだが、実のところバンコクでテロをやっていたのは軍隊自身でした。

タクシン派と反タクシン派の対立は分かり難いが、言葉を日米派(タクシン派)と中国派(反タクシン派)に置き換えるとすぐに分かる。

中国の支援を受けたと思われる反タクシン派は爆弾テロや銃撃をくりかえし、軍は親中国派なのでテロを取り締まらず、むしろタクシン派の政府を批判した。


反タクシン派である軍はクーデターを起こして政権を握り、めでたく親中国政権を樹立して人々の自由を制限している。

なぜ反タクシン派が自由を嫌うかというと、タイでは中国系は少数派であり自由選挙では一度も勝ったことがありません。

だからクーデターで政権を握って選挙を禁止するしか、主導権を維持する方法はないのです。


このタイを実質的にささえていたのがプミポン国王だが先日逝去してしまい、暗愚だと評判の息子が王位を継承しました。

軍事政権は新国王を持ち上げて操り、暗愚なものだから新国王は「軍事独裁も悪くないな」などと考えている。

近い将来のタイは、お先真っ暗といえるでしょう。

日本の生命線に位置するタイ

タイは早くから日本の自動車メーカーが進出し、発展する東南アジアの拠点として期待した筈だが、近年その期待は裏切られている。

軍事政権樹立後は自動車販売がマイナスで推移していて、成長が続く周辺国とは好対照になっています。

欧米諸国や日本政府を驚かせたのが、2015年に軍が突然「中国製潜水艦購入」を発表したことで、中国との黒い関係を改めて認識させた。


中国の潜水艦には輸出実績はなく、「軍楽隊」と揶揄されるほど騒音を発生し、設計の起源はなんとドイツのUボートです。

それがドイツ製などを押しのけて採用される見込みなのだが、このままタイが「赤化」するのではとアメリカなどは危惧している。

タイは戦前は日本の同盟国として日本製兵器を、戦後はアメリカ製兵器を主に使っていて、ソ連や中国とは敵対していた。


タイが中国製兵器を使うという事は、タイが「西側陣営」から離脱するという事であり、日本にとっても重大事になる。

日本政府は日本製の軍事レーダーをタイに売り込んで繋ぎとめようとしているが、例によって日本専用のガラパゴス仕様だろうから、採用されるかは分からない。

日本の輸出入の半分は南シナ海やタイ周辺を通過しているので、日米はタイを中国に奪われるわけには行かない。


アメリカにとってもタイはベトナム戦争で発進基地になるなど、軍事的にも外交面でも重要だが、冷戦終了後は重視してこなかった。
http://thutmose.blog.jp/archives/68411589.html


5. 中川隆[6734] koaQ7Jey 2017年2月15日 18:19:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7195]

February 14, 2017 at 0306PM Kuantanlog

タイ人って本当に知能が低いね。改めて驚いた。

性格が悪いとか愛想が悪いという以前に、絶望的に頭が悪い。

タイ人のしかめっ面とか無愛想は、頭の悪さから来る防衛的な表現なんだろう。

何も理解できず困ってしまう状況を乗り切るために、攻撃的な態度に出る
本当に理解できず、頭を動かすエネルギーも出ないから、攻撃の表現で相手を突き放して逃げるしかない、という感じなのだろう。

本当に頭が悪い。信じられないほどの頭の悪さ。それがタイ人およびタイ文化の秘密なのだろう。

う荒れてこの方、モノを考えるという訓練をしたことがない。観察とか推測という教育も受けたことがない。固まった単純なパターンでしか生活したことがない

怠惰な上に頭が固く、「別の見方」を試してみるようなエネルギーが脳みそにない。
そういう人が大部分を占める閉鎖的な社会がタイだといえる。

日本もその傾向がないとは言えないが。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/14/telegram%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82-february-14-2017-at-0306pm/


6. 中川隆[6795] koaQ7Jey 2017年2月19日 10:45:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7256]

ハジャイ Telegramからの投稿です。 February 17, 2017 at 09:12PM

ハジャイは、まだまだマレー文化圏で、タイ臭が希薄。まだまだ甘い。
犬もたまにいるが、躾けられていておとなしい。

それでも時々出くわすタイ人特有の、白痴的で、低知能丸出しな上、根性の悪さを凝縮した表現に触れると、本格的なタイ、タイ北部に突入する覚悟ができない。

このまま飛行機か長距離バスでクアラルンプールへ直帰するのがいいのかもしれない。
あるいは、パッタニとヤラくらいを回ってゆっくりマレーシアに戻っていくか。

タイ好きな連中というのは、本当にこのタイ人が好きなのだろうか。信じられないことである。

本当は、単に、タイの売春文化が好きなだけだろう。

セックスだけでなく「恋愛」も手の届く値段で買えてしまうタイの売春文化。

「心」まで買ってしまえば「売春」と言わないのはどの国も同じだが、その「心」の値段がタイは比較的安いのだと思う。

セックス自体はいまどき日本のほうが安いくらいではないか?
ネットカフェ女子の「ワリキリ」とか。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/17/telegram%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82-february-17-2017-at-0912pm/


タイヲタ Telegramからの投稿です。 February 16, 2017 at 05:14PM

tripadviser が、欧米人客の口コミを自動翻訳して表示するのは無意味。

特にタイのホテルの場合。
フレンドリーで、とか、白人が書いていても、日本人とは関係のない話。

ハジャイから、エアアジアでチェンマイかチェンライに飛んでみようか考えている。

かつては飛行機に乗ること自体を白眼視する馬鹿パッカーが日本人には多かったが、今では列車などを乗りつでいくよりも飛行機のほうが安いくらいで、勿論速く、楽である。

ハジャイからチェンライまで直行便で1500バーツ程度。タイ国鉄の2等寝台を乗り継いで二泊三日で行っても、運賃は同じくらいか、少し高いのではないか?

北部に行ってみたいと思うのは、タイ北部が魅力的だからでは決してない。
単に、自分の若い頃の行動を、懐かしく感じるからに過ぎない。
タイを訪れるのもおそらくこれが最後だから、昔よくうろついたチェンマイ、チェンライ、メーサイあたりを見納めに見ておきたいという気持ちはある。

しかし、若いうちからあんなところに行ってはダメである。

バンコクもそうだが、いまだにタイには若い日本人旅行者を引きつけるものがあるらしい。

もうたいして安くないし、人間がスレ切っているのは普通に見ればわかるはずだが、異国趣味と性欲からなのだろう。

日本では母親以外の女と口を利いたこともないブヨっと白いキモヲタでも、色が白くて少し金を持っているというだけで、タイではチヤホヤされることもあるので、「浸透力!半端なーい!」ということになってしまう者も多い。

さらに、英語コンプレックスがあり、シンガポールやマレーシアには行く勇気がないが、(何故か)タイなら行ける、という不思議な感覚の日本人も多い。

タイ語ができるわけでもないのに、なぜかタイならハードルが低いと思うらしい。一種の差別意識だろう。そういうのに限って、英語もまったくできないのに、タイ語を熱心に勉強したりする。しかし、結局は、英語をちょっと話せるタイ人に、「英語力でも」馬鹿にされ、「日本人だから」と嘲笑されるのがオチである。

タイ人ほど日本人を馬鹿にし嘲笑する国民は、東南アジアの他の国にはないのだが、なぜかタイヲタウヨは、呪文のように「タイは親日国」を繰り返す。まったく不思議な心理である。要するに、見下しているからだろう。

が、それ以上に見下されていることを知ったほうが良い。

「日本人は頭が悪い」と思われていることは知るべきだ。

タイを訪れる日本人の多くが、色々な意味で日本の底辺層に属する者だからということもあるが、「そう思いたいこと」をそう思い込めるのが、後進国民の特徴である。勿論、実際には、タイ人ほど平均的に知能の低い国民は少ない。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/16/telegram%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a8%bf%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82-february-16-2017-at-0514pm/


7. 中川隆[6877] koaQ7Jey 2017年2月27日 14:35:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7339]

ハジャイではタイ式しかめっ面を見ない。 February 26, 2017 at 10:18PM

そういえば、ハジャイでは今回、タイ式の「しかめっ面」を見ていない。タイ式しかめっ面がどんなものか知らない人は2泊3日でチェンマイに行ってみれば、すぐにコレだとわかるはず。タイが「微笑みの国」だなんて悪い皮肉としか言えないが、タイを知らない人は信じてしまう。


しかし、南国で後進国で色が黒くて鼻が潰れた人が多い国だから、つまり土人国だから、皆んなむやみにニコニコしていて、おおらかで、優しいはずだ、なんて先入観は、オリエンタリズムであり、「差別」「偏見」です。

そういう偏見に乗じて、先進国向けに「微笑みの国」イメージを売春的に売り込もうとしてきたタイ自身の責任も大きいのだが。

白人ツーリストが殺到するチェンマイやチェンライの女性が、ことさらな「しかめっ面」に特に熱心なのも、「馬鹿でお人好しな土人」だと思われたくない、「私は土人じゃないんだー」という心の叫び、日々襲い掛かってくるオリエンタリズムに対する精一杯の抵抗なのかもしれない。が、タイ人自身が安易な道を選んできた結果が「土人売春国家」のブランドなのです。

タイ南部にいくほど「しかめっ面」の勢いは弱くなり、ハジャイではほぼ単なる無愛想まで希釈されるようです。
https://kuantan2007.wordpress.com/2017/02/26/february-26-2017-at-1018pm/


8. 中川隆[6890] koaQ7Jey 2017年2月28日 16:19:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7352]

2017-02-28
世界で最も腐敗汚職がひどい国トップ20。アジアではどこか?
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20170228T0346170900.html


あなたは警察に賄賂を要求されたり、賄賂を支払ったりした経験はあるだろうか。

日本で警察と関わると言えば、交通規制や検問が多いはずだが、それでいちいち賄賂を要求されて困ったという話はあまり聞かない。しかし、一歩日本に出るとそうではない。

私はカンボジアでは警察に闇検問されて金を毟り取られた経験もあるし、何もしていないのにホテルの部屋に踏み込まれたこともある。賄賂目当てだった。

カンボジアの警察官とは相性が悪すぎるので、私はカンボジアのスラムに寝泊まりしているとき、制服警官がやって来たら売春する女性たちと一緒に身を隠した。

ところで警察官は何をしにスラムや売春地帯にくるのか。売春宿に入り込んで、女性やオーナーから金を毟り取るためにやって来ているのである。

暴力団のショバ代の回収みたいなものだ。それがカンボジア警察の小遣い稼ぎになっていた。抵抗すればどうなるのか。もちろん、違法売春だとかドラッグ所持みたいな何かの罪をでっち上げられて逮捕される。

警察がやっているので、警察に訴えても無駄だ。

「腐敗認識指数の各国ランキング」で見てみた

何もしていないと言えば、途上国バングラデシュではもっとひどい目に遭った。

私は首都ダッカ郊外のタンガイルの売春地帯で女性の部屋に寝泊まりしていたのだが、ある日複数の警官が部屋にやってきて有無を言わさず私を連れていき身柄を拘束した。

理由? いまだに自分がなぜ拘束されたのかまったく分からない。女性の部屋で寝泊まりしていたというだけだ。結局この時も賄賂を払って解放された。

ところで、カンボジアとバングラデシュの腐敗はどちらがひどいのか。

1993年に世界銀行に関わっていたドイツ人ピーター・アイゲン氏によって設立された「トランスペアレンシー・インターナショナル」という国家的腐敗、汚職の撲滅に取り組むNGO団体がある。

この団体は「腐敗認識指数の各国ランキング」を提出しているのだが、2016年のデータを見るとどうだったのか。カンボジアの腐敗度は世界176ヶ国中で156位、バングラデシュの腐敗度は145位となっていた。

順位は出されているが、腐敗度に関して言えばどちらもそう大して差はない。どちらも同じくらいひどい。

しかし、あえて「どちらがひどいのか」と問えば、カンボジアの方が若干悪いと言うことができる。カンボジアは東南アジアで最も腐敗と汚職がひどい。

最近、フィリピンのドゥテルテ大統領が「フィリピン警察の腐敗は底なしだ」と嘆いているのだが、そのフィリピンは101位である。実はカンボジアよりもマシな国家である。

タイはどうなのか。奇しくもタイ警察も順位で言えばフィリピンと同レベルだった。そう考えれば、カンボジアの腐敗がいかにひどいか想像できるはずだ。

政治家、公務員、警察官、軍隊という国の根幹をなす人たちが、みんなまとめて腐敗しているということである。賄賂を払わないと話が進まないということだ。


どれもが政治的にも失敗国家であり、貧困国だった

ところで、カンボジアよりもひどい国はもちろんある。では、世界で最も腐敗している国家はどこなのかをここにリストアップしておこう。

「世界で最も腐敗汚職がひどい国トップ20」である。

(1)ソマリア(アフリカ)
(2)南スーダン(アフリカ)
(3)北朝鮮(アジア)
(4)シリア(中東)
(5)イエメン(アフリカ)
(6)スーダン(アフリカ)
(7)リビア(アフリカ)
(8)アフガニスタン(アジア)
(9)ギニア・ビサウ(アフリカ)
(10)ベネズエラ(南米)
(11)イラク(中東)
(12)エリトリア(アフリカ)
(13)アンゴラ(アフリカ)
(14)コンゴ(アフリカ)
(15)ハイチ(中米)
(16)チャド(アフリカ)
(17)中央アフリカ(アフリカ)
(18)ブルンジ(アフリカ)
(19)ウズベキスタン(アジア)
(20)コンゴ(アフリカ)

これらの国を見ると気付くのは、20ヶ国中13ヶ国がアフリカの国であるということだ。アフリカは腐敗と汚職が蔓延した国家であり、清廉潔白が身についていない文化や風土になっているというのが分かる。

その他は、中東、中央アジア、ラテン・アメリカの国々に散らばっているのだが、全体を俯瞰して言えるのは、やはりどれもが政治的失敗国家であり、貧困国であるということだ。

貧困だから腐敗や汚職が進むのか、それとも逆に腐敗や汚職が多いから貧困なのかは、どちらの見方が正しいのか分からない。いずれもしても、腐敗や汚職と貧困はやはり深い関係があるということだけは間違いない。


戦争と内戦、難民と飢餓に揺れるソマリアは、世界で最も腐敗と汚職のひどい国家だった。失敗国家で生きるには金がいる。「地獄の沙汰も金次第」である。


貧困国に行けば、政府も公務員も警察も信じるな

では、東南アジアに限定してリストを見れば、どのようになっているのだろうか。腐敗している順から並べて見ると、以下のようになっていた。

(1)カンボジア(156)
(2)ミャンマー(136)
(3)ラオス(123)
(4)ベトナム(113)
(5)フィリピン(101)
(6)タイ(101)
(7)インドネシア(90)
(8)マレーシア(55)
(9)ブルネイ(41)
(10)シンガポール(7)

(国名の隣の数字はトランスペアレンシーの出した指数)

体感としてはタイはもっと清廉な感じがするし、インドネシアはもっと腐敗しているような感じがする。

このトランスペアレンシー・インターナショナルが出している腐敗度の指数は政治家・国家政策等の中枢を総合的に判断した結果なので、警察官の質のひどさだけを判断して出されたものではない。

そのため、体感とは違う結果になっていたとしても、それは不思議ではない。ところで、この結果は国の貧困度とも関連しているのだろうか。

それを知るためにIMFが2016年10月に出しているGDP(一人当たりの名目GDP)のデータに基づいて、低い順からリストを並べると結果はどうなるのか。このようになる。

(1)カンボジア
(2)ミャンマー
(3)ラオス
(4)ベトナム
(5)フィリピン
(6)インドネシア
(7)タイ
(8)マレーシア
(9)ブルネイ
(10)シンガポール

上記の腐敗度リストと、この「一人当たりの名目GDP」、すなわち経済的豊かさを見ると、6位と7位のインドネシアとタイの順序が入れ替わっているだけで他は完全に一致しているのが分かるはずだ。

貧困と腐敗汚職のレベルは密接な関係にある。これは現実社会でどのように考えるべきか。答えはこうだ。

「貧困国に行けば、政府も公務員も警察も信じるな」


東南アジアと言っても、そのGDPはこれほど違う。同じ地区でも富が偏在しているのが分かるはずだ。貧困と腐敗汚職のレベルは密接な関係にある
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20170228T0346170900.html


9. 中川隆[7304] koaQ7Jey 2017年3月24日 07:31:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7777]

マレーシア入管通過後、タイ入管前で引き返す。マレーシアに戻る。パダンブサール


パダンブサール(padang besar)の国境でマレーシアの出国スタンプを押した後、タイイミグレまで行ったが、汽車で来たときとは随分様子が違っていた。鉄道駅での手続きはスムーズだったが。

普通のイミグレ窓口はほとんど誰も通していない。ただ座っているだけ。マレーシア国民しか通さないのかもしれない。

その代わり一人ずつ別室に呼び、長々とチェックをしている。俺の前に待っていた若い女のグループはラオス人だと言っていた。役人の態度はタイならではのネッチョリとした感じ。

待っているうちに薄汚い中年白人カップルが来てすぐ後ろにべったり迫ってきた。お前そこどいて俺たちを先にしろ、と言わんばかり。

イヤーな感じがした。役人どもの態度もネットリしているし、白人がいるタイ入管に良い印象がない。

10年前、ラノン(タイ南部のミャンマー国境)の入管では、白人ツーリストの長い列を待ってたどり着くと、アライバルカードのMale(性別)の欄にチェックがしてないとタイイミグレ役人に難癖をつけられてカードを突き返され、再び白人の長い列の最後尾に並ばされた。

