★阿修羅♪ > 憲法3 > 136.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
憲法記念日に日本国憲法を思う
http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/136.html
投稿者 Ddog 日時 2009 年 5 月 07 日 22:52:12: gb2b4T9TetGkU
 


[http://www.youtube.com/watch?v=G21lm2rWaW4 君が代]

君が代と日の丸、私はこの歌と旗を誇りに思っています。そして、この日本に生まれた事を神に感謝し、日本と日本人を心から愛しています。

私は現在の日本国憲法を改正すべきと考えている立場です。なぜならば、国家神道教育勅語が葬り去られ、道徳基盤を書き記した宗教無き日本の道徳律に日本国憲法、特に9条が取って代わってしまっているからである。

契約宗教であるユダヤ、キリスト、イスラム教は、何を食べていいか悪いか、人殺しや窃盗がいけないことだと、事細かに信徒のマニュアルが聖典として存在するが、日本古来の宗教を基に出来上がった神道には、元々教義や戒律が無い。それゆえ日本にはこれら契約宗教は根付く事はなかったし、これからも無い。

伝来宗教である、仏教も儒教には本来厳しい戒律や礼が存在するが、日本に伝来した直後から、戒律をすべて取り払い[http://triplei.hp.infoseek.co.jp/nyumon/lvu06.html/ 換骨奪胎](かんこつだったい)され、神道と共生する日本教に作り変えられてしまった。

日本の宗教においては、道徳観を細かく規定する経典や戒律が無いに等しい。規律・道徳の類はすべて個人の保有する価値観、道徳観が優先された。いわゆるコモンロー(common law:一般的習慣)に道徳観を依存し続けていた。

聖徳太子の十七条の憲法[http://www.shoto9taishi.com/government/constitution.html]というのがあるではないか、と言われる方もいらっしゃるとは思いますが、この内容は、聖徳太子の施政方針演説の色彩がつよい。確かに当時の一般的日本人が共有していた道徳的規範を基に文書として起したものではないかと思います。「和をもって貴しと為す」は、日本人のDNAに組み込まれた基本り、聖徳太子が発明した考えではなく、聖徳太子は、日本を治める基本であると見抜き十七条の憲法を起草したのだと思います。

豊葦原中国(豐葦原中國 とよあしはらのなかつくに)中津国・「豊葦原の瑞穂の国 (とよあしはらのみずほのくに)」敷島、大八州(おおやしま)と様々に日本の古い呼び方がありましたが、魏志倭人伝の倭[wa]は和[wa]であり、大きな和の国=大和の国が日本の別称であります。

聖徳太子信仰は存在したものの、十七条の憲法が日本国民の道徳的価値観に影響を及ぼしたのは、広く聖徳太子の業績が宣伝された明治期以降かもしれません。

聖典や戒律に頼らなくとも日本人には、古くから「お天道様が見ている」「お天道様には逆らえない」といった、日本人には自然に身についた道徳、自然道徳(Ddogオリジナル造語)が存在しているからに違い有りません。武士道や、商人道、といった〜道といった類も、この自然道徳かもしれません。

本来、自然道徳が行き渡った日本には憲法すら不要である素地が有るのではないかと考えてしまうのです。

イギリスの例からして、本来憲法は成文法ではなく、慣習法にすぎない。極端な解釈をすれば、不要なものかもしれないものだと思います。

明治維新までは、庶民であれば村落共同体や、武士であれば藩や御家といった共同体が存在した。武士道は存在したが、葉隠れのような「武士道とは」といった経典は存在せずとも、道徳は保たれた。

しかし、19世紀の世界情勢が、日本を大きく揺さぶった。日本は、帝国主義全盛期の列強諸国による東洋の略奪蚕食を食い止める為、尊皇攘夷運動が起こった。鎖国が云わば当時のイデオロギーであった為、道徳回復運動として明治維新が成し遂げられたが、開国は避けられず、新政府は、新たな道徳を用意する必要性にせまられた。

そこで、近代国家を建設するに為に、水戸学に始まる日本の尊王思想を基に急遽発明されたのが、天皇陛下を一神教の神に擬した、天皇教であった。天皇教においては、その道徳的戒律を教育勅語と国定教科書がその経典的役割を担っていました。

「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」大日本帝国憲法第三条、この天皇教が発明できたのは、古来からの日本の道徳である家族的秩序を国家に当てはめたからこそ憲法が機能し、日本は列強から国を守る事に成功できたと思う。

ところが大東亜戦争が終結後、絶望的な状況においても驚異的な強さを発揮した日本の復活を阻止する為に、戦前の道徳律の否定運動が行われ、戦前の教科書とともに、教育勅語が廃止され、天皇陛下が人間宣言をなされました。

その結果、終戦直後に日本は、道徳律不在の真性のアノミー状況に堕ちいってしまいました。そこに突如表れたのが不幸な事に「現:日本国憲法」であり、コモンロー(common law:一般的習慣)として定着した、「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」の思想から乖離した憲法が、新たな戒律・道徳として他国より与えられてしまったのである。

とはいえ、古くから日本人は、穢れを忌み嫌う民族で、戦争は穢れそのものであり、この日本国憲法を道徳律として、受け入れられたのでした。ところが、憲法九条は、日本を従属国家に仕立て上げる為の仕掛けであること気がついたグループは、「天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ」の思想を持つグループと重複する事が多く、盲目的に道徳として受け入れた護憲派グループと、政治的要素が絡んだまま、道徳感も二つに割れてしまいました。両者の間には深い溝が出来てしまった。