信じられないようなことだが、これがタイ役人、タイで権力を持つ者がよくやる鬱憤ばらしである。

本当は白人にウンザリしているのかもしれないが、白人には頭が上がらないので、「有色人種のくせに」白人のように旅行する日本人など、自分たちよりは格上国民だが白人様よりは格下の有色人種外国人に対してことさら嫌がらせをして鬱憤を晴らすのだ。

それと同じようなことが起きそうな予感がした。人生は短いので、嫌なことは努めて避けるべきである。金を払って嫌な思いをする必要はない。

マレーシアに戻ることにした。パダンブサールの陸路国境は、タイのイミグレとマレーシアのイミグレとの間が徒歩5分ぐらい離れている。入管窓口の若いマレー人女性役人に「事情」を話す。なんと話すべきか迷ったが、とにかくタイ人が嫌なのでマレーシアに戻りたいというと、ちょっと笑ってキャンセルできると言い、オフィスに行くように言ってくれた。別室でも事情を聞かれた。

タイに入国拒否されたのか、と聞かれたが、とんでもない。オレが嫌なんだとハッキリ言い、タイの悪口を並べ立てると、すぐに納得して出国をキャンセルしてくれた。パソコンに打ち込んで出国スタンプの上にボールペンで線を引くだけ。すぐ終わった。
https://kuantan.me/2017/03/23/march-23-2017-at-1020pm/


10. 中川隆[7310] koaQ7Jey 2017年3月24日 10:22:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7784]

Instagram photo March 23, 2017 at 09:43PM

結局、タイの入管の前まで行ったが、なんかとても嫌な感じがしたので、入管を通過せず、マレーシアに引き返してきた。

タイに入国する人は、一人ずつ別室に呼ばれて長い時間をかけて取り調べられているようだった。

それに、自分のすぐ後に薄汚い中年の #白人 カップルが来て、まるで覆いかぶさるような態度だったので、嫌だなと思った。

こういう時、タイの役人は、後に並んでいる白人を手招きして先にすることがよくある。白人という生き物はそういう特別待遇に慣れきっているので、平然とジャンプして、なんの後ろめたさも感じない。
https://kuantan.me/2017/03/23/instagram-photo-march-23-2017-at-0943pm/


11. 中川隆[-7608] koaQ7Jey 2017年6月06日 17:29:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

2017年06月06日
タイは軍事政権で失われた10年になるか

2015年までのタイの人口増加率、すぐに減少し始めるのが分かる
引用:https://global-watch.asia/wp-content/uploads/2016/02/43a1aadd81fa08e3e21509d6ff49172f.png

アジアが人口減少期に突入

今後20年でアジアのほとんどの国は人口マイナス期に入り、経済も縮小し始めると考えられている。

人口最大だった中国に替わって現在はインドが世界一になり、どちらも13億人台と推定されている。

中国のほうが早く増え始めたので早く減少し始め、労働人口はすでに減少が始まっています。


日本の出生率は1.4から上昇しないが、中国は例によって信頼できる統計がなく、政府は出生率1.6を主張している。

だが民間研究者は1.1を主張し、「中国は人口を1億人水増ししている」と言っています。

人口が違うとその分GDPも減るので、中国政府はGDPを多く見せかけるために、出生率や人口も操作している疑いがある。


中国には日本の国勢調査に相当するものがなく、出生率も人口も、各省や市が報告したものを足し算している。

省や市は人口が減った(=GDPも減った)と報告すれば降格や左遷させられるので、人口を水増ししていると考えられる。

中国以外の東アジアも惨憺たるもので、出生率は韓国1.25人、台湾1.0、香港1.09、マカオ0.92、シンガポール1.24だった。(2014年頃)


かつてアジアのドラゴンと呼ばれた成長国は揃って人口減少し、従って経済もゼロ成長時代に突入します。

東南アジア諸国は子供を生みまくっている印象があるが、それは何十年も前の話で、タイ1.5、マレーシア1.9、ベトナム1.9など2.0を割り込んでいる。

人口世界一になったインドは2.4だが、インド政府は急激に増えた人口を押さえ込まざるを得ない。


タイ民主政権を支持する赤シャツは多数だが地位が低い
軍上層部や経済界、政府官僚は中国系が独占している
458737982-タイ兵-タイ軍-挑発-催涙ガス
引用:http://footage.framepool.com/shotimg/qf/458737982-%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%85%B5-%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%BB%8D-%E6%8C%91%E7%99%BA-%E5%82%AC%E6%B6%99%E3%82%AC%E3%82%B9.jpg

タイは軍事政権で失われた10年に

タイの出生率1.5人は日本の1.4と変わらないほど低いので、数年後には人口減少が始まると予想されています。

タイは暴動やテロ、クーデターの末、2014年に軍事政権が発足したが、あまりうまく行っていない。

タイの軍事政権をおさらいすると、2013年ごろ「赤シャツ隊」「黄シャツ隊」「政府」の衝突があり国内は大混乱した。


赤シャツは民主選挙で選ばれた政権を支持し、黄シャツは民主選挙の廃止と軍事政権樹立を支持していた。

この赤シャツはタイ土着民族や少数民族で、数としては圧倒的に多いので、民主選挙をやると毎回必ず勝ちます。

黄シャツは華僑つまり中国系タイ人で、数は少ないがタイが貧困国家だった頃から全ての経済と公職を独占してきました。


タイ王家は土着民族だが、それ以外の政府や経済界、軍の上層部はすべて華僑が独占している。

つまり2014年の軍事クーデターは中国系タイ人による権力奪還だったわけで、民主選挙をやれば土着民族(元もとのタイ民族)が勝つのでやりたくない。

軍事政権は経済成長したいが民主主義を拒否する姿勢をとっていて、これが国内や経済に大きなゆがみを作っている。


タイのGDPの6割は輸出で、アメリカのオバマ政権からは「非民主的だ」として経済制裁するべきだといわれていた。

制裁発動は日本が説得して止めたようだが、軍事政権は「アメリカの代わりは中国だ。もうアメリカは要らない」と言って中国に接近した。

タイは中国が創設したAIIBに入り、新シルクロード構想にも参加し、南シナ海占拠も容認している。


タイの成長率は3%台を維持しているが、デフレ、少子高齢化、消費不況などが予想されていて、タイ版失われた10年が始まるのではないかと言われている。

日本経済の8割以上は内需だが、タイは逆に3分の2が輸出や観光産業なので、構造的に弱いといわれている。
http://www.thutmosev.com/archives/71237747.html.


12. 中川隆[-5478] koaQ7Jey 2018年3月08日 16:43:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
「タイの政治動向は再び激動になる」と噂されている理由
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20180308T0316550900.html#QldfAAT.google_plusone_ninja_m

タクシン派と反タクシン派の闘争は、そのまま中国派と保守派の闘争でもあり、田舎と都会の格差の闘争でもある。

国内問題としては、やはりこの国を知れば気づくが、バンコクに一極集中した富と、田舎の貧困が問題を引き起こしている格差問題に帰結する。

1980年代の後半からタイは工業化の道を歩み出したが、これが1990年代の格差を決定的にしてしまった。

タイは高度成長を成し遂げたのだが、それに乗れなかった膨大な人たちがそのまま取り残されたのである。取り残された多くは言うまでもなく、農村の人たちだった。

だから、農村の持たざる人々は「ばらまき」をしてくれるタクシンやインラックのような政治家を好む。

インラック首相が放逐されてしまった理由は「コメの買い上げ制度に関し、首相在任中に国に多額の損失を与えた」というものだが、農家からしてみれば政府が市場価格よりも高値でコメを買い取ってくれるのだから、実質的に政府から金をもらったのと同じである。

農家はこれによって恩恵を受けるが、政府がばらまくその金は都市部の人間からみると自分たちから絞り取った税金が財源なのだから、たまったものではない。

それをシナワット一族は露骨にやるので、だからタイは都市部と農村部で分断されて激しく対立し、衝突することになってしまうのである。


13. 2019年2月28日 02:02:21 : Ux1Ks5wOyg : bjB1V0ZXeWJ6VVU=[1] 報告
インド系と中国系の混血である彼らには白人に対する強い劣等感があり、アジア系の排除と白人の受け入れを行うことで人種改良を目指しているのだと思う。
出自を共にするインド系に対する差別が激しい(先住クメール系)のも証左のひとつ。
原始的ではあるとは思うが、彼らの抱える複雑な歴史的経緯がそうしているのだと思うから深い関わりは避けて旅行者として通り過ぎます。
14. 中川隆[-10662] koaQ7Jey 2019年4月11日 06:13:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1379] 報告

日本人が知っておくべき“微笑みの国”の素顔 2019年4月11日
タイではなぜ、「クーデター」が成功するのか?
樋泉克夫(愛知県立大学名誉教授)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15894



 3月24日、タイでは2014年のクーデターから5年を経て民政移管のための総選挙が行われた。前回は2011年だったから、じつに8年ぶりとなる。

 この間、選挙権を持ちながらも投票機会のなかった若者は少なくなく、今回の総選挙における初有権者(First Time Voters)は750万人前後を数える。少年から青年への時期、彼らは赤シャツで表象されるタクシン派と国王のシンボルカラーである黄シャツを身に着けた反タクシン派の間で数年に亘って繰り返されてきた激しい街頭抗争を目の当たりにしてきたはずだ。それだけに、今後のタイ政治を占ううえでも、彼らの投票動向が注目されたのである。


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タイの政治が「何でもあり」と言われる所以

 3月24日に投票が行われ、翌25日午後2時には中央選挙管理委員会が選挙結果を発表した。だがあくまでも暫定結果であり、公式結果は5月9日まで明らかにされない。なぜ、こんなにも時間がかかるのか。

 暫定議席数にもかかわらず、プラユット暫定首相の続投を目指す「国家国民の力党」とタクシン派の「タイ貢献党」――2大政党を中心として、下院各党の暫定議席数に応じて連立政権構想が打ち出される。なかには公式結果発表まで動かず、“洞ヶ峠”を決め込む政党もある。

 それだけではない。比例区の議席結果に不満を持ち、比例区選出方法に問題ありとする政党や市民団体からは、憲法裁判所への提訴の動きも出始めた。議席配分が不公平というわけだ。この提訴を憲法裁判所が「是」と判断したなら、これまでの判例からして今次総選挙に無効の判断が下される可能性も否定できない。そうなった場合、3月24日に示された民意は文字通り幻と化してしまう。

 若者の支持を集め第3党に躍り出たと伝えられる「新未来党」のタナトーン党首は4月6日、2015年6月に発生した騒動事件に関わる煽動と被疑者隠匿容疑で警察当局の取り調べを受けている。有罪となった場合、同党首は最悪9年の禁固刑に処されるだけでなく、憲法裁判所が同党に解党を求める可能性すらある。

 加えるに中央選挙管理委員の資質を問い、同委員会の正当性に疑義を呈する市民団体まで現れたのである。

――「何でもあり」と形容されるタイの政治だが、総選挙後のこうした動きを見ただけでも、何とも判り難い。

 日本のメディアでは、今回の選挙を「軍政延長か、民主化か」といった単純な視点で捉えがちだが、この種のステレオタイプな報道では、「微笑みの国」の政治文化の真相は伝わらないどころか、日本人に誤解を与えかねない。

なぜ、クーデターが成功するのか?

「国王を元首とする民主制度」を理解するカギとして、先ずは王国であるタイの歴代憲法の基本構造が我が明治憲法に近いこと――代表例「国軍の統帥権は国王に属す」――を指摘しておく。

 それを踏まえたうえで日本における出来事を例に、2つの「もし」を想定してみたい。

 ひとつめの「もし」は、昭和11(1936)年2月に発生した2・26事件において、「昭和維新」を掲げて決起した青年将校の行動を、昭和天皇が「是」としていたら、である。

 2・26事件に際し昭和天皇は「朕が股肱の臣を傷つける行為は断固として許されない」と立腹し、自ら軍を率いて反乱軍の討伐に乗り出すとの決意を明らかにしたと伝えられる。昭和天皇の意志が明らかになった時点で青年将校らが掲げた「錦旗革命」は否定され、彼らは「反乱軍」と見做されてしまった。かくして「昭和維新」は潰えたのである。

 日本のメディアがクーデターと報ずるタイの政変――タイ語では「パティワット(革命)」と呼ぶ――は、国政の混乱、あるいは国軍内の主導権争いが原因となって国軍が軍事出動することで発生してきた。その際、クーデター陣営が掲げる大義名分の基調は「『国王を元首とする民主制度』の守護」である。


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 決起した時点ではあくまでも非合法団体であるクーデター陣営だが、国王が允許した段階で合法団体に変質し国政の全権を掌握することとなる。ここに、2・26事件とタイにおいて成功したクーデターを分けるポイントが潜んでいるように思える。

 最も新しい2014年のクーデターを例にすれば、プラユット陸軍司令官をトップとしてインラック政権打倒を掲げたクーデター陣営(国家平和維持団)は、国王の裁可を得て国政の全権を掌握する国家平和維持評議会(NPKC/プラユット陸軍司令官が議長)へと合法性が与えられ、その下に同議長が首相を兼務する暫定政権を成立させ国政を執行することになった。


カギを握るのは「陸軍司令官」

 暫定政権発足に前後して立法議会(時に制憲議会)が招集され、クーデターによって停止された憲法に代わる新しい憲法の制定を進める一方で、暫定期間における国会の機能を果たす。この間は、「国王を元首とする民主制度」に基づく暫定憲法が施行される。立法議会の議員はクーデター陣営――現在はNPKC――によって指名されることにも留意しておく必要がある。

 さらに理解を促すために、次の3点を指摘しておく必要があろうか。

 第1が既存利益集団ともいえる「A(王室)・B(官僚)・C(資本家)・M(国軍)複合体」である。あるタイの政治学者が提起した分析だが、じつは立法議会議員は例外なくABCM複合体から選ばれ、基本的には民政移管後の上院に横滑りする。

 第2が首相・国防大臣・陸軍司令官の関係である。当然のように人事権は首相⇒国防大臣⇒陸軍司令官のルートで上から下に行使されるが、陸軍司令官はクーデターを発動することで首相に対する生殺与奪の権を握る。いわば陸軍司令官はクーデター発動という“非常事大権”を保持しているゆえに首相以上の権限を持つことから、首相が国防大臣と陸軍司令官を兼任した時に政権は最も安定する。現在のプラユット暫定首相の場合、最も信頼するプラウイット大将が国防大臣を務めている。

 第3が国軍組織上の権限である。制度上は陸軍・海軍・空軍の上部に統合機関として国軍最高司令部が置かれているが、同司令官は実働部隊を持たないゆえに一種の儀礼職に近い。かくて最強の実力組織を掌握する陸軍司令官が事実上国軍のトップに位置し、政権の後ろ盾となる。だがクーデター指導者となり得るがゆえに、常に「クーデター発動の意思」を問われる。昨年10月に就任したアピラット陸軍司令官もまた新任会見で記者から問われたが、明言を避けた。将来を想定すればこそ自らの手足を縛る必要はない、ということだ。

 こうした権力の仕組みの中で、<クーデター決起(憲法・国会停止)⇒ 暫定政権(新憲法制定)⇒ 総選挙 ⇒ 民政移管 ⇒ 国政混乱 ⇒ クーデター>という政治過程が繰り返されてきた。

 以上が「国王を元首とする民主制度」の骨格といえる。総選挙を経た後も、新政権が成立するまで国政の全権を掌握しているのはクーデターを成功させた集団――現在でいうならばNPKCであることを忘れてはならない。

タクシンとは“ホリエモン”のような存在

 以上を前提にして次なる「もし」だが、仮に陸軍が強い政治的影響力を発揮していた昭和20年以前に全盛期の「ホリエモン」が現れ、財閥によって形作られてきた財界の仕組みに打撃を与える一方、莫大な原資で政党を再編・糾合して国政を動かすようになっていたら、である。そうなった場合、既存勢力は危機感を持ち、身構え、態勢を整え、糾合してホリエモン勢力の包囲・阻止に動いたはずだ。

 タクシンとは言ってみれば、このホリエモンのような存在である。こう考えてこそ、2005年から続くタクシン派と反タクシン派の激しい対立の背景が浮かび上がり、2014年のクーデターから今回の総選挙を経て、現在も継続する混乱状況の底流を捉えることができる。

 そこで注目すべきは、2017年夏の国民投票を経て公布された現行憲法に従って制定された現在の選挙法だろう。

 全国に350の小選挙区を設けると同時に、150の比例議席は全国の小選挙区選挙で投じられた総得票数から割り出された基数によって各政党に配分される。だが、当該政党が小選挙区で獲得した議席数が同党に割り当てられるはずの比例議席数を上回っていたなら、比例議席はゼロとなる。小選挙区で最多議席を獲得したタイ貢献党の比例議席がゼロだったのは、この規定が適用された結果なのだ。


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 この制度は「下院の民主的運営を目指し巨大政党による独裁阻止」を“大義名分”として定められた。その背景に見え隠れするのは、2000年初頭の政権掌握以降の総選挙において常に下院過半数を押さえ単独政権を維持してきたタクシン派に対する危機感である。

 法制度面で不利な立場を跳ね返そうとタクシン派が打った新たな試みが、昨秋結党された若手中心の「国家維持党」である。タクシン派を2党に分け全国の支持票を分散させることで、比例区での議席ゼロを回避しようと狙ったに違いない。

タクシン派が繰り出した「究極のポピュリズム」

 国家維持党は総選挙が近づいた2月初旬、現国王の姉に当たるウボンラット王女を同党首相候補に擁立し一気に攻勢に出た。タイでは各政党が首相候補を擁立して総選挙に臨み、候補者個人ではなく政党を選ぶ。首相公選制のような仕組みでもあるが、首相は必ずしも下院議員である必要はないから、著名人を担ぎ出せば選挙戦を有利に展開することができる。究極のポピュリズムといえるだろう。

 すでに王室を離れているうえに社交界の花形として全国に知られた同王女である。彼女を擁立することで選挙活動に弾みを付けようとしたはずだ。だが王女擁立が表明された当日深夜、「王族の政治参加は不可」との国王声明が伝えられ、国家維持党の狙いは脆くも外れた。3月に入るや、「国王を元首とする民主制度」を制度面で監視する憲法裁判所が、王女擁立が憲法に抵触することを理由に国家維持党に対し解党を、同党幹部に対しては10年間の政治活動禁止を命じた。かくてタクシン派はタイ貢献党による“片肺飛行”のまま選挙戦に臨まざるを得なかったのである。

 なお、ここで2005年2月の総選挙以降、憲法裁判所が議会内外でタクシン派を押さえる方向に働いてきたことを記しておきたい。

日本人が知っておくべき“微笑みの国”の素顔

 5月4日の戴冠式当日を挟んだ数日間、タイは国を挙げての祝賀ムードに包まれる。であればこそ当面は政治休戦となり、5月9日の総選挙結果公式発表を待って連立政権を巡る政界再編劇が本格化するだろう。その際、連立の軸は上院の250議席に加え下院118議席を擁する国家国民の力党を背景にしたプラユット暫定首相にあることは間違いない。

 だがタクシン派の存在――小選挙区で137議席を持ち、東北部を拠点に一定の支持層を維持するタイ貢献党――を無視するわけにはいかない。すでに「タクシン」は元首相個人を指すというより、ABCM複合体に対して「ノー」の意を示す政治的記号となったのではないか。

 3月30日、タイ政府は官報でタクシン元首相による一連の振る舞いを「悪劣」と見做し、現国王は前国王が同元首相に与えた一切の勲章を29日付けで剥奪したことを明らかにした。4月7日には首相退任以降も許されていた「国土防衛志願者軍団大団長」の称号の使用が禁止されたことで、王室とタクシン元首相の関係は絶たれたことになる。

 じつは国王戴冠式を司る最高責任者の立場に在るシリントーン王女は4月3日から10日まで訪中し、北京、上海、江西、福建、香港、マカオを回った。4日には王毅国務委員兼外交部長と会談している。なお、同王女の訪中は今回で48回目。おそらく同王女以上に訪中回数を重ねている外国要人はいないだろう。それほどまでに同王女と中国の関係は深い。

――以上、タイが国是とする「国王を元首とする民主制度」に則って、政治面から“この国のかたち”を考えてみた。

 日本の外交、経済にとってタイが東南アジアにおける重要なカウンター・パートであることは明らかだ。いま「微笑みの国」は新しい「国王を元首とする民主制度」の許で変貌を遂げようとしている。であればこそ「軍政延長か、民主化か」といった類のステレオタイプの視点を捨て、タイの政治文化の変化を読み取ることが、いまこそ求められているのではないか。


15. 中川隆[-9411] koaQ7Jey 2019年6月21日 09:53:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3073] 報告

腐敗した警察官は権力を持った暴力団。そして世界は腐敗で満ちている │ ブラックアジア:鈴木傾城


見逃してやると言えばカネが取れる

2019年3月13日、タイ西部プラチュアプキリカン県で男9人と女3人がタイの軍と警察による合同パトロールによって真夜中に逮捕される事件があった。この12人はいずれもミャンマー人で、タイに密入国してきたところだった。

タイとミャンマーはジャングル地帯が国境になっているので、ミャンマー人の密入国の定番ルートである。

そのため、タイはひっきりなしにこうしたパトロールを行って取り締まりを続けている。しかし逮捕されるのは氷山の一角であり、ジャングルを越えて貧しいミャンマー人が大量にタイに流入してきて、多くが不法入国に成功する。

その中には、ミャンマーで迫害されているロヒンギャ族もいれば、ミャンマー政府や軍と対立している少数民族もいる。

タイは東南アジアでは「経済大国」である。だから、タイに密入国すれば稼げると周辺国の人間たちは考えて、危険を冒してタイに潜り込む。ミャンマー人だけではない。カンボジア人も、ラオス人も、タイを目指して不法入国してくる。

彼らを摘発するのが警察の仕事だが、世の中には正義だけで動いている警察官ばかりではない。このように考える警察官もいる。

「見逃してやると言えば、カネが取れるのではないか?」

実は、タイの密入国事件の裏にはタイ警察官による大がかりな「アルバイト」があることが分かっている。どういうことかというと、警察官が自ら人身売買業者となって、密入国者からカネを巻き上げるのである。

警察官は裏のルートをよく知っている。また、警察が「摘発に動かない日」も知っている。だから、警察官が絡んだ密入国はかなりの確率で成功する。そして、警察官はどこに密入国者を雇う企業があるのかも知っている。

腐敗した警察官にとって、人身売買業はまさに絶好の「小遣い稼ぎの場」だったのだ。

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うまい商売に目を付けた現地の警察官

2015年5月、ソンクラー県の山中に、人身売買の拠点にしていた場所が発覚したのだが、そこを捜索すると人の死体が33体も埋められていたという事件があった。この死体はミャンマーの少数民族、ロヒンギャ族の死体だった。

ロヒンギャ族はミャンマーで激しい迫害を受けている。ロヒンギャ族はミャンマーにいる数少ないイスラム教徒である。彼らは圧倒的多数の仏教徒に暴力的迫害を受けいているのだが、政府の保護もなく放置されている。

人権派のアウンサンスーチーも、ロヒンギャ族に関しては無視を貫いて見殺しにしている。ロヒンギャ族を叩き出せと煽る仏教徒のカリスマ「ウィラトゥ師」の影響力は非常に強く、ロヒンギャ族はどんどん追い詰められている。

こうした絶望的な中で、ロヒンギャ族はミャンマーの迫害から逃れて隣国タイに密入国する。

密入国のルートは陸路と海路の2つある。タイ南部は国境を接するマレーシアの影響もあって、非常にイスラム色の強い地域で、ロヒンギャ族はウンマ(イスラム共同体)を信じてタイ南部に渡っていくのだ。

こうした密入国者はタイに上陸すると、人身売買業者によって缶詰工場、海老工場、鶏肉工場等に売られて低賃金労働者として強制労働させられる。

こうした工場にロヒンギャ族の密入国者を「売る」というのが、現地では濡れ手に粟のビジネスになっているのである。勝手にやってきた人間を、然るべき場所に連れて行くだけで、紹介料が稼げる。

このうまい商売に目を付けたのが、現地の警察官だった。

警察官は本来はこうした密入国者を「保護」する立場にあるが、保護してもまったく金にならない。しかし、彼らを売り飛ばせば、いくらでも仲介料がもらえる。

汚職警察官は、弱者からピンハネするのが好きだ。弱者と言えば、密入国者は究極の弱者でもある。そんなロヒンギャ族は数万人単位でタイに密入国してきているわけで、まさに彼らの存在は警察官の「金のなる木」と化した。

やがて、それがパダンベサール市の市長バンジョン・ポンパーンの耳に止まると、今度はその市長が一緒になってそのビジネスに邁進した。

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辿り着いた先は、別の地獄

市長が一緒になって人身売買に手を染めるとは信じがたい事件だが、東南アジアでは市長がマフィアの親玉だったりして政敵の殺害に手を染めるような事件は頻繁に起きている。

2015年にこのタイ南部の人身売買ビジネスが発覚したとき、市長と警察官含め総勢8人、さらに間接的な関与をした警察官と公務員が7人逮捕されるという事態となっていった。

市長から警察組織までが、巨大な人身売買組織と化してロヒンギャ族を売り飛ばしていたのである。さらに、拘束したロヒンギャ族の家族にも身代金を要求して、人質ビジネスもしていたとも言われているので、もはやマフィアそのものだ。

隠匿場所は小屋のようなしっかりした建物ではなく、木の骨組みに布を張っただけの粗末なテントであった。他にもこうした隠匿場所は数十ヶ所が山中に存在していることが分かっている。

これが意味するのは、ロヒンギャ族を巡る人身売買はタイ南部の裏経済を支える巨大なビジネスであったということだ。

警察が腐敗すると、マフィア以上の恐怖組織と化す。公的な権力を持っている上に、組織立っているからだ。そこに金しか関心のない悪徳市長が絡むと、もはやその地域は一種の無法地帯と言っても過言ではない。

比較的、法が守られていると言われているタイでさえも、まだこのような状況である。

しかし、それでもロヒンギャ族はタイに流れ着く。

2019年6月12日。南部サトゥン県の島にロヒンギャ族が漂流するという事件が起きているのだが、この現場にはミャンマー人とタイ人もいた。彼らが人身売買業者であったのは言うまでもない。

ロヒンギャ族は殺されないためにミャンマーという地獄を離れるのだが、辿り着いたタイは決して天国ではなく、別の地獄でもある。そして、その地獄の使者は、腐敗した警察官の姿をしている。世界は腐敗で満ちている。


警察官は公僕であり、常に犯罪を取り締まるのが仕事であるはずだ。ところが、現実は必ずしもそうなっていない。

カネが絡めば、警察官も腐敗する。警察官という立場を利用してカネを稼ぐのは、実は「造作もないこと」だからだ。具体的に、どうするのか。犯罪者や弱者に向かって、こう言えばいい。

「逮捕されたくなければカネを出せ」

犯罪者や弱者でなくてもいい。普通の人にも何らかの言いがかりを付けて同じことを言える。抵抗すれば公務執行妨害で逮捕すればいい。警察権力は、悪用すれば「カネになる」のである。

日本もすべての警察官が正しいとは言えないのだが、国外の警察官の腐敗は日本人の想像を超えるものがある。

国外にいると、逆に警察官という存在に対して一抹の不安を感じるようになる。目の前の警察官が汚職と腐敗にまみれていたら、無実でも何でも不法逮捕されてしまうこともあるからだ。(鈴木傾城)


フィリピンの闇「ダバオ暗殺団」

2018年8月9日。フィリピンのドゥテルテ大統領は、重罪犯罪に加担した疑惑で捜査を受けている警察官102人を大統領府に呼び付けたことがあった。

この警察官は不法殺人、レイプ、拉致、恐喝や薬物密売などへの関与が疑われている汚職警官だった。ドゥテルテ大統領は、この「ならず者警察官」を前にしてこのように言い放った。

「このバカ者ども」
「犯罪行為を続けるのなら、殺害する」

一国の大統領が、不良警察官を102人集めて、その前で「このバカ者ども」「犯罪行為を続けるのなら、殺害する」と言うのだから尋常ではない状況だが、ドゥテルテ大統領のこの姿勢にフィリピン人は喝采を送った。

なぜか。フィリピン人たちは、常にこうした「ならず者警察官」に悩まされ、罪もなく撃ち殺されたり、カネを毟り取られていたからである。

これだけ見ればドゥテルテ大統領は「腐敗を許さない剛腕の大統領」のように見える。しかし、現実は複雑だ。

なぜなら、ドゥテルテ大統領は法を法とも思わない人物だからだ。この大統領は、自分の言うことを聞く警察官たちには超法規的措置を許すというダークサイドを持つ。

フィリピンには「DDS(ダバオ暗殺団)」と呼ばれる闇グループが存在する。

この闇グループは『ドゥテルテの指示に従い、犯罪者の一掃のために動く自警団のような殺し屋集団』であり、そのグループを構成するのが選ばれた警察官なのである。

彼らがドラッグ密売人を片っ端から殺して回っている。相手がドラッグ密売者であるとしても、警察官が連続殺人鬼のような行いをして、それを指揮しているのが一国の大統領であるというところにフィリピンの闇がある。

警察は権力を持った暴力団

2018年10月。アメリカのメリーランド州プリンスジョージズ郡で、ひとりのベテラン警察官が逮捕された。この警察官は29歳の女性が運転する車を停止させて、「逮捕されたくなければフェラチオをしろ」と女性に強要していた。

アメリカは先進国であり、法治国家であり、民主主義国家であるが、それでも警察官はそれほど信頼されているわけではない。

一部の警察官は限りなく腐敗していて、気に入らない容疑者を銃殺したり、袋叩きにして殺したり、レイプ事件を起こしたりしている。白人警官が黒人の容疑者を簡単に殺すのは、毎年のように社会問題化している。

メキシコでもブラジルでも、警察官が不法な射殺やレイプを引き起こす事件が続発しており、それはもう事件でもない。日常である。

2019年6月17日、ブラジルのリオデジャネイロでは、3人の軍警官が『企業家や小売業者や麻薬の売人などを誘拐し、被害者らのキャッシュカードを使って物品を購入したり銀行口座から現金を引き出したりした上に、身柄を解放するために身代金を要求する』という事件を起こして逮捕されている。

警察官が「誘拐・強盗」を行うのがブラジルなのである。

メキシコ・チワワ州では、ドラッグでハイになった警察官が目を付けていた女性をレイプして、犯罪が発覚するのを恐れて女性を射殺するという事件も起きている。

インドでもインドネシアでもカンボジアでも、警察官がセックスワーカーをわざと拘束して「売春で逮捕されたくなければ、セックスをさせろ」と恐喝するような行為は当たり前にある。

彼女たちは黙ってそれに応じるしかない。インドネシアでは警察官に反発した女性が丸坊主されることもある。

アフリカでも警察官が売春する女性のところに行っては権力で脅して無理やり性行為をするようなことをしているというのを若いセックスワーカーが告発している。(セックスの仕事でも、仕事なの。ナイジェリア少女のつぶやき)

セックスワーカーにとって、警察は権力を持った暴力団だったのである。
https://blackasia.net/?p=13339

16. 中川隆[-8847] koaQ7Jey 2019年7月28日 14:45:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3872] 報告
タイをアメリカのようにするのを支援したがっているアメリカ傀儡
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-b93aa7.html
2019年7月28日 マスコミに載らない海外記事


2019年7月23日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook

 アメリカは世界中で政権転覆に関与している − 南米のベネズエラから、東ヨーロッパのウクライナまで、中東のシリアから、中央アジアのアフガニスタンまで。

 しかしこれら注目度の高い見出しになる戦争やクーデターや、カラー革命や介入は、アメリカ干渉の全貌とはほど遠い。

 アメリカは、中国周囲に沿った政権転覆の取り組みにも、ずっと従事している。これには、東南アジア中、特にタイも含まれる。

アメリカの代理人連中にとって困難な時期

 今年早く行われた最近の選挙が、アメリカに支援される代理人タクシン・シナワトラと、彼の妹のインラック・シナワトラと彼らのタイ貢献党(PTP)を追い出した2014年クーデターへの支持を実証した。

 軍とつながる国民国家の力党(PPRP)は一般投票で議会過半数を勝ち取り、連合政府を作った。PPRP党首プラユット・チャンオチャはタイ次期首相への議会投票を獲得した。

 前回選挙中のシナワトラ戦略の一部は、もし一党か二党が解党させられても、議会の議席に立候補するために、いくつかの他のものが残るようにすべく、彼の党を複数党に分けることだった。

 これらの政党の一つが億万長者タナトーン・ジュンルンアンキット率いる新未来党(FFP)だ。党の創設メンバーには、非政府組織(NGO)を装ったアメリカとヨーロッパから資金供給されるフロント組織の指導者や活動家がいる。

 政治に取りかかって以来、タナトーンは、タイ海外特派員クラブ(FCCT)で行われた催しの際に見られたような欧米メディアのみならず、バンコクに本拠を置く欧米大使館からも、計り知れない量の支援を受けた。

 新未来党FFPは、国民国家の力党PPRPより数百万少ない票で、遥かに離れた第三位で、選挙では振るわなかった。第三党になたにもかかわらず、タナトーンがシナワトラの代理ではないと主張したにもかかわらず、タクシン・シナワトラのPTPは彼を彼らの首相候補者に指名したが、勝つには遥かに不足だった。

支援を求めて海外での物ごい

 今や、タナトーンは、選挙法の一連の違反に起因する益々多くの刑事事件と、扇動に関する告訴に直面している。もし有罪判決が出されたら、海外で刑務所から逃れられることを希望して、タナトーンはアメリカとヨーロッパを「巡業し」、ワシントン、ブリュッセルとロンドンの支持を要請し、受けているのだ。

 NBCのアンドレア・ミッチェルとのお膳立てされたインタビューで、タナトーンはタイの頻繁な軍事クーデターの歴史と「民主政治」の欠如を嘆いた。彼は新未来党FFPを創設した動機が「タイで、クーデター文化を終わらせる」ことだったと主張した。

 2014年のクーデター以前に起きていたことへのいかなる言及も、ミッチェルの質問にも、タナトーンの周到に準備された答えにも欠如していた。

 打倒された政府が、逃亡者としてドバイ、UAEに住んでいたにもかかわらず、公然と不法に、タクシン・シナワトラに運営されていたことは全く触れられなかった。打倒された政府による、ほとんど百万人の稲作農業者に対する強盗や、タイ米産業に損害を与えたことについては全く言及されなかった。打倒された政府が、鎮圧の試みで、抗議行動に対して致命的な暴力を使ったことへの言及もされなかった。