私は、憲法を改正すべきと考える側の人間です。憲法九条は、政治的道具でもある。改憲派からすれば、平和憲法を道徳律と考えるグループのマスコミや日教組、戦後の進歩的文化人(死語だな)が、日本の道徳を破壊したと、感じてしまうのはそのためではないのだろうか?日本は、宗教も、道徳を共有すべき、共同体が死絶える寸前の、無規範なアノミー状態といえます。

憲法9条に加え98条『この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。』と、憲法前文の『これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。』が、日本人に憲法について思考を停止させた。

護憲側の人間にとって、憲法を墨守することは、自己の道徳観を護持する為の聖戦に等しい。改憲を考える側の人間にとっても自己の道徳を守りたいが故の主張であり。改憲問題は、一種の宗教戦争の側面を有する。その為日本では容易に憲法改正に踏み切れないでいるのである。これが日本の悲劇であると私は考えます。

それでも「現:日本国憲法」は、冷戦下のパックスアメリカーナ(アメリカによる平和の維持)の世界情勢においては機能していたかもしれません。冷戦後の世界秩序においては、「現:日本国憲法」機能停止状態に陥っていると私は思います。ソマリア沖で海賊に襲撃されている、他国の船を守れない憲法は、明らかに機能していない。機能していない憲法を補完する形で次々ご都合主義の特別法を作り審議していては、日本の政治が機能しなくなるのは当然の帰結ではないでしょうか?

21世紀の世界はグローバル化がすすみ、共産主義に続き資本主義が金融危機の対処によっては、退場の危機に曝されようとしています。資本主義は修正され21世紀も存続すると思いますが、日本においてはは過去の遺産でなんとか現在の大国としての地位を確保していますが、未来に対し希望や目標・展望が見えていません。

21世紀の新たな[http://oshiete1.goo.ne.jp/qa920140.html/ パラダイムの転換]において、この状態を放置していくことに、私は強い危機感を覚えます。この絶望的なアノミー状態の収拾は、憲法を改正する事が、最も明確で正しい処方箋であろうと私は考えるのであります。

憲法を改正すると同時に日本と国民に対して21世紀の日本と日本人が果す目標とモチベーションが必要ではないか?そして、新たな新教育勅語となる道徳指針を、現在多くの日本人が共有している自然道徳に合わせ、成文化するべきではないかと考えます。

具体的には、21世紀世界に広がった日本的価値観(クールジャパン)を日本文化の優越性と捉え、我々日本人が古来より連綿として受け継いできた自然との共生や、江戸時代の閉じた社会で培われた、高度循環社会をグローバル化が進み閉じた世界となってしまった地球に再構築する崇高な運動を国家目標戦略と掲げるべきだろうと思います。(平和憲法などを世界遺産になどという、とぼけた芸人の意見などは片腹痛くなる。)

地球と人類の未来は日本が先頭になって守る、これほど崇高な目標とモチベーションは無いだろう。また、このスローガンはグリーンピースなどの誤った環境原理主義者に悪用されないよう、また過度に日本自ら環境原理主義に陥らないような安全装置も必要かもしれません。

目標やモチベーション無くして国家戦略の構築や国家の振興ができるはずもない、まして経済的な復興もままならないだろう。戦前のスローガン八紘一宇は、有る意味では崇高な理想であったと評価すべきであると、私は感じるのであります。今日において「八紘一宇」を正面から言えるのは芸人の鳥肌実中将ぐらいなもので、口に出してはいけない言葉として扱われる今日日本の現状は、けして正常ではないと思います。

今の日本において必要で、唯一の希望は憲法改正ではないか?憲法を改正することにより、閉塞感を打破し、日本に政治を取り戻し、日本を復活に導き、人類の未来をこの日本人の力によって切り開いていくことが出来ると私は考えます。

<余談>

本日の永田町や霞ヶ関〜丸の内・銀座〜九段といった地域は物々しい警備に固められていました。私と思想は近い筋の方々ですが、国旗を少し派手にフューチャリングしすぎた車で、少々懐メロ調の曲を大音量で流しつつ、正論を少々堂々と連呼されていました。見た目で人を判断してはいけません、彼らが言っていることは正論です。でも言葉に迫力がありすぎて、善良な市民の皆さんは内容を理解する前に、ビビッてしまうのには、少々困ったものです。芸人:鳥肌実中将のテイストを逆にを少しは見習うべきですね。(冗談半分です。)

[[item(http://www.youtube.com/v/2CpcztEOSrs,425,355)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=2CpcztEOSrs 愛国行進曲]

[[item(http://www.youtube.com/v/GVMqmJbvNwQ,425,355)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=GVMqmJbvNwQ 出征兵士を送る歌]

[[item(http://www.youtube.com/v/cXxIBf-yCK0,425,355)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=cXxIBf-yCK0 軍艦行進曲]

[[item(http://www.youtube.com/v/MS12isLjS5w,425,355)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=MS12isLjS5w 加藤隼戦闘隊 -Kato Hayabusa Fighter Wing-]


【鳥肌実公式サイト】
http://www.torihada.com/

[[item(http://www.youtube.com/v/tzGKnlNPBoA,425,355)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=tzGKnlNPBoA 鳥肌実中将 万歳憲法を語る]

私もあの運動車(関係者の方はそう呼ばれます)に乗ってマイクパフォーマンスを是非やってみたいものだとも思うのですが、本気で憲法9条の改正を考える時には、少々趣味を変えられて行動もお控えしていただいたほうがいいのではないかと真剣に思っています。
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/26547840.html  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 憲法3掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。