 軍とつながる国民国家の力党PPRPが一般投票を獲得した最近の選挙によって正当化され、軍の介入はタイ国民に歓迎されたのだ。ところが欧米メディアは、実際そうであった安定性の回復ではなく、権力略奪として描写するため、どんな苦労もいとわなかった。

流浪する偽善者

 タイにおける「民主政治」と「人権」のための彼の戦いを紹介するタナトーンの海外ツアーにもかかわらず、彼は明らかにタクシン・シナワトラと彼のタイ貢献党とも直接つながっており、「赤シャツ」として知られる彼の強暴な街頭戦線の支持者なのだ。

 シナワトラには、2003年「麻薬撲滅運動」とされるものの間に、わずか90日で2,000人の人々の大量虐殺した、タイの歴史上最悪の人権実績がある。彼は2004年のタクバイ抗議行動の一日でも、85人を殺した。彼の赤シャツ街頭戦線に実行された暴力で、2009年-2014年の間に警察官と兵士を含めて、100人以上の人々の死をもたらした。

 これらがなぜ欧米メディアで少しも言及されないかについては、 アメリカ権益を支持するタクシン・シナワトラの実績を見なければならない。アメリカのイラク戦争へのタイ軍隊派遣から、タイ石油化学産業の民有化、CIA拷問サイト運営にまで及ぶものを。

 シナワトラが奉仕した権益は、タナトーンも熱心に奉仕を望んでいる権益だ。

 タナトーンは、権力の座につき損ねたにもかかわらず、中国とのタイの増大する結びつきを巻きもどし、その代わりにアメリカとヨーロッパの権益を好むと誓ったのだ。

 これにはバージンを含め、アメリカ、ヨーロッパに本拠をおく企業に提案されている、今のところ実在しないハイパーループを支持しての、現在のタイ-中国共同の高速鉄道建設反対もある。

 記事「タイは中国製ではない高速鉄道、ハイパーループを必要としている:タナトーン」でブルームバーグはこう報じている。

タイ軍事政権に反対の政治家に転じた財界大物がハイパーループ技術がより現代的選択肢を提供するという理由で、中国との56億米ドルの高速鉄道プロジェクトを非難。
新未来党党首タナトーン・ジュンルンアンキットによれば(飛行機のような速度で旅行する容器のネットワークを構築することで活動している)リチャード・ブランソンのバージン・ハイパーループのような選択肢の方が、タイが技術的リーダーとなるのを助けるから、タイにとっては、より良いのだ。

 タナトーンは老朽化しつつあるアメリカ武器在庫に代かるべく中国から武器購入を始めるバンコクの決定も批判した。

 「新未来党、軍予算削減を誓う」という題名のバンコク・ポスト記事で、彼の党は中国のようなパートナーからの追加武器購入を阻止し軍予算の大幅削減を提案している。

記事はこう主張している。

ピヤブット・センカンオックン事務局長によれば、新未来党(FFP)は軍事予算を削減し、軍将官の人数を減らすと誓った。

 アメリカだけが世界中で行っている複数の戦争に明らかに無関心なバンコク・ポストは、タナトーンの事務局長の言葉を引用して主張する。:

「今日の世界では、もはや誰も戦争をしていません。」

 そして、タナトーンは、欧米メディアではなばなしく書き立てられ、欧米各国政府のホールで宣伝され、アメリカとヨーロッパを見て回ることで、タナトーンと新未来党の、自分自身と外国スポンサーのためではなく、タイのために働くことに関して残っていた幻想もすっかり雲散霧消した。

アメリカのようになることを熱望し、アメリカによる支持を切望

NBCインタビューで、タナトーンは大いに共感的なアンドレア・ミッチェルに質問された。

あなたは何を実現したいと望んでおられますか? あなたは旅をしておられます。あなたは様々な国を訪問しています。あなたはアメリカで、我々に何をして欲しいとお望みですか? あなたは世界中の人々が、タイのために何をすることをお望みですか?

タナトーンは、アメリカ権益の代理としての自分の役割を確認して、それに答える。

アメリカの友人たち、私はタイが今民主主義国ではないことを心に留めるようお話したい。あなたが今見ているのは選挙がある独裁政権だ。私は我々のアメリカの友人たちに、我々が民主的なタイを築くのを支援するために、我々と共に立ち上がるようお願いしたい。共に、より良い社会を築くため。タイが国際問題を解決するのに役立つ強力な大国になれるように。例えば、ミヤンマー問題、インドネシア問題。これらの問題は注目を必要としており、タイは地域で、グローバルな問題の解決を支援する強力な国であり得ます。

私はアメリカが偉大な国だと信じています。民主主義の価値観の上に構築された国です。法による統治の上に構築されており、我々がそうなろうと熱望しているものです。それで私は、アメリカ政府が我々の大義を支持してくれると信じています。

 タイが地域への干渉の中心に変わるのを見たいというワシントンの願望に、タナトーンが共鳴するのは偶然の一致ではない。これは、これまで何十年間も、ワシントンの計画だ。

 ベトナム戦争時のタイの役割にもかかわらず、タイ自身は、その領土を、中国を包囲し、封じ込めるため、あるいは近隣諸国と彼らの内政に干渉する作戦の基地としてに使うアメリカの試みに抵抗している。

 タナトーンがタイが関与するのを見たいと望んでいる正にその「問題解決」が、最近、タイ政府に封じられた。先に言及したタイ海外特派員クラブFCCTがベトナム政府を批判する催しを計画しようとした際、タイ警察が即座にそれをキャンセルしたのだ。

 ロイターは「警察がFCCTにおけるベトナム人権イベントを中止」という記事でこう不平を言っている。

金曜日、東南アジア近隣諸国の関係を傷つけかねないと言って、警察が、ベトナムによる少数民族迫害を主張する人権団体に報告発表をキャンセルするよう強いた。

 現在の政府が、地域の多くの政府と共に、タイをアメリカの「アジア基軸」から離れた軌道に置いているのは明らかだ。それはタナトーンのような政治家を通して、抵抗運動に資金を供給したり、経済弾圧や暴力さえ画策したりする、よく知られた手段によって、アメリカとヨーロッパが阻止しようとしている動きなのだ。

 欧米の画策は機能していない。自身の国タイに対する支援のために、タナトーンがヨーロッパとアメリカじゅうで物ごいをするのは、タナトーンの党が既に敗北を経験しており、法的な危機の渦中にあって、タイにとっての最大利益ではなく、その逆のために働いていることを毎日暴露されているタイで気付かれないはずがないのだ。

 タナトーンはタイを一層アメリカのようにしたいと熱望していると言う。タイ人はアメリカの現在の没落状態を見て、タイのために働いていると主張する人物が、なぜアメリカが渡ろうとしているのと同じ崖の上にタイを送ろうと熱望するのか自問しなければならない。

 Tony Cartalucciは、バンコクを本拠とする地政学研究者、著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/07/23/us-puppet-wants-help-making-thailand-like-america/

17. 中川隆[-11114] koaQ7Jey 2019年10月01日 06:20:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1706] 報告

タイで「日本ブランド」の地盤沈下? 若手大使館員がベンチャーと切り拓く未来
夏目 萌 2019/09/30
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%9c%b0%e7%9b%a4%e6%b2%88%e4%b8%8b%ef%bc%9f-%e8%8b%a5%e6%89%8b%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8%e5%93%a1%e3%81%8c%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%81%a8%e5%88%87%e3%82%8a%e6%8b%93%e3%81%8f%e6%9c%aa%e6%9d%a5/ar-AAI3fdU?ocid=ientp#page=2

これまで、社員数十人のベンチャーでも海外で成功できるのかというテーマで、ディープラーニングを手がけるベンチャー企業「ABEJA」で海外事業を担当する私自身や仲間の奮闘を伝えてきました。

そんな私たちがシンガポールに進出したのとほぼ同じ時期に、タイに赴任した大使館員がいます。在タイ日本国大使館一等書記官の寺川聡さんです。

2017年に経済産業省からタイに赴任。いちからタイ財閥のキーパーソンらとのネットワークを築き、日本のベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進してきた方で、私たちは志を持って奮闘している彼の姿にずっと勇気をもらってきました。

日本企業はこれから世界でプレゼンスを発揮できるのか──。日本企業の海外展開を支える寺川さん自身のストーリーと、彼から見た日本企業の海外進出の現状などについて、本音で話してもらいました。(敬称略)

赴任して感じた、タイ人と日本人の大きな認識のずれ

タイに赴任したのは2017年6月です。

官僚は少なくとも一度は海外に留学するか駐在するかを選びます。私の場合、現場で泥臭く働くことが向いているので、海外駐在一択でした。

タイは学生時代にバックパックを背負って1カ月ほど旅行した国の1つでした。当時はドンムアン空港しかなく、ゲートを出た途端スパイスが鼻腔に絡みつくような独特な感覚に包まれたのを覚えています。赴任した2年前、キレイなスワンナプーム空港に初めて降り立ったときには、かつてのような感覚はなく「仕事なんだ」と気が引き締まりました。

タイを含むASEAN全体の人口は6.4億人。圧倒的に成長する市場の中で、タイは米国、中国に次いで3番目に日系企業の進出が多く、首都バンコクは世界で2番目に日本人が多い都市です。タイは自動車産業の集積地と思われがちですが、今や日系企業の半数以上が非製造業です。

私が赴任した2017年は、当時の世耕弘成経済産業大臣が、コネクテッドインダストリーズ(デジタル技術を活用してあらゆるデータをつなげることで、新たな付加価値の創出や社会課題の解決を図る構想)を打ち出したとき。タイは、日本が協業案件を創出するためのASEAN初のパートナー国に選ばれました。

そんな経緯もあって、私は当初、日本企業のデジタル技術とタイ企業の経営資源を組み合わせて協業案件を創出しようと考えました。ですが、現場を回ると厳しい状況が見えてきたのです。

まず日系企業を訪問すると、「タイ人は(技術やノウハウを)分かっていないから教えてあげる」という姿勢が目につきました。その割には、現地の、そしてグローバルなテックトレンドをキャッチアップできていない企業がほとんどでした。

多くの日本企業が第4次産業革命に向けた成長戦略を華々しく標榜しながらも、少なくともタイの現場の時計はずっと止まったままだと感じました。「まずは日本の本社で、その後に海外ですよね」と他人事な話もよく耳にしましたが、そんな内向きな姿勢で、この地で戦っていけるかは大きな疑問でした。

次に、タイ企業を回りました。大手の多くは創業家が代々経営する財閥です。創業家の第二世代以降は欧米の一流大学で博士や修士をとったエリートが多く、また優秀な海外からの人材を積極的に登用しています。そんな彼らは、悲しいことに、日本に期待を寄せていないことも分かりました。日本人は「NATO(No Action, Talk Only)」だと。日本から幹部が来るたびに表敬訪問をするが、次につながらない話をするばかりでうんざりする、ということでした。

また、彼らは、日本はものづくりの国でデジタルでは遅れているとの認識を強く持っています。タイ企業はデジタルの分野で欧米諸国や中国、イスラエルなどの先進的な企業との協業や投資を進めていますが、日本はもはや、そのパートナーとして見られなくなってきています。実際に、アリババ、テンセント、ファーウェイのような中国企業だけでなく、欧米企業もタイ企業に上手く入り込んでいます。これはタイに限らず、他の東南アジア諸国でも同じです。

日本とタイは、これまで良い関係を築いてきました。1980年代、日本が超円高で海外移転が相次いでいたころ、タイは外資企業の誘致策を強化しました。互いの目的が合致して、多くの日系企業がタイに進出した当時、日本は尊敬の眼差しで見られていたでしょう。

しかし、長い年月をかけて上の世代が築いてきた日本のブランドが、昨今は崩れてきている。そんな事実を私は現地で目の当たりにしました。私たちのような若い世代が、そのブランドを食い潰すことなく、新たな付加価値をつけて、次の世代に引き継がねばならないと強い危機感を感じたのです。

現地のキーパーソンをどう攻略するか


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タイで開催されたスタートアップデモデイ。1000人以上を動員し、音楽ライブさながらの盛り上がり=2019年9月

タイ経済で大きな影響力を持つのは、大手財閥です。例えばタイ最大の財閥、CPグループ。祖業のタネから肥料、農産物、畜産、加工食品まで広げ、国内のセブン-イレブンを1万店舗以上も経営し、通信事業、生命保険、スマートシティ開発、自動車生産など多分野で事業を展開します。5年前に伊藤忠商事と組んで中国中信(CITIC)に1.2兆円を投資したことは日本でも有名だと思います。

外資企業がタイでビジネスをする場合、大手財閥と協業しないと成長は難しいケースが多いです。しかし、財閥の門戸は固かったです。赴任した当初、協業パートナーを探していた私が会えたのは、事業とは関係のないコーポレートや政府渉外の人ばかりで、事業を統括する経営陣やキーパーソンには会わせてもらえませんでした。日本以上に「政府」という存在は上手く付き合っておけばいいと思われているのだと痛感しました。

そんななか、芸術への造詣の深さなど人間的な魅力から、現地の財閥経営者の信頼を集めている特異な人物が佐渡島志郎大使です。大手財閥の経営陣を大使公邸に何度も招いて、地道に問題意識をぶつけ、秘密保持契約の締結やフォローアップミーティングを重ねる中で信頼関係を築きました。

財閥の経営陣にも複雑な政治力学が働いています。当初、キーパーソンだと目されていた人物と議論を深めると、実は主流派ではないことが分かってくることも少なくありません。でも、その人に改めてキーパーソンを紹介してくださいとは言えないので、親しいタイの友人をたどるなどしました。キーパーソンを探り当てて信頼関係を築くまでには多くの失敗と苦労ばかりでした。

あるとき、彼らと対話する中でどのようなパートナーを求めているかと聞いたことがあります。

返ってきた言葉は「日本の大手企業は意思決定が遅すぎる。スピード感があって、ほかにはない強みを持つスタートアップに来てほしい」でした。

言い換えれば、両者を持たないスタートアップはまったく相手にされないでしょう。東南アジアに関心があるから担当者を出張させてみようというノリは通用しません。また、欧米や中国の具体的な企業を示されて、比較優位性を問われた日本のスタートアップを何度も見ました。

大手財閥は起業家精神が旺盛です。スタートアップの創業者が大手財閥出身であることが多いのもその表れです。彼らは、スピード感のある大胆な事業投資を行いますし、日本とは異なる新興国特有の課題を抱えるため、日本のスタートアップが協業できれば大きなチャンスとなります。

成果から逆算した、オープンイノベーションの仕掛け方


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主催イベント、Rock Thailandにて=2019年3月

2017年後半、私たちは、タイの大手財閥や政府高官らと集中的に議論を重ねながら、コネクテッドインダストリーズを具体化させるための戦略を練り上げました。

その一つが、「オープン・イノベーション・コロンブス」プロジェクトです。日本のスタートアップとタイ財閥に加えて、日系企業と日タイのスタートアップとの協業を加速化させるための枠組みで、マッチングや、投資インセンティブ・スマートビザの政府優遇策などをまとめたものです。

その関連で、著名なVCや専門家で構成された10名の有識者委員会を立ち上げ、私もその都度シンガポールに出向いて、具体的な進め方を議論しました。

実施したのは、熱量の高いタイの財閥経営陣同士で日本のスタートアップを競って取り合う「Rock Thailand」というマッチングイベント。政府主催のマッチングはロクでもないという不都合な真実からスタートしたので、有識者が求める要求水準はかなり厳しかったですね。

一般的なマッチングイベントでは、不特定多数の観客に対して一般公募を経たスタートアップがピッチをすることが多いのですが、Rock Thailandではスタートアップが単独でリーチしにくいタイ財閥の創業家や経営陣を観客としました。また、財閥が抱える課題をもとに日本のスタートアップを80社ほどリストアップした日本のスタートアップから、財閥に本気で会いたい企業を選んでもらった後に、私が1社ずつ声をかけていきました。

一番苦労したのは、タイ財閥が抱える課題の整理です。AIやIoTのソリューションが欲しいとざっくり言われても、スタートアップを絞り込めません。そのため、財閥に具体的な提案依頼書(RFP)の作成を依頼することにしました。しかし、その内容は、単なる受託業務に過ぎないものが多く、スタートアップの成長に寄与できないものだと分かりました。

スタートアップが裁量を持ってソリューションを提案でき、かつ、予算も手当てされる課題を把握すべきとの結論に至ったわけですが、財閥からその条件を満たす回答が容易に出てこないので、何度も先方のオフィスに足を運んでは現場の人も含めて長時間議論を重ねていきました。このプロセスなくして、財閥との間で高いシナジーが発揮できるスタートアップをリストアップできなかったため、有識者の皆さんに心から感謝しています。

結果的に、最も熱心に議論をしてくれたCPグループがイベントの共催を申し出てくれました。同社の会長や社長をはじめ、大手財閥の経営陣が多く集まるイベントになったため、タイのテック界隈からも注目されました。当日の各社間の個別面談なども事前に調整していたので、翌週から早速現場を訪問し、新製品のプロトタイプを納品するスタートアップも出ています。次は、タイとインドネシアでツアー形式のイベントを開催しますが、インドネシアでは大手財閥のシナルマスグループが共催します。

あわせて、タイのスタートアップと日本企業の協業に向けた取り組みも始めています。この1年で日本の大手企業による東南アジアのスタートアップへの関心は飛躍的に高まっています。タイでは新興国特有の課題を克服するスタートアップが出てきていますが、テックドリブンなケースが少なく、プロダクトの品質向上や差別化が難しいため、日本企業の技術やノウハウが生かせる事例が出てきています。

日本は世界の市場の一つでしかない。一番いい場所を選んで起業すべき

最後に、ビジネスパーソンではないので偉そうなことは言えませんが、日本だけでなく世界で一番いい場所を選ぶ、という考え方をお伝えしたいと思います。

タイ発のICOユニコーンであるOmise創業者の長谷川潤さんは、ASEANという成長市場と共同創業者の人脈からタイでの起業を選びました。長谷川さんは「もし日本で始めていたら成功できなかった」と言っています。

もちろん日本で頑張るのもいいし、日本の官僚である私としても嬉しいです。日本は現時点で市場規模が大きく、起業するならまずは生まれ育った日本から、という考え方も理解できます。しかし、日本で起業して日本の投資家から資金を調達すると、日本で成功するまで海外進出に慎重となり、いざ海外に出ると日本でしか通用しない組織やサービスゆえに通用しない、という失敗例をよく目にします。

笑い話に近いですが、私がタイで出会った日本のスタートアップの中には、悪い意味で日本の大企業と変わらないと思うことも少なくありません。

30年前は世界に占める日本のGDP比率は20%近くありましたが、いまは5%程度に過ぎません。日本は世界の市場の一つにすぎないわけです。起業家が思い描く成長戦略を実現するために、「いつ」「どこで」起業や海外展開をすべきかを考える必要があります。本来どこで事業を行うかは、事業内容やチームに並ぶ重要要素ですが、「まずは日本で成功する」が当然の前提になっていることが多い印象です。

日本は横並び意識が強いので、海外で挑戦して突出した成功を収めるスタートアップが出てくれば、それに続く企業も増えていくと思います。私は、ABEJAがタイに乗り込んできたとき、「野球でいう野茂や大谷になって欲しい」と話したことがありましたね。それはABEJAがリスクを負って海外展開した以上、ぜひ次のスタートアップが続く成功事例になって欲しいと願ったからです。スタートアップの成長戦略が多様化していくことを願っています。


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タイの日常風景=2019年春

タイは東南アジアで事業拠点を構えるには良い国の一つです。

バンコク都市圏に多様な企業、工場、ハブ空港、エンタメなどあらゆる機能が集約化されています。日本でいうと、東京、大阪、名古屋がすべて合わさったイメージです。最近は、シンガポールでなく、タイを地域統括拠点として選ぶスタートアップも出てきています。何より、インドネシアなどに比べ、タイは外資企業に優しい国ですので、外国人創業のスタートアップも多いです。

また、B2Cビジネスでも大きなチャンスがあります。スマホの普及率が高く、平均視聴時間は世界有数の1日9.5時間。例えばLINEが占める市場占有率は非常に高く、日本で展開していないLINE TVも運営し、動画コンテンツを自社制作しているのは世界でもタイだけと聞いています。

日本のスタートアップがタイに本気で進出されたり、大手企業がタイのスタートアップと本気で協業したい場合には、最大限のサポートをしますので、遠慮なくご連絡ください。

インタビューを終えて

タイで寺川さんに会うまでは、経産省のキャリア官僚というと、そつがない感じでベンチャー企業の人間と気軽に会話するようなイメージはありませんでした。寺川さんが、起業家のように大きなビジョンを立て泥臭く周囲を巻き込んで邁進する姿にそれまでの官僚のイメージががらりと変わったのを覚えています。

財閥と聞くと、大企業だから意思決定も遅いのだろうと想像する人も多いと思います。寺川さんの話からは、そうしたイメージが思い込みだと分かりました。自分たちに一番いい場所がどこかを見極め、これだけは強いという競合優位性とスピード感でチャンスをつかんでいくとともに、次の世代に日本ブランドを引き継げるよう努力したいと改めて思いました。

【ベンチャーの海外進出Tips】

1. 日本企業よりも財閥の意思決定は早い

○ その場で意思決定できるスピード感がなければならない

2. 本当の専門性が求められている

○ ほかにはない差別化できる強みをもって相手に臨む

3. 日本は世界の市場の一つだという意識で市場を選ぶ

○ 実現したいことがどの市場だと最も実現しやすいのかから考える


http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%a7%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%9c%b0%e7%9b%a4%e6%b2%88%e4%b8%8b%ef%bc%9f-%e8%8b%a5%e6%89%8b%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8%e5%93%a1%e3%81%8c%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%81%a8%e5%88%87%e3%82%8a%e6%8b%93%e3%81%8f%e6%9c%aa%e6%9d%a5/ar-AAI3fdU?ocid=ientp#page=2

18. 中川隆[-13318] koaQ7Jey 2020年2月29日 20:23:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[206] 報告
経済危機が起きると一瞬で巻き込まれる。そのことを私は1997年にタイで学んだ
2020.02.29
https://blackasia.net/?p=17348

新型コロナウイルスはグローバル経済に大きなダメージを与えることになり、それが私たちの生活を極度に悪化させることになるのも覚悟しなければならない。「自分だけはうまく逃げられるはずだ」と思う人もいるかもしれない。しかし、それは疑問だ。かつて、私は天国から地獄に堕ちた国を目の前で見たことがある。誰もそこから逃れることができなかったのは、今でも強い印象として残っている。今の状況を見ていると、ふと「1997年の、あの頃に似ている」という思いが心によぎる。(鈴木傾城)


私たちの生活を極度に悪化させることになるのも覚悟せよ

新型コロナウイルスを巡る危機がいつ収まるのか、それは誰にも分からない。今までパンデミックを頑なに認めなかったWHO(世界保健機関)も、とうとう今頃になって危険性を最高レベルに引き上げた。

新型コロナウイルスはすでに震源地であった中国から離れて、日本や韓国や東南アジアやEU(欧州連合)や中東やアフリカや南米に広がり、いよいよアメリカにも上陸しようとしている。

封じ込めに成功する国家もある。シンガポールや台湾だ。しかし、封じ込めに失敗する国家もある。日本や韓国やイタリアやイランだ。これからも封じ込めに失敗する国家は続出するだろう。

そうなると、新型コロナウイルスの収束はどんどん延びていく。それを収束できるのはワクチンだけとなる。ワクチンが開発されれば必ず収まるということだけは分かっているのだが、ワクチンの開発がいつ成功するのか誰にも分からない。
数ヶ月後かもしれないが場合によっては来年に持ち越すかもしれない。そんなことは誰にも分からないのである。

そうであれば、新型コロナウイルスはグローバル経済に大きなダメージを与えることになり、それが私たちの生活を極度に悪化させることになるのも覚悟しなければならない。

「自分だけはうまく逃げられるはずだ」と思う人もいるかもしれない。しかし、それは疑問だ。

かつて、私は天国から地獄に堕ちた国を目の前で見たことがある。誰もそこから逃れることができなかったのは、今でも強い印象として残っている。今の状況を見ていると、ふと「1997年の、あの頃に似ている」という思いが心によぎる。


私は、経済危機に陥る前のと後をつぶさに見つめた

国が経済衰退や経済破綻に向かっていったら、国民のすべてはそれに巻き込まれて塗炭の苦しみを負うことになる。私は、実はある国の経済危機に陥る前と後をつぶさに見つめた「歴史の証人」である。

「その国に襲いかかった経済的苦境の嵐」が国民の生活を一変させる。そんな姿を私はこの目で見つめ、恐ろしく思ったのだった。それこそが、1997年に起きた「アジア通貨危機」である。

ちょうどその頃、私は経済好況に沸いて急激に先進国のようになっていくタイに嫌気がさして、軸足をタイからカンボジアに移している頃だった。この頃のタイは、毎日毎日そちこちで摩天楼の工事をしており、街の光景が一変していた。

その頃のタイ人の表情は明るく、そして快活だった。好況はタイだけではなかった。香港からシンガポールからマレーシアまで、東南アジアの多くの国は100年に一度あるかないかの経済好況に沸いていて、「ベトナム戦争の影を引きずる暗いアジア」という姿を捨て去ろうとしていたのだ。

経済成長が東南アジアを席巻していた。そのため街の光景まで一変して、ハイセンスな街が次々と姿を現すようになっていた。当時のバンコクの変わり様は驚くべきものだった。

街中の至る所で工事が進んでいて、目が覚めたら新しい街がひとつ出来上がっているような錯覚をするほどだった。

パッポンも売春ストリートというよりも、単なる土産屋のストリートに変化していき、もはやタイは私のような真夜中の世界で売春する女たちを追うハイエナがいるような場所ではなくなっていたのである。

ところが、その好況の最中に巨大な経済事件が起きた。

タイの通貨バーツが、突如として大暴落をはじめて止まらなくなっていったのだ。それは、1997年7月に起きた。


国が経済苦境に堕ちるとみんなまとめて人生が飛ぶ

アジア通貨危機は、ジョージ・ソロスのファンドや、それに付随するアメリカのヘッジファンド群れが、ドルに回帰して新興国通貨を売る過程で起きた経済事件である。

この当時、ヘッジファンドは次の成功は東南アジアではなく中国で起きると確信し、東南アジアの中で経常赤字を積み上げていたタイを標的にして怒濤の如く通貨を切り崩す「バーツ空売り」を仕掛けていた。

タイ政府はこれを防衛したが、空売りの勢力があまりにも強く通貨防衛できなかった。そこで起きたのがバーツ暴落だった。このとき、タイの優良企業はことごとく破滅寸前になって株価は大暴落した。

一流企業も、一流銀行も、国有化されることによって生き延びるしかないような危機に陥った。バンコク銀行ですらも、破産しかけたのだ。

当然、翌年から多くの人たちが失職し、この年から一流企業に勤めていたエリートの女性ですらも、セックス産業に流れるような事態になっていた。

あれほど自信に湧いていたタイ社会が、その翌年には何か別の国にでも来たかのようなほど意気消沈しているのは印象的だった。

皮肉なことに「もう終わりだ」と言われたパッポンが売春地帯としていきなり復活したのもこの頃だ。終わったのは、タイの真夜中の世界ではなく、表社会の方だったのだ。

このアジア通貨危機は世界経済に波状的に広がっていき、インドネシア経済をも吹き飛ばし、長らく続いたスハルト政権がこの時に崩壊している。

(ブラックアジア:1998年5月、インドネシアのコタの街で起きたレイプと虐殺)

いったん国が経済苦境に堕ちると、高学歴の人間も実務経験を持った人間も、一流企業に勤めていた人間も、中小企業の人間も、みんなまとめて人生を吹き飛す姿を私は目の当たりにした。それは、劇的であり、壮絶でもあった。

「国が傾くと、誰も逃げられないんだ……」と、私は肌身に感じた。

このアジア通貨危機はバブル崩壊を迎えていよいよ深刻化していた日本経済をさらに深刻化させていった。山一証券の破綻、長銀の破綻、北海道拓殖銀行の破綻は、このアジア通貨危機の最中に起きていた事件である。
恐ろしい時代だった……。


経済危機は、いったん巻き込まれたら逃げる間もない

1998年にはロシアも債務不履行に追い込まれていた。ロシアの国債は紙くずとなり、ロシア国内では預金封鎖が行われ、ロシア国民は一瞬にして生活できなくなった。

老人がゴミ箱を漁って暮らし、若い女性が世界中に人身売買されて売り飛ばされたのは、この時代だった。

この数年間のロシア女性の悲哀は私もよく覚えている。

カンボジアにもタイにもロシアの女性が哀しい目をしてセックス産業に堕ちていた。バンコクのスクンビット通りにも彼女たちが立っていた。

(ブラックアジア:娼婦ナナ。戦争を始めるのは男たち、代償を払うのは女たち)

バンコクの路上でロシア人の若い女性が売春ビジネスをするようになって、彼女が外国人の男を客として薄汚いホテルに連れて行く時代になるとは、いったい誰が想像しただろう。

この時、暗い目をして汚いアパートを見つめていたロシア人の女性ナナのことは今も忘れられない。他にも、ホテルに監禁されていたロシア女性もいた。(ブラックアジア:マイクズ・プレイス。緑の虹彩を持った女性とロシアの崩壊)
この2つのリンクを読んで欲しい。私が出会ったロシアの女たちだ。国が崩壊すれば、こんなことになるのである……。

この時代、自分の身の回りでも、たくさんの人たちが窮地に落ちていき、自殺したり、消息がなくなったり、逮捕されたり、殺されたりしている。
私たちは誰でも、自分だけが例外であると思いがちだが、そんなことはない。国が経済崩壊し、世の中がどん底に向かって流転していくとき、誰もがそれに巻き込まれていくのである。

アジア通貨危機はじわじわと来たのではない。ある日、突如として通貨暴落が来て、そのまま一直線で国家破綻、一流企業の崩壊がやってきた。経済危機は、いったん始まったら逃げる間もなく突き進むのだ。

今回の新型コロナウイルスも、突如としてやってきて株式の暴落を引き起こしている。そして世界を巻き込んで経済情勢を視界不良に陥れた。だから、今の状況を見ていると、ふと「1997年の、あの頃に似ている」という思いが心によぎっている。


https://blackasia.net/?p=17348

19. 中川隆[-13303] koaQ7Jey 2020年3月26日 06:41:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1601] 報告

タイでクーデターが起きた日、私は「タクシンが暗殺された」というデマを信じた
2020.03.26
https://blackasia.net/?p=17691

「タクシン首相は殺された」という情報がやってきた。私のまわりの女性たちはみんな「タクシンが殺された、死んだ」と言っていたし、彼女たちは確信を持って私にそう断言した。彼女たちも噂を聞いてそれを信じていたのだが、その噂を現場で聞かされたら「いや、死体が映し出されていないのだから、それはデマかもしれない」と考えられるだろうか。私はできなかった。(鈴木傾城)

2006年9月19日、タイではクーデターが発生した

2006年9月19日。私はタイの歓楽地「ナナ・プラザ・エンターテーメント」のオープン・バーで女たちと下らない冗談を言い合いながら時間を潰していた。雨が降ったりやんだりする天気で、やや蒸していた夜だった。

すると突然、バーのテレビが王宮広場に結集する戦車や兵士たちの姿を映し出し、アナウンサーがタイ語で何かを報じ始めた。タイの女性たち、そしてバーで働いていたタイ人たちがみんなテレビに釘付けになって蒼白な顔になった。

「何が起きてるの?」

私がそのように尋ねると、女性たちは「クーデターが起きた。クーデターが起きている。兵士がタクシン(首相)を殺しに行っている!」と叫んだ。そうしているうちに、今度はテレビ放映が唐突に打ち切られた。すべての番組がつながらなくなった。

そして、しばらくすると国王を称えるコマーシャルだけが延々と流れて、今この瞬間に何が起きているのかまったく分からなくなった。

この当時、タイのタクシン首相と国王派の軍は激しく対立しており、国民もタクシン派と国王派に分断されていたのだが、バーの女性たちはどちらかと言うと地方でばらまき政治を行っているタクシン首相を支持していたので、不安にまみれている女性も多かった。

そして、急にあちこちで人々がこのように言い始めた。

“Thaksin was dead.”(タクシンは死んだ)

タクシンは暗殺されたものだと、その日は思い込んでいた

後でそれがデマであることを私は知った。しかし、その渦中ではそれが真実なのかどうか分かるわけがなかった。

クーデターが起きてテレビが国王の美談のコマーシャルしか流さなくなり、タイ人がパニックになり、「タクシンが暗殺された」と言っている。私は、てっきりタクシンは暗殺されたものだと、その日はずっと思い込んでいた。

クーデターが起きたのは間違いない。だから、危機意識の強い一部の欧米人(ファラン)や観光客、そしてタイ人の女性たちが一斉に逃げ始めていった。

私はどうだったのか。この衝撃的な瞬間の中でも、私はぼんやりしていただけだった。目の前で銃撃戦が始まっているわけではないので、現実感がなかったのが正直なところだ。

女性たちは「私には関係ない」という人もいれば「戦争が起こるかもしれない」と言っていた人もいた。

タイでは軍が市民を大量殺戮した事件が過去にあったことから、もしかしたら市街戦のようなことが起こるかもと言って、指でピストルの形を作って「バンバン」と撃つ真似をする女性もいた。

クーデターはどうなっているのか。バンコクは戒厳令(マーシャル・ロー)が発令されるのか。市街戦は始まるのか。これから何が起こるのか……。私にはまったく分からなかった。

タクシンは外国に外遊していてバンコクにすらいなかったと知ったのは翌日のことだが、面白いことに私も一緒にいた女性も「タクシンが生きていた」というニュースの方がデマだと思ってしまった。

それほど最初の「タクシンが暗殺された」というデマは真に迫っていたのだった。そして私は思い知った。現場で「何か」が起きたとき、情報をファクトチェックする手段はないということを……。

つまり、混乱の最中ではデマが真実として受け止められるのだ。

日本人の私は、クーデターに危機意識が持てなかった

私たち日本人は「クーデターが起きた」と現場で見聞きしても、具体的に何が起こるのかというのは、あまり「リアル」に想像できない人の方が多いのではないだろうか。

なぜなら、日本国内では近年においてクーデターが起きた経験はないからだ。確かに二・二六事件などはあったが、もうすっかり歴史の話になっている。自衛隊が政権を転覆させるという想像を多くの日本人はリアリティとして持てない。

しかし国外では逆だ。

多くの国がクーデターで政権が転覆するような事件を経験している。たとえば、南米ではベネズエラでもチリでもボリビアでも次々とクーデターが起きている。

アフリカはさらにひどくて、スーダン・ニジェール・ジンバブエ・ガボン・スーダン等々、とにかくクーデターだらけだ。彼らにとってクーデターは、リアルに暴力を感じる出来事なのだ。

私が2006年9月19日のタイのクーデターの最中にバンコクにいながら、まったく現実感がなくて「身を守ろう」とも「逃げよう」とも思わなかったのは、私自身がクーデターという「事件」にそれほど危機意識が持てなかったからでもある。

しかし、一部の欧米人、そしてアラブ人、中国人は私とはまったく違った意識でタイのクーデターを捉えた。

雨の中、私が自分のホテルに戻ると、エントランスでは多くのアラブ人と中国人が泡を食って大きな旅行カバンを持って逃げ出そうとしている姿を見かけた。雨に打たれながら必死でタクシーを捕まえようとしている中国人の姿も覚えている。

彼らは必死だった。場合によってはクーデターによって市街戦が始まり、命の危険が発生するかもしれないと直感した彼らは一目散に逃げようとしていたのだ。

結果的にこのクーデターは「無血クーデター」として終わって、翌日もそんなに混乱はなかった。しかし、それは「たまたま」そうなっただけで、もしかしたら必死で空港に向かってタイから逃れようとした彼らの方が正しかったかもしれない。

地獄のようなインド売春地帯を描写した小説『コルカタ売春地帯』はこちらから

デマが広がっても、それを受け入れざるを得ないという教訓

私が今でもこのタイのクーデターを思い浮かべるのは、「現場にいたら正確な情報が把握できるわけではなく、デマが広がってもそれを受け入れざるを得ない」ことになるという教訓になったからだ。

タクシン首相(当時)と国王派が激しく対立しているという事実は私も知っていた。そして、クーデターが起きた映像は私はテレビで確かに見た。タイ人が「兵士がタクシンを攻撃(アタック)している」と叫んでいた。ここまではすべて事実だ。

そして、「タクシン首相は殺された」という情報が次にやってきた。私のまわりの女性たちはみんな「タクシンが殺された、死んだ」と言っていたし、彼女たちは確信を持って私にそう断言した。

彼女たちも噂を聞いてそれを信じていたのだが、その噂を現場で聞かされたら「いや、死体が映し出されていないのだから、それはデマかもしれない」と考えられるだろうか。私はできなかった。

「本当なのか?」と一抹の疑問はあったのだが、そもそも私の中では「今この瞬間にクーデターが起きた」ということ自体から現実離れした出来事だった。

だから「そうか、クーデターが起こったのか。そうか、タクシンが殺されたのか」と、すっとそのデマを受け入れた。クーデターという異常事態が起きたのであれば、タクシンが殺されるくらいのことが起きてもおかしくないと思ったのだ。

デマは渦中にいたら絶対に見抜けない。正しい情報と誤った情報が渾然一体となって押し寄せているので、どれが本当でどれが嘘なのか判別もできない。

なぜ、私はこんなことを今になって思い出しているのか。

今、全世界が新型コロナウイルスによって大きな混乱の最中(さなか)にある。これから実体経済の悪化もまた押し寄せてくる。そして思うのだ。私たちは、きっと「何らかのデマ」に巻き込まれる時がくるのだろうと……。

その時、私は再び何かのデマを信じてしまうに違いない。判断できないから。私だけではない。誰もがデマに巻き込まれるはずだ。

『王室と不敬罪 プミポン国王とタイの混迷(岩佐 淳士)』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4166611801/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4166611801&linkId=72d057cfb11d47982dba7b60193bfea2

https://blackasia.net/?p=17691

20. 2020年10月19日 15:09:22 : wkiRvIykcQ : aFFBREwzUFlhM28=[19] 報告

2020年10月19日
タイで再び政変の兆し、軍事政権弱体化

タイ民族の赤シャツは多数だが地位が低い
軍上層部や経済界、政府官僚は中国系が独占している
458737982-タイ兵-タイ軍-挑発-催涙ガス
引用:http://footage.framepool.com/shotimg/qf/458737982-%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%85%B5-%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%BB%8D-%E6%8C%91%E7%99%BA-%E5%82%AC%E6%B6%99%E3%82%AC%E3%82%B9.jpg


赤シャツ黄シャツとは何か

タイでは民主勢力による反政府デモが活発化し、10月15日にはバンコクで数万人がデモ行進を行った。

タイのデモがややこしいのは、元々は現政権の軍事政権が反政府デモで政権転覆させ権力を奪取した点にあります。

タイの民主運動とは人種問題でもあり、タイの経済や政治権力はすべて中国系タイ人が牛耳ってきた。

タイの政財界トップの写真を見ると「中国人のようだな」と感じる筈ですが、彼らは昔中国から移民してきた子孫です。

と言っても数百年前の話ですが、中国系は資本力や中国とのパイプ、華僑の団結を武器にタイを支配してきた。

王室はタイ民族だがタイ民族という支配民族は無く、タイは無数の少数民族から成っています。


人口としては圧倒的にタイ民族が多いのだが、金と権力を握っている中国系が国を支配している。

この状況が変わったのは民主選挙で、2001年首相に当選したタクシンと2006年に当選した妹のインラックはタイ民族代表という意味合いがあった。

これに中国系が反発し、汚職や腐敗などを追及して政権を倒し、今は国際指名手配となっている。


司法も中国系が握っているので政治家の罪をでっちあげるなど朝飯前、軍隊も警察もトップは100%中国系タイ人です。

落ちるところまで落ちるタイ

これでも飽き足らないと言って2014年に軍がクーデターを起こして軍事政権を樹立し今日まで続いている。

2014年にタイでは赤シャツ対黄シャツ市民の暴動があり、これを鎮圧する為と言って軍がクーデターを起こした。

「赤シャツ」はタイ民族の色で黄シャツは中華民族の色、主義主張などと関係なくタイ民族と中華民族が戦っていたのが真相でした。


軍と警察は中立を装って必ず赤シャツ市民を攻撃し、黄色市民に加勢していました。

黄色の中華民族市民には背後に中国がついていて、中国系の軍事政権も中国とつながっています。

彼らがもっともやりたくないのが民主選挙で、人口では圧倒的にタイ民族が多いので、選挙をやれば中国系は100%負けます。


タイは国際批判に対応して2019年に「民主総選挙」を実施したが、議席の多くを軍が任命している。

上院議員250人はすべて軍が任命し、下院500人も軍が許可した候補者しか立候補できない。

中国や香港と似た「民主選挙」なので背後で中国が指示している可能性もある。


この制度が続けば永久に軍事政権が続くのだが、アメリカは反軍事政権つまり赤シャツ市民を支持している。

アメリカの支援でもあったのか赤シャツ市民は再び活動を活発化させ、首都で数万人のデモを行うまでになった。

軍事政権はデモ活動を禁止したが、デモ隊は王の辞任と軍事政権打倒を訴えている。


そのタイ王ですが人望が厚かったプミポン国王が2016年になくなり、バカ息子のワチラロンコンが即位した。

皇太子時代は奇行で知られており、王になってからも愛人20人を次々に取り換えたり公職につけたりしている。


プミポン国王は政府や軍隊より上位の存在だったが、ワチラロンコンはバカであるから操り人形以下の存在になっている。


タイの政治を収める者はいなくなり、米中のパワーゲームの草刈り場になり果てている

タイの出生率は日本より低く東南アジア最低で、この分では遠からず東南アジアの盟主の地位を失う
http://www.thutmosev.com/archives/84174395.html

21. 2020年10月20日 10:08:37 : N12qwDPwzU : NVlHMUo4b1p4YjY=[6] 報告
コロナで経済苦、政権と王室は堕落し、抗議活動で政治的混乱に陥っているタイ
2020.10.20
https://blackasia.net/?p=20768


プラユット政権と王室はタイ民衆の「敵」となった。もしプラユット首相が今のような強硬なやり方を改めないのであれば、タイの抗議デモはいよいよ「暴徒化」していくことになる。タイの抗議デモはいったん起これば非常に長く続く。そして、タイの混乱を鎮めるプミポン国王はもういない。(鈴木傾城)



「新未来党」の躍進と挫折

タイが再び揺れ動いている。タイでは2014年の軍事クーデターによってプラユット首相が軍事政権を樹立した。この軍事政権は2019年5月まで続いたのだが、この時の総選挙で反軍政の議席が過半数に達しなかったので、結局はプラユット首相が継続することになった。

この選挙ではプラユット首相がタクシン派を押さえるために意図的に反軍政派が勝てないように、あらゆる仕組みを導入したことによって実に不透明な結果となって人々の間にしこりを残した。

事実、この選挙ではタクシン元首相派の「タイ貢献党」が躍進していたのである。タクシン元首相の影響力はいまだに地方で強く、タイの社会では国民が分断されたままであるということが露呈した。

つまり、プラユット首相は全面的に国民の支持を得ているのではなく、権力に固執するために選挙を歪めたというのが事実だった。

この2019年の時に凄まじい勢いで票を伸ばした政党があった。それが選挙数ヶ月前に結成された「新未来党」である。

この政党を率いるタナトーン・ジュンルンアンキット氏は40歳で、当初から明確に反軍政を訴え、デジタルエコノミーとテクノロジーを中心にした政権運営を政策にしていた。

この政党は従来の政党とはまったく違い、徹底的にインターネットとSNSを使った政党活動で若者の絶大な支持を得た。

プラユット首相はこの「新未来党」の躍進に大きな衝撃を受け、「資金の流れが不透明だった」と難癖を付けてタナトーンの議員資格を強引に剥奪し、「新未来党」の解党を命じたのだった。

プラユット首相の独裁の流れが成功したかのように見えた。しかし2020年10月現在、プラユット首相は「新未来党」を支持していた若者たちが率いる民主化デモで窮地に落ちている。

若者たちが率いる民主化デモ

Thailand anti-government protests continue for fifth day as demonstrations stretch beyond Bangkok




Thailand: Protesters take to Bangkok streets despite warning




ワチラロンコン国王という懸念
もし、タイ経済がプラユット首相の独裁下でも順調に経済成長していたら独裁の流れに不満に思いながらも、タイの人々はそれを受け入れたかもしれない。しかし、2010年代のタイ経済はそれほど目覚ましいものではなかった。

さらに2020年には悲劇が襲いかかった。

中国発コロナウイルスによって全世界の人々の流れが遮断され、観光立国で生きていたタイに甚大な経済的ダメージを与えることになったのだ。

観光に依存してきたタイにとって、これは私たちが想像する以上のダメージだった。一瞬にして250万人もの雇用が失われてしまったのだ。

8月の時点で、タイの2020年第2四半期の実質GDP成長率は前年同期比マイナス12.2%となっている。観光も貿易も止まり、人々の世帯収入も激減した結果、個人消費支出も前年同期比6.6%減となっていた。

この中で、失業や収入激減という経済苦の直撃を受けたのが若年層だった。不況になれば真っ先にクビを切られ、仕事がなかなか見つからない。どこの国でも若年層はそうした扱いを受けるのだが、タイもそうだった。

そして、コロナで経済苦に落ちているタイ人の神経を逆撫でした存在がある。

ワチラロンコン国王である。ワチラロンコン国王がどんな人物なのかは、すでに全世界が知っている。ブラックアジアでも何度も取り上げた。(ブラックアジア:タイ・ワチラロンコン国王の引き起こすトラブルで王室の権威は傷ついていく?)

次々と配偶者を取り替え、ダンサーと結婚し、妻を素っ裸で踊らせ、20人の妾を引き連れてドイツに向かってハーレム暮らしをする。ヘソ出しのタンクトップとサンダルでドイツを練り歩いて全世界の笑い物にされる。

タイ国民が経済苦にあえいでいる中、ワチラロンコン国王はまったく国民に寄り添うこともなく、やりたい放題の生活を送っている。それだけでなく、王室資産を次々と個人名義に切り替えて贅沢三昧を続けようとしている。

ワチラロンコン国王は1年のほとんどをドイツで過ごすのだが、この滞在費はもちろん国家予算である。貧困で苦しんでいるタイの国民が、税金で、このとんでもない下劣な国王のハーレムと贅沢三昧を支えている。


映画『ハンガーゲーム』で、独裁者に抗議する主人公たちが見せた「三本指」の手振り。プラユット首相の独裁に反対するという意味である。

こんな格好でドイツのショッピングセンターを練り歩いて遊び回っているのがワチラロンコン国王。ちなみに、タイではこの写真をサイトに掲載すると不敬罪になって30年近く刑務所にぶち込まれる。
マグマが噴火したような状態に
タイ人は王室を愛してきた。これはひとえに、どんな時でも国民に寄り添ってきた前プミポン国王が敬愛されていたからだ。慎み深く、清廉を好み、聡明だった国王がいたからこそ、タイ人は国家を愛し、王室を愛し、国王とタイを同一視した。

紛れもなく、プミポン国王は「国父」だった。しかし2016年10月13日、プミポン国王は崩御された。(ブラックアジア:タイのプミポン国王が崩御して王室の権威は崩壊するのか?)

『タイがどうなるのかは誰にも分からない。しかし、プミポン国王が在籍していた頃と同じような安定感はもう望めない』と私は書いた。

このプミポン国王の喪失に不吉なものを感じたのは、もちろん私だけではない。人格者が去って、品性も何もない下劣を絵に描いたような人間が後を継ぐ。これで問題が起きないはずがない。

実は、ワチラロンコンが国王になってから不敬罪の適用が極度に増えて、ワチラロンコン国王を揶揄する人たちが数十年にも及ぶ実刑判決を受けるような事態が続いていた。プラユット首相も不敬罪を利用して、反体制派を摘発している姿もあった。

こうした状況の中、いよいよ2020年になって国民の不満は押さえられなくなり、押さえていた圧力を吹き飛ばしてマグマが噴火したような状態になった。

「コロナでタイ人が全員苦境に落ちた」
「相変わらずプラユット首相が独裁政治をしている」
「ワチラロンコン国王は遊びたい放題にある」

人々は4月からストリートに繰り出して「民主化しろ」「プラユット首相は退陣せよ」と叫び、さらには「王室を改革せよ」「不敬罪を廃止せよ」「王室の予算を削減せよ」と要求した。

タイ人は誰も「王室を根絶せよ」とは言っていない。ワチラロンコン国王のやりたい放題を何とかしろと言っている。


人々は4月からストリートに繰り出して「民主化しろ」「プラユット首相は退陣せよ」と叫び、さらには「王室を改革せよ」「不敬罪を廃止せよ」「王室の予算を削減せよ」と要求した。

「新未来党」のタナトーン・ジュンルンアンキット氏。彼の躍進が、プラユット首相を焦らせ、今の事態を招いている。
経済危機が目の前まで来ている
こうした若者が始めた抗議デモは大きなうねりとなって、今のタイを覆い尽くすようになっている。

しかし、今日までプラユット首相は徹底的に民主化デモを押さえつけ、対話も拒み、要求を聞く姿勢も見せなかった。むしろ、こうしたデモを力づくで抑え込もうとして、抗議デモの指導者を次々と逮捕していくのだった。

デモのリーダーはすでに20人以上が逮捕されている。

しかし、こうした政府の強権が発令されればされるほどデモはむしろ人々の支持を得ることになり、一度のデモで十数万人が参加するほどの大規模なものになっている。

10月14日、王室の関係者が乗った車列をデモ参加者が取り囲んで進行を妨げるという事件が起きた。これにプラユット首相は激怒し、翌日には非常事態宣言を発令することになった。

現在、タイでは5人以上の集会は禁止されている。しかし、民主化を求める人々はこうした政府の発令をまったく無視して今もなお大規模な抗議活動を繰り広げている。

警察が乗り込んでデモの参加者を片っ端から逮捕し、放水によってデモ隊を蹴散らしたのだが、この光景がSNSで拡散されたことによって、いよいよ人々の現政権への「怒り」が頂点に達して、よりデモ参加者を増やすことになった。

2020年10月15日の非常事態宣言から、プラユット政権はタイの民衆の「敵」となったということもできる。なぜなら、プラユット政権は「民衆の要求に聞く耳を持たない」ことを証明したからである。

もしプラユット首相が今のような強硬なやり方を改めないのであれば、タイの抗議デモはいよいよ「暴徒化」していくことになる可能性は非常に高い。タイの抗議デモはいったん起これば非常に長く続くのは、タクシン派と王室派の激突を見ても分かる通りだ。

すでにタイの混乱を鎮めるプミポン国王はいない。

中国発コロナウイルスによって観光も貿易も瀕死の状態に陥り、経済危機が目の前まで来ている中で、政治的混乱も発生しているのが今のタイだ。タイがどのような状況になってしまうのか私も固唾を飲んで見守っている。


『ハンガーゲーム』。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00FIWI7QO/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B00FIWI7QO&linkId=bcecaefe3aa5fd6070dbde4e2542a1e8

今回のタイ民主化デモで見せている「三本指」のシンボルマークは、この映画から来ている。


https://blackasia.net/?p=20768
22. 2020年10月20日 10:24:03 : N12qwDPwzU : NVlHMUo4b1p4YjY=[7] 報告
タイ・ワチラロンコン国王の引き起こすトラブルで王室の権威は傷ついていく?
2019.10.24
https://blackasia.net/?p=15377


2016年10月13日、バンコク市内のシリラート病院で、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王が崩御したのだが、その後を継いだのがワチラロンコン皇太子だった。

ワチラロンコンは新国王に即位するのを渋って国王即位の承認手続きも延ばし続け、戴冠式も2019年にやっと行われるほどだった。

プミポン国王があまりにも立派すぎて自分が国王になる器ではないと自覚していたのか、それとも国王みたいな「面倒くさい立場」になるよりも、ドイツで愛人と一緒に好きに暮らす方が自分に合っていると思ったのかは定かではない。

現在でも、ワチラロンコン国王はタイに在住せずにドイツに居住し、国王としての儀式があれば、その都度タイに戻ってくるスタイルを取っている。

客観的に見ると、ワチラロンコン国王は「仕方なく国王をやっている」ように見受けられる。

ドイツでは、愛人と一緒にショッピングモールで買い物をしている場面をたまに撮られたりして、その品のなさが問題になっているが、ワチラロンコン国王にとってはそちらの方が本当の自分なのだろう。

ある意味、ワチラロンコン国王は実に人間くさい国王でもある。

そんな国王でも、国民は無条件にワチラロンコン国王を敬愛し、王室を深く奉っている。タイでは不敬罪が今もきっちりと機能しており、ワチラロンコン国王のこうした側面を暴いた者は逮捕されるのである。

この文章がタイ語で紹介されたら、私も不敬罪でタイに入れなくなるだろう。(鈴木傾城)

ワチラロンコン国王。国民は無条件にワチラロンコン国王を敬愛し、王室を深く奉っている。タイでは不敬罪が今もきっちりと機能している。
「これが未来の国王なのか」と愕然とする人々
ワチラロンコンは、3度も結婚して愛人も多数いる。最初の結婚は母方の従姉妹が相手だったが、これは両親が勝手に決めた結婚だったので、もともとワチラロンコンには愛がなかった。

そのため、ふたりの結婚は数年で破綻して、ワチラロンコンは自分が気に入った二番目の妻と王宮の外で勝手に暮らしはじめてしまうのだった。その二番目の妻というのが、元女優ユワティダー・ポンプラスートだった。

しかし、彼女が王室での生活にまったく馴染めなかったため、やがて関係が冷却していきこの結婚も破綻した。彼女が生んだワチラロンコンの子供たちはみんな王位継承権を剥奪され、さらにワチラロンコンはこの子供たちの親権も放棄した。

つまり、彼女を子供ごと捨てたということになる。ユワティダー・ポンプラスートはタイにいられなくなり、改名してアメリカでひっそりと暮らしている。

ワチラロンコンが二番目の妻を放り出して手に入れたのは、シーラット・スワディーという美しきダンサーだった。ワチラロンコンは彼女がいたく気に入っていたのだが、ある時とんでもないスキャンダルが発覚した。

彼女がパーティーの時に公衆の面前で真っ裸で踊っていたり、くつろいでいる動画がインターネットで出回ってしまったのだ。これがタイ国民はもちろんのこと、全世界が見られるようになっていた。

王室始まって以来の驚愕の事態でもあった。

さらにその後、彼女とワチラロンコンがドイツに向かうために空港に寄った時の写真もパパラッチされたのだが、なんとワチラロンコンとシーラットはジーンズにヘソ出し姿のタンクトップのサンダルで、さらにワチラロンコンの背中や腕には、大きなタトゥーが入っていたのだった。(ブラックアジア:タイのプミポン国王が崩御して王室の権威は崩壊するのか?)

「これが未来の国王なのか」とタイの保守層は愕然とし、さらに世界中が未来の国王であるワチラロンコンを嘲笑の目で見るようになった。


ワチラロンコン国王と、シーラット・スワディー。

ワチラロンコン国王と、スティダー・ワチラロンコン・ナ・アユタヤ。

ワチラロンコン国王と、シニーナート・ウォンバジラパクディ。


心が王室から離れていく結果を招く
結局、ワチラロンコンは彼女とも離婚してしまう。そして、どうなったのか。ワチラロンコンは今度はスティダー・ワチラロンコン・ナ・アユタヤという女性と結婚することになった。彼女はタイ国際航空のCA(キャビンアテンダント)だった。

結婚したのは2019年5月1日。ワチラロンコンが国王の戴冠式に臨む3日前の結婚だった。これでワチラロンコンは落ち着くのかと思ったら、まったくそうではなかった。

正式な妻を迎えながら、今度はシニーナート・ウォンバジラパクディという数年前から知り合っていた元看護師の愛人を正式な側室(そくしつ)にしたのだった。それが2019年7月28日のことだ。

側室というのは、言って見れば「妾」のことである。ただの妾ではなく、王室が公認した妾である。それが側室だ。

ところが、それから3ヶ月も経たないうちに、今度は彼女のすべての称号を剥奪するという事態になって、再びタイ王室はスキャンダルにまみれた。この側室の身分であったシニーナートが、結婚を妨害したり国王に反抗的な態度を取るようになって収拾がつかなくなってしまった。

結局、彼女は「国家と王室に対する破壊行為を行っている」と激しく糾弾されて、今まで与えられていたすべての称号や階級を剥奪されて王室から追い出されたのだった。

ワチラロンコン国王は自由気ままに結婚したり愛人を作ったり外国で奔放に生活することで、国王になってからタイ王室の権威をボロボロに傷つけてしまっている。実は、他にもその言動でトラブルやスキャンダルが多い。多くが揉み消されているのだが国民には漏れ伝わっている。

こうしたスキャンダルの積み重ねは、プミポン前国王の築き上げてきた王室の権威を少しずつ毀損していき、国民は国王に失望し、心が王室から離れていく結果を招く可能性がある。

言うまでもないが王室が乱れると、王室を中心として結束している国が弱体化したとしても不思議ではない。上が乱れれば下も乱れるのである。タイを愛するひとりの元旅人として、タイの行く末を見守りたい。
https://blackasia.net/?p=15377

23. 2020年10月20日 10:30:02 : N12qwDPwzU : NVlHMUo4b1p4YjY=[8] 報告
◆タイのプミポン国王が崩御して王室の権威は崩壊するのか?
2016.10.16


2016年10月13日、バンコク市内のシリラート病院で、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世)が88歳で崩御している。

ここ数年、高齢による体調の悪化が繰り返されてきて健康問題に懸念されており、今年も心臓の手術を受けてその動静が心配されていた。

慎み深く、清廉を好み、政治が危機に陥ると、しばしば調停に望んで事態を解決するなど、聡明で国王に相応しい言動によって国民に愛され続けて来た。

タイがどんなに混乱してもタイ国民が楽観的にいられたのは、「プミポン国王がおられる限りは大丈夫」という意識が共有されていたからであるとも言われている。

そういった意味でプミポン国王は国民の精神的な支えであったのは間違いない。まさに「国父」というに相応しい精神的支柱であった。

ここ10年、タイは荒れた。

タイは2001年からシナワット・タクシンの政治によって徐々に混乱が大きくなった。2006年には軍事クーデターによってタクシン政権が崩壊し、それからずっとタクシン派と王政派の政治闘争によって国が揺れていた。

https://blackasia.net/?p=1144

24. 保守や右翼には馬鹿し[187] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月20日 05:51:27 : 9yppaRr6IU : cDdWdzlnUHhyU1E=[1] 報告
<■60行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
タイ選挙で反軍政勢力が圧勝も、民政復帰には親軍政党の寝返り必要
2023.05.19
野合を繰り返す「誇り党」はどう転んでも与党に潜り込みそう(中央は党首で軍事政権の保健大臣)


画像引用:https://www.posttoday.com/politics/570551
圧勝はしたものの

タイでは2023年5月14日に下院総選挙が実施され反軍政政党が大勝したため軍政が終わると見られているが、野党は連立協議で難航しています

タイは2014年に赤シャツ隊と黄シャツ隊の一連の暴動があり、軍は暴動を治めるためと言って軍事クーデターを起こして政権を奪取した

ところがこの赤シャツ隊の暴動は実は軍隊が騒動を大きくするため爆弾などを仕掛けていたとされ、濡れ衣を着せられた赤シャツ隊の多くが逮捕された

赤シャツを着たデモ隊は民主化を求めるタイ人で、これにはタイの民族問題が関係していてタイの土着民族は政治や経済から退けられていた

タイで権力や金を握っているのは秦の始皇帝の時代からインドシナ半島に移住してきた中国系でバンコクなど都市に住み軍隊も裁判官もすべて中国系から出ています

ところが人口ではタイ土着系が圧倒的に多いので民主的な選挙ではかならずタイ系が勝ち、これを不満に思った中国系が騒動を起こして軍事クーデターを起こしました


従ってタイ軍事政権は全員が中国系タイ人で、上院議員250人に指名されているのも全員が中国系タイ人です(ルーツは長江文明で現中国政府と直接の関係はない)

タイは上院250人で下院500人だが上院は全員が軍に指名された軍政議員、下院は自由選挙だが首相指名は両院合計の過半数で決まります

750人の過半数は376人なので、軍政をひっくり返すには反軍政政党は下院だけで376人が当選し、軍政候補者の当選は124人以下でなくてはならなかった

選挙結果は革新系の野党「前進党」が152議席、タクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」が141議席、軍事政権候補は「国民国家の力党」が40、プラユット首相の「タイ団結国家建設党」が36議席にとどまった

野党2党の合計は293なので連立しても首相指名に必要な376議席に届かないが、軍政側も必要な125人には届かない76議席だった(同数なら軍政首相になる)

2大野党が連立で合意したとしても首相指名に必要な議席数には83人足りないが、「誇り党」というのが70議席を獲得している


誇りのない誇り党がカギを握る
誇り党はタクシン元首相と対立するグループでタイ貢献党と仲が悪く、党首は軍事政権で保健大臣をしているので軍政派と見られている

誇り党が軍に味方すると軍政側は下院146議席になり、上下両院で396議席、首相指名に必要な376議席を上回り軍事政権存続になる

ただこの誇り党はポピュリズム政党で日和見と言われ、単に権力が欲しかったので軍事政権に加担していたと言われている

結局のところ軍事政権存続か民主政権回復かのカギを握るのは、権力欲しさに連立するろくでもない日和見政治家という事です

仮に誇り党が寝返って民主政権を樹立しても、旧軍政の閣僚などが新政権にも参加するので軍への厳しい処罰をできないかも知れない


以前のタイはこうした局面になるとプミポン国王が登場し鶴の一声で民政復帰していたのだが、現国王は軍に囲い込まれて操り人形になってしまっている

反軍政の最大政党だった貢献党はタクシン元首相が事実上率いているが、今回最大議席を獲得したのは革新系の野党「前進党」だったのも事態を複雑にしている

前進党のピタ党首(42)は名門タマサート大から米ハーバード大ケネディ行政大学院へ進み修士号を取得した人で、経歴を見るとアメリカ政府が支援していそうな人物です

前進党は多くの分野で急進的な改革を公約にしているが、特に反発を買っているのは王室改革で不敬罪の廃止などを要求している

より保守的なタイ貢献党は不敬罪の廃止や王室改革に反対するとみられ、この辺で妥協できるかが連立政権の鍵になる

それ以上に風見鶏のような「誇り党」が軍政につくか新政権に参加するかが重要になります
https://www.thutmosev.com/archives/268164j.html

25. 中川隆[-12523] koaQ7Jey 2023年6月03日 18:59:14 : Xc6pwXgc5o : L2J2ZE9sYXN1NjI=[1] 報告
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タイで新政党が王室改革案を主張して登場したが、何もできないかもしれない理由
2023.06.02
https://blackasia.net/?p=37369

タイ国民はもう王室にもプラユット政権にも飽き飽きしている。「もういい加減にしてくれ。王室もプラユットもうんざりだ」と若者たちは叫ぶ。だから、今回の総選挙で明確に変化を求めたと言える。しかし、若者たちの「状況を変えたい」という思いは成就しない可能性が高い。(鈴木傾城)


タイ人は王室に尊崇の念を持てなくなってしまった?
2023年5月14日、タイで総選挙(下院総選挙)があったのだが、ここで革新系と言われている「前進党」が勝利して第一党となった。党首はピタ・リムジャロエンという42歳の若き指導者である。

タイのタマサート大学を首席で卒業、テキサス大学で学ぶための奨学金を得て、その後にはハーバード大学の奨学金を受け取ってそこで学び、マサチューセッツ工科大学でMBA(経営学修士)を取るというタイでも有数の頭脳を持つ人物であった。

その後、タイではグラブ・タイランドの経営に関わってから政治の世界に入っている。彼が最初に所属していたのは「未来前進党」なのだが、この党は「王室改革」を叫んで大きな支持を得たので、それに危機を感じたプラユット首相に潰された。

実は、タイ「王国」は、長らく国民に親しまれていたプミポン国王(ラーマ9世)が2016年に88歳で崩御してから、ガタガタになっていた。次期国王(現国王)となったワチラロンコン国王が、派手な女性関係や奇異な言動によってまったく国民の信頼がなかったのだ。

この奇異な「変人」ワチラロンコンについては、こちらでも書いた。とにかく、ワチラロンコン「国王」は品格が欠如していて、タイ人も尊崇の念がまったく持てなくなってしまったのだった。(タイのプミポン国王が崩御して王室の権威は崩壊するのか?)

そのため、このワチラロンコン国王に無用な力を持たせないために「王室改革案」が国民の間で広がっていった。王室の財産、すなわちタイの財産をワチラロンコン国王の私利私欲で使わせないことや、王室の予算の透明性の確保や向上、そして王室の権限の制限などが主になっていた。

前プミポン国王は大きな権力を持ちながらも思慮深く振る舞ったが、ワチラロンコン国王は何も考えないで自らの欲望のまま動く。多くのタイ人にとっては、この状態がとても危険な社会風土であると感じるようになったのである。

その先鋒に立ったのが未来前進党であり、ピタ・リムジャロエンであった。


タイ国民はもう王室にもプラユット政権にも飽き飽き
日本ではあまり報道されなかったが、2020年からタイ王室に対する不満が若者中心に広がっていき、それが連日の抗議デモや暴動になっていった。

バンコクの高速道路などでは、ところどころにプミポン国王の巨大な肖像画を見ることがあるが、国王が変わったのでこれがワチラロンコン国王のものに変えられると、いつの間にかボロボロに破かれたり、汚されたりして撤去された。

タイは王室批判の言動は死刑なのだが、それでも「ワチラロンコン国王はタイの恥だ」と嘆き、こんな人間は尊崇できないと肖像画すらも拒絶されるほどワチラロンコン国王は嫌われていたのである。

現在のプラユット政権は2014年にインラック政権をクーデターで打倒してからずっと政権を保持したまま「独裁」を続けているのだが、このプラユット政権は親王室派であり、自らの政権を保持するためにも王室を利用し、王室もまた自らの存在意義を揺るがさないために親王室派のプラユット政権を利用した。

つまり、プラユット政権と王室は「持ちつ持たれつ」の関係であり、だからこそ10年近くも政権の座を保つことができているのだった。

しかし、すでに2020年に若者たちが中心になって「王室改革」を公然と叫ぶようになり、「今の国王じゃ嫌だ」という国民感情をプラユット政権も押さえることができなくなってしまったのだった。

そのため、2023年5月の総選挙はプラユット政権にとっては非常に不利な結果になるのではないかと言われていたのだが、その予測は完全に当たった。プラユット政権の中核であった「国民国家の力党」「タイ団結国家建設党」は敗北し、ピタ・リムジャロエン党首率いる「前進党」が第一党になったのだった。

ちなみに、次点は「タイ貢献党」なのだが、この党は王室改革よりも「アンチ・プラユット、アンチ軍部」の性格が強い党である。そして、この「タイ貢献党」が、新たな混乱をタイに巻き起こす可能性がある。


「状況を変えたい」という思いは成就しない可能性が高い?
「タイ貢献党」は、2006年に軍部によって追放された、あのタクシン・シナワットが作った政党であり、長らく軍部や王室とぶつかったタクシン一派の牙城であると言ってもいい。

タクシン・シナワットは軍部のクーデターによって国外追放されて今も世界を流浪しているのだが、「タイ貢献党」が第二党になったことによって、タクシンは「タイに戻る」と声明を発表している。

ところが、タクシンがタイに戻って来られるのかどうかは、国王がタクシンに恩赦を与えるかどうかにかかっている。タクシン前首相は、何が何でもワチラロンコン国王に恩赦をもらわないといけないのだ。

とすれば「タイ貢献党」が第一党となった「前進党」と一緒になって王室改革なんか主張していたら、恩赦がもらえないことになる。

タクシンにとっては、「とにかくタイに戻りたい」というのが何よりも突出した感情なのだから、王室改革を前進党と一緒に叫ぶとは思えない。とりあえず、タクシンが恩赦をもらえるまでは王室改革については「棚上げ」「先送り」をするだろう。

そういう事情がわかると、なぜ王室改革案を叫ぶ前進党が第一党になっても、王室改革が進まないのか分かるはずだ。上院のほとんどはプラユット派、タイ貢献党も声高に王室改革を叫べない。前進党は、状況を変えるだけの「数」がない。

そんなわけで、ピタ・リムジャロエン党首がいくら「我々は妥協しなかったし、これからもしない」と叫んでも、王室改革は遅々として進まないと予測できる。

タイ国民はもう王室にもプラユット政権にも飽き飽きしているということでもある。「もういい加減にしてくれ。王室もプラユットもうんざりだ」と若者たちは叫ぶ。だから、今回の総選挙で明確に「変化を求めた」と言える。

しかし、若者たちの「状況を変えたい」という思いは成就しない可能性が高い。


再びタイの政治が激動しており、面白いことになってきた
今回の総選挙は「下院」の選挙である。上院はプラユット政権が任命した議員たちで議席が占められている。

数で言うと、下院は500人、上院は250人である。今後、新たな首相を決める必要があるのだが、首相になるには上院・下院を合わせた750人の半数以上だから、376人以上の支持が必要となる。

今回の総選挙でピタ党首の前進党は152議席を取った。

首相になるためには、あと224人を集めなければならない。どこから持ってくるかというと、タイ貢献党の141議席からである。しかし、この2つを合わせても293議席であり、やはり376人に満たない。

他にいくつかの野党政党の議席をあれこれ集めても310議席であり、66議席足りない。そういうこともあって、首相になれるかどうかは上院の切り崩しが必要であり、そこにピタ党首の命運とタイの国家運営の行方がかかっていると言える。

仮にピタ党首に勢いがあって、首相がピタ・リムジャロエンに決まったとしたらタイは劇的に変わっていくのだろうか。

いや、以後のタイの政治は「上院と下院の意見の相違」と「連立政権内での意見の相違」で紛糾して、重要なことは何も決まらない政治になってしまうだろう。

もう一つ、タイ国内で囁かれているのは、ピタ・リムジャロエンが首相になったら、ほどなくして再びクーデターが起きてプラユット政権ないしは新・軍事政権が戻ってくるのではないか、というものである。

予期せぬ事態が起こらない限り、今年の夏頃には誰がタイの首相になっているのか決まっているはずだ。しばらく私はタイの政治をウォッチしていなかったが、再びタイの政治が激動しており、面白いことになってきたと思って見ている。
https://blackasia.net/?p=37369

26. 中川隆[-9132] koaQ7Jey 2024年9月14日 05:58:12 : SJ81QR6Bso : Mi5wbVpsbDFXYzY=[1] 報告
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ペートンタン政権はタクシン一族の復活であり、タイの政治の新たな火種となる?
2024.09.14
https://blackasia.net/?p=46144

タクシン・シナワトラはタイを大混乱させ、国民を分断させ、あげくの果てにクーデターで国を放逐された人物である。娘であるペートンタンの登場は、ふたたびタクシンの政治が戻ってくることを意味する。またもやタイは、国民が分断して激しい衝突が起こるのだろうか?(鈴木傾城)

タクシンの娘ペートンタン・シナワトラの登場
最近、タイの「政権交代」について興味深く見つめている。セター・タウィーシン首相が失職し、後任としてタクシン・シナワトラ元首相の次女であるペートンタン・シナワトラが就任した。

もしかして、これがまたタイ政治の動乱のはじまりになるのかもしれないと思いつつ、私はこの情勢を眺めている。

セター氏の失職は、2023年8月に就任してからわずか9か月後のことだった。タイ憲法裁判所は、セター氏が禁固刑を受けた人物を閣僚に任命したことで「重大な」倫理違反を犯したと判断し、解職命令の判断を下した。この判決により、セター氏は即日で首相職を解任された。

タイでは2023年5月の総選挙以降、政治的な混乱が続いている。当初、前進党のピタ・リムジャルンラット党首が首相候補として有力視されていたが、議会での承認が得られず、セター氏が代わりに就任した経緯がある。

今回、そのセターが短期間で解任されたのだ。そして、後任として選出されたのがペートンタン・シナワトラ氏だった。彼女が38歳という若さで首相に抜擢されたのは、彼女が最大与党であるタイ貢献党の党首であり、タイ政界の大物であるタクシン元首相の次女であることが大きい。

ペートンタン氏の首相就任は、タイ議会の両院合同会議で決定された。投票の結果、518票中382票を獲得し、野党候補を大差で下した。これは圧倒的な支持を得たように見えるが、この結果にはタイの複雑な政治事情が反映されているとの指摘がある。

タイの政治評論家は、「ペートンタン氏の勝利は、タクシン一族の影響力と軍部を含む既得権益層との妥協の産物だ」と分析している。


難しい政治課題に直面することが予想される
タクシン・シナワトラは私利私欲に明け暮れ、タイを大混乱させ、国民を分断させ、あげくの果てにクーデターで国を放逐された人物である。娘であるペートンタンの登場は、ふたたび「あの」タクシンの政治が戻ってくることを意味する。

タイの国内には依然として「反タクシン(黄シャツ派)」勢力が残っている。ペートンタンが一族の権益を優先するような政治姿勢を見せたら、すぐに反タクシンの抗議が盛り上がってふたたびタイの政治は混乱に落ちていくだろう。

タイ経済は近年パンデミックの影響から回復傾向にあるものの、依然として課題は多い。依然としてくすぶるインフレや景気の不透明感があり、典型的な「中進国のワナ」に陥っていると指摘されている。

中進国のワナというのは、低賃金労働力を活用した経済成長が限界に達し、人件費上昇により工業品の輸出競争力が失われ、技術開発力では先進国に及ばず、経済成長が停滞するという状況である。

ペートンタンは就任演説で「タイの未来のために全力を尽くす」と述べ、国民に向けて団結を呼びかけた。また、汚職撲滅や社会格差の是正にも取り組む姿勢を示し、「クリーンで透明性の高い政治」を実現すると約束した。

しかし、政治的能力も経験もない「若すぎる」ペートンタンが、うまく舵取りをできるのかどうかは完全に未知数だ。とくに、軍部との関係改善や王室との関係維持など、難しい政治課題に直面することが予想される。

タイの政治は、軍部や王室との関係が複雑に絡み合っている。ペートンタンは、これらの既得権益層との関係をどのように構築していくかが、政権の安定性を左右する重要な要素となる。

とくに、軍部との関係改善は喫緊の課題とされており、ここでつまづくと、タイは一気に政治的混乱に陥る。かつてのタクシン政権も、ここで失敗してクーデターによって放逐されたのだ。


タイ政治の新時代の始まりではなく過去への回帰
とにかく、今後の最大の懸念はペートンタンの経験不足である。政界入りしてからわずか3年の彼女が、タイの複雑な政治状況をうまく舵取りできるのか。

これについては疑問の声のほうが大きい。タイ商工会議所の調査によると、ビジネスリーダーの62%が「ペートンタン氏の経験不足が経済政策に悪影響を与える可能性がある」と回答している。

ネーション紙も「若さと経験不足が、国家運営の足かせとなる可能性がある」と論じている。

そうなると、間違いなくペートンタンは父親タクシンを頼ることになる。タクシン元首相の影響力は必然的に強まっていく。多くの観測筋は、タクシンが娘を通じて実質的な権力を握る「影の首相」となる可能性を指摘している。

バンコク大学の政治学者のひとりは、「ペートンタン氏の就任は、タクシン一族の政治復帰を意味する。これは民主主義の後退につながる危険性がある」と警告している。今回も娘を首相にしているのだから、批判を浴びても当然だろう。

タクシン支持派(赤シャツ派)と反タクシン派(黄シャツ派)の対立は、過去20年間のタイ政治を特徴づけてきた。ペートンタン氏の就任により、この対立が再燃する可能性は十分にある。

世論調査では、タイ国民の45%が「政治的分断が深刻化する」と回答しており、私が懸念しているのもまたこの点である。タクシン・シナワトラはあきらかにタイの政治を私物化している。

国際社会の反応も複雑だ。アメリカやEUなどは表面上、ペートンタン氏の就任を歓迎する声明を出しているが、内部では懸念の声も上がっている。とくに、タイと中国の関係強化を警戒する声が強い。

タイの主要メディアも、ペートンタン政権に対して慎重な姿勢を示している。バンコクポスト紙は社説で「ペートンタン氏の就任は、タイ政治の新時代の始まりではなく、過去への回帰の危険性がある」と指摘している。


反タクシン派の不満が醸成されていくことになる
ただ、一方でペートンタン氏を支持する声もないこともない。若い世代からは、「新しい視点で政治を変えてほしい」との期待の声も上がっている。

タイ国立大学の学生団体が実施した調査では、18歳から25歳の若者の57%が「ペートンタンの就任を肯定的に評価する」と回答している。若い世代が若い政治家を支持したくなるのは心境としては理解できる。

また、ビジネス界の一部からも期待の声がある。タイ商工会議所のトップは「ペートンタン氏の経済政策には、デジタル化の推進や外国投資の誘致など、前向きな要素が多い」と評価している。

しかし、これらの期待の声を上まわる形で、懐疑的な見方が広がっているのが現状だ。結局、彼女はタクシンの娘であり、タクシンの傀儡《かいらい》というのが現実の姿である。

それであれば、これはやはり「過去の亡霊が蘇った」と見るのが正しい。

ペートンタン政権がうまくいくとしたら、徹底的に父親であるタクシン元首相の存在を消して、ペートンタン自らが自発的に課題に向き合い、タクシン一族の利害を追及しないで清廉潔白に動くことしかない。

しかし、タクシン元首相は自己顕示欲が強く、かつ自身の利害を徹底的に追求する政治家でもある。おとなしくしているとは思えない。娘であるペートンタンを差し置いて前面に出てくることも多くなるはずだ。

そうなると、結局は「これはタクシン政権ではないか」という認識になって、反タクシン派の不満が醸成されていくことになる。

ペートンタン氏の首相就任は、タイ政治の新たな局面を開いたが、その行く末には多くの不確実性が残されている。国内外の懐疑的な見方を払拭し、国民の信頼を勝ち取ることができるのか。ペートンタン政権の今後の動向が、タイの将来を大きく左右することになる。
https://blackasia.net/?p=46144

27. 中川隆[-8474] koaQ7Jey 2024年11月16日 04:28:10 : q66vsXJZt6 : cWYuVlBXZS52WWc=[2] 報告
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タイ人の借金まみれ体質。タイの家計債務問題は経済の時限爆弾となりかねない
2024.11.16
https://blackasia.net/?p=47173

タイの家計債務GDP比率は91.3%という驚異的な水準に達している。一世帯あたりの平均債務額も調査開始以来最高水準となっている。じつは、昔からタイ人の借金癖は有名だったが、データを見ると悪化しているようにも見える。この家計債務問題は時限爆弾となりかねない。(鈴木傾城)


タイの家計債務GDP比率は91.3%
タイの家計債務(それぞれの家庭が抱える借金)問題が、国家経済の重大な懸念事項として浮上している。

2023年末時点でタイの家計債務GDP比率は91.3%という驚異的な水準に達していたが、2024年9月の調査でも、一世帯あたりの平均債務額は60万6,378バーツ(約269万円)で、前年から8.4%増加し、調査開始以来最高水準となっている。

この数値は、世界的に見ても極めて高い水準であり、アジアでは韓国、香港に次ぐ第3位の高さである。じつは、昔からタイ人の借金癖は有名だった。データを見ると、今でも状況が変わっていないのがわかる。

なぜ、こんなことになっているのか? この異常な状況の背景には、タイの金融システムの特性がある。タイでは消費者が金融サービスや融資へ容易にアクセスできる環境が整い過ぎているのだ。これが債務の累積を助長している。

特に問題視されているのは、家計債務の59%が個人ローンやクレジットカードローンなどの短期高金利ローンであり、直接的な所得増加につながらない「非生産的ローン」であるという点だ。

さらに深刻なのは、特に低・中所得層の家計において、債務返済を含む全支出が収入を上回る状況が常態化していることがある。日々の支出をまかなうために、借り入れを増やすという悪循環が生じている。

最終的にはこれが、「借金を返すために借金する」という状況になっていく。

この家計債務問題は、タイ経済全体に深刻な影響を及ぼしている。高水準の債務は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっている。また、債務返済の負担増加は、家計の貯蓄能力を低下させ、将来の投資や老後に対する不安を高めている。

家計債務問題が重大な足かせとなる可能性
それにしても、一世帯あたりの債務が約269万円というのは驚くべき数字だ。前年比で8.4%増加したということなのだが、これは2009年の調査開始以来、最高額を記録しているのだ。家計債務の総額も16兆バーツ(約71兆円)を超える規模となっているのだからすさまじい。

それだけの借金があっても、きちんと返済できるのであれば問題ないが、債務返済に困難を抱える世帯も増加している。タイ商工会議所大学の2022年8月の調査によると、過去1年間で債務の返済不払いがあった世帯の割合は65.9%だった。

借金している世帯のうち、7割は返済に苦しんでいるということになる。この水準は先進国の基準では非常に高く、タイの借金している家庭が債務返済に苦しんでいる実態を浮き彫りにしている。

銀行の家計向け債権の状況も悪化している。債務返済期限を30〜89日超過した要注意先債権の比率が急上昇しており、これは多くの家計が「すでに」債務返済に窮していることを示しているのだ。

タイ経済の成長は、この家計債務問題が重大な足かせとなる可能性がある。

2024年10月16日、タイは約4年半ぶりに2.25%の利下げをしている。これは通貨バーツ高の抑制が表向きの理由なのだが、もうひとつには家計の負担軽減がある。借金をしている世帯の7割が返済に苦しんでおり、ここを放置していたら経済が完全失速する。これをタイの中央銀行は恐れたはずだ。

だが、皮肉なことがある。

たしかに利下げで借金返済は楽になる。ところが、利下げは「借金をしやすい環境を作る」ので、これによって家計債務はむしろ悪化していくこともあるのだ。借金をしやすい体質の人にとって、金利の引き下げは「新たな借金」への導入口となる。


かくして、タイ人はみんな借金まみれに
タイの家計債務問題が悪化している理由は、もちろんタイの経済成長が鈍化し、多くの家庭で所得が減少していることが上げられる。パンデミックでも、インフレでも痛めつけられて、多くのタイ人が経済的ダメージを受けた。

それだけが原因ではない。タイも経済発展に伴い、消費者の欲求が多様化・高度化した。30〜40代の中間層は品質や性能にこだわるようになってきた。

さらに、タイ女性はヘルスケアに敏感で、美白やアンチエイジング製品などのヘルスケア市場も成長している。ところが、所得の伸びがそれに追いついていない。この乖離が、借り入れによる消費が増える理由になっている。

また、タイの金融システムの構造的問題も無視できない。金融機関の競争が激化する中、消費者向けローンの審査基準が緩和され、過剰な融資がおこなわれてきた経緯がある。

非正規雇用者や低所得層向けの高金利ローンも活発で、返済能力を超えた借り入れを助長している。

高齢層はどうか? 現在、タイは高齢化社会へと突入している。(ブラックアジア:深刻化するタイの超高齢化。タイ政府は思いっきり「これ」をやるような気がする)

この高齢層もまた、社会保障制度が脆弱なこともあって、医療費などを借金でまかなったりする現状もある。本来、公的制度でカバーされるべき支出を、個人が負担せざるを得ない状況になっているのだ。

かくして、タイ人はみんな借金まみれになっていった。

この「借金まみれ体質」は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっているだけでなく、社会の格差拡大にも拍車をかけている。低所得層ほど高金利のローンに依存せざるを得ず、結果として債務の罠に陥りやすいからだ。


タイのショッピングモール。タイ人の「借金まみれ体質」は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっているだけでなく、社会の格差拡大にも拍車をかけている。低所得層ほど高金利のローンに依存せざるを得ず、結果として債務の罠に陥りやすいからだ。


タイの家計債務問題は時限爆弾となりかねない
タイ政府や中央銀行はこの問題に対して、債務再編事業や、金融リテラシー教育の強化などを実施しているのだが、根本的な解決には至っていない。問題の本質が、個人の財務管理能力だけでなく、社会経済システム全体に及んでいるためだ。

全体を見ると、タイ経済はけっこうな綱渡りの状態にあるように見える。

アメリカではふたたびトランプ政権の時代となるが、これはタイ経済にも大きな影響を及ぼしそうだ。米中貿易摩擦や地政学的リスクの増大により、タイの主要産業である輸出セクターが打撃を受ける事態も想定されるからだ。

米中間の貿易摩擦が長期化すると、世界経済全体の成長が鈍化し、タイの輸出需要が減少する懸念があるし、国際的なサプライチェーンが混乱すると、タイの製造業が必要とする部品や原材料の調達が困難になる。

これは雇用や所得に直接的な影響を与え、多くの家計の債務返済能力をさらに低下させる恐れがある。

次に、気候変動の影響も無視できない。タイは農業国であり、気候変動による農作物への影響は農村部の所得を直撃する。これにより、すでに高水準の債務を抱える農村部の家計がさらなる困難に直面することになる。

金融政策の面でも、タイ中央銀行は難しい舵取りを強いられている。

利上げしたら、債務返済負担を直接的に増大させるので、借金まみれの国民を破綻に追い込むことになるし、一方で、景気刺激のための利下げは、さらなる借り入れを促進し、長期的には問題を悪化させるからだ。

こうやって考えると、タイの家計債務問題は時限爆弾となりかねない現状が見えてくるはずだ。

結局、この問題を解決するには、まずはタイ人の「借金まみれ体質」を変えていかなければならない。とはいっても、そう簡単に国民気質が変わるとは思えない。啓蒙して変えていくにしてもそれには時間がかかり、そのあいだに問題は悪化し続ける恐れがある。

唯一、この問題を一気に解決できるとしたら、タイ経済をどんどん好景気にしていくことだ。しかし、今の政権は政治経験の浅いペートンタン・シナワトラである。(ブラックアジア:ペートンタン政権はタクシン一族の復活であり、タイの政治の新たな火種となる?)

タイの家計債務問題がどうなるのか、注意して見ておく必要がありそうだ。
https://blackasia.net/?p=47173

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